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2021-09-25 08:20

#22 SCP-156-JP - 脳食い蟲

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紹介SCP・SPC

Author: kainndo
Title: SCP-156-JP - 脳食い蟲
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-156-jp
Year of creation:2014
CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/
00:05
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-156-JP
オブジェクトクラス Euclid
特別収容プロトコル
SCP-156-JPは、サイト81-黒塗修製の収容室114で、不透明な大いぬのをした上で密閉された箱に入れて保管します。
実験時以外は光を当てないでください。
何らかの存在がいた場合を考え、蓋の開封は許可されていません。
誤って暴露した職員は、精神医療スタッフが治療を試みます。
説明
SCP-156-JPは、それぞれ昆虫の名称がラベル張りされた3つの空き瓶です。
収容後、財団により、SCP-156-JP1、2、3のケースファイルナンバーが直接書き加えられています。
SCP-156-JPの各個体は、直接抗原を当てた状態で指認すると、対象に異常な認知を発生させます。
スピーカー 2
SCPナンバー、SCP-156-JP1、概要、オカダンゴムシと記載されています。
スピーカー 1
暴露した被験者は、その対象や個数はランダムですが、自身を含む記憶した人物の姿が、オカダンゴムシとしか認知できなくなります。
変化した人物の体調は、元の身長と同程度であり、外見以外は影響されません。
この効果は稀に、暴露後に記憶した人物に対しても適用されます。
SCP-156-JP2、足高雲と記載されています。
暴露した被験者は、段階的に早い順に、味覚、ついで嗅覚、聴覚、触覚、視覚から受ける感覚情報が、足高雲に関した感覚に変わります。
例えば、発声源が明らかな音を、足高雲の生活音と勘違いする、などです。
汚染範囲には個人差があり、軽度な事例では、母親の手料理と肉性に関する認知のみが汚染されています。
最も劇的な事例は、初期報告156-JP2-08で紹介されています。
SCP-156-JP3、門代町と記載されています。
現在、回収された被害者や被験者への影響は報告されていません。
次の可能性が考えられます。
内容物が収容違反中、異常性観測が困難、知恐性、無力化済み。
このため、どのような特性を所有していたのかは現時点で不明です。
03:03
スピーカー 1
SCP-156-JP1及びSCP-156-JP2に重複して暴露させた場合、
SCP-156-JP1の影響はやがて消失します。
このため、SCP-156-JP各個体は3が仮に存在するとした場合、
互いに異常性を打ち消し合う関係にある可能性があると考えられています。
SCP-156-JPは黒塗り修正、小学校の夏休み中に発生した不審な事故について、
関連する男子児童に事情聴取しようとした財団職員が
男子児童の自室の机にしまわれているところを発見しました。
すでに男子児童は痙攣した舌を喉に詰まらせて死亡しており、
同時に発見したノートには60枚以上のオカダンゴムシらしき絵が描かれていました。
ノートに記されていた手書きの文章は本位を参照してください。
本位
SCP-156-JPと共に回収された文章
松木くんも、ゆうきくんも、みっちゃんも、ゆうちゃんも、鳥山も、マーも、
お父さんも、お母さんも、先生も、みんな変にしちゃった。
ごめん。ごめん。ごめん。ごめんなさい。ごめんなさい。
もう、ちょうちょは逃がしちゃったよ。
ダンゴムシしかないよ。どうしよう。
容器、刺客、記憶影響、認識災害のタグがついてます。
ゆうくりと。いいな。
えーと、蓋の開閉は許可されていません。
それぞれ昆虫の名称がラベル張りされた3つの空き瓶。
それぞれ個体、個別にあるやつですね。
スピーカー 2
直接光源を当てた状態で指認すると、対象に異常な認知を発生させます。
直接光源を当てた状態で指認すると、
直接光源を当てた状態で指認すると、
スピーカー 1
不透明な青い布をした上で密閉された箱に入れて保管してます。
スピーカー 2
実験時以外は光を当てないでください。
スピーカー 1
ガラス越しに見るのはOKってこと?
スピーカー 2
何らかの存在がいた場合を考え蓋の開封は許可されていません。
スピーカー 1
違う。空き瓶だから、そもそも瓶を見るとアウトってことか。
中に昆虫がいるわけではない。
06:04
スピーカー 2
それぞれ書いてある昆虫に誤認してしまうっていうSCPかな。
スピーカー 1
外見以外は影響されないのがオカダンゴムシ。
スピーカー 2
アシダカグモは触覚とか嗅覚とか感覚器官もアシダカグモに関した感覚に変わります。
アシダカグモの生活音ってなんだ。
スピーカー 1
人の声もアシダカグモの鳴き声に聞こえるとかかな。
アシダカグモって鳴くのかな。
修正によって瓶の内部が空っぽであることが分かりにくくなっていたため、
スピーカー 2
もともと瓶だったのが空き瓶に記載修正されてるって書いてますね。
スピーカー 1
鶴木ちゃんのスタンドっぽいな。認識災害系のやつですね。
これあれかな、1回発生するともうSCP-156-JP-1および-2に重複して暴露させた場合、1の影響はやがて消失します。
1は消失するけど2のアシダカグモの減少の異常性は効果出ちゃうから結局関係なさそうだな。
スピーカー 2
1回見ちゃうとアウトっぽいので。
スピーカー 1
これが実際問題。普通の虫で動き回ってたら蹴てるとかになるのかな。
あくまで空き瓶だから管理できてるってことでユーグリッドになってるんじゃないかなって感じですね。
というSCPでした。
ではまた次回。さようなら。
08:20

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