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Level 30.3 N 危険度① 空間信頼性安定 実体信頼性実体なし
Level 30.3 Nとは、BackroomsにおけるLevel 30 Nの副次階層の一つである。
撮影スタジオの空間
概要。Level 30.3 Nは、撮影セットが点在する撮影スタジオがほぼ無限に続いている空間の階層である。
階層内は空調が稼働して20℃程度の適温を維持しているが、撮影セットの照明が眩しく光述の理由から暗くできないので、定住する場合は慣れるまで不眠症に悩まされるだろう。
撮影スタジオには撮影セットを除いて脱出可能な窓や扉が存在せず、圧迫感を感じる放浪者も多い。
しかし、そのような不安要素も撮影セットに定住すれば解消するだろう。
空間も安定している上に、補給も定住な可能な階層として放浪者に人気な階層であるが、どの侵入経路も不確定要素が伴うため、狙って階層に侵入することは非常に難しいと言える。
撮影セット。レベル30.3Nで多数発見できる部屋らしきもの。昭和チックな団地の2D系からレトロな雰囲気が漂う洋風の邸宅まで多種多様な家屋が再現されたセットが確認されている。
天井にぶら下がった多数の照明でまばよく照らされ、付近に設置されたテレビカメラでリアルタイムで撮影された小規模な空間である。
ドラマの撮影現場に存在する家屋のセットを模しているにも関わらず、主階層と類似して家屋に住んでいる住人の性格、趣味、思考、家庭状況などを特定できるほどの物品類が確認されている。
物品類について。
東京に在住していると思わしき4人家族の家計簿、記念日やごみ収集日に丸が付けられたカレンダーなど。
撮影セットの前には必ず赤青2色のベルトのボールパーテーションと、その家屋に在住していると思われる住民の氏名や年齢などの詳細な情報が記載された看板が設置されている。
現実世界の日本に実在する家屋を模していると思われるにも関わらず、家族や知り合いなど、放浪者にとって基地の人物が記載されていた例は確認されていない。
撮影セット内の家電や水道はすべて問題なく利用できる。
トイレットペーパーや洗剤といった衛生日用品も定期的に補充され、食料に関しても8時間ごとに冷蔵庫内に出現する手料理・工術があり、定住するにはもってこいの場所である。
生活している様子を視録時中カメラで撮影されることを懸念する放浪者もいるだろうが、放浪者に直接的な害を及ぼすことはありえず問題はないだろう。
眠れない放浪者はアイマスクや睡眠薬を用意することが望まれる。
物品・手料理
撮影セット内の冷蔵庫に8時間ごとに出現する食料。
必ず食器にラップをかけた上で小さな付箋を貼られた状態で出現する。
付箋について
付箋には鉛筆でちゃんと食べてねや何かリクエストある?に類する内容が達筆な筆跡で書かれている。
料理や食器の種類はまちまちだが、家庭料理の域を逸脱した例は確認されていない。
手料理を食した放浪者のほとんどは実家を思い出す落ち着く味だと評している。
カメラ
撮影セットを取り囲むように設置されたテレビカメラ。
基本的に現実世界のそれと大差はなく、撮影セットの規模にもよるが平均5台程度のテレビカメラが存在している。
撮影セットの様子を24時間365日撮影し続けており、放浪者がカメラを移動させたり布をかぶせたりしても目を離した隙に元の状態に戻っている。
実害はないので無視するのが賢明である。
カメラと同様に照明を消灯しても放浪者が目を離した隙に点灯しているので暮らすときは眩しさと付き合っていく覚悟をすべきだろう。
美好
撮影セット内の扉は固定されており、開いた扉を閉めたり閉じた扉を開けることはできない。
扉を開けたまま排泄したり入浴したりすることに嫌悪感を抱く放浪者もいるが暮らしていくうちに慣れるので問題はない。
レベル30.3N内にはカメラ以外の映像機器が存在せず、階層の特徴にも関わらず、撮影セット内ではテレビやPCなどの一切の映像機器が存在しない。
HDDレコーダーやテレビ台が存在するのにテレビがなかったり、PC筐体やマウスが存在するのに肝心のモニターがなかったりする。
テレビやPCがなくても生存に問題はないので我慢するのが無難だろう。
放浪者が持ち込んだ映像機器は例外だが、動画を撮影したり視聴することを試みると不明な原因で機器が故障するので非推奨である。
階層への入り方
レベル30Nで自分のいる部屋がかつての自室であることに気づくと、レベル30.3Nの撮影セット内の子供部屋に出現する。
レベル50Nでテレビの電源をつけると、レベル30.3Nの撮影セット内のリビングのソファでくつろいでいる。
レベル966Nで屋上に置かれた23.5cmの靴を履くと、レベル30.3Nの撮影セット内の玄関で立ち尽くしている。
福寺階層
レベル30Nの撮影セット内の子供部屋の福寺階層
レベル30.3Nで撮影された写真の一つ
不動産のCMとかでありそうな、すごい小切れなリビングって感じですね。
キッチンがあって、家族テーブルがあって、ソファ、クッションがあって、本棚があって、白が基調になっている感じのマンションの一室、家の一室っていう感じですね。
上から撮影用のライトがちらほらあるのと、
ポールがあって、ベルトが伸びて、もう一個のポールに刺してっていうので、立ち入り禁止みたいな感じにするやつがありますね。
こういう福寺階層系って読み方どうしようかなって悩みながらやってるんですけどね。
30.3が一番スムーズで読みやすいんですけど、階層の読み方を30とかで読んじゃってるので、どうしようかなーと思いながら読んでいます、いつも。
ということで撮影セット系のバックルーム福寺階層でした。ではまた次回お疲れ様です。