美大は難しそうっていう状況が今あるらしい。
この手のお悩みって結構いただくんですよね。
そうですね。進路を変更しようと思ってるんだけど遅いのか早いのかっていうのを知りたいみたいな感じのお悩みってあると思うんですけど。
僕こういうお悩みに対して共通して思うのは遅いとか早いっていうのはないと思うんですよね。
どうでもいいというか一般的な基準と比較するっていう意味で他人と比べると早いのか遅いのかってなるかもしれないんですけど。
遅いから辞めるってものでもないじゃないですか。
ちょっと遅いんだったらもう辞めたいっていうんだったら、その程度の気持ちだったらもうならない方がいいんじゃないかなっていうか。
僕はその高生だったんですけど、デザイン系の高生だったんで、美大ではないんですがそれでも普通の大学に編入した後に、
編入っていうか大学じゃないか、普通の高校に行って高校を卒業した後だったかなに高生に入ってきた同級生がいるんですよ僕ね。
その人はだから別にデザインの勉強とか全くしてなかったけどどうしてもデザインがやりたいっていうので、
年が2つ上だったんですけど、同級生として同じ学年でデザインを一緒にそこから学び始めて、
今やっぱり地元では結構活躍してるデザイナーになっているので、
だからその思いがやっぱり強かったんだと思うんですよね。
だから本人その時に、いやもう高校3だから遅いよな、やめようかなとは思わなかったと思うんですよねきっと。
どうしても今からやりたいっていう思いがやっぱり強くて、それで舵を切ってやったってことだと思うので、
だからなんかその遅いか早いかを気にしすぎることにあんまり意味はないというか、
それで遅いからやめようかなって思うんだったらやめたほうがいいかなっていう気がするかなと僕は思いますね。
僕もそう思います。正直まだまだお若いですもんね。僕らの半分以下の年齢なので。
そうですね。おじさんからしたらそこの1年2年って差はないと感じちゃいますけどね。
まあ当時にとっては1年2年が本当に人生のすべてを変えてしまうとやっぱり思ってしまう時期なのかなという気はしますが、
まあ1年2年、長い人生の中で見たら遅いも早いもあんまりないよって。
ないですよね。だって30半ばからデザイナーやりたくてやってらっしゃる方もたくさんいらっしゃると思うので。
いますよ。で、僕なんかも40過ぎてYouTubeに着手して動画始めてるみたいだから、
なんかやるってことに遅いもやっぱり早いもないのかなっていう。
ただそのデザインをやる環境っていうのが今実際ないのかな、あるのかなって思って。
やるっていうのは。
例えばアドビの学生版のアドビが使える環境にいるとかそういうのあるんですかね。
まああれば個人的にいじっていろんなデザインを吸収できるんで、
そういうのをねいじり倒すのが一番いいんだと思うんですけど。
そうですね。今無料体験でトライアルって1ヶ月とかで使えますよね。
だからまずは触ってみるってことでもいいでしょうし、
何回かいろんなところでお話ししてるかもしれないですけど、
アドビのソフトはまともに買うと高くて手が出ないと思うんですが、
いろんなところ経由すると学生価格で、特に学生は無条件で安く買えますんで、
それくらいは頑張ってバイトして貯めて、全然手が出る金額だとは思うので、
まずやってみるってことでもいいのかなという気はしますね。
うん。なのでまずそういった環境を整えてみて、
自分なりにいろいろいじくり倒して、それでデザインもっとやりたいって思ったときに、
その学校だったりとか、本当は直接アルバイトか何かで印刷会社とか、
そういう会社に入っちゃうのが手っ取り早いと思うんですよね、本当は。
お金ももらえて学べるしって。
そういうバイトがうまく見つかれば、一番手っ取り早いですね。
僕も会社員になる前、就職先の会社にバイトで何回か行ってて、その経験が結構生きたなと思って。
いや、本当そうですよ。一番いい経験だと思いますよ、それが。
で、なんかその1年間で何をしたらいいですかっていうことなんですけど、
これは僕はもう本当にデザインに浸りまくるしかないかなっていうことだと思いますね。
見て分析して手を動かす。
本当にこれをやってない人の100倍ぐらいやっておけばいいのかなっていう単純な話なのかなという気がしますね。
そうですね。明確な答えは出ないんですけど。
そうですね。とにかくやらないことには感覚もつかまないし、能力は高まらないから。
そうですね。これをやっとけば一気にデザインの能力が高まりますみたいな魔法とかそういうものはないので。
ないですね。
スポーツみたいな感じで、その筋トレ的なトレーニングを一生懸命やっておけばいいのかなという感じかなと思いますね。
まずアルバイトして、PC買って、アドビ契約して、環境整えていじり倒しましょうって。
そうですね。Windowsでも安いもの。
でも今だいぶ動くと思うので、マシンは。高いマークを買う必要はないですから。
ないですね。
という感じですか、じゃあ。
はい。
そしたらですね、もう1点いっていこうかな。
これもまだデザイナーになる前の方からのご質問なんですけど、独学で今デザインの勉強されていらっしゃる方ということなんですが、
デザインの仕事は結構面白そうだなっていうふうに思う反面ですね。
こういう場合にどうするのかっていうことをいろいろちょっと考えているということです。
特に広告デザインなどのお仕事の際に、商品に対して疑問を抱いてしまう場合、
この商品は高すぎるんじゃないかとか、費用対効果が本当にあるのかとか、
自分の感性で考えると、商品に対してウォーカリスムな価値で疑問が湧いてしまうことはないんですかねっていう話と、
もしそうなった場合にどうやってモチベーションを保って仕事されているんですかっていうことをちょっとお聞きしたいことなんですけど。
この方は学生さんですか?
学生なのかはちょっとわかんないですね。
今デザインを独学で勉強されていらっしゃるということですね。
商品に対して疑問はちょっと、僕もわかるんですよね。
わかりますよね。
わかるんだけど、そこはちょっと僕は目を伏せてますよ、いつも。
そうっすよね。
目を伏せていいとこだけを見るようにしてます、なんとか。
やっぱり正しいことを考えようとか、ちょっと正義感が強い方なのかなっていう感じがするんですけど、
やっぱり、どんな商品にももう完璧じゃないっていうか、どんな優れたものも悪い部分はあるかなという気がするので、
なるべくいいところに豚さんが言うように目を向けるしかないっていうか、
本当に好きになるしかないかなっていう気が逆にしますね。
そうですね。そういう気持ちが沸きそうになったら、もう好きになるしかないっていう。
僕は逆にそういう疑問に思う商品を、僕のデザインでいかに魅力的に立て直すことができるかということをモチベに頑張りますよ、僕だったら。
なるほどっすね。
それいいですね。逆説的な考え方。
本当そうですよ。デザイナーさんの力量はそこに現れると思うので。
そうですね。その過程で嘘をついたりとか、あまりにも古代表現とか大げさにやってしまうのはやってはいけないかなと思うんですけども、
そのいい面を自分なりに発掘してどう表現するかっていうのをやりがいにされるといいかなっていう感じですよね。
あとは本当にその商品に対しての疑問がものすごく湧くっていう感じだったら、
そのプロダクトの開発から関われるようなブランディングデザイナー的な職につけば、
その商品開発のところからひょっとしたら一緒になんか関われたりするっていうこともあるのかもしれないですけどね。
そこまで一貫してできれば。
一番いいのかもしれないですし。
理想な形ですよね、一番。
ただそこからやれるデザイナーっていうのはあまりほとんどいないと思うから、
やっぱりもうお仕事として受けたからには変な話割り切るしかないという。
そうですね。
ちょっとドライな言い方かもしれないけれど、いちいちそれでへこんだりとかはしないかなという気がします。
そうですね。
どうしようかなと悩むことはあるかもしれないですけど、
やっぱり胸を張って進めたくないみたいな気持ちにもあまりならないかなという気はしますかね。
前向きに取り組んで、結果って言っても商品のデザイン、どこの部分のデザインを携わるかわからないですけど、
チラシだったり広告だったりパケしだったりとかあると思うんですけど、
結果的に自分のやったデザインに満足いけるかどうかって、
なんて言ったらいいんだろうな、商品の価値をいかに魅力的に伝えるかもそうなんですけど、
商品といかにマッチしたデザインをちゃんと作れてるかっていうことがすごく大切になってきたときに、
商品のそのウィークポイントすらもちょっと魅力的に変えてしまうようなキャッチを考えちゃったりとか、
そういうアプローチも考えられるしっていうことをどんどん想像を膨らましていって、
お客さんに提案できるような良いデザイナーさんになれたら嬉しいなって思います。
そうですね。その通りだと思います。
価格的に見合ってないみたいなところはちょっとデザイナーが気にする部分じゃないというか、
そうなんですよ。
価格設定は高いか低いかって感じるのはやっぱり人それぞれだと思うので、
自分がそう思うからみんなそうだっていうことでもないのかなという気はしますね。
デザイナーの給頭室。
はい、いかがでしたでしょうか。今週のデザイナーの給頭室、そろそろお別れの時間となりました。
今日は冒頭、枠崎さんとの嬉しいつながりが始まって。
本当感謝ですよ。
そうですね。続けてると思いもよらぬところでやっぱりいろんなつながりっていうのができていくもんだなって思いますね。