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スピーカー 2
クリエイターエコノミーニュース
スピーカー 1
この部屋は、ネット大好き3人が、ネットで活躍するクリエイターやインフルエンサーの話題をやいやい語る部屋である。
どうも、カグアです。
スピーカー 2
あるだよ。
あかしです。
スピーカー 1
今日はね、ちょっと難しい話をしようと思うんだけど。
スピーカー 2
え?大丈夫?
スピーカー 1
うん。私もね、これちょっと整理しきれてないかもしれないので、
もし間違いがあったら、コメントやハッシュタグクリエコなどで指摘してくださると嬉しい。
スピーカー 2
そこまでして取り上げるほどのニュースなのですね。
スピーカー 1
海外の著作権に関する訴訟の話題なんだけど、
ただね、これ結構根が深いし、あと文化的にやっぱり僕たちが考えなくちゃいけないことだなと思ったので、
今日は取り上げようと思う。
スピーカー 2
ハッシュタグクリエコ
スピーカー 1
じゃあまず、これ読んでもらえる?
スピーカー 2
2023年8月13日。
ケクノエッジの記事です。
インターネットアーカイブによる公開と著作権侵害の提訴
スピーカー 2
ソニーら音楽各社、著作権侵害でインターネットアーカイブを提訴。
スピーカー 1
うん。じゃあまずこれを要約するね。
インターネットアーカイブという団体がある。
ここがものすごく昔のレコード、これをデジタルデータにしてネット上に公開してるのね。
で、そのことに対してソニーとか他の音楽業界が著作権侵害で提訴してるということなんだよね。
スピーカー 2
それってそもそも著作権的に大丈夫なの?
詳しい背景が知りたいですね。
スピーカー 1
まずそれぞれの主張なんだけど、ソニーとか音楽団体ってのは当然著作権侵害として訴えてる。
まあそれはそうだよね。
で、一方でインターネットアーカイブという団体なんだけど、
要はこれ、過去の古い作品を保存することに文化的意義があるということで保存して公開してると主張をしている。
スピーカー 2
文化的価値があるって言ってもやっぱり著作権侵害じゃないの?
スピーカー 1
特に海外ではもともとフェアユースという考え方があって、著作物であっても公共の利用にフェア、役立つものであれば認めようという考え方がある。
代表的な例がGoogleの検索エンジン。
あれってほら勝手にいろんなネット上のデータを持ってきて勝手にデータベースに貯め込んでるじゃない?
だけど検索という役立つ仕組みになっているので、まあ認めようということなんだよね。
スピーカー 2
フェアユースってたまに聞きますけど、そういうことなのですね。
スピーカー 1
だから海外では比較的フェアユースとか文化の保存という考え方をもとにしてこういった公開がされていることが多いんだよね。
このインターネットアーカイブという団体は音楽だけでなくネット上のウェブページの保存と公開、それから書籍などの公開もしている。
スピーカー 2
とはいえレコードっていう売り物よね。
スピーカー 1
まあそれはそうなんだよね。ただ今回話題になっているのがSP版というレコードに関するものなんだよね。
SP版。
SP版っていうのは私も知らないんだけど、本当にレコードの初期の頃に出た媒体で1960年にもう生産が終了しているらしいんだよね。
だからその当時のレコードを再生するプレイヤーとか針とかもやっぱり貴重になっているし、そもそも保存をちゃんと保てるのかということも含めてそれをなくしてしまっていいものかということもやっぱりあるんだよね。
例えばある人のブログによるとラフマニーノフさんっていう有名な作曲家の方がいて、その方がピアノでものすごく繊細にご自身ご本人が弾いている音源なんかもレコードになっていて、それをやっぱり公開されている。
ただそれが著作権侵害ということで非公開になってしまうともう永遠に聞けなくなる可能性があるという意見もある。
スピーカー 2
確かに貴重な音源が世の中から消えてしまうとしたら悲しいですね。
140年以上著作権保護の法案
スピーカー 1
さらにこの問題を根深くしているのがこちら。
スピーカー 2
2018年9月20日。ちょっと古いですか?ギガジンの記事です。古い楽曲を140年以上も保護する著作権法案がアメリカ上院を通過。
スピーカー 1
そう、著作権って作者の死後70年っていう認識が広がっていると思うんだけど、実はこの法案によって140年以上も保護するっていう状態が起きちゃってるんだよね。
スピーカー 2
なんか特別扱い感がすごいわね。
スピーカー 1
具体的には1970年以前の一部の音楽に対して2067年まで著作権保護を与えると。
そしてさらにインターネットアーカイブはそうした過去の文化的な資産的価値を持つ書籍の貸し出し、デジタルの貸し出しというのもやっていて、
ただそれがどうやら提訴されているんだが、こちらはもう敗訴がほぼほぼ確定しているという形なんだよね。
スピーカー 2
法律的にも世間の風向き的にもインターネットアーカイブは敗色濃厚ですね。
スピーカー 1
なので理屈から言うと今回の件もソニーとか音楽団体が焦燥するのは間違いないと。
スピーカー 2
ちょっと寂しい気もするわね。みんなが喜べるようになったらいいのに。
スピーカー 1
で、一時ソース聞いてみた。
いやーなんかね、これはなんかあの理屈はわかるんだけど、これが非公開になったとしたならば、どこで聞けばいいのっていう気持ちは確かに湧いてきた。
実際日本人に馴染みのある曲もある。少しだけ引用してみよう。
どう?これって音源としてものすごく綺麗かっていうとそんなことないじゃない?プチプチ音が入っていたりノイズが入っていたり。
音質としては本当に再生できていることに価値があるっていう程度じゃない?言い方悪いけど。
だけどもはやその SP 版というレコードが再生さえもしづらい環境になっているということを考えると、
んーなんかね、ちょっともやもやするとこはあるなと正直思った。
しかもなぜかこの古い楽曲が140年間保護されるというところもなんかちょっとね特別扱い感があるよね。
音楽ってその作詞作曲それから演奏、公開、販布いろんな権利が絡んで権利処理が難しいものの一つだけど、
それでもね、古の人たちの大事な文化をどう継承するかっていうところはやっぱりね課題としては残る気がするんだよね。
なので世界では一部こういう動きもあるということで著作権に関して考えるきっかけの一つになればいいなと思って、
今日は私自身の情報の整理も含めて取り上げてみた。皆さんの意見をぜひコメントやハッシュタグクリエコで教えてほしい。
スピーカー 2
珍しく勉強になったわね。今後もこの調子で頑張りたまえよ。香川さん。
お前はその上から目線を控えた方がいいぞ。
クリエイターエコノミーニュース。
スピーカー 1
はいというわけでアフタートークです。今日は久しぶりに私そうめんを作りました。
そうめんってほらすぐできるから手軽でいいじゃないですか。
で、ふんふんふんって気持ちよく1分半とか茹でてね。
で、ざるに出すわけですよ。
そうしたらなんとびっくり。ざるがですね、微妙にそうめんの麺だけが通るぐらいの細さで、
いやーこれわからんよと思って。
ザバーッと開けたらザバーッと麺がドゥワーッと出てきて。
やばいやばいと慌てて元に戻したんだけど、
いやー確かにいつも家族が出してるざるとは違うざるだったなって後から気づいたんだけど、
一見するとほぼほぼ同じような細さにしか見えないからやってしまったということでバタバタしておりました。
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最近久しぶりにレターセットというものを買いました。
手書きの手紙いいもんですよね。
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というわけでまた明日もこの部屋で待ってるぜ。
スピーカー 2
ではではバイバイ。