紹介SCP/Tale
タイトル: SCP-091-KO - 巨大飛行植物体
原語版タイトル: SCP-091-KO - 거대 비행 식물체 訳者: semiShigUre
原語版作者: tuebee
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-091-ko
原語版ソース: http://scpko.wikidot.com/scp-091-ko
作成年: 2017
原語版作成年: 2013
ライセンス: CC BY-SA 3.0
SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3
©️SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/
1・5・9・13・17・21・25・29日更新予定
BGMタイトル: Night Light
作者: Blue Dot Sessions
楽曲リンク: https://freemusicarchive.org/music/Blue_Dot_Sessions/Nursury/Night_Light
ライセンス: CC BY-SA 4.0
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サマリー
SCP-091-KOは、高度8000mから1万mの間で浮遊する巨大な飛行植物体です。このオブジェクトは特異な生態を持ち、雨を介して周囲に酸性の影響を及ぼす可能性があります。研究者たちは、このオブジェクトの移動制御や繁殖のメカニズムについて、継続的な研究を行っています。また、特別収容プロトコルの見直しが検討されています。
SCP-091-KOの特性
アイテム番号 SCP-091-KO オブジェクトクラス ユークリッド 特別収容プロトコル
SCP-091-KOは現在収容されていません。
財団所有の衛星を利用して SCP-091-KOの位置を継続的に監視しつつ、
その予想経路が民間航空機の航路と重ならないように、各航空会社のフライトスケジュールを調整してください。
これが修正されています。
特別収容プロトコル
現在、SCP-091-KOは人気のない付近の砂漠上空に位置しています。
SCP-091-KOに接続された移動制御装置を積極的に活用して、オブジェクトがこの場所から移動しないように監視し、管理してください。
軌道部隊
クサイ・クシー・クセイ
軌道部隊クシー22がSCP-091-KOを担当し、このオブジェクトに関する情報がメディアに漏れないように制御しなければなりません。
また、現在のSCP-091-KOの異常性は専門の研究員によって継続的に研究されているため、軌道部隊は今後の調査の結果に基づく収容計画をすぐに実行できるよう、研究員との緊密な連絡網を構築するようにしてください。
説明
SCP-091-KOは標高8000mから1万mの区間で浮遊している生物です。
SCP-091-KOの外形は水平方向の直径が約1kmにも及び、中央部が上下に隆起した円盤の形をしていて、全体の質量は約8000トンと推測されます。
なぜそれほどの規模の生物を地上から肉眼で確認するのが困難であるのかについての理由はまだ明らかにされていません。
また、全体的に緑色を帯びており、ヘリコプターを利用して接触し調査した結果、SCP-091-KOは植物細胞で構成されていることを知ることができましたが、そのDNAは現存するいかなる植物にも一致していませんでした。
SCP-091-KOの表面の細胞には不凍液の役割を担う物質であると、葉緑素が存在しています。
また、その内部は水素ガスと不凍剤、生体活動に必要な水で構成されており、この水素ガスと水を利用して自分の飛行高度を調整することが明らかになりました。
高度を下げる場合、待機中の水蒸気を体内に格納して質量を増やして、高度を上げる場合は、吸収された水を排出して重量を減らします。
この時、排出された水は通常、地上に雨のように降り注ぎ、地上ではそれを通常の気象活動により発生した2枠雨と区別することができない場合が多いです。
しかし、SCP-091-KOの付近の待機中のイオウ酸化物、窒素酸化物などの濃度が高い場合、SCP-091-KOの内部に吸収されていたこれらの物質が排出される水とは混ざり合い、一般的な酸性雨よりも強い酸性を持った雨が地上に降り注ぐことになります。
内部の構造と機能
財団は、SCP-091-KO内部の水素が漏れ出した場合、SCP-091-KOは地上に墜落するものと考えており、その大きさと重さを考慮すると不必要な被害がもたらされると判断したため、特別収容プロトコル以外の収容対策は保留している状態にあります。
保衣1. SCP-091-KOを担当している博士の意見書
これが一体何の生物なのかを知ることはできませんが、確実であるのは、これも生物である以上、繁殖をするための手段があるという点です。
その繁殖時期がいつになるかは不明ですが、実をつけて種を広める方式ではなく、タンポポのように種子を風に乗せて広める方式であるならば、少し考えるだけでも大惨事です。
SCP-091-KOを集中的に調査するため採取した体細胞を複製・培養することの許可を要請します。
要求を承認する。O5
保衣2. SCP-091-KOの一時調査結果の発表
SCP-091-KOの内部は概ね空洞で構成されており、その空洞の大部分は水素ガスで満たされていることが明らかになりました。
SCP-091-KOの内部組織には細菌が生息しており、この細菌はSCP-091-KOと共生関係にあり、オブジェクトから栄養素の供給を受けています。
また、細菌は栄養素の摂取の副産物として多量の水素を生成するために、このように生成された水素がSCP-091-KOの飛行手段として使用されます。
オブジェクトの位置調整のために使用される水素の量が膨大なほど、不良の事故が発生したときに水素ガスによる大規模な爆発が起きる可能性が上がります。
保衣3. SCP-091-KOの二次調査結果の発表
体細胞を培養して研究した結果、SCP-091-KOの下部には複数の機能が存在していて、それが全体の4分の1程度であることが判明しました。
一つの機能には排気口が複数の方向に空いており、特定の方向の排気口を開いたり閉じたり、空気を吸収したり排出したりすることで、自らが望む方向に移動することができるという事実を知ることもできました。
つまり、排気口の制御ができているならば、SCP-091-KOの移動経路を制御することができるという結論が出せます。
研究チームは、SCP-091-KOの排気口の制御を獲得するための装置を用意すること。装置が完成次第、特別収容プロトコルに活用する。
管理と今後の課題
天候・植物・液体・生命・空中のタグが付いています。KO韓国支部のオブジェクトですね。画像が一つあって、ワイプが右下にあります。
地上でSCP-091-KOを撮影した後、拡大した写真。SCP-091-KOは民間人に多くの場合、UFOと誤認される。
円盤状の雲に見えますね。
オリジナルが右下の小さい画像で、5倍ズームが普通の大きめの画像になっています。
UFOか。浮遊している生物。たぶん肉眼で見たらもっとちゃんとフヨフヨ動いてたりして、これが人塊っていうのがわかるんでしょうね。
画像を見ているだけだと本当にUFOの形をしている雲って感じですね。UFOっていうよりも何ならサツマイモとかトウモロコシとかそういう感じですね。
ちょっと真ん中が膨れてる細長い形の何か。
円盤の形をしていますと、植物細胞由来だと表面の細胞には不凍液、凍らない液の役割を担う物質と溶力素が存在しています。
水素ガスと水を利用して飛行高度を調整します。
待機中の水蒸気を体内に格納し重量を増やし、高度を上げる場合は吸収した水を排出し重量を減らす。
空に浮かぶクラゲみたいな印象ですね。
クラゲの生態が実際問題どういうものなのかはわかんないですが、このたゆたう感じがクラゲを想起させますね。
しかし待機中のイオオ酸化物、窒素酸化物などの濃度が高い場合、内部に吸収されていた物質が排出される水と混ざり合い、一般的な酸性より強い酸性を持った雨が地上に降り注ぐことになります。
普通は特に雨が降ったりするぐらいだけど、下手したら待機中の濃度の割合によっては危険ですよってことですね。
内部の水素が漏れ出した場合地上に墜落するかもしれない。その大きさと重さを考慮すると不必要な被害がもたらされるかもしれない。
現状まだ何もわかってない状態ですね。
培養して研究した結果、下部には複数の気の…これバルーンのことかな?気球とかな?
鳥類の肺に付属し内部に空気を満たしている薄い薪の袋が存在しており、全体の4分の1程度の…サイズなのかな?重さなのかな?
それが全体の4分の1程度であることが判明しました。
一つの機能には排気口が複数の方向に向いており、特定の方向の排気口を開いたり閉じたり、空気を吸収したり排出したりすることで、自らが望む方向に移動することができるという事実を知れました。
排気口の制御ができるなら、このオブジェクトの移動もある程度いじれるだろうということで、特別収容プロトコルが変わってますね。
人気のない砂漠上空に位置しています。
オブジェクトがこの場所から移動しないように監視・管理してください。
完全な収容はできていないけど、ある程度の制御を現状できているというところですね。
問題はこの増え方がどうなるかというところですね。
現状この制御している状態でもう増えないのか、こうしている間にも小さいUFO型のオブジェクトが他のところでも出てきて育ってきて増えてというのが繰り返されるようであれば、この砂漠上空で維持しているやり方というのは最適解ではないわけですね。
というオブジェクトでした。ではまた次回お疲れ様です。
11:43
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