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皆さんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年6月3日、金曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、今日はめちゃくちゃ暑いです。
30℃を超えるという、今朝のニュースをやってたんですけど、本当に暑いですね。
もう夏来たのかなということで、梅雨まだ来てないよねみたいなね。
梅雨が消したんちゃうの?というぐらいのカラッとした暑さなんですけども、皆さんのお住まいのところはどうでしょうかというところですね。
今日のお話はですね、皆さんに質問をしてみたいと思います。考えてみてください。
世界最大の生物ってなーんだって言われたら、何を思い浮かべますか?
世界最大の生物、今ね、現存している地球上に現存している生物に限って考えてください。
個生物ね、恐竜とかめちゃめちゃでかかったと思いますけど、それは抜きでね、今生きている、今地球上にいるもの、生物の中で世界最大の生き物は?と言われたらですね、何て答えますかね皆さんね。
生物は何ですかってことですから、植物も動物も全て入っておりますからね。
その中でね、思い描くのは動物で言うと、クジラかな、みたいなね。
確かに動物ではですね、シロナガスクジラが一番大きいと言われておりますしね、ゾウとかね、いうのも重さ重いですから、そういったものを思い浮かぶ人もいると思うんですけども。
植物は?って言われたらそうですね、何て答えますかね。
一番でかいというか、背丈が高いのはセコイヤですね。
以前ね、絶滅してたと思ったけど、生きてたシリーズでメタセコイヤをね、少し変わったセコイヤっていうのでメタセコイヤ生きた化石ということで紹介したんですけども、そのセコイヤね。
セコイヤはすごいですよ。地表から約115メートルの高さにまで成長したものが見つかったって言われてますからね。
すごない?115メーターですよ。
どれくらい?全然例と仕上げられないんですけど、通天角よりでかいんじゃないの?っていうぐらいね、それぐらいのでかい植物があるんですけども、違うんですよ、皆様。
シロナガスクジラもセコイヤも、もうね、この世界最大の生物にとってみればね、もうね子供みたいな思うんですよ。
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はぁ?みたいな。115メートル?みたいな。はぁ?全然みたいな。クジラなんて30メートルぐらいでしょ?みたいな。
あぁ、もう余裕余裕みたいな。そんなんちっちゃいよ、俺に比べたらみたいな。ぐらいの多分ね、上から目線でマウント取りに行きますね。
っていうぐらいね、めちゃくちゃでかい生き物生物がいるんですよ。
これ何かというとですね、そいつたちをはるかにしのぐサイズの生物がいて、それはですね、微生物なんですよ。
え?みたいな。微生物?みたいな。微生物の感じを描いてますか、あなた?みたいなね。
微ってちょっと細かいみたいなね。顕微鏡の微って細かいものを見るためのものじゃないですか。微生物のちっちゃいやんみたいな。
何言うてんねんって思うかもしれませんけどもね、その微生物何かって言われたらですね、キノコなんですよ。
世界最大の生物はキノコなんです。これね、びっくりしたと思うかもしれませんけども、キノコなんですよ。
世界で一番でかい生き物はキノコ。で、このキノコ、なんていうキノコかと言いますと、オニナラタケと呼ばれるキノコなんですね。
これ日本にも自生してますし、アジアとか北米やヨーロッパに広く自生しております。
不生菌でございましてですね、倒木とか腐った木の中に、要は菌を埋め込んでですね、増えていくわけなんですね。
シイタケとかも不生菌の仲間ですね。
まれにですね、生きた樹木にも寄生してですね、枯らせてしまう茶色になってしまうナラタケ病を引き起こすキノコとして有名なんですね。
だから生命力が強いんですよ。
で、このオニナラタケなんですけども、シジッタイ。
基本的にキノコってピョーンって出てね、皆さんが思い描くマリオのキノコとか、キノコ型のものね。
あれはシジッタイと呼ばれるもので、要はですね、お花みたいなものなんですよ。
必殖物とかの花と一緒で、要はあそこからホウシをね、この傘の下の部分からホウシをついとって、
そこでバーってホウシをまき散らして、自分の子孫を残すためにパパってホウシをまき散らす実態なんですね、地上に出てきて。
でも本当のキノコの元っていうか本体はですね、その木の中にあるというか、植え付けた菌糸体と呼ばれるね、菌の糸状のものが本体なんですよ。
だから子孫を増やすために、ホウシを出すためにピョーンってキノコが出ているんだけど、あれは本当に仮の姿というか、本体じゃないんですよ。
本体は木の中にブワーって糸状のものが張り巡らした菌糸体と呼ばれるものなんですね。
この手のひらサイズにしかない子実体のこのオニヒラタケがですね、実はですね、
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アメリカのオレゴン州に広がるマルール国有林という公園でですね、複数地点の土壌を調査するとですね、オニナラタケの菌糸体を採取しました。
そうするとですね、広い範囲で同一のDNAを持った一つの大きな菌糸体が見つかったと。
いろんな複数の箇所で菌糸体、オニナラタケの菌糸体を採ってきて、そうするとどこの地点で採っても同一のDNAというのはわかったと。
DNA検査するとね。
そしてね、そのいろんな最終地点で採ってきたDNAを全部張り巡らして、面積を調べるとですね、
なんと965ヘクタール、イメージできないですか?
9.7キロ平方メートル。
9.7キロ平方メートル、要は10キロ四方よ。
10キロ四方の大きさ。
東京ドームに換算すると約200個分もの広さになるということがわかったんですよ。
めちゃめちゃでかない。
シロナガスクジラなんかもうほんまに子供ですよ。
セコイアの115メーター?
東京ドームに200個分の広さを持つ生物がいると。
それはキノコでオニナラタケ。
圧倒的種類。
すごないですか?
すごいよ。
めちゃめちゃでかない。
全部を同一のDNAから全部こうひじったりばしては放射飛ばして、
放射飛ばしてバババババって広げてたら9.65キロ平方メートル。
東京ドーム200個分。
すごい。
超生命力強いですね。
生命力が強いからこそ枯らしてしまうんですけどね。
ナラタケ病がなるってところもあるんですけども。
非常にでかい。
このマルール国有林で見つかったオニナラタケのほどの大きさになることはまれらしいですけども。
皆さんも世界一大きい生物は胸を張って言ってください。
キノコであると。
オニナラタケであると。
しかもそれは他を凌駕している。
地球これを超えるものはなかなかもういないんじゃないの?っていうぐらいめちゃくちゃでかいですから。
これは勉強になったと思います。
世界で最大の生き物はキノコであると。
だからあなたの森に歩いてハイキングをしたときの足元も、
実はもう生物、キノコの菌糸体の上を歩いているかもしれませんから、
それぐらいキノコっていうのは非常に多くの生命力と菌糸体を広げて、
生活子孫をどんどんどんどん増やしているということなんですね。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
世界最大の生物のお話でした。
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それではみなさま、さようなら。バイバイ。