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2022-01-22 12:49

#125 尾が綺麗なのは当たり前!クジャクの新しいモテる要素とは?

2021.9.6収録。
こんばんは♪ちょぼ先生です。
本日は、「クジャク」についてお話しました。
クジャクの世界も人間と同じで大変ですね。
マルチでマメな性格がどの世界もモテるのでしょうか?笑
それではまた!
おやすみなさい。

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00:27
はい、みなさんこんばんは。元高校理科教員のちょぼ先生です。今日も夜のホームルームの時間帯になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
このチャンネルでは、皆さんに科学的思考力を身につけてもらって、フェイクサイエンス、偽科学に突っ込みを入れようということを目的に放送しておる、ホームルーム風のラジオ番組になっております。
お話するジャンルは、曜日ごとに変わっておりまして、月曜日は生き物、火曜日は教育全般、水曜日はサイエンス系全般のお話、木曜日はケン先生とコラボ配信をしております。
金曜日はライブでホームルームということで、ライブ配信をしております。詳しいことは、プロフィール欄、概要欄に載っておりますので、そちらの方もチェックしていただけると幸いでございます。
今日は月曜日ですので、生き物についてお話したいと思います。
皆さん、クジャクという鳥は知ってますでしょうかね。
クジャクと聞いて思い描くのが、オスの羽がすごい綺麗。
羽が広げると目玉模様みたいな、エメラルドグリーンで、首筋は青色の体色、体毛なんですけども、色使いとか非常に奇抜なんですけども、非常に綺麗な羽がすぐイメージとして湧いてくると思うんですが、
あそこまで綺麗になっているのは、メスに対して羽を広げてアピールするので、より綺麗な方がメスにモテるというイメージも持たれている方もいらっしゃると思うんですけども、
このダーウィンの進化論というか、性選択で、より綺麗なやつの方が選ばれて、よりモテて子孫残せるよというようなことに注目をして、羽が綺麗な方が、より綺麗な方がモテるのかどうかというのを研究された方がいらっしゃるんですね。
性選択を知る上で非常に有用な実験動物になるわけですけどね、クジャクね。
伊豆のシャボテン公園にいるインドクジャクをターゲットにし、調べました。羽が綺麗な方がモテるのかどうか。
これを調べられた方は東京大学の長谷川俊和、今は名誉教授になっておられるんですかね、70歳ぐらいですかね。
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その方の奥さんにあたる長谷川真理子先生というのも人類学で専攻されておりまして、今は総合研究大学院大学の学長さんをやられているんですかね。
学生からの愛称はハセマリということですけども、そういう偉い夫婦でやられている方なんですが、
そのクジャクのオスの目玉模様、緑色の目玉模様の数が多ければ多いほどモテるのか。
あと左右対称、より対称の方がモテるのか。ずれてたりとか、揺らぎがあるとダメなのかどうかとかね。
そういったもの、おっぽが長ければ長いほどモテるのかどうかっていうのを調べたんですけども、
なんかね、どれもしっくりこない。なんかリンクしてないなみたいな。
目玉の数が多ければ多いほどモテるわけでもない。
1994年に出された長谷川俊和、長谷川真理子教授の94年段階の結論で言うと、
最小性が、より揺らぎが少ない、より対称の方が交尾成功率は高いかなと。
揺らぎが少ないということは、最小性が優れていると。
揺らぎが少ない個体の方が、寄生虫に感染している割合が少なかったので、
より健康的なオスが選ばれるんじゃないかという結論に至っているんですね。
でもそれって模様というかね、羽根関係ないんじゃないのみたいな。
その模様とあまりリンクできてないから、必ずしも模様が良いやつ、よりきれいなやつを選んでいるわけではなく、
寄生虫が少ない健康なやつを選んでいるというか、あまりリンクはしてないような気がするので、
いまいちね、はっきりそういった目玉模様が多ければ多い方がいい。
目玉模様がきれいな方が絶対いい。交尾成功しやすい。
というような、ちゃんとしたリンクする研究結果が得られなかったんですよ。
海外のイギリスとかそういった研究だと、目玉の数が多い方がモテるとか、
対称性がしっかり優れてた方がモテるとかいう研究結果があったんですね。前々から。
それを調べるために伊豆のシャボテン公園でやってみたら、あれ全然リンクしないぞと。
なんかちょっと微妙だなと思ってたらですね、よくよく調べてみると、
これ長谷川真理子教授が気づいたんですけど、なんか羽に傷があるとか、
なんかささくれていて、羽の一部がボロボロなのに毎年メスにめっちゃモテるオスオオルやんみたいな。
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気づいたわけですよ。あれ?みたいな。羽が綺麗な方がモテるし、
性洗濯の一環で綺麗なやつがどんどんどんどん選ばれて、
より綺麗になっていって、それで進化してたと思いきや、それは絶対あるんですけど、
なんかここまで来ると、なんかちゃうぞと。あれ?ボロボロなやつモテてるやん。
って言って調べてみたらですね、なんとですね、他のオスよりも羽がボロボロなオスは、
鳴き声がね、他のオスよりも長く鳴けたんですよ。
よくよく見てみると、モテる要素っていうのは、もちろん羽もそうなんだけど、
シンプルによく鳴くオスはモテる、ということがわかったんです。
これは長谷川真理子教授が調べてわかったと。
なので、一度5月にね、バードウィークということで、鳥のさえずりのリスニングテストとかね、
やったと思うんですけども、さえずりね、繁殖期間にオスが主に出す声で、
ホウホケキョウとかね、トキョトキャキョクとかね、ホトトギスのね、
あとカッコウとかね、キジバトのデーデーポッポーとかね、繁殖期間になるとアピールするために
オスはさえずりと言って、メスにアピールするように鳴くんですけども、
クジャクもですね、その鳴き方さえずりが、より力強い方がモテるってことがわかったんですよ。
羽もそうなんだけど、伊豆のシャボテン公園に限って言えば、羽はええと、
見た目よりも中身重視だよね、みたいな感じになってるんですよね。
なので、そこまで進化を行き着いていく、修練していった結果、
よりモテる要素っていうのは、鳴き声にシフトしてんじゃないの、というのが、
この伊豆シャボテン公園を例に挙げた場合、わかったわけですよ。
見た目ではなく、鳴き声でモテ度が変わるということなんですね。
クジャクはキジの仲間なので、キジって日本の黒鳥ですよね、日本の鳥です。
けんけんって言いながら鳴くわけなんですよ。
オチジにも、なんていうのかな、聞いとって癒されるっていう感じじゃないですね。
割とソウホン系のけんけんみたいな感じなんですけど、
でもクジャクはクオンクオン系なんですよね。
クオンクオンけんっていう鞘鶴が、6回以上連続して鳴くことができるオスクジャクが、
繁殖の機会を多く得られたそうなんですね。
なので力強く鳴くということと、連続して鳴けるということが、
モテ度が変わるということだったんですね。
もちろんここまでクジャクの羽根がきれいになったのは、きれいなオスがモテたからこそ、
どんどんどんどん進化していって、よりきれいなものが生選択で選択されていって子孫を残したっていうのは、
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もちろんそれは揺るぎない事実なんだけど、
伊豆シャボテン公園の場合は、羽根もそうだけど、よく鳴くオスがモテるということで、
もう一つの要素が加わったということで、鳥の世界も大変ですよね。
人間の世界も大変ですけども、プレゼントやれプレゼント。
イケメンだけではなく、顔だけじゃなくても性格が良く喋ったりとか、
結局気を使ってくれてよく喋るとか、
喋らんとわからんもんね、人間の場合。
きれいな羽根もないですね、我々ね。見た目変わりませんので。
やはりこういった喋ること、コミュニケーションをとるとか、
そういった要素がモテ度に変わるという面白い例でした。
なので、いまこのイズシャボテン公園の中の例だけで言うと、
飾り羽根、このきれいな羽根というのは、ただのデフォルトになってしまって、
見た目はそこまで重視しませんよ、私たちはみたいな。
中身で勝負してね、という感じなんですかね。
これはもう人間にも置き換えられるような感じですけども、
という面白い結果が出ているので、
王が立派なのは当たり前で、
さらに疑う、うまくないと嫌だ、みたいな感じなんでしょうか、という感じですね。
いろいろ面白いですね、この進化というね。
そういったものをどんどんどんどん積み重ねていくと、
よりよく亡く子孫も残せるようになるしですね、
より子孫が残せやすい子供が誕生するから、
オスもとってもいいですしね。
そういった仲間になかないやつとかっていうのはもう淘汰されていってきますから、
そういった感じでどんどん進化、積み重ねてきましたし、
蜘蛛の巣があんな複雑な蜘蛛の巣を作れるのも、
あれも正選択ですよね。
より作れるやすい方がより子孫を生き残せるという感じで、
どんどんどんどん進化してきた。
進化って結構面白いですから、
積み重ねによって今の体が出来上がっていますので、
それがこんなに歯を膨れ上がっている動物なんなんとか、
それ別に動きにくくないみたいな感じでも、
そこの動物界のその場で言えば、
それがモテるから、そっちの方が子孫を残せるからっていうので、
人間にとって見たら動きにくいような形態とか、
人間にとってそれ邪魔なんちゃうのっていうのも、
動物界にとっては実はそっちの方がモテる。
モテるって言い方はあれかもしれないけど、
より子孫が残せるということに進化してきましたので、
我々はどういった風に進化していくんでしょうかね。
最初ホモサピエンス誕生した時はアフリカから誕生して、
我々は長い移動を経ていろいろここまで誕生していますので、
よりどんどんどんどん進化していくんでしょうか。
ということで、今日は孔雀のモテ度ということで、
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実は羽だけじゃないよみたいな。
人間も動物も見た目だけじゃないよ、
悩みを見せてねという話でした。
皆さんはどう思ったでしょうか。
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ぜひ気軽にいいねの方もよろしくお願いいたします。
それでは今日はこれで終わります。さようなら、バイバイ、おやすみなさい。
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