1. Cra出しRADIO 工芸とカルチャー
  2. S1 ep24 歌舞伎・日本画・仏教..
2022-08-09 48:14

S1 ep24 歌舞伎・日本画・仏教伝来 有体に言えばただの脱線 夏の雑談編(前編)

spotify apple_podcasts

時に脱線しながらも工芸の話をするはずのポッドキャストが、メインテーマを決めずに話し出すと見事に脱線だけで終わるというサンプルとしての完全な雑談回。一応、歌舞伎とか日本画とか仏像の話をしてるといえばしてる?それにしても問題発言多めです。

今回の話題:
難しいこと、わからないものに興味が湧く/好きなものはあまり変わらない?/ぼーっと生きてる人/ゴール設定を自分で決められる人/30年後の社会を考える/今から30年前に何が行われてたかってことの方が大事?/自分が何面白いと思ってるか/2度目の歌舞伎を見た/タイトル忘れちゃった(新作歌舞伎舞踊『瑠璃光』)/meme nippon project /シンプルなストーリー/奈良の薬師寺でプロジェクションマッピングなどのデジタル技術と歌舞伎を融合/薬師寺・食堂(じきどう)仏教伝来のストーリーを伝える日本画/唐招提寺など仏教伝来的なことで語られやすい地域/シルクロードの絵が書かれた青い部屋(玄奘三蔵院伽藍 平山郁夫作の壁画)/日本画ってペタッとしてる/スーパーフラット/スピーカーの配置とか映像の段取りとかに気を取られてしまう職業病/演出技術は役者の演技のためにあってほしい/アンプリファイするとリアリティがなくなる現象/スーパーサイヤ人のルーツ、新薬師寺の毘羯羅(ビギャラ)大将/漫画の表現至上主義/サモトラケのニケの翼の位置は解剖学的に間違ってる?/シルクロードの終点のしての平城京/近鉄の窓から見えるただの原っぱ/レンタサイクルでただの原っぱに行く暇な人

meme nippon project
https://meme-nippon-project.jp/

薬師寺
https://yakushiji.or.jp/

新薬師寺の十二神将
http://www.shinyakushiji.or.jp/junisinsho/

ConCraプロジェクトの詳しいコンセプトは公式サイトへ。
https://concra.jp

そしてここに掲げているコンセプトのもと、実際にモノを作っていこう人が集まるオンラインコミュニティであり実験場 ConCra Collective(コンクラコレクティブ)が2022年3月1日にオープンしました!
興味のある方はぜひお気軽に参加してください。
https://basic.motion-gallery.net/community/concra/

#concra(twitter)で感想、質問、リクエストなどお待ちしています!

パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

00:01
CRA出しRADIOは、使わなくなった大切なものを、様々な工芸技術で生まれ変わらせるコレクティブ、コンクラのメンバーが、
分かりたいけど勉強しにくい工芸について、見たり調べたり、作り手の話を聞いて、時に脱線しながら、みんなさんと一緒に考えていく番組です。
コンクラのしほです。
岩田です。
グミです。
はい、あの、みなさん、前回の、あのすごく私が、なんか、めちゃめちゃ楽しかった、
リスト回の、あの、木下坊さんの、はい、今噛みました。
あの、編集してたら、あの、しほさんの歯形の方が、野島さんの歯形よりも、
喋ってる部分が多いっていうね。
後半の方とか。
あ、そういうのもあるんだ。
乗ってたってことですね。
そうそう、歯形見てると、こう、しほさんがいかに乗ってるかっていうのがめっちゃわかるっていう。
もうなんか、頭の中がスパークして、こう、オーダーしたい靴のイメージがもうどんどん出ちゃって、
そうすると止まんないんですよね。
本当に、なんだろうな、なんか、面白かったのが、分解してわかったんだけど、
すごい難しすぎて、だから余計やり、なんか靴が作りたくなったっていうところが、
個人的にすごい、なんかわかるなぁと思っちゃって。
なんかイラッと来たっていうのがなんかいいなって。
そうそう、わかんないからイラッと来るからやり、
余計その道をやってみたいと思うっていう、なんかそういう感覚がなんか、
私がバイオテクノロジーに対して思ったことに近いとか思ってしまって。
なんかやっぱ分からないものとか、分かりづらいものとか、
あと分かり合えないとかなると、無性にそっちになんかこう、
興味が強くなっちゃうみたいなのが、多分似てるとか思って、
そっからなんか私の何かこう、頭スパークしてしまったっていう。
全然その、あれなんですよね、京都に行こうとしてた時に、
自分に結局菊花坊さんのお伺いするタイミングも取れず、
ちょっと次回はちょっとまた時間取りたいなと思って。
そうですね。
僕なんかあの、なんていうか、だらだら生きてきたんで。
03:04
野島さん、あと、須藤さんのお話なんかもそうなんですけど、
なんかこうあるタイミングでもうこの道に行くって決めて、
そこに突き進んでいく人の話って、
自分の中にそういう要素が全然ないので、面白いなと思って。
僕だから志穂さんと逆で、僕の中に全然ない感じ。
何でしょうね、なんか私それたまに、
アーティストですとか言うと、それをよく聞かれるんですよ。
いつぐらいからアーティストになりたいと思ったんですか?
とか聞かれるんですけど、
いやもう気づいたらとしか言いようがないっていうのがあるから、
僕の視点が何かわからないっていう。
何かいつって聞かれてもみたいな。
幼稚園の時にもうアーティストって、
アーティストって言葉はわからなかったけど、
何か絵描きになりたいとか書いてあって、
幼稚園のあの卒業アルバムの後ろにもう、
すでにもう5歳児で決めてるから、
何かいつって言われても、何だったっけみたいな感じなんですよね。
好きなものってあんまり実は変わんないんじゃね?っていうのはありますよね。
子供の時から実は。
でも野島さんの場合は何かこう、
好きなものがあったかどうかっていうよりは、
とりあえず剣道だったわけですけど、
多分5歳で剣道を始めた時に、
制服使って名乗るっていうことは何か多分想像できてなかったんだろうな。
そうなんだよ。だからその好きなことがさ、
言葉選ばず言うと挫折しちゃって、
すごい多分苦しかったんだと思う。苦しいと思うし、
やっぱり私そこはほらアーティストって何歳でもずっと続けられて、
工芸家も頑張ろうと思った体力の問題ももちろんあるけれど、
なんかスポーツ選手とはちょっと違うじゃん。
アスリートってやっぱり、
選手生命がね。
短いでしょ。やっぱり手を使う人たちっていうか何だろう。
走り続けるわけでもないからさ。
ある程度もちろん体力いるけど、
なんかやっぱりそれだと違うんだなっていうのはちょっとやっぱり、
そのマインドセットを最初に持っている方っていうのはちょっとやっぱり違うなって思いました。
僕はどっちかというと岩田さん寄りなんですけど、
06:02
NHKの、
ちこちゃんっていうキャラクターの
ぼーっと生きてんじゃねーよっていうセリフあるんですけど、
あれなんか乗っかれないなって思ってたのは、
自分に言われてる感じがしてたぶん嫌だったんだと思うんですよね。
ぼーっと生きてたんだろうなっていうのを、
もう認めざるを得ないっていう感じがすごいありますね。
2人がそう思うのもすごい私、
全然ぼーっとしてないじゃんって逆に思うんですけどね。
なんかいろいろ大変じゃないですか。
働いたり受験頑張ったりとか、
大学入るのにデッサン頑張ってて全然ぼーっとしてないし、
そう考えると大学受験とかそういうのを回避してる私の方が、
まだ全然。
あれなんですよ、たぶんね。
野島さんの靴を選ぶときに、
ファッションのデザイナーか、
家具屋さんか靴か、ちょっと忘れましたけど、
4択か何かのうちのどれかっていうときに、
一番難しそうな靴を選んだ。
人がいなさそうな靴を選んだっていうお話がありましたけど、
そういうふうに自分の中の課題設定というか、
自分のゴールを決められないって感じなんですよ。
だから受験とか例えば就職とかって、
もうある程度レールに乗っかってた上で頑張るっていうとかあるじゃないですか。
そういう意味なんだ、ぼーっとしてる。
だからその中では確かに頑張ってるとかは自分でありますけど、
でもあくまでその一番最初の目標設定を自分でしてないっていうところの違いが、
だから須藤さんとか松尾さんも含めて、
野島さんとかのお話聞いてるとおもろいなって思うんですよね。
すげーなと思って。
私でもお二人ね、海君も野島さんもぼーっとしてるように全く見えないし、
今までのゲスト会の話とかも聞いてても、
ぼーっとしてる気が全くしないんですよ。
あまりみんなに差がわかんないというか。
なんでかっていうと常に何だかんだ言って悩んで進路決めているし、
逆に私みたいに疑いもなくアーティストになっている方がぼーっとしてないかって思うっていう。
何の疑いも持たないっていうのは大丈夫なんだろうかっていう逆の視点はあるんです。
09:08
疑いとか好奇心とかを持とうとすると壮大な宇宙クラスになっちゃうのを、
持ってていいんだっけみたいなのはあるんだろうなって思います。
それが親からの、親がやってたから引き継ぎましたみたいな、あるじゃないですか。
うち実際に家族でそういう、姉と兄が父親の仕事を引き継いでるっていうわけじゃないけど、
同じ職業をやってるんですよ。
2人目の姉と私が全然違うことをやってるっていう。
2人とも芸術家なんですけど。
やっぱり親がやってるからっていうふうに選ぶっていうのって、ある意味選択肢としてはかなり狭い選択肢かなと思うんだけど、
ちょっと気のふと寝る前に考えたことがあって、
父親が戦争終わって18だったんですよ、ちょうど。
ラッキーだったんですよね。
もう1年早く生まれたら結構やばかったっていうか、すごいところに送り込まれてたかもしれないんですけど。
陸軍師官学校行ってたんで、かなり戦争にやる気満々だったっていう。
官部候補ってことですよね。
なんて言ったらいいんだろう。
あの学校とかそういうところですか。
本当に多分、戦争のために命を捧げる気満々だったと思うんですよ。
戦争行きたくちゃしょうがなかったはずなんですよね。
でも18でここぞっていうときに、卒業でこれからってときに戦争終わっちゃって、喪失感が半端なかったっていうのは聞いたことあって。
そんなときにいきなり、じゃあ戦争終わったけど、俺何すればっていうのをぶち当たったらしいんですよ。
そのときにたまたま家庭教師に入ってくれた近所のお兄さんが、歯医者なんていいんじゃないって言ったらしいんですよね。
なんでかっていうと、お医者さんは今までその戦争中は、お医者さんになると人の命を助けることっていうのはすごく使命としてあるけれど、
これからはそんなにたくさん戦争中みたいな人死ぬわけじゃないから、歯の時代が来るかもしれないっていうことを教えてくれたって。
何の疑いもなく、他の人がやってないことをやることはいいことだぞって父親に言われたから、そうかもって。
12:08
30年後を考えなさいって言われて、じゃあ戦争が全く終わって平和になった日本で、30年後にどんなものが必要なのかなと思ったら歯っていうのもあり得るかもみたいな、全く興味なかったんだけど。
いきなり受験しなきゃいけなくなって、大学受験もちろんしてないわけじゃないですか。戦争に行くことしかやってないから。
ただたまたま物理が得意だったから、橋のエンジニアになる予定だったんですよ。
橋って大事で、戦争中で。だから設計とかを担当してたから、それだけはすごい成績良かったから、それで入れたって言ってて、後のことは全くほぼ0点に近いみたいなことを言ってて。
悔しかったからもう勉強して、大学入ってから、お前こんなのもできないのかみたいなバカにされたからもう勉強したみたいなことを言ってたけど、
その時に30年先のことを考えろって、今の時代で30年って結構先だよなと思って。
お父さんの時の戦後30年と今の我々の30年って時間スパンが全然違うじゃないですか。
みんな未来考えてくださいって、私すごいそういう仕事の依頼が多いんですけど、ちょっと待てよと。
未来未来って言うけれど、大事なのって、今から30年前に何が行われてたかってことを考える方が、実は大事なんじゃねえって昨日の夜気づいたんですよ、今さら。
自分の人生振り返っても。
だから、工芸師になるぞっていきなり突然朝起きて思うことじゃないじゃないですか。
自分がそれまでにどんなものが好きだったのかっていうことが結構つながってて、40歳だったら30年間ぐらい振り返ると何が好きだったっけっていうので、
その次の30年が決まるわけだから、過去も未来も何も関係ないっていうか、そういうのがある意味。
今決める、ぼーっとしてるっていうふうに思うポイントっていうのは、
常に自分が何をワクワクして面白いと思ってるかっていうのを振り返って、
その次の30年は何をするべきかって、すごく想像力を沸かせられるかどうかっていうことなんじゃないかなって思ったんですよ。
15:08
ちょっと話長くなっちゃったんですけど。
だからそういう意味ではコンクラとかの、我々がそういったストーリーとか大事にしたいと思っているものっていうのって、
それまで私たちが30年前振り返ってみて大事にしたいものと実はつながってるから、こういうコンクラみたいなことをやりたいと思ってるはずだし、
たぶん今から30年後もあまりそこは変わらないと思うんですよ。
そうですよね。
だからそういったお二人に、最近何を見て面白いってか、絶対ずっと面白いと思って、興味持っていることつながってると思うんですけど、
何か最近近況聞きたいななんてちょっと思ったんですけど。
僕ですかね。
犬王の回の時に、じゃあ脳とか猿学の話をしようか、何でかって言ったら、
こないだ歌舞伎見たけど、ちょっと初めて見たし、何も初めて見たっていう感想以外がないなって思ってたんだけど、
こないだ奈良で2回目の歌舞伎を見ましたっていうのが近況といえば近況なんですけど、
タイトル忘れちゃったんですけど。
忘れたの?それこそやっぱぼーっとしてるじゃん。
ぼーっとしてますよね。
ストーリーは覚えてるんですよ。何でかって言うとすごい単純なので、
だいたい源氏の勇者とかが出てきて、それで何か悪と戦って1回負けて、
神様の力を借りてスパヤスサヤ人みたいなキャラクターが登場するっていう、
それで倒すみたいなそういう話なんで、別にストーリーとかは覚えてるし、
たてつけを言った方がいいですよね。
一応、新作なんですよね、その歌舞伎って。
ルリ、日本語が読めない。
ルリ、光。ルリ、色のルリに光で、何て読むんだろうこれ。
読めないんですけど。
漢字読めない問題だよね。
18:00
漢字読めない問題。
奈良ですか?
奈良のやつ、はい。
それってMEME日本プロジェクトっていうやつの第一章で薬師寺でやってたんですけど、
薬師寺光、経や祈りっていうタイトルだったかなっていうイベントで、
歌舞伎と一緒にお祈りをみんなでしましょうみたいなイベントだったんですよね。
そうですね。デジタル技術とかもふんだんに使っていて。
そうそう。中村志藤さん、それから沢村邦也さんっていう方が出演されてて、
他にももちろん出演者いるんですけど、
そこにプロジェクションマッピングが薬師寺の本堂にされてて、
結構大きい。
瑠璃甲ですね。
瑠璃甲というんですね。
オープンエアだし、そこにプロジェクションマッピングがバーンってしちゃって、
結構音響もスピーカーとかすごいしっかりしてて。
PAだね。
すごいテクニカル的にはしっかり作られてて、
ワウさんっていう東京に、仙台本堂に拠点を持ってるクリエイティブチームっていうか、
結構大きな会社だと思うんですけど、やってるというところだったんです。
あともう一つインスタレーションもあって、
えばらくんっていう、See By Your Earsっていうことをやってるアーティストが、
サウンドアーティストの方なんですよね。
それが結構、たった2晩しかやらないイベントなのに、
かなりしっかり作り込んでて、光と音響っていうのが、
まるでストーリーテーリングをしているかのように、
だいたい食堂って読んでたっけ、今ウェブサイト見直してるんですけど、
実は直堂って読むってことですよね。
直堂って読むんだ。
初めて今知りました。食堂って読んでた。
読んじゃうよね。
なんで食堂でやるんだ。
お寺そのまんまだから。
食堂って何とかってすごい私思ってたんだけど。
確かにスタッフの弁当置いてあったけど、
そういうことではないんだろうなって。
そういうことじゃないんだね。
普通にレストランなのかと思っちゃった。
もともとお寺の中で。
お寺の中でみんなで何か食べるとこがそこなのかなみたいな。
21:03
お寺とか置いてあるしね。
そうなんですよ。
一応壁に何枚もたくさんの14枚の絵がバーって書いてあって、
そこに見てると確かに日本にどうやって仏教が流れてきたかみたいなことを
伝えているんであろうっていう日本画が書いてあって、
すごく綺麗なんですよね、その日本画が。
ちょっとなんか私ふと漫画っぽいなと思って見てて、
なんか漫画のこのコマ絵みたいな感じで。
それで光とやってたっていうのがイベントのだいたいの、
みんなで灯篭みたいな、祈り用紙コップみたいなやつの灯篭に書いて、
名前書いて、それがインスタレーションとしてまた置かれてるみたいなやつでした。
でももったいない。たった2日しかやんなかったから。
すぐそこにやっぱり東正大寺とかがあって、
中国の元人っていうお坊さんが何回も失敗したけど頑張って仏教伝えに来たとか、
仏教伝来的なことで語られやすいですよね、あの辺のお寺とかって。
そういうことか。
確かにすごい、本堂のもう一個日本画がすごく書いてある、
青い部屋があったんですけど、青い絵がいっぱいあったんですけど、
それもやっぱり多分どうやって仏教伝来したかみたいなのを彷彿させる、
シルクロードみたいなやつの絵が書いてあって。
平山育夫さんの壁画のやつですよね。
もうありました、確かに。
そうそう、それもありました。
それ別、だから直堂の中じゃなくて、その別の建物なんですけど、
やっぱりそれもラピスラズリか何かを削って、
天井すごい真っ青に綺麗にやってるんですけど、
なんか私、やっぱりこれT3なんないかな、大丈夫かな。
日本画ってどうしてこんなに何でもペタってなるんだろうとか言って。
だから日本画はやっぱりペタっとした絵なんですよ。
スーパーフラットって言われてるぐらい。
そうなの、だからそういうことを知らずに見るとあんまりうまく見えないっていう、
不思議な感覚に苛まれちゃって。
何だろう、ザ日本画みたいな風に書いてもらえると、
あー日本画かーって見るんだけど洋風に書いてるのにペタっとしてるから、
この人絵うまいの?とかちょっともやもやしてしまったんだけど。
24:02
いいですね、その無邪気さいいですね。
この人うまいのかな?
知らないで見たら奥行きもないのに洋風な感じのパースで描くから、
何だろうって思わなかった。
通し図法とか使ってほしくなかったぐらいの感じ。
何だろうってちょっともやもやしちゃって。
で有名な画家ですって言われてもみたいな、
ラピスラズリとかもったいなとか思って見てしまった。
まあそういう個人の感想ですね。
はい、個人の感想です。
うまいのにラピスラズリもったいなって言ったら、
青がトレードマークの。
すごいめちゃくちゃ誇られるようなことを言って。
日本画の青ってすごい高いんですよ。
コバルトとかなんかで。
擁護するわけじゃないんですけど、
でも生物見たからでもそうか。
日本画って印刷物で見てもあんまり意味がなくて、
あらゆる岩とかいろんな素材をにかわで解いた感じで、
ちょっと角度を変えたら色が違って見えたりとか、
深い青だったりとかするんで、
パースが合ってないものでもないというか。
別にパースがおかしいわけじゃないから、
余計気持ち悪かったのかもしれない。
ヘタ馬に見えちゃうっていう。
パースが変って言うと、
例えばイタリアの昔の初期の宗教があって、
なんか変じゃん。パースもちょっと。
そういう感じでもないし、
ある程度トレーニングされた感じが見えちゃうんだけど、
その場合にはもうちょっとやりようがあるんじゃないかみたいな。
ちょっと平山役の方にその辺にしておきましょうか。
ちょっと本ちゃんの歌舞伎の話に戻ると。
カットしないで。
全然ヤバイくはないと思うんだけど、
もともと話したいのは歌舞伎だったという意味で言うと、
平山役の方にちょっと脇に置いておいてっていう感じですけど、
プロジェクションがあったり、
歌舞伎でも能でもそうですけど、
客席をふところ側から結構伸びる道みたいなのがあると思うんですけど、
舞台に続く。
ああいうのもちゃんと仮設で作ってあって、
27:02
いわゆる振付の歌舞伎的演出の醍醐味みたいなのがすごいあって。
僕はその時やっぱり思ったんですけど、
仕事上ありとあらゆるサウンドインスタレーション、
スピーカーの配置だったりとか、
映像とかインタラクションっていうのを、
どっちかというとガッツリとってきてしまった人なので、
歌舞伎をこれから見るぞっていう時に、
負荷情報が僕の先入観をガチャガチャにぎやかして邪魔せんかなっていうのを、
なんとなくちょっとそわそわして見てたっていうところがすごい正直なところなんですけど、
それが一番演者の役者に最終的に目がいったっていうところで、
やっぱりすべての技法とか技術とかが演技とかそういうものを演出するためのものであってほしいっていう、
僕はあってほしいっていうこともないんですけど、
そういう演出の見え方としてすごい良かったなというのが感想でした。
確かに変な癖がやっぱり私にもあって、
どっかにしたギミックがあるんじゃないかみたいな、
例えば音響の中で本当に全部ライブなのかとか、
どっかに何か録音を使っているんじゃないかとか、
やっぱり思って見てしまう変な癖がある。
昭知くんの東銀座で見たときのキャラクターで腹出しっていう人がいたんですけど、
おっちゃんで中年バレでバーンっていう、
で、出たお腹がフェルトみたいなところにパン屋とかを入れて、
普通のぬいぐるみたいな手法で作ってるわけなんですけど、
そこのリアリティって別にストーリー的にも演出的にもどうでもいいというか、
そういうキャラが終わりますみたいな感じなんで、
全ては舞台装置だったり小物だったりっていうのは演出をただしているだけで、
その辺のリアリティみたいなのは重要かもしれないけど重要でもないかもしれない。
たぶんでも、僕らが思っている以上にすごい大変だと思うんですよね。
いわゆる、なんて言うんでしょうね。
みんなが想像しやすい、髪がすっげえ長いものを振り回す、なんかあると思うんですけど。
四肢舞的な。
30:01
あれが青と白の戦いみたいな感じになって、
二人の鬼とスーパーサイヤ人みたいなのが、
ちょっと他の言い方を思いつきたいですよね。振り回しながら戦っているんですけど、
プロジェクションで青と白が戦っているような感じが後ろでプロジェクションしているんですけど、
そのどっちが勝つっていう場合とかって演者次第でタイミングとか。
なので、あそこは結構オペで現場合わせしているんじゃないかなみたいなのをちょっと思いましたけどね。
いつその戦いが決着つくかみたいなのって、
正確に尺で測ってそれを映像で撮っておいてポン出しっていうことでもうまくいかないんじゃないかなと思ったりとかしながら。
そんな細かい話してもしょうがないですね。
完全に職業病ですよね。
もっと素直な心で見ることができないのかみたいな。
結局、本当は舞台装置の技術とかじゃなくて、
一番大事なのは歌舞伎のストーリーであり、演者の演技でありっていうはず。
それを楽しみに行ったけど、もう職業病が出てしまってどうしても技術面でどういう打ち合わせになってるかとかそういうところが気になっちゃったっていう。
気になっちゃったってオチですね。
そっちに私持ってかれちゃってるから。
あともう一つそれが理由が、主演の中村志藤さん以外は演出上セリフがなかったんですよね。
一回招致区で見たときは、皆さんがいろんなふし回しで、それが個性とかではあって、そういうことではなかったので、
余計つったら変だけど、会話のやりとりを楽しんでたまに笑ったりするようなマインドセットでもなかった。
ライブ感がちょっと逆になかったなっていうのが生じがあって、
他の部分録音なんじゃね?とか言ってひどい。
ただ、志藤さんの座ってる角度から見れず、ちゃんと演奏者は生でやってて、それがアンプリファイされてて、
素晴らしい演奏の腕のカタカタなので、それもオケに聞こえてしまったっていう。
アンプリファイしすぎちゃって、外だからしょうがないんですよ。アンプリファイするしかないから。
でもアンプリファイすると、急にリアリティが逆になくなる現象っていうのは起きて。
ありますあります。難しいですよね。
これコンサートあるあるなんですかね?ライブコンサート。
33:01
野外ライブコンサートのなんか。
私たちの席がしかも一番ほぼ後ろから2番目くらいの勢いだったから、余計そういう風に聞こえちゃうんだよね。
後ろ側にあるPAのスピーカーがある意味すごい良い位置に入ってきやすいやつなんで。
音を聞くにはいい場所だったっていう。
すごい良い場所なんですけど。
こんな話しとっていいんかなっていう。
技術はストーリーのためにあってほしいっていう。そう思いましたっていう緊急報告だったんですけど。
まあ難しいですね。見る人が見たらその技術のことなんか抜きにのめり込めたかもしれない。
僕が同じ場所に合わせたら多分違う見方をしてただろうし。
そうそうそう。
その通りだと思います。
そうなんですよ。
やっぱり客層の方とかを観察しててもすごい、やっぱりずっと指導さんとか役者さんとかを追ってここまで来られてるような歌舞伎のファンの方もお見受けしたんで。
そういう人らはこういう演出でこういう感じで今日はまた違った楽しみ方ができたなっていうようなそんな感じだと思うんですよ。
そうですね。なんかやっぱ新作だったよねっていうコメントをちらほらネット上でも見てるし。
あとやっぱりそのプロジェクションマッピングでしかも野外でやるっていうことがすごい新しい試みであったっていうのはやっぱり前から見てた人にしてみたらああいう演出は良かったっていう風な感想の方が多いから。
私たちからしてみたらプロジェクションマッピングかみたいな見慣れた世界って感じで逆に私たちの方が少数派だと思うんですよ。
そうですよね。だから逆に言うとありとあらゆる演出技術っていうのを発露の場所として可能性を与えるっていう歌舞伎の懐の深さというか可能性も感じるっていう。
そこで私もハッとしたんですよ。だから今まで歌舞伎ってすごいザ・伝統って勝手にイメージで昔からやってる演目をただひたすら何十年何百年でこう先続けていくんだろうって思ってたけど、
なんか最近思ったらナウシカやってたりとか初音ミクもやりますとか言ってくるのあるじゃないですか。あれ?って思い出して、あれ待って、今の現代の話も結構あるぞとか、こうやって新作だって言って全然こう。
ストーリー的には、まあ確かにスーパーサイヤ人vsヒーローみたいなストーリーは昔からあるやつをなぞってはいるけど、プロジェクションマッピングとかで演出で新しい試みを試すっていう、そういう歌舞伎ってなんだろうな、現代の生きているそのものを昔の手法も取り入れながら表現していくっていうのが歌舞伎なんだっていうのがなんとなく最近わかってきた感じ。
36:27
僕それで、一応当てずっぽうにスーパーサイヤ人って言ってたっていうことではないエピソード1個だけ思い出したんだけど、ナラで。
薬師寺だったんですけど、ちょっとナラ市のほうに新薬師寺っていうのがあるんですけど、そこにやっぱり古い十二神像っていうすごい雄壮な武闘派の人たちが十二体ある彫刻があるんですけど、
ナラ時代の頃の造形の特徴みたいなので、結構ドラゴンボールを感じさせるんですよね。髪の毛が本当にスーパーサイヤ人みたいなんですよ。
それってあれじゃないですか。鎌倉時代の雲景とか海景とかじゃなくて、ナラ時代。
確かに雲景とか海景の感じはわりかしあれなんですけど、みんなが謎のドラゴンボールの得意な木っていうのがありますよね。
木をビジブルにしようってなった時に、後ろにオーラみたいな。ああいうのとかが結構こういう風に表現するのかなと。
新薬師寺の鎌倉大将とかが結構わりかしわかりやすく、やっぱナラ時代って書いてありますね。国宝一部として。結構スーパーサイヤ人なんですよね。
それを一応当てずっぽうに言ったのではないという共有だけちょっとしていて。
ちょっとその辺はアーティスティックディレクターやられた谷川純二さんに質問をしたいところでもあるんですけど。
大将さんはどうですかこれとか。ナラ時代。天平の時代だから完全に。
確かにスーパーサイヤ人ですね。美ギャラ大将。
39:04
今ラジオなんで、今画像を見せてもらったんですよね。
みんな新薬師寺のホームページを見てねっていう話ですけど。
とりあえず美ギャラ大将で検索してもらったら出てくるんじゃないですか。
確かにスーパーサイヤ人というか漫画っぽいんだよね仏像っていうのは。
漫画っぽいですよね。
漫画自体がそもそも仏像の無理なポーズとかそこ絶対筋肉割れないでしょみたいな。
シックスパック絶対そこなんないでしょみたいなのもあるじゃん。
解剖学無視してますからね。
でも漫画の世界ってそういうとこあるじゃん。
表現史上主義みたいな。
雰囲気とか勢いを絵で感じられればそっちを優先するみたいな。
でも確かにある美大でキャラクターデザイン学科でデッサンを教えている
芸妖解剖学科の方の話をすると難しい。
だから嘘ついてもいいところとダメなところの壺がきっとあるんだろうなと思うんですけど
その人にサモトラ家の2軒の翼の位置ってあそこでいいんですかっていうアホな質問をしたことがあったんですけど
あれじゃ全然飛べないですねっていうふうに
即答で返ってきた芸妖解剖学科はすごいなと思いました。
飛べる飛べないで言うと飛べないっていうやつだよね。
飛ぼうとすると位置が違う。
でもそれってアヒルだけも飛べないじゃない?
だからもしかしたら飛ぶことを進化的に諦める途中だったんじゃないの?
もともと羽があった、シーン止めてたけど人間のほうにマージしてた時代みたいな。
羽は装飾になっちゃったみたいな。
こんな話していっていいのかな。緊急報告で前半終わっちゃいそうな。
これはもう初めての完全な雑談会みたいな。
完全な雑談会。
ぐっちゃぐちゃですからね話題。
どうやってこれ編集されるんだろうか。
いやもうほぼ全部。
緊急報告っていう。
私のディスリー、日本画家のディスリーはカットしてください。
そうですか。いいと思うけど。
いやあれは平山栄光さんの個人の感想ですがすごくいいと思います。
いや絶対いいと思いますよ。
日本画家、日本がやってるやつ、お前に何がわかるって。
これでも平山栄光さんだけじゃなくて、アート界のあの王様裸ですよねっていう人の存在って結構重要じゃないですか。
42:09
そんなつもりで言ったわけじゃないんだよ。
ごめん俺の言い方が変だ。
それはウミさんの今の発言の方がまずいと思う。
本当の発言の方がまずい。
私平山さんがどんな有名か知らんもんそもそも。
有名な方ですよねって。
なんで有名になるって思ったぐらいの。
ごめんなさい僕のがやばいわ。
ただ振り返って思うと日本画をシルクロードなんで書くネタにしてるのかっていうのは不思議だなと思いながら
いや待って仏教っていうコンテキストで見ると納得なんだけどってところで私すごい困惑してるんですよ。
ちなみに平山育夫っていう個人のことで言うと仏教伝来っていう作品で日展やったか陰展やったかで最初に1960何年かに賞を取ってて
だから仏教っていうテーマは
もともとだから幼少期に広島で被爆してて
燃える広島の街の奥に不動明王が立ってるみたいな絵とかも書いたりしてますけど
そういう仏教への興味から晩年っていうか
後半戦にそれこそシリアとか今はもういろいろ壊されてしまった仏像とかも含めて
シルクロードを全部踏破しながら絵を描いてたっていうシリーズを描いた人ですよね
だからその中で薬師寺の王道僕も見に行ったことないんですけど
本当に最晩年の集大成的な
だからシルクロードの奈良時代の奈良が終点であったっていうところって結構でかいと思うんですよね
何千キロもあったシルクロードの終点が奈良で
僕本当それが見たいだけでただの草っ腹の平城級跡が見たくてレンターサイクルに行ったんですよ
ただの腹っ端なんですけど
本当にただの腹っ端
ただの腹っ端をここがシルクロードの終点だったって思いたいがゆえに
それをサウンドインスタレーションやってたエンジニアの人が
近鉄の窓から見れるものなんでわざわざって言われちゃったんですけど
自転車で何分かかったっけ
京都から30分もないぐらいじゃないですか
暑かった
暑かったし
時期的に近くで元首相が撃たれたりとか
45:02
そういう直後だったんで
ちょっと笑い事じゃないにしても
なんですけど何で吹いてしまったかというと
暑いから喫茶店に降りたいって私お願いして
途中で自転車降りて喫茶店寄ってアイスコーヒー飲んだんですよ
お金払う時にウミ君がオーナーさんらしきおじさんから
安倍首相の事件の現場を見に来たんですかって聞かれたらしいですね
私の場にいなかったんだけど
東京からですかみたいなやりとりして
安倍さんのあれ見に来たんですかとかって言われて
いやじゃないなとかって思いつつ
その後なんか現場で落ちてた石ころとかが
メルカリで売られてて完売したというニュースを聞いた時に
そういう人もおるんかっていう
そういう需要と供給
そういう仕入れと販売があるんだっていうのも後々知りました
すごいな
だって駅前だから電車乗って行った方が全然早いし
駅前ってコンテキストからしたらわざわざ自転車で乗って行くわけないじゃん
そんなに暇そうに見えたのかと思ってびっくりしたよね
ただのクサッパラを見に来ただけだった
そっちの方が暇だよね
そっちの方が暇だった
暇でもないんだけど
もっと他にあるかもしれないの
原っぱを見に来た
シルクロードの終点がただの原っぱ
めっちゃ雑な切り方なんですけど
そろそろ今日は終わりましょうか
ダメだこの回NGだ
それでちょっと何でかっていうと
近況報告が全然岩田さんから聞けてないので
ちょっとそれ来週ということで
次じゃあ僕の近況報告します
はい
というわけで倉田紫ラジオはこんなことをいつも話している番組では一応ないんですけど
工芸をテーマにお送りしている番組でございます
アンカーをはじめスポッティファイ
グーグルポッドキャストアップルポッドキャストなどで
毎週火曜日に配信しております
ハッシュタグはですね
どうぞ
文句多分出る回だと思うよこれ
逆にね
逆に文句はぜひともハッシュタグで
CONCRAでお願いします
コンクラです
みんなが集め
これを
改造したいっていう思いを受け止めて
それを作る手伝いをする
コンクラのコレクティブをやっているので
概要欄から興味ある人は見てみてください
はい
じゃあこんな番組ですが
来週も聞いてくださいということで
48:01
申し訳ない
リスナーに申し訳ない
ありがとうございました
すみませんでした
ではでは
48:14

コメント

スクロール