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2024-09-16 21:50

#146 Anyplace 内藤聡さん 前編 スタートアップ業界のセクハラ問題

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BOOTUP RADIO エンジェル投資家改め、オアシスファンドの橋田です。
BOOTUP RADIOは、スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、
SEED企業家や企業家予備群に役立つ情報をお届けする番組です。
橋田です。日本一オープンな企業家カフェ、オアシスの隣にシェアオフィスができました。
その名も、渋谷スタートアップジャングル。
こちらは、スタートアップのコミュニケーションが盛んなオアシスよりも、
もう少し個人または特定のチームで仕事をしたい、というスタートアップ向けのシェアオフィスとなります。
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数千万円の資金調達をした会社を想定しています。
初期費用や長期契約は必要ありません。1ヶ月ごとの契約となります。
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はい、ということで、レギュラーメンバー、というか、多分1ヶ月ぐらいスキップしてますけど、
Anyplaceのナイトー・サトルさんに出てもらってます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。Anyplaceのナイトーです。
ちょっと久々なんで、最近どうよっていう話から聞きたいんですけど。
そうですね、最近どうよ。
うーん、最近は、
よく日本開催したんで、サンフランシスコの治安悪いんでしょう?みたいなのめちゃくちゃ聞かれますね。
で、それこそニュースとかXとかで、結構話題になりやすいんで、そういう。
はいはいはい。
答えとしては、確かに一部の部分では、そういうホームレス増えたりだとか、
みんなオフィス行かなくなったんで、それこそそういうファイナンシー・ディストリクトとかそういうところのリテールとかも
すごくシャットダウンしてるし、そうするともっとオフィスに寄りつかなくなって、
で、もっとそのホームレスとかが侵食してくるみたいなとか、あと窃盗とかも増えたりとか、
地域によっては本当に治安悪くなってきたんですけど、ただサンフランシスコのアリーナとか、
昔から美しいエリア、美しいというか、住みやすいエリアは今も変わらず、いいサンフランシスコのままなんで、
サンフランシスコ自体が壊滅的レベルじゃないですね。でも確かにそういう印象が持ってるから。
僕、去年の秋に行きましたけど、1年前と比べるとどうですか?そんな変わってない感じですか?
そんな変わってないかもしれないですね。何ならむしろ多分1年前よりも、
ジェネレティブAI系のファウンダーとか投資家はサンフランシスコに戻ってきてるんで、
そういう意味では、人は戻ってきてる感覚はあるんですよね。そういう、ある分野に関しては。
なので、少しずつサンフランシスコも、昔ほどじゃないですけどね、昔のサンフランシスコ、
コロナ前って、いろんな地域からサンフランシスコとかベリアを訪れて、しかも彼らにオフィスツアーとかして、
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ある意味オフィスがテーマパーク化してたじゃないですか。Googleのオフィスに行くとか、
Facebookのオフィスに行くとか、Airbnbのオフィスに行くみたいな。そういうのはなくなりましたね。
みんなオフィスに来てないんで、行っても誰もいないみたいな。
確かにな。結構そういう、まあまあそうですね。
っていう意味で言うと、まあまあ少し、去年よりはちょっといいけど、コロナ前にはまだ戻ってないみたいな感じなんですね。
そうですね。だいぶ変わっちゃいましたね、そういう意味では。
ということで、近況を聞いたところで、今日のテーマなんですけども、
今日のテーマは、セクハラ問題。
そうですね。先日NHKの記事で、女性企業家の半数がセクハラ被害に遭っているみたいなことが話題になってたんで、
実際にサンフランシスコとかシリコンバレー、ベリアも、2017年とか18年あたりに、
やっぱり業界として、そういうセクハラ問題とか、すごい話題になったんですよね。
実際にそれをきっかけに、有名な経営者が辞めるとか、有名な投資家が辞めるみたいなことも事例として出てきたので、
そういう事例をお話しして、我々はどういうふうに業界として学べるかとか、
そういうところがお話できればいいかなって考えてます。
お願いします。
お願いします。
そういう意味で言うと、まずこのテーマを少し整理すると、結構話題になったのが、
NHKプラス、NHKの番組で、そういった女性企業家がセクハラ被害に回ってますっていう話が、
番組として取り上げられて話題になりましたと。
それで、いろんな人がいろいろ意見を言ってきて、今に至るわけなんですけども。
僕、まずそれについての個人的な感想をお伝えすると、やっぱり僕もナイトさんも男性で、
なかなかTwitterX、いろいろ見てたんですけど、僕も含めて、Xと言われると結構発言しづらいなっていうところが正直あって、
声を上げなきゃいけないっていうところももちろんあるんだけど、僕Xの議論見てても、Xで広まったことに関して意味があると思うんですよ。
こういう事実が、現実があり、データも含めてそういう話が出てくることは非常に意味があって、
大変な思いをされている女性の方もたくさんいるなっていうのも、このテーマをきっかけに直接いろいろ話を聞くこともありましたと。
一方でXで話している議論っていうか、いろんな人がいろんなことを言っているのであれなんですけど、
僕Xでこのテーマについてバチバチやっても、別にせっかくすぐなくならないなって思っているんですよ。
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一番大事なのは、こういうテーマについて、この話があって、今収録しているのは2週間後ぐらいなんですけど、
直接会った人とこういう話をよくするようにしています。
特に女性の企業かVCとかと、ランチした時にこういう話やっぱりしましたし、
実際どうですかっていう話とかやっぱり聞きました。
まあまあありますねっていう話と。
スタートアップって革新的なサービス、新しいサービスを作って世の中を大きく変えていこうっていう人たちの集まりなのに、
なんかそういったので足引っ張りあってもしょうがないじゃないかとか、
そういうことをしちゃう人がいるっていうのも本当に、ちょっと言葉浅いですけどいけてないなっていうふうに思っているんですね。
なんで、じゃあこれをどうしたら変えていけるかっていうテーマは議論し続けないといけないと思っているし、
どうやったら、今回勇気を持って声を上げてくれた人もいるわけで、
これをどうやって継続的な課題として捉えてやっていかなきゃいけないかっていうのは僕らも考えないといけないねっていうふうには思っています。
というのがまず思っていることですね。
で、ベイエリアでもそういう話題が今回の話で言うと6,7年前とかにあったわけで、
そこから学べることっていうのをちょっと今日話していきたいなというふうに思っています。
ということで、USの事例いくつかそういうのがあったっていうことなんですけどどうでしょうか。
はい、そうですね。で、もちろん今回の機会もそうなんですけど、やっぱあの実名で本人が被害に遭われたってお話しするケースですごい勇気あることだと思っていて、
で、アメリカの場合、そうやって実名で告発されるというか、その被害がありましたってことを話せる方もいますし、
大きな特徴としては被害者側というか、セクハラ下側もちゃんと特命に、実名で取り上げられるっていうケースが大きな違いだと思っています。
で、いくつか例があるんですけど、やっぱり一番大きかったのがUberの件ですね。
で、内容としてはUberの元エンジニアの女性のエンジニアが、やっぱりそのUberの会社として、部署とか会社としてやっぱりセクハラカルチャーすごいあって、
すごい女性が評価されないとか、そういうちょっとアメリカのブロカルチャーって言うんですけど、男性優位なカルチャー。
ブロカルチャーがすごい深刻なカルチャーだったってことを告発して、ちゃんとそれを今回日本の場合NHKとかですけど、
ニューヨークタイムズとか、ちゃんとしたジャーナリストが裏を取って取材して、ちゃんと記事にして出したっていうのがあります。
で、結果として大きなインパクトがあったのが、それをきっかけにUberの創業者でありCEOのトラビスが辞めるんですね。
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もちろんトラビス自身が直接その被害に遭った彼女にセクハラしたわけじゃないんですけど、やっぱりそういうカルチャーを容認してたというか、それに対処しなかったっていう事実もあり、
Uberって2010年代の10年間スタートアップの歴史を作ってきたような、そういう会社の創業者でもそれをきっかけにやっぱり辞めさせられるっていうか、退任するっていうの。そのぐらいすごいインパクトがあったことでした。
私が、あとこれも大きなアメリカのすごい違いだなと思ったのが、そういうセクハラ被害とかあった時にですね、そういう業界で話題になるじゃないですか。でも一方で消費者もすごいそれに敏感ではあるんですよね。
僕の友達とかもUberと、あとリフトっていうUberと同じようなサービスがあるんですけど、やっぱりそのセクハラ問題がすごいニュースになった時に、現地の友達とかはすごいリフトを呼ぶ人がいて、なんでUber呼ばないのって聞いたら、やっぱりUberは悪い会社だからみたいな。
そういう消費者がサービスを選ぶときに会社のモラルだとかそういう倫理観みたいなのを意識するっていうのはすごい感覚として違うなみたいな思いましたね。極端な話、日本で牛丼屋さんで娘をシャブ漬けにみたいな話題幹部が
牛丼屋が話題して問題になったじゃないですか。そんなのあったら多分アメリカだったら本当に非売運動っていうか、あんなとこでご飯買わないよみたいな極端な話ですけど、そんぐらい消費者がセンシティブではあるっていうのはすごい印象強かったです。
話に戻ると、それでやっぱり本当に実名で国家されるし、今は会社の事例でしたけど、それこそファンドも、例えばバイナリーキャピタルっていう、当時は小規模の独立系のファンドだったんですけど、すごい勢いもあったというか有名なファンドだったんですけど、そこのやっぱり共同創業者の投資家が女性のセクハラ。
ベタというか深刻なんですけど、それでミーティング、女性起業家投資、まだ投資をしないのかな、ちょっと具体的な情報は調べてもらっていいと思うんですけど、やっぱりそういう出資の話をするってなったのに、話した後にホテルに誘うとか、そういうような形で問題になったら告発されて。
やっぱり今回そのケースも、LPが今度は他の引き上げる、実質ファンドも解散したのかな、多分そうだと思うんですけど、そのぐらい経営者声明とか投資家声明を左右されるぐらいな事件というか、インパクトのあるようなことになったんですね。
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で、特にそれをきっかけに、やっぱり実名だし実際にそういう会社を辞めるとか解散してるみたいなのがあると、業界としては、じゃあ本当に気をつけて、インパクトは大きかったですね。私も経営者として今後会社が大きくなってきたら気をつけようと思うし、多分投資家の方々もそういうきっかけにLPからお金を引かれるみたいなのもあるんで気をつけようみたいな。
で、アメリカのLPも、それこそ日本と違うのは大学とか年金機構が割合が多く来たりするんですよね、占める割合が。日本だと金融機関とか事業会社が多いんで、また多分そのLPの感性も違うと思うんですよね。より公的な機関がアメリカのLPとしてすごい幅を広げてるんで、それこそダイバーシティとか、セクハラとかそういうところの意識が強いんで、またそこも多分、なんだろうな。
こういうものが発生したときの大きな影響の違いになるかもしれないんですけど、そういうことが2017、18あたりに一気に起こってましたっていうところですね。
もちろん今日は、そこから日本どうしたらいいんだっけみたいな話になればいいなと思ってるんですけど、そうですね。いろんな構造の違いもあるし、歴史の違いもありつつも、全体感としてはアメリカの方がもちろん、そういったさっきの不売運動の話とか、消費者も敏感だったりとか、そういったダイバーシティのお考えが強いっていうところもあります。
そういったことをすると、やってしまうとやっぱり影響がでかくて、実際にお金を引き上げられたりして、事業が継続できなくなったり、VC業が続けられなくなったりとか、そういったことがあるよねという感じですね。
僕これ聞いてて、もちろん日本ではすぐはそうならないとは思っているんですけど、こういったことをきっかけに、やっぱり少しずつ変わっていかないといけないなと思いますと。
アメリカでもこういう事件が、例えば今回日本でXで話題になっていることっていうのは、特に被害というかセックハラをした人とかそういう団体については具体で触れられていないという話なので、誰かがそういう加害者の人が実際に出てきているわけではないんですけども、
ただそのアンケートの中ではそういった、これも匿名だけど、例えば今記事読んでるんですけど、半年もベンチャーキャピタルの人からセックハラを受けたとかっていう話とかもやっぱり出てきてて、
なんかこれはどうするといいんですかね。やっぱり被害を受けた人が実名で告発するしかないんですかね。アメリカだとやっぱりそういう傾向にあるってことですよね。
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そうなるとやっぱりすごいインパクトが大きかったですね、アメリカのケースを見てると。もちろんNHKさんの今の記事とか、すごい大人な感じというか、ある意味加害者とされている人の実名は実際なかったし、
あとやっぱり告発する側も、すごい勇気いるし、立場的に彼らの方がまだまだ実績とか企業化という立場だし、地位というかポジション的な話でも弱い立場にあるんで、告発してもあんまり干されたらどうしようとか、メリットはあんまりなかったりするんです。
メリットというか、ハイリスクではあると思うんですよね。だからそこはすごい難しいところであるんですけど、ただ実名でないと変わらないのかっていうところもありますし、理想を言うんだったら実名が出る前に意識を業界として変えていく必要があると思ってるんですよね。
すごい当たり前の話なんですけど、これ僕の結論ではあるんですけど、当たり前のことなんですけど、女性だろうが女性もLGBTQも男性も優秀な人が生徒に実力を発揮できる業界にしていかないと、ブロカルチャー、アメリカのブロトピアとか言われたりするんですよ。
それが、本にもなってるんですよね。2018年かな。エミリー・チェンっていうブルーンバーグで有名な、10年くらいインタビュー、いろんな有名な都市がインタビューしてきた女性の人が書いた本で、ブロトピアっていう。ブロカルチャーとユートピアを合わせた言葉なんですけど、やっぱり男性しか。
そうですね。そういうやっぱなんか、そんな世界にしたくないじゃないですか、業界として。本当に女性もLGBTQも男性も、みんな平等に本当に実力を発揮して、そういう新しいものを作っていこうっていう。そういう業界にしていきたいという気持ちがすごい、本当その意識を強く変えていく必要がある。
で、その必要が変わるには、実際に実名が出て、人が辞めなきゃいけないみたいなところまで行かないと変わらないのか、その前にちゃんと変えることができるのかっていうところはあるんですけど、理想はそうかなと思います。
なんかその、実際に今の話で言うと、勇気を持ってそういうふうに言った人、顔出しして言った人とか、あとアンケートの結果で匿名だけど、そういうふうにこういうことありましたみたいな言っても、僕なんかXの議論が嫌いなのは、それはなんか嘘じゃねえかみたいなやつがいるとか、
なんかそういうのがあるんで、あんまり良くないなって思っていて、一方でちゃんと多分これアンケートを取って調べられているということなので、これは僕結構ちゃんと信憑性があるなと思っていて、なのでそういったところから、なんて言うんでしょうね、僕もそれが理想だと思いますよ。
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そんな、誰か告発するとかっていう前に変わらなきゃいけないと思うんだけど、でもやっぱりこう、変わるかなとも思いますし、僕ももちろん正解が分からない中でいろんな人とこの話を、議論って言うとあれだけど、実際そういう事例あるかなとか、もし、僕はやっぱりそういったSEEDの起用家の人で、女性もいるし、投資先でも女性もいるし、
オアシスに来てくれる起用家の人もそういった人が結構多い、女性の方もすごく多いので、ある程度関係性のある人にはなるべくこう、何かあったら言ってねっていう風には言ってるんですけどね、難しいですよね。
特に男性に言うの怖くないですか、やっぱ。
で、そこはすごい難しいと思ってます。なので、何だろうな、本当はそんな告発なんてしなくても変われていけばいいんですけど、本当にそれで変われるのかみたいなのありますし、仮にやっぱりアメリカの場合は本当にそういう、トレーショナルなニューヨークタイムズとか、そういうメディアが、ちゃんとジャーナリストが裏を通って取材して、それで満を持してというか出しているとか、
そうですね。それが事実だったんで、そうやって辞めるとか、そんなに責任を取るっていうところも出ていて、多少ないそういうところも、変わらないんだったら人になってきちゃうと思うんですよね。遅かれ早かれ、多分。
本当に今のままだと。で、今回のNHKの記事って本当にその、何だろうな、きっかけ。本当にシリコンバレーも2017、18に一気にできたんですよ。それMeTooとかも話題になりましたけど、一個出てくると、これもある、これもあるって。実際に今もそれで、もしかしたら動いてるかもしれないですね、そういう。
次の記事なんで、取材も動いてく可能性は全然あるんですけど。なので、そうですね。悲しいかな、そういうセクハラ意識がある人と、経営者として優秀な人って何だろうな。分かんないです。経営者として結果が出ちゃったから変になっちゃう人もいるかもしれないし。
言ってみれば、UberのTravisとかも本人が直接したわけじゃないかもしれないですけど、やっぱあんだけ実力があってって人が、こういうのをきっかけに会社辞めなきゃいけないみたいなのって、もったいないというか、もちろん正当なね、取るべき責任ではあると思うんですけど、やっぱり悲しいじゃないですか。
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まず被害を受ける女性がいるっていうのは悲しいですし、そんなことで経営を退任しなきゃいけないとかファンドを辞めなきゃいけないみたいなのもそれで悲しいんで、それがもっと大きなものになる前に本当にこう、過去は変えられないんですけど、意識、未来、接し方とか意識は変えていく必要はありますよね、業界として。
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