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2024-05-20 11:12

#702 南極の氷の下には何があるのか?

2024.5.20配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、南極大陸についてお話しました。
それではまた。

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はい、みなさんこんばんは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、先週の電気予報ではですね、今日は雨模様だったんですけども、
めちゃくちゃ晴れて、めちゃくちゃ暑かったんですけど、皆さんのお住まいのところはどうでしたかね。電気予報外れたなということと、ちょっとね、天気の様子が早かったんですかね。ということでね、こんだけ暑くなるとね、夏が思いやられるんですけども、
今日取り上げるお話はですね、寒いところのお話をしたいと思います。寒いところ、地球の寒いところ代表といえば南極ですよね。
南極はですね、氷の大地ということで、氷に覆われてるんですけど、南極の氷の下には何があるのっていうね、お話をしたいなと思います。
南極ね、氷の大陸としてね、有名ですけども、もともとはですね、南極にね、緑もあったしね、恐竜もね、生息してたんですよ。
そうやって聞くとね、そうなんっていう感じかもしれませんけども、1億5000くらい前ですかね、南極大陸も含め、南極、オーストラリア、南米はですね、陸続きで同じ大陸だったんですね。
大陸移動でそれぞれがね、分裂していくわけなんですけども、寒くなってしまったのはですね、3500万年くらい前に南極が一人ぼっちになっちゃったんですよ。
今はね、非常に一番南にありますけども、一番南にありますので、太陽の当たる角度が非常にね、当たりにくい角度になりますよね、一番下にあったら。
さらにね、一人ぼっちになってしまったので、南極収流と言いますけども、海流がね、南極の周りをね、回るようになって、冷たい、温暖なね、暖流がね、流れなくなってしまった。
収極流というかね、南極の周りを寒い海流が覆うことによってですね、いつの間にかね、3000万年くらい前からですね、氷の大地として存在するようになってですね、南極ができたから地球は関連化してしまったっていうのもね、過言ではないぐらいですね、地球のね、気温気候ですね、大きくね、南極ができたことによって、もう寒くなっちゃったんですね。
で、南極ね、さっきも言ったように、氷の大地、氷で覆われておりますよね。長い間存在しておって、規模の大きなもののうち、動いているものを氷河と言うんですね。
この地球上にはですね、その氷河がですね、三角氷河と、ヒマラヤ、アルプス、アンデス、パタゴニア、アラスカなどにある三角氷河と、あと大陸氷河、南極とかグリーンランドにある氷河をですね、大陸氷河というふうに呼ぶんですね。
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三角氷河ね、寒い寒いヒマラヤとかにもあるんですけども、地球上にある氷の量としては非常に少ないんですね。量がね、とても多いのは大陸氷河なんですね。先ほども言ったように、南極やグリーンランドのように広い面積を覆っているものを大陸氷河と呼んで、非常に地球上にある氷河が多く存在しているんですね。
南極はですね、大陸全体が氷河になっていて、氷の大地で文字通り覆われているわけなんですね。氷河の中でも面積が5万平方キロメートル以上あるものを氷床と言うんですね。氷の床と書いて氷床です。もちろんね、世界最大の氷床があるところは南極大陸なんですね。
2番目がグリーンランドなんですね。この南極大陸の氷河、地球上にある氷河、南極大陸何パーセント占めてると思いますか?なんとね、地球上にある氷河の90パーセントが南極にあるんですね。
9パーセントがグリーンランドにありますので、地球上にある氷河が南極とグリーンランドで、この2箇所でほとんど氷が占めているわけなんですね。
南極の氷床、氷河なんですけども、平均で約2000メートルほどの厚みを持ってるんですね。すごいないですか。
厚いところ、一番厚みがあるところは4000メートルぐらいありますので、富士山がすっぽり覆われるぐらい厚いところで、南極大陸の氷河ってそんなにめちゃめちゃ厚みがあるんですよ。
これ聞くと気が遠くなるほどすごいですよね。
面積でいうと日本の37倍の約1400万平方キロメートルあるんですよ。
体積は約2800万立方キロメートルの氷があることになるんですね。
日本列島が37個も埋まるぐらい氷の面積を占めているということですから、すごい南極に氷があるということが理解できると思います。
よくこれ全部溶けてしまったら海面どれぐらい上昇するのかということで、ビビらせる一つのセンテンスになっているんですけども。
ちなみに2800万立方キロメートルの氷が全部溶けると地球上の海面が75メートルぐらい上昇するような計算があるんですけども、
これあくまで試行実験なので全部溶けることはまずないです。正直ない。
それをビビらせるために言ってるだけでそんなこと全然ないし、グリーンランドの地球上に占めている9%の氷が溶けただけでも、
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7.5メートルか10分の1だったらグリーンランドの持っている氷河は南極の10分の1なので7.5メートル上昇すると言われてるんだけど、そんなことは起こり得ないですね。
今日のタイトルにもなってるんですけども、南極の氷床の下、氷の下には何があるの?ということなんですけども、
とても面白いことが発見されてるんですね。
何かというと、まだ凍りついていない液体の水の湖があると言われているんですね。
もちろん南極の氷床の下の部分は岩盤なんですけども、確かに液体の水の湖が点在しているんですね。
さっきも言ったように、南極は緑あふれる大陸で恐竜もおりましたから、そのときに緑もあったし、湖もあったんですね。
そういった氷床の下には湖がだいたい400個以上あると言われてるんですね。
さらに、湖と湖を結ぶ水路のような河川もあるということがわかっておりますので、南極の氷床の下には未知のウォーターワールドが広がっていると言われてるんですね。
さらに、氷床の下の湖の中で一番大きいのはどれぐらいの大きさなのかということなんですけども、
世界で5番目の貯水量を誇っているというふうに見積もられていて、ボストーク湖という名前もついてるんですね。
めちゃくちゃでかい湖が氷の下にあるんですよ、実はね。
このボストーク湖、世界で5番目の貯水量があると言われてますが、面積が琵琶湖の約22倍、めっちゃでかいじゃないですか。
最深部の深さが約600メートルもある巨大な湖なんですね。
このボストーク湖の湖面まで氷床が何キロあるかというと、4キロの氷が覆いかぶさっているんですね。
4000メートル掘ってですよ。
一番ボストーク湖の深いところまで行こうと思うと、さらに600メートル下まで行きますよね。
なので5キロ近く下まで行かないと、ボストーク湖の一番深いところの底にはたどり着かないということでね。
本当にすごいですよね。
緑あふれる大陸だったから湖だったし、その上に急に寒くなって、雪が覆いかぶさり、さらにさらに寒くなって、それが氷となって、覆いかぶさって、そこも凍ってないんですよ。
どうなっているのか、氷のドームの中に湖があると思うと、めちゃくちゃロマンを書き立てられません?
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どうなっているんだろうな、という感じですね。
2012年の2月にロシアの研究チームがボストーク湖まで掘ってやろうということで、研究チームは掘ったんですよ。
一応貫通しました。
4キロ近くの氷床を掘っていって、一応ボストーク湖の水までたどり着いたんだけども、そこからボストークから水があふれて400メートルほど上昇して、凍っちゃったんですよね。
なので、一応貫通はしたんだけども、凍った状態であると。
今後また研究も進んでいくであろうので、ボストーク湖はどんな善用なのかということが、科学の進歩とともにわかってくるのかなといったところでね。
氷が3キロとか2キロとかあるでしょう。
その時の当時の空気も同時に閉じ込められておりますので、その氷を調べるだけで、当時何千年前の地球の大気はどんなんだったのかというのが、研究材料として非常に優れた氷となっております。
非常にロマンあふれる氷河、氷床と、実はその氷の下に湖が眠っているよと、非常に冒険心掻き立てられるですね。そんな大陸なんですね。なかなか行けないけどね。ということでね、南極大陸のお話をしました。
ぜひ死ぬまでに1回でもいいから、南極は元理科教諭として、科学をやっている身としては、ぜひ行ってみたいなと思うんですけどね。チリですか?あそこから飛行機出てるんですよね。どこの国でもありませんから、非常に気になるところなんですけども、非常に氷しかないですからね。
ということでね、南極の氷の下には実は湖が400個以上もあるよというお話をいたしました。ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさんさよなら。バイバイ。
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