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おはようございます。2024年5月10日、金曜日、ayohataです。
この番組、Catalyst by Publidiaは、週3回、国内外のメディア出版に関するニュースについて、
緩く解説する番組です。ほぼ週3回、午前中に配信をしています。
ということで、Catalyst by Publidia始めたいと思うんですけど、
あのー、そういえばここでは告知をしてなかったかもしれないんですけど、
5月の30日、渋谷でデジデイという媒体の
デジデイパブリッシングサミットというイベントがありまして、そこで
文春野村井さんという方と、デジデイの編集長と3人で
未来のメディアについて激論するみたいなのにちょっと出演をさせていただくことになりました。
まだちょっとちゃんと何を話すかは決めてないんですけど、
まあ結構現場寄りの人、立場として、今ここが問題だとか、こうしていったらいいんじゃないかとか、
あと自分の立場としては、一応曲がりなりにもユーザーエクスペリエンスの部分の
ところへんをやっているので、そこらへんの立ち位置からもうちょっと話をできればなと思うので、
ちょっとまあ、そうですね、どっちかというとスポンサー企業さんとか
そういう人向けのところのイベントでもあるんですけど、ご興味ある方は
何か申し込んでいただければなぁと思いますので、よかったらお越しください。ということで、
今回のカタリストバイパブリではやっていきたいと思います。
今日のトピックは、本は読まれていない米国の紙書籍事情についてです。
こちらはですね、エル・グリフィンというフリージャーナリストで、
1.3万人以上の読者を抱えるThe Elysianというニュースレターがありまして、そこでの
No One By Booksというエッセイが結構話題になっていまして、
そこの話をしたいと思います。 もともとこのNo One By Books、誰も本を買わないっていう
これに関連するもので、あなたの本は読まれないっていうのも出してるんですけど、
この話はですね、もともと以前あったペンギンランダムハウスという米国の出版社が
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サイモン&シュスターという出版社を売出する時に、いわゆる日本でいう厚生取引委員会みたいなところが
売出をストックするために訴訟がありまして、そこで法廷で話された話などをベースに結構こと細かく
書かれている内容になるので、これ翻訳使って読むとかなり内容がわかりやすいので
気になる方はちょっと読んでいただいた方がいいかなと思ってるんですけど、そこで語られてた出版社のCEOとか
そういう人たちの言葉をベースにいろいろと、その本が売れてないって話を結構しっかり書いてるんですけど
結構話の柱としてあるのがその大手出版社、五大出版社は
著名人の出版物獲得に注力をすごいしているということと、多くの本は1000部未満しか売れてない
という話を出してまして、例えばその2020年に10万部以上売れた本は268タイトルで
残りの96%の本は1000部未満しか売れてなかったという話が出ています
で、そのペンギンランダムハウスのCEOは4年で50万部売れたとしては50人ぐらいしかいないという話もしてました
で、アシェットのCEOが話してた話で大成功した本やシリーズ、例えば
わかりやすいものだとロードオブダリングとかそういうもの、シリーズものとかが5年か10年に一度出すことが
まあそういうヒットを出すことが業界の原動力になっていると
ここら辺は日本も似たようなとことかとレコード会社とかよく言いますよね
ミリオンアーティストが若手を支え、若手の部分の赤字を補填しているみたいな話もあったりするので
近い構造ですよね
アメリカは日本と出版の手続きみたいなものが微妙に違っていて
前払金制度で序章に支払いをしているというところで売れる見込みをベースに計算がされるらしいんですけど
日本も南部するからというので印税という形では渡しているのではあるんですけど
そのうち25万ドルを前払金として受け取れる序章というのは序章全体の1%にも満たないという話を
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25万ドル、今だともうでもあれですよね
円高なんで3千万4千万みたいな世界ですよね
払える序章というのはもう本当に1%しかいない
そういう構造になっているがペンギンランダムハウスはダントツでその多く支払える序章を抱えている巨大な出版社である
独占禁止法でそのサイモン&シュスターを買収するっていうことを止めたっていうのはそこらへんの理由もあるんでしょうけど
多くの売れる序章を抱えているとかってあるんですけど最初に言ったの
著名な人の出版物の獲得に大手の出版社が注力しているって話で
でも例えば有名人、政治家、スポーツ選手などの作物が売れているかというと結構失敗していることも多いっていうのは
その中の話として書かれています
とはいえ著名な人を獲得するっていうのはわかりやすいですよね
出版社は売れる著者を求めているっていうことを著者のこのニュースレターのエル・グリフィンという方は
語っています 一応そういう業界の構造であるというと言っています
先ほどの売れているものが結構 原動力と習って話していくとペンギンランダムハウスのCEOは
上位4%のタイトルが収益の60%を左右するという かなりの依存度があるという話はしてました
これは新刊の話でもあるんですけど 例えば過去作 過去の定番売れ筋バックリストが
多くの売上を上げているというのは結構出版社の利益としては厳重的になっていると
例えば自動車のハラペコアオムシとかロード・オブ・ザ・リングとか
そういうものもあったりするので そういうのがずっと定番で売れているというのは実際事実としてはあるという話はしてました
その中の流れで結構面白かったのが
キンドルアンリミテッド なんかそのニュースレーターの中では本のネットフリックスという表現をされていたんですけど
キンドルアンリミテッドの方が先に出ているのに本 いやまぁあれか ネット配信だったら同じぐらいなのか
キンドルアンリミテッドが業界を破壊する可能性があるというのをペンギンランダムハウスのCEOが言っていて
ヘビー読者 全読者のうちの20から25%が業界の収益の80%を占めているという
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これはなんか日本もちょっと どうなんだろうな コミックがあるから構造上ちょっと違うような気がするんですけど
まあどちらにしても少数の人たちが収益の多くを支えているというのは 日本もその部分はちょっとあるのかなという気はしているんですよね
でまぁそういう人たちがいるという中で キンドルアンリミテッドに書籍を提供したら出版業界消滅するだろうという
要は買わなくなる そういう話もあるので
ペンギンランダムハウスとかキンドルアンリミテッドへの提供をちょっと少なくしているみたいな話は言っているという話でした
でまぁ結構 売れている本に依存しているっていうところと
96%の本は1000文未満しか売れない
極論で言うと1000人にしか本は最大届かないという話がなっているという
でこのニュースレターのエル・グリフィンという方が言いたいこととしては
著者が独立してやっていることの必要性が高まっているということと
あと一例としてはロマンス小説っていう分野は自費出版で独立して出版するっていうのに変わってきているという話も言ってました
一部ジャンルを作っているからそのウェブサービスのWattpadって
セルフカブリッシングサービスを使ってそこが出版部門あるのでそこから出しているという人もいるらしいんですけど
エル・オーテから出すっていうところから離脱している著者もいるという話はしてました
他のエッセイで書いてるんですけどサブスタックで小説を連載できる機能があるといいのになっていう話も
ちょっとしていまして それはちょっと別にいらないんじゃないかとか運営側の
まあ サジ加減の話なのでなんか別に本筋じゃないかなと思うんですけど
まあフィクションの出せるプラットフォームとしてもやっていけばいいんじゃないかみたいな
機能提案をしてたんですけどここはちょっとなんかどうだろうなと思いながら読んでたんですけど
かなりこのニュースレターの話が話題にはなっていて
同調する人もすごいいてサブスタックで著者が声優を立てていくとか
言うのいいんじゃないかっていう
いわゆる1000人のファンを見つけるとかって話とかと近いところではあるんですけど
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そういう形でやっていけばいいんじゃないかって話とか
ただまあなんかこの話そうですねサブスタックを使って著者が自分で出していけばいいんじゃないかっていうのは
日本でノートで有料のノートが販売できるようになったりとか
有料メルマガが盛り上がってた時とかでも日本でも同じような議論であったなーって気は
しているんですけど まあこのニュースレターのいろんなこう話とか
まあそれこそ業界のトップが 自社の売り上げの話とかに言及はしているんですけど
あくまで紙の書籍の話、ベースの話でもあって伝誌書籍が含まれてないというか追い切れてないって
いうところとか 書籍でもまあ
日本と違ってなんかいろんなバリエーションで本が出るので ペーパーバック版とか
ハードカバー版とか だからそれでそれぞれISBNが別々に付与されているので
売上データ自体もISBNごとに取っているので1000部未満っていうのは結構その
まあ分かれてるからまとめと違うんじゃないかって話もあるんですけど まあまあでも大体現状として厳しいというのは捉えている話なのかなと個人的には
思いました で日本じゃあどうなのかというとあんまりそうですねちょっと全体で何パーセントとかって話はやっぱり
探せばあるのかもしれないんですけど 例えば2023年の年間ベストセラーに日本が出しているものとかで
1位が小学生がたった1日で19掛け19まで完璧に暗黙できる本とか大ピンチ図鑑変な家とか
まあ売れてるんですけど 今のその変な家と変な絵とかはシリーズ類計110万部売れてるらしくて
これは上位の話ですよね 電子版含めて
70万部 出ている変な家の方が70万
変な絵は45万売れているという話らしいですね これはまあ上位の話ではあるんですけど
例えばそのベストセラーの19位の西金子さんの雲を探すとかだと これは28万部突破したって話も出たりするので
上位はそうですね なんか人でながらそれなりに売れているという形ではあると思うんですよね
日本も中小の出版社 最近は初版でやっぱり線切るとかって話も噂では聞いてたらするので
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なかなかそうですね 近い構造にはなってきつつあるのかなと思うんですけど そこまで厳しくはなってないのかなと思ってて
まだこれはなんか日本がまだまだ書店が存在しているからなのかなって気もしていたり
はするんですけど ちょっと確たるものはわからないというのはあります
ただ米国では結構やっぱり厳しく 紙の書籍が厳しくなっているというのは
結構如実に現れているというのはちょっとこのニュースレターを読んで思ったのと あと本っていう話をした時に
本っていうのが日本だと漫画も含むんですけど その小説なりビジネス書なりいろんなジャンルがあるので
結構このニュースレターの著者自身もフィクション 小説ベースで話をしているところもあるので
若干ブレはあるのかなというのはちょっと読んでて思いました
まあその小説文字物っていうところにフォーカスした時に まだまだその日本においては伝書籍への移行が進んでないという部分もあるんですけど
いい言い方をするとまだまだ市場性というか 余地があるのかなというところもあるんですけど
悪い言い方をするとまだもしかしたら移行できない可能性もあるという やっぱ紙の本の方が読みやすいという可能性もあるのかなというので
ちょっと今後その文字物の世界に関しては 日本もどうなっていくかというのはちょっと見えないなというところはありますね
まあこのニュースレター本当にでもアメリカの結構 芯をついてる話なので読みやすいんで
ぜひ興味を持った方は読んでいただいたら結構 新しい発見はあるのかなぁとは思います
はい今日のカタリストはいかがだったでしょうか 本日のトピックで触れたニュースなどは概要欄にリンクしています
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それではカタリスト by バブリリア 次回の配信でお会いしましょう