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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼ先生の教室、2022年9月12日月曜日のホームルームの次回になりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで
相変わらず残暑が厳しいですね。残暑は厳しいんですけども、朝晩は冷え込むほどじゃないですけど、まあまあ過ごしやすいので
季節は秋に向かっているなという感じはするんですけども、日中は真夏と変わらず暑いなという感じでございますね。
体調の方をしっかり管理していただいてね、体調を崩さないようにという感じですかね。今日のお話はですね、魚のトゲトゲは捕食から
免れることができるのかっていうねお話をしたいと思います。 魚のトゲがですね、トゲトゲしい魚結構多いですね。
スズキモク、一大グループね。スズキモクの背びれとかもちょんちょんですからトゲトゲしいですよね。
あれがですね、トゲがですね捕食の妨げになる。 これは捕食から逃げられるためにちょんちょになってるんだっていう説があるわけなんですね。
私はバスフィッシングをよくするんですけども、バスフィッシングではブルーギルはトゲで食べづらい。意外にトゲトゲしいですからね。
ブルーギルはトゲで食べづらいからあまり餌にならないということがよく言われてたんですけども、その割にですねブルーギルを模したルアーがたくさん出ているし、
ブラックバスの世界記録はですね、ブルーギルの生き栄を使ってね、生きたものを針でつけて泳がせて食べたのが、食べさせてそれを餌として
釣ったブラックバスが世界記録になっているからですね、トゲは別に妨げにならない、防御にならないのかなというのがあるんですけども、この問いをですね
考えてみて、これが本当にトゲトゲは妨げになるのかどうかっていうのをね、調べた実験論文があるのでね、それをご紹介したいと思います。
これは結構前の論文なんですけど、1956年にホーホランドという方がですね、オランダの方ですかね、方が研究した論文になります。
トゲトゲのある魚ということで、トゲトゲの代表みたいな魚がいます。トゲイゴですね。もう見るからにトゲあるでしょ、トゲイゴ。
日本にもトゲウオカの魚はいるんですけども、非常に絶滅に瀕しております。イトヨとかトミオとか呼ばれるやつですね。
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非常に小さい小魚ですね。10センチ未満の小魚です。このトゲウオの2種類使いました。イトヨと北のトミオと呼ばれるトゲウオカの魚を使いました。
もうね、背びれがね、ちょんちょんなんですよ。もう角みたいになってますから、もう本当に赤鬼みたいな感じですね。
北のトミオもね、ちっちゃい細かいトゲトゲが背びれにあるし、お腹の方にもでかいトゲがあるということで、もうトゲトゲしいんですね。
この2種類のトゲウオカの魚を使った。残りの魚、全部で6種類使ったんですけど、残りの4種類はトゲのない小魚です。
フナとかコイとか、名前を詳しくですね、ミノー、ローチ、ラット、ヨーロッパフナということで、海外の魚なので日本にはいないんですけども、
ざっくり言うとフナとかコイの仲間、小魚ですね、を使ったと。持つ子が一番ぴったりしっくりくるかなという感じはしますけども、
トゲのない魚4種類と、トゲのあるトゲウオ2種類を使ってですね、パイクと言われるですね、古代魚とかでもよく出てきますけど、パイクを使ったと。
これはフィッシュイーターなので、小魚を食べる魚ですね。日本で言うとブラックマスみたいな感じです。
これをですね、パイクのいる水槽に入れて、餌の魚、この6種類の餌の魚とパイクの行動を記録したわけなんですね。
で、トゲがあると妨げになるのかという感じがする。さっき、その妨げなんじゃない?みたいなね、そういう仮説があったわけですけども、パイクですね、全部食べました。
トゲのある魚もトゲのない魚も区別なくバクバク食べたと。でもちょっとね、ここがちょっとね、食べる飲み込み方がちょっと違ってます。
通常ですね、フィッシュイーター、小魚を食べる魚は頭から食うんですね。
頭から食うんですけども、餌の魚が身の、要はトゲのない魚だったらバクって食べたらそのままウッって丸飲みしたんですけども、
トゲ魚の場合はバクって食べたら一回吐き出すみたいな。吐き出してもう一回ガクガクバクバクして飲み込む。
結局食べるんだけど、バクって食べてトゲがあるからバッて吐き出すんですよね。トゲがないこれ、みたいな感じで吐き出すんだけど、もう一回ガブガブ食べて半数みたいな感じですかね。
もう一回バクって食べて出して、バクって食べて出してっていうのを繰り返して飲み込むっていうことなんですね。
結局トゲあるなしに関わらず食べるんですね。
食べるんだけど、ちょっと細かくこの研究結果を見ていくんです。面白い結果が出たんですけども、
パイクの口の内部がトゲに傷つけられて出血したけども、出血し水槽の中の水が血で濁ることがあったけども、パイクは接触を続けた。
トゲ関係ないのかなって感じですね。でもそのパイクのいる水槽の中にトゲウオとトゲがない小魚を混ぜた場合、パイクはトゲのない魚を先に捕食したってことなんですよ。
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これ組みると防御になっているのかなって感じがしますよね。トゲを切除したトゲウオはトゲがない魚と同様に食われたっていうことなので、
同じ場所に同じ空間にいた場合はトゲがない魚のが先に食べられたけども、トゲウオを単独に入れても食べられたということだから、完全に防御するため妨げになるとは言い切れないのかなという感じなんですね。
なのでトゲがあるなしに関わらず捕食するという行為自体は明らかなので、トゲがあるから妨げになって防御になって食べにくくなる、食べられにくくなるというのはなかなか言えないという結果なんです。
要はトゲがあるなしに関わらず食べれそうなもの、食べるもの、野菜だったら食べるということですね。食べにくいことは確かだし、血で濁ることもあるし、妨げになるからちょっと面倒くさいから食べにくいな、ちょっと面倒くさいな、トゲのおらんやつがおるからどっちか食べようみたいな感じだけど、トゲがあるから食べられないというわけじゃなくて、トゲがあっても食べるよということなんですね。
ということで、パイクとパーチ、ナイルパーチともよく言いますが、日本でも養殖しているところもありますが、パーチも同じ行動が見られて、トゲがあるなしに関わらず食べるということなんですね。
トゲがなくても食べるし、トゲがあっても食べるということで、それは変わらないということなんですね。
食べにくいということが学習して理解するんだけども、でもトゲがあっても今後も食べていくということはですね、これね、後のまた違う配信で出したいんですけど、魚って痛覚がないんですよ。
トゲがあって、僕人間からしてみれば、そんなトゲがあったやつも、バクってしたら痛いやんと思うかもしれないけど、痛覚ってないので、食べにくいことは確かだけど、痛み感じないんで、
このトゲがあるけど、学習して食べにくいけどまた食べるっていうことは、痛みを感じないっていう証明にもなってるらしいので、また違う配信でやってみたいと思うんですけど、魚には痛覚がないってことね。
だから食べにくいってことは学習したけども、痛み感じないから別に食べにくいけど、エサやから食べるかみたいな感じなんですね。
魚でも言えることは言えるし、また余談にはなるんですが、トゲを捕食するトンボの幼虫ヤゴ。ヤゴもイトヨというかトゲを食べるんだけども、イトヨとトゲを摂除したイトヨを与えた水素実験があるんですね。
この実験でもヤゴもトゲがあるなしに関わらず捕食してですね、トゲがあってもヤゴも食べるということでですね、
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トゲトゲしいものはちょっとは妨げになるかもしれないけども、結局は食べられるから妨げにはなってないんだよということなんですね。
じゃあ何のためにトゲを持っているのかという感じですけども、同じ小魚とか同じ大きさのものだと振りかざしてですね、武器にもなるという説もありますけども、
捕食して食べられにくくちょっとはなるよという感じで、この進化が積み重なってトゲのある魚がいるのかなということなんですけども、
まあ詳しいなぜトゲを持っているのかという詳しいことはわかんないけども、ちょっとは食べにくいけどやっぱり食べられるよという感じでね、結局はトゲあるなしにかからず食べられてしまうということなんでございますね。
ということで今日はですね、トゲのある魚は食べ物、捕食の妨げになるっていうのは本当かどうかというお話をいたしました。
まあトゲがあってもなくても食べられるということですね、ということでした。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさんさよなら、バイバイ。