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2024-06-17 10:33

#718 コウノトリが赤ちゃんを運んでくるというイメージはどこから来たのか?

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2024.6.17配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、コウノトリについてお話しました。
それではまた。

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サマリー

日本の出生率が低下しており、東京では出生率が1.0を下回るなど、少子超高齢化社会が現実となっています。この中で、「コウモノトリが赤ちゃんを運ぶ」という言い伝えが広まっていますが、実際のコウモノトリの生態は異なります。

00:13
はいみなさん、こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教授のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、先日のニュースでですね、ちょっと気になったものがあったので、ちょっと取り上げたいと思うんですが、
出生率の低下と少子超高齢化社会
日本の出生率が下がり続けていると、これはずっと言われていることなんですけども、ついに東京では出生率が1.0を割りまして、0.99やったかな、0.98というぐらいですかね、1を割ったということで、非常に悲劇的なニュースとして取り上げられていたんですけども、
出生率が1.0を張っていると、東京は物価も高いですし、子育てする環境は非常に厳しいのかなと言ったところなんですけども、自然源、人口が自然源していくんじゃないかということで、ずっと言われておりますけども、その点ですね、高齢者多いということで、少子超高齢化社会が現実になってきたということなんですね。
この出生率、赤ちゃんが生まれることですけども、赤ちゃんが生まれるときに、コウモノトリが赤ちゃんを運んでいるという話をご存知の方も多いと思いますし、実際そう言ってコウモノトリが赤ちゃんを運んでくるということを言ったことがある人も結構多いのかなと思います。
今日のお話はですね、なぜコウモノトリが赤ちゃんを運んでくるというお話が浸透したのかということと、コウモノトリってどんな鳥でどんな子育てをしているのかというコウモノトリの生態についてもお話したいなと思います。
コウモノトリは日本の特別天然記念物に指定されている鳥なんですね。かつては日本でも多く繁殖していた鳥なんですけども、乱角と生息環境の悪化により、水田地帯にいて水性動物を食べていたんですけども、水性昆虫ってほんまに減りましたよね。
食べるものが少なくなったということと、乱角で住宅化したし、都市化してしまったので、食べるものがなくなってしまったというところなんですね。日本では1971年に絶滅が確認されたんですね。
この県庁がですね、県庁ってのは県の鳥ですね。結構県の動物とか県の魚とかですね、この県といえばこの魚だよ、この鳥だよということを指定している実態が非常に多いんですけども、県庁は県の鳥としてコウモノトリを認定しているという兵庫県。
兵庫県ではですね、日本最後の生息地となった田島地域の富岡市において、環境整備や人工飼育によってですね、育ったコウモノトリを包丁するなどして、現在もですね、保護や繁殖の努力を続けているんですけども、日本産のね、日本生まれの日本在来のコウモトリはですね、1971年に残念ながら絶滅しているんですね。
コウモトリは世界的に見ても、非常に数が減っておりまして、絶滅危惧種に属しているんですが、極東地域のみで2000羽近くしかいないというぐらいですね、非常に絶滅が危うまれているんですね。
コウモトリが赤ちゃんを運んでくるというお話ですけども、子供にですね、「赤ちゃんはどこから来るの?」と言われた時にですね、素朴な疑問を投げ上げられてね、その親だとか先生とかがですね、苦し紛れに返す国民的お約束の答えでもありますよね。
なぜこういうふうなことが浸透したかというとですね、ドイツの言い伝いにあるらしいんですね。子供に恵まれなかったある夫婦が、自宅の煙突の上に作られたコウモトリの巣をそっとしておいたところ、コウモトリの雛が育った後ですね、その夫婦にも子供が授かったという話があるんですね。
ドイツではこの言い伝いからコウモトリが煙突に巣を作ると、その家には直に赤ちゃんが生まれるとかですね、幸せになるというふうに言われているんですね。要はですね、ドイツが発祥の言い伝えたんですね。
またですね、赤ちゃんには時々猛虎犯などのアザが見られますけども、特に赤ちゃんの同じにできる赤アザをストークバイト。どういうことかというと、コウモトリが赤ちゃんを連れてくる時の噛み跡というふうに言われるわけですね。同じにできた赤アザをストークバイトと言うんですけども、コウモトリとですね、コウモトリが掴んでいる赤ちゃんを掴むアザに関係者の名前がついてますので、
コウモトリと赤ちゃんには深い繋がりがあるんですね。ちなみにですね、ヨーロッパやドイツで言う猫のコウモトリはですね、実際にはシュバシコウという種類で、日本のコウモトリとは種がちょっと違うというところなんですね。
コウモノトリの生態と子育ての仕方
コウモトリの子育ての仕方なんですけども、コウモトリは木や家の屋根、煙突の上や電柱など高い場所によく巣を作って、オスとメス両方で卵を抱いて育てるんですね。
この姿からですね、生涯一夫一妻のつがいで、子への愛情が深いというイメージを持っているので、赤ちゃんに非常に繋がりのある鳥としてあげられているわけなんですね。
でもですね、実際はちょっと違うらしいんですね。一夫一妻の象徴みたいな赤ちゃんとの深い繋がりがある象徴としてコウモトリは言われているんですけども、実際はちょっと違うみたいなんですね。
コウモトリはですね、ペアで放卵育成を行うんですけども、ペアになるまでは他の個体との同居さえ難しい鳥なんですね。相性が合わないと相手を突き殺してしまうことがあるぐらい、気性が荒いんですよね。
またですね、巣が他の力の強い鳥に襲われた時に子供を産んでたのに、子供を見捨てて逃げてしまうこともあるみたいなんですね。そしてね、めでたくペアになったコウモトリでも、4年から5年に一度は繁領を変えるというふうにも言われてるんですね。
イスラエルの動物学センターの専門家たちの研究によるとですね、コウモトリのオスが巣飼い以外のメスとも家族を作っていたという報告もあるということなんですね。
日本でも同様の研究結果がありまして、2013年に同様の報告があるんですけども、先ほど言った今も保護している兵庫県の富岡市の研究結果なんですけども、繁殖期に入った春頃からですね、あるコウモトリのペアの縄張りに他のメスが頻繁に侵入し、ペアのメスを攻撃するようになったということなんですね。
オスはそれに反撃して流血することもあったということで、割と気性が悪くてですね、奪い合いというかですね、そういったこともやってます。本能行動に基づくところが多いですから、やっぱり生存戦略上ですね、自分の子孫を残すということがですね、非常に大きな目的になっておりますので、そういったことも仕方ないかなという感じはしますけどもですね。
でもですね、この同じペアなんですけども、ヒナが育った7月上旬からこのオスと侵入してきたメスが、オスから4キロほど離れたところで仲良く一緒にエサの追放物になったということなんですね。なので、攻撃してたけど、一緒に子孫を残そうかみたいな感じで離れたところで、浮気みたいな感じですけども、メスとオスを作って仲良くしてですね、ペアを作ってというところなんですね。
さらに後日談がありましてですね、この侵入してきたメスはですね、前年の春に他のオスとペアを作っていたんだけども、突風で巣ごと吹き飛ばされて、ペアを解消してたらしいんですね。
そんな彼女の不憫さを思ってか、オスは自分の伴侶に暴力を振るったメスに惚れてしまったということなんですね。
攻撃してきて仕返ししてたけど、バックボーンそんな辛い話あったんや、みたいな。ちょっとええな、みたいな。おいおい、みたいなね。一夫一妻で常に同じペアと生涯をやるんじゃないんや、みたいなところがあるんですね。
さらにですね、このオスはですね、離れた場所で密かに愛引きを楽しむ一歩、浮気を楽しむ一歩を長年連れ添った元のペアのメスのところにも時々舞い戻って一緒に過ごしていたということなんですね。
見事な三角関係も研究結果として報告されていたので、なかなか面白いですよね。モテ男みたいな感じであっち行っちゃこっち行っちゃするかもしれませんけども、元のサイレンに戻る時の方が、そのオスにとっては生存戦略性が良かったのかなと。
なかなか奥さんにね、またあんな恋にされてたメスと子供作ってんの?みたいな感じに言われて、ごめんごめん、みたいな感じの話し合いがあったんかな、みたいなことも想像できるかもしれませんけども、というところなんですね。
このコウノトリを赤ちゃんが連れてくるというのは、ドイツの古い偽伝から始まったわけですけども、コウノトリの生態を調べると非常に合理的な行動をしているのかということと、長年連れ添ったペアの元に戻ってくるという報告もあるので、なかなかコウノトリという鳥は、動物園の行動は面白いなと言ったところですからね。ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さようなら。バイバイ。
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