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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教授のちょも先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、昨日ですね、松坂牛の品評会が行われましてね、毎年やってるんですけども、第72回ですね、松坂牛。
松坂牛ってね、松坂牛でもね、どちらでもいいらしいですね、言い方ね。松坂牛の品評会がありましてですね、
優勝に輝いた牛1頭、いくらで落札されたと思います?これもすごいですよ。3,400,000円で落札されたということでね。
ひろこのいちって言うらしいですけど、名前はね。それが3,400,000円で落札されたということなんですね。牛1頭ですよ。
毎年、松坂牛の品評会でね、特賞というか、優勝の牛を落札するのがですね、
寿司にあるね、アサヒヤが必ず落札するんですよ。マグロで言う寿司三昧的なね、松坂牛は一時はもうアサヒヤが落札するというのは、大体もう
出来列的な感じで決まってるんですけども、大体12月の末頃から店頭に並びましてですね、毎年年末年初はね、すき焼きとかね、するご家庭も多いですから、アサヒヤの前は行列ができるんですけども、それがもう冬の風物詩的な感じなんですけども、
残念ながら優勝者って言ってもですね、殺されちゃうんですけどね。店頭に並ぶということはそういうことですけど、これを聞くとですね、ビーガンの方とかね、
ベジタリアンの方はですね、発狂するような事例だと思うんですけども、牛一頭に3000万の値がついたということなんですよ。今日のお話なんですけども、牛ね、
家畜化された動物の共通した特徴
家畜化されてね、飼われてね、お肉として出荷されてますよね。家畜化された動物っていうのはですね、
牛以外にもたくさんありますよね。犬とか猫とかね、羊とか豚とか、うさぎとかもそうですけども、この家畜化された動物がですね、なぜか種の垣根を超えて共通している部分、形態があるよっていうお話と、
その家畜化されていくと、種の垣根を超えて共通化されていくんだけども、ある細胞が関わっているんじゃないっていうところまで、最新の研究が上がってきましたので、そういったところをお話したいなと思うんですけども、
さっき挙げたようにですね、犬、猫、牛、豚、鶏、馬とかね、たくさんの家畜化された動物がたくさんいますよね。家畜化されたっていうのはどういうことかというと、
人に繁殖を管理された状態の動物を指して、そのような状態になることを家畜化というふうに言うんですね。人への慣れやすさなどの性質を考えて、動物を荒廃させて、これまで多くの動物が、先ほど挙げたような動物がですね、家畜として人間に飼われているということなんですね。
家畜化された動物にはある共通した変化が起こることがわかってきたと。なんか似てるなみたいなね。すぐ違うのに。いくつかちょっと列挙していきたいなと思うんですけども、体にブチや茶色の部分が現れる。
モルモットとかヤギとかラクダとかね。体に茶色のブチ模様が出来やすい。家畜化されると共通しているなという感じですね。あと、垂れ耳になったり耳が縮小したりする。犬とかウサギとか豚とか狐などがそこに当てはまるかなと。さらに鼻づらが短くなる。
豚っていうのはですね、イノシシを家畜化された生き物ですけども、イノシシは鼻づらが長いんだけど、豚は短くなってますよね。さらに歯が小さくなる。マウスとか犬とか豚もですね、牙がめっちゃグワン生えてますよね、イノシシとかはね。でも豚になると歯が小さくなっていく。これは犬とかマウスにも当てはまると。
純々な性格、羊体のような行動。狐、犬、マウスなどにあげられるんですけども、じゃれ合うみたいなね。大人になってもじゃれ合ったっていうこと。幼稚な行動とか、純々な服従とか、純々な性格。言うこと聞くとか、お手とかするとかね。おかわりとかするのもね。純々な性格っていうのは、家畜化された動物に当てはまりますよね。
さらに脳や頭蓋骨の小型化。オオカミっていうのは非常にね、頭蓋骨も大きいし脳も大きいんだけど、オオカミは家畜化した犬ですよね。犬もね、脳が小さくてですね、非常に頭蓋骨が小さいってことですね。そういった脳が小型化される。これは他の家畜化された動物には当てはまると。
さらに繁殖ができる期間が長くなる。さらに多産になるってことなんですね。鶏なんてね、1日に1個ね、卵を産みますよね。さらに犬とか猫とかも、なんぼほど生まれんねんっていうぐらいね、子ども生まれますよね。一気にね、多産になりますよね。これはもう、家畜化された動物の特徴でもありますよね。
さらに尻尾がくるりとカールするってことで、犬もね、くるんってこうね、尻尾をくるんって巻いてますし、豚なんかもね、可愛らしい感じで螺旋状になってますよね。
こう今挙げたね、1、2、3、4、5、6、7、8。体にブチができる。垂れ耳になったり、耳が縮小したりする。鼻綱が短くなる。歯が小さくなる。純々な性格。
腰体のような行動。脳や頭蓋骨の小型化。繁殖ができる期間が短くなる。多産になる。尻尾がくるりとカールする。この8つの特徴がですね、種の垣根を超えて家畜化された動物には共通項として挙げられるということです。
なんか似てくるんですよね。人間に家畜化されていくとですね。これが赤狐の研究で明らかになった例なんですけども、狐を家畜化するとどうなるのかっていうのを研究を調べてですね。
狐の家畜化実験
狐ってね、なんか懐かないんですよ。赤狐っていうのは元々ね、警戒心の強い動物であるんですけども、とある研究者によってですね、この狐の家畜化実験を行われたということで、
人間が好き、人間が割と懐きやすいよっていう赤狐の個体を選び出してですね、どんどん後輩していくとですね、人懐っこい狐同士を後輩させ続けると、まるで犬のような外見と性格の狐が生まれるようになったということなんですね。
人に尻尾を振る、尻尾がカールするっていう特徴だとか、ムチ模様が現れたりとかですね、歯が小さくなったり、鼻づらが短くなったり、垂れ耳になるというような狐が生まれてきたことなんですね。
人間に復讐したりとか、純々な性格で家畜化されるとですね、なんか似てくるなということなんですよ。
じゃあこれね、科学的に見て、どういうことなのかということを調べた結果ですね、ある細胞群が関わってるんじゃないかとする説がですね、今のところ有力な研究結果であるし、エビデンスになってるわけなんですね。
それはどういった細胞かというとですね、神経底細胞と呼ばれる細胞の塊、細胞群が関わっていると考えられているんですね。
この神経底細胞という細胞群、細胞の集まりはですね、体が出来上がっていくにつれて、体中に散らばってですね、耳や毛、歯、臓器を作る細胞の元になるんですね。
家畜化されているものを掻き合わされていくとですね、各それぞれの器官に神経底細胞が散らばってですね、頭の方に散らばれば鼻づらが短くなったりとか、耳が種耳になったりとか、脳が小型化したりとかですね、そういった方に散らばっていくと、家畜化されていくと、なぜ同じような特徴になっていくかというと、
血の垣根を超えて神経底細胞が体中に散らばって、そのような、さっき挙げた熱狂したね、ハチコのような特徴に形作っていくということなんですね。
なのでブチ模様で、体の体色の方に行けば、表記の方に行けばブチ模様になるし、尻尾の方にいれば尻尾が丸くなったりとかですね、
あと、神経の部分、脳の部分に語るとですね、大人しい性格であったりとか、子供っぽい行動がするような特徴に、神経底細胞がどんどん形作っていくということなんでございますね。
なぜ家畜化されていくと、そのような特徴になっていくのかというと、神経底細胞が関わっているんだけど、なぜ人に順々になると、そのような感じに変わる姿勢になっていくのかとかね、耳が種耳になるのかというのは、
そこまでの詳しい、さらに一歩、細胞群は突き止めることはできたんだけど、なぜそんな風に変わるとするのとか、ブチ模様になるのっていう、そこまでのところはですね、なぜそれが形態として現れてくるのかっていうのは、最後の爪の部分はまだね、これからの研究の次第ということですけども、
家畜化していくと、種の垣根を越えて似てくるのっていうのは、今のところですね、神経底細胞というものが、そのような家畜化されたような形作らせるようにしていくということなんでございます。不思議ですよね。
人間に慣れさせると、人間に慣れてくると耳垂れてくるのかみたいな感じはするかと思うんですけども、神経底細胞が関わっているということなんでございますね。
確かにね、似ているものも似ていますし、そのようなものを選び出して交配しているというのもあると思うんですけども、よりそれが顕著に羽織られてくるっていう感じなんですかね。
ということで、こういった生き物って面白いなということで、進化ってすごい面白いなっていうところですかね。ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それでは、皆さん、さよなら。バイバイ。