1. ブックカタリスト
  2. BC016 『英語独習法』
2021-07-13 1:04:20

BC016 『英語独習法』

apple_podcasts

面白かった本について語るPodcastブックカタリスト。第16回の本日は『英語独習法』について語ります。

今回の本は、読み終えてから比較的時間が経ったものでした。ただ最近は「読書メモを整理して1ノート1要素にまとめる」ということをやっているおかげで、読んでから時間が経った本の方が中身についてじっくり考えを深められるようになっています。

実はこれ、『Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』も同じような状態で収録したもので、そういう意味でもLearn Betterと同じようにうまく話せたのではないか、という自負もあったりします。

英語学習版『Learn Better』でありつつ「世界の見え方が変わる本」

『英語独習法』大きく2つの点が素晴らしかったです。

1つは英語に特化した『Learn Better』のような、どのように学習をすることが、英語を学ぶのに有効な手法なのか、というのを学術的な観点で話してくれるところ。

特に最も痛快だったのは‌「目標を決める」ことの重要さを語った上で、できるようになりたいは目標ではないという言葉でぶった斬ってくれたこと。

世の中にある英語学習コンテンツの多くが「これだけでいい」「簡単」というようなお手軽感満載のタイトルで溢れていることに対して、『英語独習法』では以下のように「覚悟を決めろ」と迫ってきます。

できるようになりたい、というのは目標ではなくただの願望。

どのレベルまで、どこまで時間と労力を使う覚悟があるか、ということをきちんと考えて、自分の目指すものを考える。

『Learn Better』でも出てくるんですが、学びを深めるための基本は「価値を見出し」「目標を決める」こと。

これを「どこまで時間と労力を使う覚悟があるか」と語ってくれる本は信頼できる。

そしてもう1つ、この本が興味深いのは「英語という言語での世界の捉え方」を教えてくれること。

Did you see "the" broken headlight?Did you see "a" broken headlight?

本編でも語った話ですが、ネイティブの人は"the"なのか"a"なのかで答えが変わる、という話などなど、英語を話している人が感じている世界、というものがいかに自分と異なるものなのか、という実例を見せてくれた、大変興味深いものでした。

この部分に関して言えば、英語に興味がなくとも、言語というものがいかに興味深いものなのか。それを知ることができる点だけでも一読の価値はあると感じています。

いろんな本が自分の中でNo1判定されているんですが、これは「今年一番短い期間で読み終えた本」No1です。

本編中に紹介した本

* 英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで (中公新書) | 北村一真 | 英語 | Kindleストア | Amazon



This is a public episode. If you’d like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe
00:01
面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト、第16回の本日は、英語学習法について語ります。
英語学習法、これは僕がgoryugoさんにお知らせしたというか、ご紹介した本でしたっけね。
なんか独自で発見されました?
ブックカタリストのアフタートークの中で、今度話そうと思っている本の候補として名前を聞いたのが、多分初めてなんですよね。
その後、Twitterなどで複数の人が、ちょっと誰だったかまで正確に覚えてないんですけど、複数の人が面白いと言っていて、
ちょうど自分が英単語の暗記とかを始めていて、自分も英語を学習するということに興味が出てきたので買ってみたらですね、大変興味深く面白く。
今までの、今年読んだ本の中で最速で読み切った本でした。
読みやすい本ですし、ちょうどgoryugoさんの関心ごとにも近かったからっていうのはあるんでしょうね、きっと。
生活リズムで、ちょうど本を読む時間がすごくたくさん取れたタイミングで、この本をちょうど読んでいたっていう要素はあったりはするんですけど、
すごく面白くてサッと読めて、その後からもずっと書いてあることを咀嚼し続けていて。
一番最後に、手手小テストというか問題とかもあったんですよね。あれもやりました、頑張って。すっげー難しくてほとんどできなかったけど。
ちなみに、電子書籍って読まれたんですかね、それとも紙の本って読まれたんですかね。
電子ですね。まだまだほとんど電子ですね。今、紙で読むということを考えを見直していてやろうとは思っているんですけど、それでもやっぱり持っている本の大半、読んでいる本の大半が電子ですね。
これ問題とかをやるんだったら電子書籍のほうが便利だなって思いましたよ。Macの画面で問題を開きながらテキストエディターを同時に開いて書くっていう。紙と本でもできるけど。
紙の本だと結構問題のページと答えのページで行ったり来たりするのがめんどくさかったりしますけども。
電子もめんどくさかったですね。戻るできるけど。
中の形でついているのが答えはいいんですね。電子書籍の場合は。でも多分普通に後の方のページに書いてあるだけだから、結局行ったり来たり行ったり来たりせなあかんという電子書籍感がない感じなんでしょうけども。
ちなみに英語読習法で英語を読習する方法の本やと思うんですけど、どんなことが書かれてるんでしょうか。
これまでブックカタリストを聞いてくれた人を前提にすると、英語版のLearn Betterっていう印象をまず受けました。
03:06
いかにして勉強をするかっていう意味で、英語に関してのより良い学び方、それがちゃんと理にかなっていて、研究というかすごく納得できる、言っていることに。
ちゃんと根拠があるっていう印象があるのかな。
その上で英語、自分が漠然と印象を抱いていた英語ってこういう特徴があるんだよみたいなことを、もっとすごく分かりやすくいろんなパターン、事例を紹介してくれて、それがすごく興味深くて。
英語と日本語って当たり前だけど、1対1で対応する言葉なんて何一つ存在しないはずなんですよね。
そういうことを、違うっていうことをすごく教えてくれて。
それを一言で言うと、この本の中ではスキーマっていう言葉を使って紹介しているんですけど、スキーマというものが学習においてすごく自然な英語、自然な言語を話すために大事なことなんだっていうことが一番強く書かれていた本ですね。
じゃあそのスキーマっていうのは例えばどんなもんなんでしょうか。
定義を調べたら、言葉としては結構難しくて、かなり概念的な要素が強くて、辞書的な意味を調べると、新しい経験をする際に過去の経験に基づいて作られた心理的な枠組みや認知的な構えの総称。
正直、自分は言語で聞いてもよくわからなかったです。
スキーマっていう言葉で、いきなりだいぶ本題な感じになるんですけど、表に出てこない膨大な量の言語に対する知識、言語化できないレベルの知識っていうものが、一つの言語にはものすごくたくさんあるんですよね。
そういうものというものをちゃんと理解しないと、例えば日本人からしたら、あの人の日本語ちょっと変だよね。
逆に英語の人からしたら、あなたの英語なんか不自然だよねっていうことがすごくいっぱいあるぞと。
本の中でスキーマの具体例みたいなものがすごくいっぱい出てくるんですよ。
それを読むのが多分さっきのよくわからない難しい説明を聞くよりも、やっぱりいくつか実際の事例をわかった方がいいんじゃないのかなと思いますね。
例えば1個ぐらい挙げられます?その例みたいなの。
順番に挙げていこうと思ってたんですけど、一番面白かったのは、最初に出てきたから印象に残っているっていうのもあるかもしれないんですけど、
英語圏の人に車の事故をした絵、車が事故って壊れたっていう絵を見せたんですよね。
複数の人にそういう絵を見せて実験をしたんですけど、それぞれの人に、その人たちに対して、
06:03
Did you see THE broken headlight?って言った場合と、Did you see A broken headlight?って言った場合で、
回答の数、答えがすごく大きく変化した。
違いは、Aなのか、THEなのか。
THEっていう言葉が付いていると、実際の英語の絵の答えとしては壊れてなかったらしいんですけど、
THEっていう言葉を付けられると、壊れてたっていう答える人がすごく増えた。
で、Aっていう単語だと、それに比べてすごく少なかった。
日本人が特に、多分英語で一番最初に意味がわからない概念として教えられるのは、そのAとTHEだと思うんですよね。
我々は学習によって、無理やりTHEってどういうものかって、いろんな言い方をされまくることで、
なんとなくちょっとずつ概念をつかんでいったりはするんですけど、
英語圏の人は、それを言語ではないレベルの概念としてTHEというものを理解しているっていうのかな。
THEっていうと、やっぱりそのものが存在しているっていう要素が強くて、
あったっていう前提になるみたいなんですよね。
なので、Did you see the broken headlights?っていうのは、あなた、あの壊れてたライト見たでしょう?ぐらいのニュアンスになってくる。
で、逆にDid you see a broken headlights?っていうと、
あなたは壊れたライトってありましたか?ぐらいのニュアンスになるっていうのかな。
これが特に、多分これを日本人がやっぱり学校の勉強をちょっとやった程度では、
この概念っていうのはなかなかシステム1で反応するレベルには認識できないと思うんですよね。
ただ、こういうことをしっかりと理解していくことで、英語っていうのがすごくちゃんと話せるようになる。
違和感なく話せるようになるっていう感じのところからの入りですかね。
なるほど。違いを理解するとおっしゃられましたが、どのようにして理解したいのでしょうか。
その辺は順番に話していこうと思っていて、違いというかたくさんの違いを知ることと、
語彙を深めることっていうのが大事なことっていう言い方をしているんですよね。
語彙を深める。
そうそうそうっていう感じでしたね。
いつものパターンで言うと、要するに一番この本で書いてあるというか、この人が言いたいであろう一番大事なことは、
英語を覚えようって言ったら、語彙を広げて深めること。とにかく語彙が一番大事なんだ。
広げて深める。
そうですね。これもまんまらメタですよね。知識を広げて深める。
09:00
言語に関しても単語の語彙というものを広げることと深めることと両方すごく大事だと。
この前の広げると深めるっていうのは具体的にどういう意味を持っているのかなと。
広げるっていうと、単純に言うと、要するにどんだけ単語を知っているかだと思うんですよね。
英語の辞書に1万2万単語が書いてあって、その中のどれだけの単語というものを知っていて、
なんとなくその単語の意味がわかるというのがまず広げるだと思うんですけど、
深めるっていうことになってくると、やっぱりその1つの単語に、
例えば狂気の単語っていう言葉が出てくるんですよね。狂気の語。
例えば日本語の場合なんですけど、ある単語が登場したときによく出てくる単語というものがある。
狂気、共に起きるということかな。
そうですね、共に起きる。
例えば日本語の洋服の場合って、英語だったら全部wearなんですけど、
上着の場合は上着を着るって言うんですよね。
帽子の場合は帽子をかぶる。靴の場合は靴を履くという単語を使うんですけど、
これって例えば日本人が靴を着ましたとか帽子を履きましたって言ったら、
どう考えてもおかしいってもう違和感なく感じられるんですよね。
ただ当たり前なんだけど、英語圏の人からしたら、
全部wearという単語で意味が実質通じてしまうので、
これを向こうの人が使い分けようとするのはすごく難しい。
例えばこれがさっき言ったスキーマの1つの事例なんですよね。
やっぱりこの狂気の知識があるということがそのスキーマの事例。
こういうことを言った場合に、この単語にはこういう単語がよく出てくるということが、
もう無意識のレベルだとしか言えないと思うんですよね。
これを言語化しようとするとめちゃくちゃ難しくて、
ネイティブの人たちも説明することが難しいような知識というものが無数にある。
こういう感覚をたくさん言葉について知ることで、
やっぱり少しずつ英語がナチュラルなものになっていく。
日本語の特徴として、日本語ってさっき言った動詞って、
かなり目的語で変わることが多いらしいんですよね。
着るっていう場合は洋服になるし、かぶるっていう場合は帽子になるしっていう。
例えば英語の場合で違うっていうのが、追求するっていう単語が出てきたんですけど、
日本語だと追求するっていうと、要するに何でも追求するという言い方をしてしまうんですけど、
英語だとパスっていう言葉とチェイスっていう言葉が、
どっちも日本語としては追求すると翻訳されるものなんですよね。
12:02
ただパズーっていうのは、抽象的な概念について狂気の語として出てくるもので、
チェイスっていうのは物理的なものに対して使われる言葉。
パズーとオブハッピネスっていう曲とかがあって、俺すげー印象に残ってるんですけど、
幸福の追求という場合はパズーじゃないとダメなんですよね。
それをチェイスオブハッピネスっていうと、物理的なものじゃないものを追っかける、追求するっていうのに、
チェイスという言葉を使ってしまうと、向こうの人が意味がわからなくはないんだけど、
お前めっちゃ変な英語使ってるよねっていう言い方は感覚を受けてしまう。
まず一つは語彙があるということの重要なことの一つが、そういう狂気の語というものを知るということ。
他にもいろいろあるんですけど、よく知っておくと多分いいのが、
一つはさっき言った狂気の知識っていうやつと、もう一つがどのぐらいフォーマルな言葉なのかということを知っておくっていうのが、
入門段階として語彙を広げて深めていく段階として覚えておくといい言葉だぞっていう話で。
これも例えば日本語でっていう場合で出てきたんですけど、日本語に選ぶっていう単語がありますよね。
選ぶっていう意味をもうちょっと固い言い方をすると、例えば選定するっていう言い方ができる。
でも友達とご飯を食べに行った時に、お前早くメニュー選定しろよって言われたら、どう考えてもおかしいじゃないですか。
それは日本人なら多分きっと全員がわかることなんだけど、でもやっぱり選ぶと選定するという言葉は、言葉の意味としてはもうほとんど完全に一緒だと思うんですよね。
ただフォーマルな場面であれば、選定するという言葉を使った方がお堅い印象を与えるというのかな、かっちりした。
選ぶっていうともうちょっと柔らかくて自然な感じがある。
このあたり、この2つをまず多分覚えておくということが、語彙の入門レベルとして語彙を深めていく、広めておくとして知っておくといいことなのではないかなと。
つまり語彙を身につけるといった時に、例えばチョイスやったり選ぶとかっていうことを、単純にその単語の意味だけを覚えているだけでは、語彙はそんなに広がらないし深まったとも言えないってことですよね。
そうそう、そういうことですよね。ちょうど倉下さんが先日Twitterで、Twitterじゃなかったかな、メルマガに書いていたんだったかな。
英語のタイトルをパッと見た時に微妙なニュアンスがわからないから、このリンクをクリックするべきかどうかというのの判断が日本語よりすごく難しいという話をしていて。
15:08
そういう能力につながるところですよね。やっぱり細かいニュアンスというものは、例えばフォーマルな単語が使われているかどうかということですごくわかりやすくなって。
ちょうど自分が体験したことなんですけど、以前GUAMに行って、GUAMのホテルのビーチみたいなところにいたんですよね。
その時に向こうの割とお堅い職業の人に英語で話しかけられて、ホテルに行っている人が持ってないといけないものみたいなのを持ってなかったらしくて、
こいつちょっとこっそりホテルのプールに忍び込んだ怪しい奴なんじゃないかっていうイメージで話しかけられたという印象なんですけど、
その人の英語がわからないなりにものすごく丁寧でジェントルでお堅い英語で話しかけられたっていう印象があったんですよね。
覚えているのはキャンユーとかクジューじゃなくて、確か宇宙なんとかって聞かれたとかだったと思うんですけど、
それ以外の単語の言い回しから喋り方、口文というものが、明らかに例えば映画で出てくる英語とは全然違う。
すごいカッチリお堅いような単語という、わからないのにわかったぐらいそれはすごかったという印象があって、
この人めっちゃ丁寧な英語使ってるなって、意味は最低限わかったんですけどっていう印象を受けるぐらい、
やっぱりフォーマルな単語というものが場面に応じて使い分けられると、自然に英単語がちゃんとニュアンスが触りやすくなるっていうのかな。
自分の場合さらに言うと、例えば最近英単語を暗記するときにインファントっていう単語が出てきたんですよね。
これって確か以前も飛行機とかを海外のサイトで予約するときにインファントって出てきて何なんだろうって思った記憶があるんですけど、
単語としては幼児、赤ん坊みたいな意味なんですけど、要するにチャイルドよりもおかたい単語のインファントなので、
例えば航空券を予約するときにやっぱり子供って書くよりも幼児、児童って書いたほうが違和感がないからインファントって書いてあったんですけど、
当時それにすげえムカついていたんですよね。このわかりにくい英語使いやがってっていう感じで。
チャイルドって書いてくれれば俺だってわかるのに、なんでインファントなんてよくわかんない言葉を使うんだって思っていたんですけど、
やっぱり考えがだいぶ変わりまして、ニュアンス場面によって単語を使い分けないといけないということを、
主にこの本の影響なんですけど、考えを変えないといけない、大したことない違いではないんだなっていうことを認識して心を入れ替えたんですよね。
18:10
それをやってから、単語を覚えることが以前より、あくまで感覚なんですけど、できるようになってるんですよ。
これもLearn Betterであった、目標を決めるとかやる気があるとか、こんな単語を覚えても意味がないや、インファントっていう言葉に対して覚えても意味がないって思っていた時は、やっぱり覚えるのが難しかったんですよね。
でも、チャイルドと同じだけど同じではないインファントという単語にちゃんと興味を持って覚えようと思ったら、やっぱ覚えられるようになった。
Learn Betterでできたまま価値を見出すですよね。
それはでも結構重要な話で、だから言葉の細かい違い分けが以前の状態であれば意味がないと思ってたのが意味があるんだと、ちゃんと別の言葉使われてるのが意味があるんだと思ったら意味が見えてくるようになったっていう意味の二重構造がそこにあるんですけども。
だから、そこに意味があるから意味を見出せるようになるっていう、それがないと人間の理解っていうのは進まないんでしょうね。
だいぶ前にちょうぼの話をゴリゴさんがされて、ああいうのもちゃんと意味があるんだって言ったら興味を持つようになったって言われて、やっぱ意味があるってことを知るっていうことはとても大切なことなんだなっていうのが今フラッシュバックしましたね。
そうですね。多分ね、多くの人がそういう価値を見出すということの価値というものをあまり感じていないのかもしれないんだけど、二重構造なんですけど。
価値を見出すということの価値っていうのはすごく重要で、A単語の話で言うと、もう一個エピソードというものがあるんですけど。
今NGSLっていう、これだけ知っとけば大体わかるっていう2800ぐらいの言葉を覚えるっていうのが大体できたみたいな話をしたんですけど、子供がちょうど小学校入学で、幼稚園のお祝いで国語の辞書をもらったんですよね。
その国語の辞書を見て、今時の辞書めっちゃ進化しててよくできてるなっていうのを思っていたりしたんですけど、そこに書いてあったフレーズで、この辞書には小学校6年間で覚えておきたい日本語がおよそ7700ぐらい載っていますって書いてあったんですよね。
英語と日本語を1対1で対応させることが決して正しいとは思わないんですけど、そのNGSL2800を覚えることに対して、小学校6年生レベルの5位で、もう日本語の場合はやっぱり7700、知ってるんですよね。
21:02
これもまたやる気につながったことで、2800レベルの単語で知らない単語ってすっげえいっぱいあったんですよね。こんな単語っているのかなっていうふうに心の底で思ってしまうわけですよ。なかなか覚えられない単語って。
こんな単語そんなしょっちゅう出てくるって結構疑問に思いがちだったんですよね。ただ、小学校6年生レベルの5位が7700と言われたら、2800なんて要するに幼稚園児レベルなんですよ、たぶん。
そのぐらい単語というものの、まず絶対的なワード数というものは、少なくとも当時自分が思っていた言葉よりも遥かにもっと広くて深いものが広がっているということを思い知ることができて、大変ではあるんですけど、当然例えば1万語覚えようとかっていうことは。
でも日本語でたぶん1万語ぐらいは軽く使えてるはずなんですよね、自分は。
それがだってもうまずわからないんですもんね。今自分が使えてる言葉のワード数って把握できないから、その2500、2800っていうのが多いんか少ないかもわからないですよね、感覚として。
そうそう、全然わかってなかったとも言える。なので逆にそういうことを日本語の目安というものを知ることができて、そういう意味でもやっぱりこれもやる気につながって価値が見出せたんですよね、そういうふうに。
なのでその2800程度はやっぱりその見た瞬間無意識で分かったレベルにならないとしゃべれないんだろうし、2800程度覚えるのって大したことないんだなっていうふうにも思えるようになったんですよね。
僕はその2800に尊しないから、2800かーって感じだけど、一遍行くとそうでもないっていうことなんですね、だから。
数字としては多いと思うんですよ、やっていくことは。ただ日本語のことを考えたら箸にも棒にもかからないレベルの語彙でしかない、まだまだ。
その程度なんだったら覚えればいいんだし、あとさらに言うとほとんどどんな人でもやっぱり言語って住んでたら覚えられてるはずなので、ある程度覚えてしまうことは時間は絶対にかかるんだけど時間さえかければできるようになるんだなっていうことを割と確信できたとも言えるのかな、この本とかのおかげで。
単語を覚えていくってすごい地味な作業で時間もかかるから、やっぱり継続するのが難しいんですよね。だからモチベーションを保てないというかね。でもそういう段階とか全体図が見えてくると進みやすくなるといいなという感じを受けましたが。
24:01
あとはちょっと本の話題とはずれるんですけど、英単語で言うとやっぱり自分の場合、暗記っていうアプリを入れたおかげで、その学習進捗管理というものが全く必要なくなって、ただ出してくれた問題を毎日15分程度解いていれば自然に覚えられるようになる。
さらにやることはスマホをいじっていればいいので、ノートとかペンとかがいらないんですよね。スマホだけで音声付きの復習システムがあるというのはすごく偉大で、例えばそんなものがなかった時代に英語を勉強しようかって言われたら、多分やれなかったんじゃないのかなと思うので、やっぱりいい時代になったと思いますよ。
その暗記システムの中においては単語だけが発音されるんですかね?それもちゃんと文章もセットで覚えてるんですかね?
意味が覚えられない単語は、AA辞書での意味を再生させるということもやってみたりしています。
そこに関してはまだちょっと実験中なので何とも言えない句はあるんですが、やっぱり2800を覚えて、もう何回も言ってるんですけど、本当に一回やったやつだっていう単語がめちゃくちゃいっぱいある。
逆に言うと、まだ全部ちゃんと思い出せるかは自信ないんですけど、少なくともやったかやってないかぐらいはわかるんですよね。やっぱり2800やってるとこんなに出てきた単語だらけなんだっていうのは結構驚きで。
そういう単語が2800個統計的に見られてるから。
でもやっぱり数字で知っていることと体感することはかなり違うんですよね。そんな感じで、スキーマというものが大事だっていうのと、あと最初にちょっと言えなかったんですけど、最初にめっちゃ素晴らしいというか、これだわっていういいことが書いてあって、
この本の最初にまずどんなにわかりやすくても、期待と一致してないと浮き流してしまうので、その目標を決めることが大事だっていう、まんまランベターと同じことが書いてあったんですよね。
で、一番響いた言葉というのが、できるようになりたいは目標ではない。
ああ、これほんと英語ってみんなそうだよなって思っていて。
確かに。
みんな英語をできるようになりたいっていう目標のつもりのものを作るんですよ。でも、ゴールがないんですよね。当たり前なんだけど、できるようになりたいという言葉には。
つまりジャッジメントする基準がないな。どうできたらできるようになったっていう基準がないから、永遠にたどり着かないってことですね。
27:07
そうですね。だから必ずどのくらいのレベルに到達したいのかを考えないといけないってこの人は言ってるんですけど、やっぱり自分の場合、まず第一目標として2800のNGSLの単語を暗記するっていう目標が作れた。
とか、次の段階でそれ以外のリストっていうのをもう一個、今覚えたりしているっていうことも言っているし、あとはもう一個が片手間ではプロフェッショナルになんてなれないっていう。
すごく当然の話には聞こえますけど。
でも、世の中の英語の学習というのは、かつて例えば寝てる間に聞いているだけで英語がすらすら話せるようになるとか、楽をしてみんな覚えようっていうことばっかり言ってるけど、特に言語ってやっぱり一番苦労が伴うことだと思うんですよね。
多分、数学の天才は数学なんて一瞬で先に進めると思うんですけど、言語の天才はやっぱりある程度単語を覚えるという作業をこなさないとやっぱり覚えられないはずだし、きっと一番努力が成果になりやすいし、努力をしないと成果になりにくい分野でもあると思うんですよ、言語って。
なので、まず目標を決めると同時に、どのレベルまで到達したくて、どこまで時間と労力を使う覚悟があるのか、それを考えて自分の目指す目標を決めろっていうふうに初めのところに言っていて。
俺、まず最初にここを読んだときに、この本は素晴らしいな、信用できるなっていうのをやっぱり思ったんですよね。楽をして覚えるなんてことをやろうとすんなって初めに言ってくれる時点で、やっぱり信用できるよなっていう。そこからさっき言ったそういうスキーマの話とかに繋がっていくっていう感じなんですけど。
ちなみにこの本では、英語の学習においてどこに注力するかっていうのがいろいろあって、リスニングとかさっき言った語彙とか英文法とかいろいろあると思うんですけど、この本のコアになってるのはやっぱり語彙なんですかね。
語彙ですね。もうとにかく語彙しか言ってないっていうぐらい語彙ですね。とにかく語彙をリスニングより語彙。語彙の広がりにたどくは役に立たない。語彙があるとはどういうことかとか、もうとにかくその語彙に関することがものすごくいっぱい書かれている。
語彙はもちろんあったんですけど、その語彙に至るまでに他にも面白かったことがすごくいっぱいあって、例えばさっき言ったあとザの違いみたいなものって英語の特徴の一つだと思うんですよね。
これに関しても、あとザっていう加算名詞不加算名詞という英語文法用語というものがあるんですけど、それもスキーマとして認識しているので、向こうの人たちは、例えばTっていう言葉を言われて液体のコップを渡すときにTというのは、
30:10
あとかザがついてなかったということは数えられない不加算名詞なんだなっていうことがわかるので、コップに入った飲み物を渡されたときにTっていうと、それは中身の液体のことなんだなっていうことを推測できるらしいんですよね。
無意識で。カップオブTって言われると、そのコップに入った一つのTっていう物質になる。この英語の超基本にして、やっぱり日本語に全く存在していない加算名詞不加算名詞という概念ということだけで、多分調べれば無限に覚えることとか知るべきこととかいっぱい出てくるとは思うんですけど、
どうしても意味ばっかり気にしてしまうので、英語を読んだり書いたりするときに、日本人って、例えばあとかザに意識がいかないらしいんですよね。言われてみると本当そうなんだけど、そのあとザとかつくのかつかないのかつけるべきなのかつけるべきでないのか。
ついてる場合とついてない場合で、やっぱり伝えたい話者が言おうとしていることが変わっているっていうことを認識しないといけない。これが最も英語の基本にして重要なスキーマーの一つなのではないかなって思っていて。
俺も今ここで話し直すまでもう忘れかけていたりはしたんですけど、英語を読むときにあとかザとかっていうのがあるかないかを意識して読むってことを、少なくともこの本を読むまでそんなに考えたことなかったんですよね。
日本の英文法の学習の場合って、あかザっていうのがその文法的な前後の条件によってこれが正しいか間違ってるかっていう○×問題になりがちで、その文章を作った人が何を言おうとしているからこれがあであるないしはザであるっていう解釈ってほぼ練習しないんですよね。文法的に適してるか適してないかだけで選ばされるというか。
だから訓練してないんですね。その見分け方の。
そう、だから、あってるあってないじゃないんですよね。何て言おうとしているかによってついてるついてない、あなのかザなのかが違う。で、多少何も知らない人よりは知っていると思うけど、全然やっぱ意識できていなくて、英語読むときにやっぱそこにもう日本人はある意味宿命だという感じにも言っているんですけど、そこにやっぱり目につかない。
ただこの加算不加算というので、やっぱり英語圏の人は何て言うんだろう。世界の捉え方が違うっていう感じの意味のことを言っていて、その単語に対して加算名詞なのか不加算名詞なのかでその概念捉え方が違うっていうのかな。
33:05
例として出てきたのがそのアイディアっていうのは加算名詞らしいんですよね。なんだけどエビデンスっていう単語になると不加算名詞らしいんですよ。
なのでアイディアっていうのは数えることができるものなので、アイディアがたくさんあるという言い方はできるんだけど、エビデンスはたくさんあるという言い方では正しくないんですよね。
エビデンスっていうのは概念だからですね。要するに。
そうですね。事実が集まって、そこなく一つの結論に導かれた時にエビデンスがあるという言い方をする。
日本語でなんとなくカタカナ語としてエビデンスを使う場合に、それってちゃんとエビデンスってあるのっていう場合に、なんかやっぱね、加算なのか不加算なのかっていう分け方をしていないんですよね。
聞けないですね。確かに。
でもその概念の、同じ単語に対しても捉え方が違う。言葉からイメージする感覚がもはや言語化できないレベルの感覚が加算不加算によって違うっていうことを知っておくというのが英語の世界であって、英語という言語での世界の捉え方というものはそういうものなんだって言われて、
世界の見え方が言語によって変わるっていうのは、英語の学習とかそういうことではなくて、単純に人文学的な面白さとしてすごいなって思って。
おだしょー いやでも、普通に勉強すると多分、アーキャットとザーキャットっていうのが、アーは猫でザーがついてたらその猫っていう説明が出て。
おだしょー そのですよね。
おだしょー 確かにそのをつけたらいいんだって思うんですよ、なんとなく。ザーがついてる。でもそうじゃなくて、前者のアがついてるっていうのは猫一般を示していて、ザーがついてるのはそこにいる猫を示していると。
だからもう前者の場合は具体的な猫じゃなくて猫っていう概念を指している。だからプログラミングで言うとそのオブジェクトを生み出すクラスがアーなんですね。
で、実際に生み出されるオブジェクトがザーがついてるっていう違いがあるっていうことを習わないですよね、基本的には。
おだしょー だって先生もそこまで理解できるかって言われたら難しいし、さっき言ったアーとかザーに無意識に目が向けられるって相当できるレベルだと思うんですよね。
数えられるか数えられないかではないっていう言い方をしていて、要素として見るのか集まったものとして見るのか。
他にも面白かったのが、ファニチャーは不加算名詞らしいんですよね、家具っていう。
チェアーとかテーブルっていうと加算名詞で、チェアーとかその数があるんだけど、ファニチャーというと家具というものはもう概念になってしまうらしいんですよね。
36:00
そういうふうに具体的な学習法につながるんですけど、英単語、名詞を覚えるときはその単語は加算名詞なのか不加算名詞なのかということを外国語として英語を学ぶ場合はきちんと勉強することが大事だっていうふうにも言っています。
なので、ただファニチャー、家具って覚えるのではダメで、不加算名詞の家具という概念なんだっていうふうに覚えることが重要だと。まだ自分が暗記したレベルではそこは全然自分はできていないんですけど。
でも注意を、そういう違いがあると思っておくだけで、多分実際の英文法を見たときにパッと気づきやすくは多分なるんでしょうけども。だから、実際のネイティブの人たちも、家具っていうのがこれが不加算名詞で概念やからって覚え方は多分しなくて、日常的な会話のやりとりの中で、これはつけない単語なんだなっていうふうに覚えると思うんですよね。
カップオブティーとティーの違いも、文章の中であれは常にカップオブで使われているから、そういうものなんだなって多分認識すると思うんで。だから、実際の文章とともに覚えていくのが一番破綻が少ないっていうか、ネイティブに近い
例文を覚えるというのは一番簡単に違和感なく覚えられるので、例文を覚えるというのと、多分一つの単語を深く掘り下げるというのと、両方大事なんじゃないかなと。多分そんな感じのことも書いてありましたね。
あと、言語のハイレベルなテクニックになると、あえて加算名詞を不加算で使ったり、不加算名詞を加算で使ったりっていう、高度な日本語のテクニックと同じように、微妙なニュアンス、違和感をあえて出すためにそういうことをやるっていうテクニックも、もちろん高度になってくれば使ったりもしてくるので。
そこまで分かるようになるのは相当レベルが高いことだと思うんですけど、そういうこともまずいっぱい出てきましたね。スキーマの中で、加算不加算っていうものだったり、フォーマルだったり狂気の知識だったりっていうところがいっぱいいろいろ出てくるんですが、こういうことがすごく他にも結構いっぱい書いてあって。
あといくつかすごい面白かったのが、さっきは名詞の違いですよね。もう一個は英語は動詞も日本語とすげえ違うらしいんですよ。英語というものは行為を入れ込んだ動詞というのがすごく多い。
行為を入れ込む。
そう、用語にすると難しいんですけど、実例にすると日本語で例えば歩くっていう言葉があります。英語だとパッと思いつくのがwalkですよね。
39:04
ただ例えば英語の場合、発音ちょっと不正確かもしれないんですが、アンブル、スワガー、トゥドゥル、トラッジとかっていう、そういう歩くという単語がいっぱいあるらしいんですよ。
ただこの歩くというのは、それぞれ日本語訳をする場合に、アンブルという単語は例えばブラブラ散歩する的な歩く。スワガーっていうと胸を張ってズンズン歩いているイメージ。トゥドゥルっていうとよちよち歩いている。トラッジっていうと重い足取りで歩く。
日本語の場合、全部歩くに何らかの説明の用語を加えるというのかな。動詞一つでは日本語では表せないことを英語は動詞一個でありにしてしまうんですよね。
動作の状態込みで一単語にパッケージされていると。
そういうことも特にこれは英作文においてすごく日本人が間違えてしまいがちなことらしいんですけど、もう一個の全知識を組み込んだ英語は全知識と動作を入れ込んだ動詞を使うことで、ある意味日本語よりめっちゃ語数が少ないんですよね。
例文として出てきたのが、人がふらつきながらドアに歩いて行って部屋に入った。
というものを例えば日本人が英語の英作文をすると、a man walked to the door and entered the room with unsteady stepsという言い方をする。よくある間違いの仕方。
男がドアに歩いて行った。そしてドアにunsteadyなstepsで入っていった。
ただこれは英語にするともう、a man wabbled into the roomで終わりなんですよね。
この全知識intoとwabbleっていう単語一つでもう全部の意味を言ってしまう。
これもまんまスキーマなんですけど、日本語は歩くという用語に一つの意味しか持っていないので、walkと一対一でどうしても対応させてしまう。
普通に英作文でその問題出たらまず、歩くはwalkで。
絶対walkしか思いつかないですよね。歩きが出てきたら。
それがスキーマが足りないという言い方になるのかなんとも難しいんですけど、そこも概念として知っておくことで、実際に例文を読んだときに、またこの人wabbleって書いてある、出てきただとか、
あとさらに言うと、例えばアンブルなんて単語を使うなよこの野郎って思わないこともできると思うんですよ。
42:02
もうそういう言語なんだからっていう。
そういう世界の捉え方をしているから、もう正しいとか正しくないではないんですよね、もはや言葉というものは。
動詞を、行為を入れ込んだ動詞というものも多いということを知っておかないと、やっぱ読めないし、単語をきっと覚えることができない。
さっき言った俺の話で、アンブルっていう単語にやっぱ意味があると思えないんですよね。
ブラブラwalkでいいじゃんっていうふうに思ってしまうし。
覚えなくてもwalkwithfuneralとか言っときゃええとかいうふうに感じますよね。
感じてしまうから、厳密に全部何もかもっていうのを知っておくことはやる気につながると思うので、そういう違う言語なんだ。
仕組みとして、加算文法、不加算文法だったり、全知識がめちゃめちゃ重要だっていう話だったり、動詞というものは行為を入れ込んだものが多い。
もう一個だけ英語と日本語のすごく大きな違いっていうのが、状態と動作というものを厳密に区別するっていう言い方をしていて、
wearっていう単語があるんですけど、これも英作文失敗例というものがありまして、
彼女はズボンを履いていますっていう単語。さらに言うと、彼女はズボンを履いていますって日本語でも意味が2つあるんですよね。
今聞きている最中なのか、そういう状態になっているのかの二択がありますね。
日本語の場合は、要するにそれをやっぱり同じ言葉でしか表現しないしできないんですよね。
これは多分外国語学習者からしたら、ふざけんなっていう前後の文脈で捉えろなんですよね。これを翻訳する場合は。
ただ英語はそこは厳密に区別する言語で、履いているwearというものは状態を表すもので、履くという行為、動作ではない。
She's wearing a red dressっていう文章は使わないわけではないんですけど、その人はその状態であるという意味しか表さない。
今着ているところですっていうことを言おうとしたら、それはShe's putting on a red dressって言わないといけない。
でも日本語はどっちもShe's wearing a red dressで通じてしまうというか、日本人からしたらやっぱ概念がわかってしまうんですよね。
これもまた英単語に、やっぱり一個一個状態を表す動詞なのか、動作を表す動詞なのかというものは違うっていう言い方をしていて、
それも例文を覚えることである程度自然には覚えられるんですけど、これもまた違うということを知っておかないといけない。
45:09
ま、確かに。着るというだけで覚えてたらその区別できませんもんね、確かに。
脳とかbelieveっていう言葉は高級的なその状態を表すものなので、進行形にはならない単語らしいんですよね。
で、他にも恥ずかしいという言葉があってashamedという恥ずかしいという単語とembarrassedという恥ずかしい単語、恥ずかしいっていうどちらもこれも日本語としては恥ずかしいなんだけど、
やっぱりこれも英語と日本、英語には同じ恥ずかしいでも意味が違って、ashamedっていうのは本来してはいけないことと知っていてもやっちゃったから恥ずかしいっていうもの。
で、embarrassedっていうのは靴下が破れてては恥ずかしい思いをしちゃったなっていう時の恥ずかしいはembarrassedっていう言葉を使う。
で、すごく面白かったのがもう一個日本人がパッと思いつく恥ずかしいっていう言葉でshyっていう言葉があると思うんですよね。
で、shyって恥ずかしがり屋さんみたいなニュアンスで、日本語で言うとそれって3つとも同じような単語って認識してしまいがちなんですけど、このね、shyはね、違うんですよね。
英語圏の人からしたら1ミリも似ていない単語だという認識になるみたいで、やっぱりshyというのは状態を表すものではなくて、性格を表現する単語なので、似た言語としてすら認識されていない。
で、あとだいたいこんな感じで言いたいことは言えたんですが、そういうことを知る上ですごく便利なツールっていうのがいっぱいあるよっていうもので、いろんなウェブを活用したようなツールとかもいっぱい紹介されていて、その中の一つで一番自分も使っているのがskllという英単語のコーパスっていうすごいたくさんの例文を集めたやつですね。
コーパスを用いた単語を深く知るためのツールというものが紹介されておりまして、skllというものを使うとさっき言った、例えば狂気の単語というのが1個の単語を調べるといっぱい出てくるんですよ。
そのエンバラストという言葉を使った場合に、エンバラストと一緒によく出てくる動詞、一緒によく出てくる名詞、一緒によく出てくるなんとかっていうものがいっぱい表現されていたりだとか、同じような場面で使われる類義語的なものっていうのもskllの中から調べることができて。
面白いことにやっぱりエンバラストの中にはashamedは類義語に出てくるんだけどshyというものは類義語の中には全く入ってこないんですよね。
48:01
もう一個がたくさんの実際の例文というものもコーパスという大量の英文法の中からどういう文章、実例のある文章というものも一緒にたくさん出てくるようになっていて。
自分の場合、具体的な方法でいうと、Ankiのテンプレートを自分でカスタマイズできるんですよね。
英単語を見たときに、この意味をもっとちゃんと詳しく知りたいなって思ったときに、英単語をパラメーターにしたskllボタンというものが設置されておりまして、
skllボタンというものを押すと、その単語でサーチした結果のskllのページにリンクできるようになっている。
これもやっぱりWebを知っていて、ある程度プログラミングなんていうレベルでもなくて、もうHTMLというレベルでいいんですけど、というものを知っていて、やっぱりデジタルツールを使いこなせば、そんなこともすごく簡単にできる。
言語学習が、これはもう効率化と言っていいと思うんですよね。すごく効率的に学習ができるようになる。
なんかライフハック的な話だったな、今のは。
そうですね。ある意味、普段よく話しているまんまライフハックっぽい話っていうか、そういうやつですね。このボタンめっちゃ便利だよっていう。
そういうものを使うことで、一言で言うと、Ankiめっちゃいいですよっていう結論になってくるんですけど。
語彙を広げるためには覚えるしかないからね、Ankiするしかないっていう部分は絶対避けて通れないでしょうね。
さらに言うと、自分の場合、1日10分から15分程度の学習時間しか確保していないというのか、その程度で目標量は到達できていて、それ以上やるとちょっと負荷がでかすぎてつらいんですよね。
1日10個新しい単語を覚えて、そのAnkiがお前もう1回見直せって言ってくる単語を同時に学習するというのをやっていて、
だいたい平均して10から15分。辞書など見る時間含めたら20分ぐらいになるかもしれないのかなっていうぐらいの時間で、5分を4回やれば20分ぐらいならできるので、
ちょっと隙間ができたらAnkiをやることが個人的な最も初期段階のオススメの英語特集法なのかなと。
Ankiって言うと、日本人のAnkiっていう言葉のイメージはかなり悪いと思うんですよ。
分かります。
丸Ankiっていう言葉が大体知識を理解する学習とは逆に言われるんですけど、でも今の話を聞くとまずそのAnkiすることは必要で、
しかもそのAnkiっていうのが実は他の知識とのネットワークで理解されるんですよね。
つまりAっていう単語と共起する単語を一緒に覚えるとか、あるいはAと類似する意味を持つ単語を覚えるっていうので、
51:00
ちょっと単独で知識を断片的に放り込んでるわけじゃなくて、ただの知識との関連性の中で覚えてるんで、
これ全然その悪いイメージというか単純なAnkiじゃないんですよね、これって。
そうですね。
単純な要素がゼロだとは全く言えはしないんだけど、実は結構いろんな組み合わせをちゃんと学んでいるとは言えるかな。
少なくとも例文を読まなかったら意味はないと思うんですよね。
1個例文を知っているだけでもやっぱり桁が違うと思うので、
自分の場合全然覚えられんかったら違う例文を持ってくるとか、その意味を調べるとか。
感覚的にすごく自分の感覚に馴染む単語というものもあって、やっぱりそれはもう去って理解ができるようになるんですよね。
そうじゃない単語っていうのがやっぱり苦労する単語で。
考えてみると、やはり日本語でぴったりの概念がない単語というものは覚えることがすごく難しくて。
ゲームをやっていて、英語圏のゲームをやっていて出てきた単語というものは恐ろしいほど一発で覚えられる。
その言葉を使うシチュエーションが脳にちゃんと構築されてるから。
そう、だから概念として理解していて、そこに日本語が与えられるから、あれね、あれねっていうので、
多分ネイティブの人に近いレベルで概念として獲得できるんですよね、最後に日本語が入ってくると。
そうか、逆にさっき言った複数のバリエーションのアルクっていうのは多分実際レベルで使えるようになるのはだいぶ時間かかるでしょうね。
日本語の場合さっきもアルクって出てきちゃうんで。
そう、だからアルクとかはまさに難しい単語の典型ですね。
さらに言うと、やっぱり2800語の中にはそういう単語入りづらくはあるんですけど、
でもね、例えばビニースっていう単語があって、それとかは全然覚えられなかったですね。
アンダーっていう意味のおかたいニュアンスのある言葉。
聞いたことないわ。
ビニース・ザ・ウェイブみたいな感じで、それは10回、20回で覚えられなかったんですよね。
例文をむしろ先に覚えてしまって、イルカは波の下に潜っていったっていう英語だったんですけど、例文だったんです。
結局そういうことだと思うよね、さっき言ったように。
普通の人が母国を覚えるときもさっき文から多分覚えるんだよね、意味って。文から意味を推測できるようになるというか。
だから文の丸暗記って実はいいんですよね、多分。
最近単語で言うと、例文が出てくると意味が分かるっていうのがめっちゃ多くて、
例文を聞けば、これね、これねっていうのですごく分かって、
そういう意味で簡単に例文再生させられるテキストというスピーチという機能は素晴らしいなと思うし。
54:01
確かに。音声ってね、めっちゃ重要。言語を覚える上で音声ってめっちゃ重要なんだなっていう話がしていいですか、今。
はい。
英語の読み方っていう新書があるんですよ。中古新書の。これ結構最近出て、これ本も面白いんですけど、
ネイティブの人でも間違いやすい表現があるんで気をつけましょうっていう例があるんですけど、
例文Aっていうのがあって、he could of done betterっていうのがあって、
これhe couldの後ろにofがくるっていうのはもう文法的に間違ってるんですよね。
he could ofなんてことにはならないんですよね。
うん。
でもネイティブの人でもそういう文法の間違いをしてしまうと。
そんな風に言っちゃうんですか。
なんでそんなことを書いちゃうか言っちゃうか知らないですけど、多分書いちゃうかな。
そのcouldの後ろにofを置いてしまう。で、なんでかっていうと、couldってよく省略で後ろにhavの省略が入って、
couldってなって、そこが音でofに聞き間違えるからって。
ああ、はあはあはあはあ。
普段ofって聞いてるからもうそのままofって書いちゃうっていうのがあって、
やっぱりそれはこうやって音で覚えていくのがだいぶ高いねんなっていうのを思って。
だから英文を覚えるときにちゃんと読み上げてもらえるっていうのは非常に重要やなというのをちょっとこれを読んで思いましたね。
英語のテキストとスピーチは日本語と桁違いにレベル高いんで、設定の仕方とか調べればすぐ出てくるんですよ。
すごく英語学習において、だからスマートフォン一つでできる。
設定にはパソコンがないと実質無理なんだけど、すごくいいですよ。
英単語、耳から覚えられるようになったおかげで覚えられているとすら言えるかもしれない。
聞き取るためにはやっぱりその単語絶対ちゃんとわかんないとダメだから、聞き取れないといけないというのか。
間違った発音で覚えてしまっても聞き取れなくなってしまうので、
一応俺の英語の目標というものは、一つはウェブ記事をできるだけ違和感なく頭から通しで読めるようになること。
もう一つがアメリカンフットボールが実質英語でしか見れないので、
違和感なく英語の英語実況で楽しくスポーツ観戦ができるようになること。
だから聞けないといけないというのと、
専門用語みたいなのが逆にめっちゃ覚えやすくて、
例えばアメリカンフットボールを覚えるとアメリカンフットボールな用語というのはいっぱい出てきて、
逆にそういうのはすぐに覚えられるんですよね。
57:00
英語の実況っぽい言葉みたいなのもすごくあって、
What a catchみたいなことをすげー言うんですよね。
なんてすげーキャッチなんだっていう言葉を、
What a catchとかThe catchみたいな、ある意味生の英語の感覚が覚えられるっていうかな。
そんな言葉は日本語では言わないし、本には出てこないじゃないですか。
出てこないよね。
っていうのも、ある意味いろんな方面から英単語、英語というものを勉強してみるのも割といいのかもしれないですね。
興味がある分野っていうのは、さっきの一番最初の話とも関連するけど、覚えるし、
そこが多分足場になって、その言葉と似た言葉を覚えやすくなるっていうのが、
どんどん相乗効果が出てくるでしょうから、
どっかから基本単語でもいいし、好きなジャンルでもいいし、
どっかから小さい基盤を作って広げていくっていう感じが良さそうですね、きっと。
アメフトで一個思い出したんですけど、
すごい有名な単語というか、アメリカンフットボールそのThe catchっていう言葉があるんですよ。
The catchというのは、あの試合のあの場面であの人が取ったあのキャッチのことを、
アメフトファンならThe catchって言えばもう通じるんですよね。
それってすごい英語スキーマの典型というか、
もうそのThe catchということに対して、
もうみんなあのキャッチだっていうことが、やっぱりタイトルとしても紐づいていて、
特定のものをまさに言っているっていうことなんですよね。
そのあたりも趣味として、そういう違った分野での覚え方という攻め方もしてみると、
スキーマを広げるには良いことかもしれないですね。
スキーマを広げるためには、結局英語がどう使われているかをリアルに体験するしかないんで、
辞書なりコーパスなりで語彙を広げ深めつつも、リアルな文に触れるっていう、
だからもうごく当たり前の話。
基本に返ってくるんですよ。
これ一個だけやっておけばいいという、その思考停止での学習の仕方っていうのはやっぱり良くなくて、
暗記をやることは非常に重要なんだけど、
ただそれだけやっていたら絶対できるようになるという風に、
何も考えずに勉強するのはやっぱりダメで。
あと最後にこの人が言ってたのが、
完璧を目指さないで80%ぐらいでできるようになればいいっていうことだったり、
RとLなんてどうでもいいって言ってましたね。
RとLよりアクセント。
日本人がRとLを間違えて発音しても向こうの人は文脈でちゃんと理解してくれる。
ただRとLじゃなくてアクセントが違ってしまうと、
それ何?っていう風にやっぱり言われてしまう。
RとLを聞き分けられるのはDVDとかでは無理で、
母語の人と接してないと無理だし、
極論言ってしまえば日本人がそんなことをできるようにしようと思わなくてもいいぐらいのニュアンスはちょっと感じられて、
1:00:02
それよりもアクセントをやればいいし、
あともう1個素晴らしいなと思ったのが、
ちっちゃい頃にアメリカに住んでた人って英語できていいですよねってよく言うじゃないですか。
あれ言うんだけど、5歳の時に覚えた英語というのは5歳レベルの英語でしかないんですよね。
確かに。
もちろん有利ではあるんだけど、
大人な英語を話そうと思ったらね、
そんな英語力ではやっぱりダメなんですよ。
なるほど。
僕、英語できるよしか言えないってことなんですよ。
5歳まで住んでた人っていうのはあくまでも。
確かにね。そりゃそうだ。
私は流暢な英語が話せますよっていうふうにはやっぱり言えなくて、
例えば俺は英語圏に住んでいなくて、
ちっちゃい頃に英語できた人羨ましいなって思うんだけど、
そう思わなくてもいい。
そういうふうに言ってくれるというのはやっぱりすごく励みになりましたね。
5歳の会話しかできない、そっかーってお店に行って、
5歳児が喋ってるような英語だったら、
ああ、そうだね、全然負けてないねっていう気がして。
結局その人も同じように使おうと思ったら、
同じような地道な道のりを歩むのは、
結局生まれる人たちが日本人でもいるから、
悲観しても仕方がないですね、確かに。
絶対的な教育力はやっぱり劣るんですけど、
関連性を見つけ出してそうやってつなげて覚えるみたいなことは、
大人になってからの方がどうやらできるらしいんですよね。
だから全然、俺が40歳になってから英語を覚えるということは、
全然遅くはないというマインドセット自体がすごく大事だし、
実際に心の底から今から覚えても遅くはないと信じられるようにもなったし、
もっといっぱい書いてあったんですよね。
すげえいい話だったり、覚えるために便利なことだったりっていうので、
ぜひ読んでほしい。英語に興味がある人には、
ぜひ読んでほしいというのをすごく思っています。
おちなみにさっき挙げた英語の読み方という本も、
英文読解に偏ってますけど、非常に良い本なので、
これもお勧めしておきます。
今現在で言うと、読解できるようになりたいですからね。
読解の仕組みというか、
どう読解していいのかがわからないんですよ。
僕みたいな人達っていうのは。
でも例えばこういう単語が来てるから、
次はこういうのが来るだろうと予想して、
ほらやっぱり来たよねみたいな感じで、
文章を読むっていうことがどういうことなのか、
つまりある種のシミュレーションが働いて、
読みを完成させていくっていう工程が結構はっきり書かれてて、
そうそう、こういうのが読みたかったんだよという気持ちになっております。
それは素晴らしいですね。
それは読んでみたいなという感じですかね。
RとLの話もできたし。
最後にまとめると、やっぱり何回も出てきてるんですけど、
1:03:04
とにかく語彙なんだと。
何をするにもまずは語彙を覚えろ。
あんま深くは話さないんですけど、
フィンランドの人たちがめちゃめちゃ英語ができて、
向こうの英語の勉強の仕方ってとにかく語彙をやっている。
それ以外にもすごく理由はたくさんあるらしいんですけど、
とにかく語彙を増やすということ、深める、広げるということこそが、
英語学習で最も大事なことだというふうに書かれていて、
自分の場合、超基本的な2800の語彙すらちゃんと認識できていないということが分かって、
実際に語彙というものをあと1年ぐらいいろいろ増やしていこうかなと思っているんですが、
まずはとにかく語彙を覚えるということが一番大事なことで、
究極その一つさえ覚えておけば、今回の話はもう大体言いたいことは伝わったのかなと思います。
はい、わかりました。
ということで、Book Catalyst第16回、今回は英語読習法について語りました。
今日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございます。
01:04:20

コメント

スクロール