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2024-04-16 13:04

Level 102 N - "不縁"

タイトル: Level 102 N - "不縁"
作者: Hoojiro_san
ソース: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-102-n
作成年: 2023
ライセンス: CC BY-SA 3.0

©️The Backrooms JP Wiki: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com

4・8・13・16
19・22・25・28日更新予定

#Backrooms #バックルーム #podcast
00:05
レベル102N 危険度3 空間信頼性安定、実体信頼性不明
レベル102Nとは、バックルームにおける102N番目の階層である。
概要 レベル102Nは、日本で典型的な霊園が延々とどこまでも広がる階層である。
当階層を取り囲むコンクリートの壁の上に散見される民家以外に建造物は発見できず、事務所や本堂に該当する建造物も存在しないまま、破壊しだけが果てしなく並び続けている。
立ち込める線香の匂い 墓前に数本の線香が備えられている場合が多いが、燃え残った線香だけが存在する。
立ち込める線香の匂いとゆだるような暑さと風切り音やセミの声ひとつ聞こえない静寂だけが階層内を支配している。
大まかな地形は小さな丘と谷の繰り返しで平地は少なく、張り巡らされた通路や階段の助けがあっても、移動するだけで容赦なく体力が消耗されていくだろう。
レベル102Nは真夏の正午過ぎから夕暮れの時間帯を推移しており、常に高温多湿な環境を保ち続けている。
気温30度、湿度70%を下回ることはなく、照りつける日差しで活動せずとも階層に滞在するだけで常に熱中症のリスクがつきまとう。
さらに放浪者が崩落に巻き込まれれば致命的な怪我を負うであろう危険な構造体も散見されるため、積極的な侵入は推奨されない。
したがって放浪者は、適宜確保した水分や食料を補給しながら速やかに当階層を脱出すべきである。
無煙塔 通常の破壊石や石像に混じって時折見られる巨大な構造体。
その四方を囲むように必ず高さ5メートル程度の巨大な五輪の塔が設置されているため、巨大な五輪の塔が見つかった時は注意すべきであろう。
数百から数千の墓標を積み上げたであろうピラミッド型の構造体であり、高さはまちまちだが目測10メートル程度であることが多い。
これらの無煙の塔には大量の乱雑に砕かれた破壊石が混入しておりバランスが悪く、
たとえ放浪者が触れずとも前触れなく周囲に石片を撒き散らしつつ崩壊することが確認されている。
もしも放浪者が崩落に巻き込まれれば、全身骨折や脳震盪を含めた致命傷を負う可能性が非常に高い。
故に無煙の塔を見つけた場合は素直に迂回すべきだろう。
03:02
駐車場
破壊石が並ぶ中で唐突に出現する四方をブロック塀に囲われた小規模な駐車場。
入り口さえ存在しない駐車場だが、1メートル程度しかない高さのブロック塀を登れば容易に進入できる。
軽自動車やトラックなどの車両が数台駐車されているが、階層内の道路から離れた位置に存在する不可解な立地である。
これらの車両のドアは施錠されているにも関わらず、キースイッチには鍵が刺さっている。
しかしながら、地面に置かれた車止めのコンクリートブロックなどで窓ガラスを割れば容易に進入できる。
後部座席では稀に数個の野菜やトレー入り製肉などが入ったレジ袋が見つかる。
基本的に鶏肉や豚肉の場合が多いが、稀にプラスチックのような硬い寒色の紅白色、紅白色のミンチ肉が入っている時もある。
この不明な種の肉も加熱さえすれば非常に硬いが、接触しても健康上の問題はないようだ。
これらの食材は高温の車内に長時間放置されたことで、野菜はシナシナで肉は若干火が通ってドリップまみれだが、
野菜はそのままで肉も加熱さえすれば問題なく接触できるようだ。
なお運転自体は可能なようだが、エアコンの動作しない車両で炎天下を運転するのは自殺行為な上に、
道路とも接しておらず入り口もないので駐車場から出られず無用の長物である。
壁。レベル10にNを探索しているとコンクリートの壁に遭遇することがある。
これらの壁をよじ登れば永遠から脱出できそうに見えるものの、その高さから盗犯して脱出するのは不可能だと判断されている。
コンクリートの壁を囲うように設置された鉄柵の向こうには数軒の民家が見える場合もある。
いずれの窓もカーテンが閉まっており、中の様子を伺うことはできない。
カーテン越しに民家の窓から強烈な視線を感じたという報告が複数存在する。
物品。用具入れ。
霊煙の通路や脇道を塞ぐように放置されている錆びついたスチールラック。
内部には数…内部には十数個の金属製バケツや絵尺、たわしや歯ブラシ。
絵尺?飛尺ですね。
金属製バケツや飛尺、たわしや歯ブラシ、線香やロウソク、マッチやライターなど墓参りに必要な用品が一通り乱雑に置かれている。
中には放浪者が発見した時点で倒れている用具入れも存在するが、物品は問題なく利用できる。
特に着火具はサバイバルにおいて重要な物資であるため、見つけ次第回収していくと良いだろう。
また、用具入れの脇には必ず水道が設置されており、そこから新鮮な水をいつでも回収できる。
06:06
おお、これ多分5時ですね。そこから新鮮な水をいつでも回収できる。
日陰がまばらに存在する樹影しかないレベル102Nでは、水を飲むだけでなく浴びることでも体温を下げるべきである。
備え物。墓前に備えられた食料が発見できる場合がある。
メロンやリンゴといった果実類、幕の内弁当やカツ丼などの弁当類、カップ酒やビール缶といった酒類、
おはぎや羊羹といった生菓子など、多様な飲食物が発見できる。
しかしながら、これらの備え物は放浪者が発見した時点で数ヶ月から数年間腐敗したような兆候を見せており、
腐敗しておらず安全に接触できる備え物は少ない。
備え物の中に賞味期限が10年前のカップ麺が見つかったという報告さえ存在する。
有史による包括的調査によれば、真新しい墓石の備え物ほど腐敗しており、
数百年を経たと思われるボロボロの墓石の備え物ほど真新しい傾向があると報告されている。
これらの傾向は喧嘩にも反映されていると考えられているため、腐っていない食料を探すときは、
枯れずに青々と咲き誇る喧嘩を目印に探すといいだろう。
備行 階層内の墓石に刻まれている文字は、
大抵ひらがな、カタカナ、漢字、数字をランダムに組み合わせた無意味な文字列のようである。
基本的に意味が通る言葉が墓石で見つかることは少ないが、
法老者と同性同盟の文字が刻まれた墓石を見つけて冥福を祈ると現実世界に帰還できるという胸の噂が存在する。
階層内に存在する墓石の総数を考慮すると非現実的だが、
仮にこの方法で現実世界に帰還できた場合は機関車報告スレッドで情報共有していただきたい。
階層内を散策していると、どこからか大音量のラジオ体操第一がループ再生で聞こえてきた。
不審に思って音源を探していると、コンクリートの壁の上に存在する民家から聞こえていることが判明した。
上に向かって、「そこに誰かいるか?」と叫んで問いただしたが、
その瞬間にさっきまでの拷問が嘘のようにピタリと鳴り止んだという胸の報告は存在する。
未確認の実態の存在が示唆されている。
レベル10にNを脱出してから他の法老者と出会う機会がほぼゼロに落ち込んだという胸の報告が複数上がっている。
2021年現在37件。
これが未知の階層影響によるものか、バックルームという無限の空間という条件下で起きる単なる偶然なのか、現在でも不明なままである。
09:03
入り口と出口、階層への入り方。
レベル9Nやレベル75Nなど、日本家屋の階層で仏壇の備え物を接触すると、レベル10にNの墓前に到達する場合がある。
レベル17Nの満開の桜が咲き誇る場所で桜の根元を掘り起こすと、レベル10にNの墓前に到達する。
レベル89Nで破壊しを模したコンクリート階が大量に砕かれて渦高く積まれた山を発見したところ、すでにレベル10にNの無縁の塔の前に到達していたという報告がある。
レベル333Nで線香の匂いが強く漂う方向にしばらく進むと、次第に蝉の鳴き声が遠くなっていき、最終的にレベル10にNへ到達する。
現実世界でお盆に墓参りをしていたところ、レベル10にNに迷い込んだという報告がある。
階層からの出方。
レベル10にNで鉢貝に咲き誇る満開の桜に触れると、レベル77Nに到達する。
レベル10にNで首のない地蔵を発見して祈りを捧げると、レベル500Nに到達する。
レベル10にNで首のある地蔵を発見して祈りを捧げると、レベル513Nに到達する。
レベル10にNで墓前に置かれた骨壷を発見して開封すると、レベル763Nに到達する。
レベル10にNで自分と同姓同名の文字が刻まれた墓石に冥福を祈ると、現実世界に帰還できるという噂が存在する。
ということで、どこか死ぬほど噛んだところがありましたが、
レベル10にN、墓石系バックルーム?霊煙系バックルームって言ったらいいのかな?
画像がいくつかありました。
1枚目。高台から撮影されたレベル10にNの一角。
めちゃくちゃ広い霊煙っていう印象ですね。
ただ、人っ子一人いない。晴れてますね。
2枚目。コンクリートの壁の上に存在する民家。
普通のちょっと古いデザインの民家って感じですね。昭和とか平成初期の家って感じです。
3枚目はない。2枚ですね。
ということで、お盆の時期なのかな?この気温とか湿度的に。
駐車場は囲まれている。クーラーも使えないから車に乗っても逃げられない。
食べ物のとこだけちょっと謎ですね。備え物。
12:01
数百年の有史による包括的調査によれば、真新しい墓石の備え物ほど腐敗しており、数百年を経たと思われるボロボロの墓石の備え物ほど真新しい傾向があると報告されている。
普通逆ですからね。イメージ的には。
無くなって随分と経つ。骨壺に入れて墓ができてから数百年経ったと思われるボロボロのものは、親族の方とかがあまりお祈りというかお供えに行かないイメージなので、
新しい墓石ほど新しい備え物があるべきなんですけどね。我々の価値観的には。
おそらくですが。
はい、という回想でした。ではまた次回お疲れ様です。
13:04

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