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はいみなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭SPPのちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年11月23日水曜日のホームルームの時間になりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
本日は勤労感謝の日ということで祝日でございますね。皆さんどっかね、レジャーと行かれたんでしょうか。まあね、飛び石連休というかね、まあ
週の中が休みなのでね。でもまあ思うんですけど、週の真ん中休みでもいいよねっていうね。
なんか日本人働きすぎだなっていう感じはするんですけども。本日ね、祝日でね、この2時間後ですか、もうビッグイベントがありますよね。
日本対ドイツのねサッカーワールドカップがあるんですけども、私も楽しみにしてるんですけども、非常にね
厳しい戦いが予想されておりますがね、まあ見届けたいと思いますというところでしょうか。 本日のお話はですね、うんちになって飛行移動するカタツムリというお話をね、したいと思います。
昨日に引き続きですね、うんち系のネタなんですけどもね、別にね狙ったわけじゃないんですけども、うんちになって飛行するカタツムリというね、面白いカタツムリがいますので、そういったねカタツムリのご紹介をですね、したいと思います。
果物を食べた鳥がですね、種をフンとともに巻き散らして植物の分布を広げるのに一躍飼っている人は飼っているということはよくね知られていると思います。生存戦略的にね、そこの場所に落としてやるとですね、やっぱりその分布広げられませんからですね、鳥に食べてよという感じでですね、赤く色づいたり黄色に色づいたりして目立つようにして食べてもらって、
遠くに種子を散歩するという生存戦略をとっているんですけども、植物に限らずですね、ある種のカタツムリも鳥に食べられた後にフンとなって分布を広げている可能性があることがわかったということなんですね。植物と同じような戦略をとっているんですけども、面白いですよね。食べられて大丈夫なんとかね、というふうに思った方もいらっしゃると思うんですけども、
このある種のカタツムリはですね、なんという種かと言いますとですね、ノミガイと呼ばれるカタツムリなんですね。カタツムリもね、何体動物なので、貝と同じ仲間なので、ノミガイというね、貝みたいな名前がついているんですけども、これカタツムリです。
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本州南部とか四国九州沖縄などに分布し、小笠原諸島の母島にも生息するですね、全長2.5ミリほどのね、ちっちゃいですね、2.5ミリほどの小さいカタツムリなんですね。
ノミガイですね、カタツムリ見てみたらわかると思うんですが、ノロマで移動能力が低いにも関わらずですね、この母島にですね、広く分布しているんですね。なんでなんやろな、というふうに考えた方がいらっしゃってですね、当時東北大学、大学院生だったですね、和田信一郎というね、和田信一郎氏という方がですね、研究したんですね。
疑問に思いました。移動能力の低いノミガイが島に広く分布しているのは、なんでかなということを考えた時に、メジロに食べられた後に生きたままフンと一緒にばら撒かれているからではないかということに考えたんですね。むちゃくちゃすごい発想ですよね。
このユニークな仮説を立ててですね、実験をしました。追跡実験をしました。メジロがノミガイを食べるのを知ってたんですね。ノミガイを知ってたので、この仮説を検証するべくですね、和田信一郎氏がですね、メジロに食べさせたノミガイがフンとなって出てきた後に、生きているかどうかを実験で検証しました。
案の定、予想通りですね、メジロのフンとなって排出されたノミガイは消化されていなくて、傷ついていないように見えたらしいんですね。検証していくと、そうするとですね、彼らがそのノミガイが生きているかどうかを調べてみるとですね、全体の14.3%の個体が生きていて、さらに生き残ったノミガイが残っています。
このノミガイの中には子供を産んでいるノミガイもいたということでですね、この分布域を広げるたびにですね、ノミガイがですね、メジロに食べられてそのままですね、消化されずに残っていて、フンとしてまた出て、分布を広げているということがですね、検証の結果、わかった仮説が立証されたということなんですね。
先ほども言ったように非常に小さいので、メジロに食べられてもダメージが受けにくくて、消化されずにいたということなんですね。
実際ですね、他の大きいカタツムリも食べるみたいなんですけど、大きいカタツムリはですね、食べられるとダメージを受けて死んでしまうということなんで、小さいということを利点に使ってですね、食べられても生き残ったヤツが分布を広げているということなんですね。
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もっと気になったのをですね、調べていくとですね、母島にいるノミガイのDNA、ミトコンドリアDNAですけども、地理的に離れた母島の他のね、小原沙原諸島のやつを調べてみるとですね、隣縁関係を調べたわけなんですね。
普通、移動能力の低い生物では近くに住む個体同士の類縁関係が近いんですよね。当たり前ですよね。そんな移動距離ないから近くにいるヤツの方が兄弟というかね、親戚というかDNAに通ってるんですけども、このノミガイね、母島のノミガイはですね、距離による類縁度の違いは認められなかったということなんですよ。
ということはですね、食べてもらって、踏んで広がっているからですね、遠くにもいるにも関わらず類縁度が違わないということはですね、親戚同士ということで、やっぱり食べられて、踏んと一緒になって分布を広げてるんだよということがね、こういったね、DNAの分析結果からも分かったということなんですね。
さらに島の中で目白の多い場所ほど、ノミガイのDNAのバリエーションも高い傾向があったということでですね、目白によって様々な場所からノミガイが運ばれてきて、交雑しているというね、証拠にもなっているということですね。
広く食べてもらって、広く島中にですね、分布広げて、目白が多ければ多いほど、DNAのバリエーションが多いということはですね、やっぱり本人の中に紛れ込んで、交雑して、分布域を広げているということがね、立証されたということですね。
要は遠距離恋愛をするためにその移動手段として、目白に食べてもらって遠距離恋愛をしているという感じなんですね。
でもね、冷静に考えてみるとですね、14.3%の子が生きていたということですから、まあまあ生存率が低くないですか。
一か八かの遠距離恋愛、命がけの遠距離恋愛を楽しんで、その少ない確率の生き残ったものが命を繋げていくということなんですね。
皆さんどうですか?15%にかけてね、遠距離恋愛してみますか。
わりと命がけで、わりと低いよねっていう感じなんですけども、そういった感じですね。
目白の鳥の糞に紛れて、DNAのバリエーション豊かにして生存をどんどんどんどん伸ばしていって、分布域を広げていくこの戦略。
どうなのかというとね、なかなか命がけの遠距離恋愛をしているというわけなんですけども、皆さんはどうですかね。
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ということで今日はですね、うんちになって飛行移動するかたつむりのご紹介いたしました。
皆さんは命がけの遠距離恋愛した経験はありますか。ということでね、今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆さんさよならバイバイ。