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2022-06-25 38:16

#12 読書の誤り【前編】/ アラサー女たち、江國香織を語る

江國香織さんを発端に「読書」について語る/自分の心のコアを作った本を読みたい/社会人たるもの、ビジネス書を読むべしという呪い/本に付箋貼る派・線引く派・何もしない派/「神様のボート」という神小説について語りたい/だから小説は美しい…/山田詠美さんの世界線はいずこに?

<今回の内容>

  • 社会人たるもの、ビジネス書を読むべしという呪い
  • 江國香織さんで作られた、心のコアなところ
  • 「本を読む自分に戻ろう2022」開催中
  • 付箋派 vs 線を引く派 vs 何もしない派
  • 「神様のボード」は母と娘の狂気の物語
  • 娘を愛すること・自分が自分でいることの両立
  • 自分のもやもやをなんて美しい言葉で表現してくれるんだろう
  • 小説に感動して試験どころじゃない件
  • 山田詠美さんの世界線はいずこに?
  • 「ぼくは勉強ができない」はっ!絶対に読んでほしいんですけどっ!
  • ハイヒール&ブルーカラー推しのエイミー
  • あらすじの功罪
00:05
皆さん、こんにちは。広報にも〇〇の誤り、Kayakoです。
Kanaです。この番組は、普段は企業の広報PRとして働くアラサー女子2人が、
広報のことや、広報じゃないことや、広報じゃないことについておしゃべりするポッドキャストです。よろしくお願いします。
はい、お願いします。
いや、もう最近ね、江国香織さんを猛烈に欲していて。
あー、呟いてましたもんね、ある日突然。
なんかね、あれ何だったのかな?仕事も大変で、生活も大変で、
なんかすごく社会人になってから、小説などにうつつを抜かすのではなく、
ビジネス書を読まねばならぬのではないか、私はって、ずっとなんかその呪いみたいなのかかってたんですよ。
かかってたんですね。私そんな呪いかかったことないですけど。
Kanaさんはかかりようがない。なぜなら、すごい冊数読んで買ってるから。
いや、そんな読んでないんですけどね。ただ、なんか役に立つ読書とかくそくらいと思ってるんで、私はね。
ただ、なんで江国香織だったんだろうって思ってた。
あーそう、なんか多分、なんなんですかね。
なんか自分の心のコアを整えたいと思った。なんか本能的に。
なんか何かが崩れそうだったんですよ。精神なのか体力なのか。
なんかこのままでは平成を保っていられないと思った時に、何を自分が欲してるのかと思ったら、
なんか庭で紅茶とか飲みながら大好きな本を読むっていう時間やと思ったんですよ。
そうですね。いいですね。最高じゃないですか。
そう、なんか容易にできそうなのに、それが今まず江国香織さんはじめ大好きな本をすべて日本に置いてきてしまっているっていう人たちその1と、
ここ10年ぐらい小説を読むぐらいだったら、仕事に役に立つような、とか、もう役に立つって言ってしまった。
社会人として尊重させてくれるような本を読むべきではないのか、みたいな呪い。
多分これは読書の誤りですね。
読書の誤りでしょうか。これ話したいけど、ちょっと後に撮っておいて。
そして江国香織さんの話。
自覚のきっかけは、おそらく前職とかでゴリゴリ営業会社にいて、本読むってビジネス書ばっかり読んでて、
よかった本の話とかしても誰一人小説とか出さない環境にいる中で勝手に自分で擦り込んでいったものだと思うんですよ。
こう数年、子供を産む前後ぐらいから本を読まない自分に対してすごいヘキレキとしていて、
本を読みたいし、本を読む自分が好きなのに現実の自分は本を読んでないわけですよ。
これはなぜなのか、みたいなことを思っていて。
あんなに本を読んでいた幼い私はどこへ行ったんだろうかって思っていて、
だから本を読む自分にもう一回なろう2022と思って、
03:03
そういうことを聞いて回ったんですよ。好きな本何ですかとか。
そういう話題を言っていたときに、でもその話を例えば今までの会社でしてもビジネス書しか書いてこなかったのは、
ゴンゴン小説が返ってきたりするし、
いいですね。
それ読んだ方が、変なの読むよりこれ読んだ方がいいよみたいなこととか言われて、
あれ、私がこの人たちいいなと思っている立派な社会、もう小説を押してくるやないかと。
そこで初めて社会人たるものみたいな自分にかけていた呪いが解き始めたときに、
そして平静を保っていられなくなったモメントに、今私は小説を読むことを求めているし、
その中でも自分を作ったといっても過言ではないエクニカオリを求めている。
呼び覚まされたんですね、エクニカオリさんへの表彰みたいな。
社会人になるまでに出版されたエクニカオリさんの本はほぼ全部読んで所有している。
パタリとだから2010何年かから以降全然読んでもないし持ってもないっていう状況になっていて、
なんて言うんですかね、読まねばみたいな感じになって、
なので読んでない本とか、読んだ本とか数冊をあれこれあって手元に今。
なんとね、電子書籍化してないという。
そうなんですよ、よりにもよってエクニカオリさんは電子書籍化を拒否されてますので、
ないんですよね、本が。
それ知らなかったから電子書籍で読もうと思ってみたら何もないから。
絶望。
嘘だろと思って。
あれこれして今手元に私の中で一番一番好き、
これは自分にすごく影響を与えたと自覚している神様のボードという本と、
当時ものすごくタイトルだったらに惹かれて買ったけれども、
当時の私には処理しきれず、いつか自分はこの良さがわかる人間になりたいと思った号泣する準備はできていたと、
当時というか多分私が読まなくなったぐらいの時に出版された法要あるいは来世の場所を読んだんですけど。
もうあれですね、一気に読んだんですね。
そうだからもう信じられないんですけど、去年一年間で中妻として過ごして、
社会人でもありましたよその間ね。
何冊読んだのかと、多分10冊も読んでないでしょ。一年間ってですよ。
かなさんには信じられないことだと思いますけど。
で、この1ヶ月ぐらいに4冊読んでるわけです。
しかも全部エクニサーの。
全部エクニサーなんですけど。
もうだってなんか私本読むときってよっこらしょって感じなんですよ、そのビジネス書とか。
読むかーみたいな感じなんですよ。
なんか義務みたいな。
なんか読む手が止まらないとか、時間があったら読みたいとか、夜更かししてまで読みたいとかいうことがなくて、
06:06
もうそれが全部に当てはまりましたね、この4冊。
いいですね。やっぱ本来そういうあるべきものだなと思いますよね、読書って。
もうね、今から感想を述べたいが、述べてしまったらそれだけで30分ぐらい喋る可能性もあるから、やばい。
やばいから。
じゃああれですね、私のエクニサーの思い出先に話しておきましょうか。
話してください。お願いします。
かなさんも好きなんですよね。
そう、私もかやこさんがエクニサーの本読みたいって呟いているのを聞いて、そうだなと思って1冊読み直したぐらい。
割とエクニさんは小さい頃から好きで、というのもいつ読んでたかっていうと、私小学校、高学年の頃に読んでたんですよ。
1冊ぐらい、1冊ぐらい、本当に。
もしか、冷たい夜にって短編集。
ありますね。
教科書に載るか載らないかぐらいの時期で、児童文学に近いような作品も書いてたんですよね。
そこから入って、前も話したかもしれないですけど、仲良くなりたかった友達が、エクニさんいいよって勧めてくれて。
なんと、おじゃまさんが他にも。
親友と2人で背伸びするようにエクニさんの本を読んだんですよね。
かわいい。
なんだっけ、エッセイとかもいいじゃないですか。
いいですよ。
泣かない子供とか、いくつもの週末とか、大人を知らない私たちは、もしかしたら私たちにそういう世界線訪れるかもみたいな気持ちで。
訪れる未来を描きまくってましたよ。
エクニさんのキラキラとした生活。
今見たら違うのかもしれないけど、それをちょっと憧れながらエッセイ読んだりとか。
神様の冒頭も読みましたね、一緒に。
私にとっても結構思い出の本で、ただ当時は年齢もまだまだ10代だったんで、娘の方の気持ちになって読んでた。
分かる。本当に喋り出しそう。
だからちょっとずつポジションが変わっていくじゃないですか。
小学校の頃にやっぱり限界が来たんですよね。
何の時かな、東京タワーみたいなのもありますよね。
ありますよ。
その辺からちょっとずつ大人の恋愛みたいなのが描かれるようになっていって、
ちょっと恋愛経験不足すぎて、ついていけなくなっていっちゃったんですよ。
で、ちょっと離れていて、再びエクニさんが読みたいって、私も教習に駆られるように何冊か読んだのが数年前あって、
09:09
数年前、割と最近。
その時に読み始めたのが、それこそウエハースの椅子と号泣する準備はできていた2冊だったんですけど、
もうなんていうんですか、胸が締め付けられるような感動。
感動っていうことはとてもチープだと思うんですけど、本当にすごい波が打ち寄せられるみたいな。
感情が動くで感動ですから、そういう意味で感動で合ってるんだと思いますよ。
なんか違うんだけど、世で一般的に使われる感動と。
びっくりした。分かる自分にもびっくりしたし、この本の感情が。
そう。
そういう経験なんだよな、読書と共にある私自身の経験が増えていくと、
もちろんその中で繰り広げられていることの全部を理解したり、全部に共感したりする必要ってないと思うんですけど、
ただ一方で、この揺さぶられ方っていうのは、この経験をしたからこそだよな、みたいなのはすごく感じて、
今私ウエハースの椅子、手元にあるんですけど、
なんかね、付箋が15個ぐらい付いてて。
小説にも付箋付けるんや。
最近やるようになりましたね。
私本折るの嫌いで。
分かります、分かります。絶対に折らない、私絶対に。
書き込みとかもしたくないんですよ。
したくない、分かる。
ちっちゃい付箋を感動したパートに付けとくっていうのを。
そうしたらいいのか。
紙の本に関してはやってますね。
なんかね、やっぱ嫌なんですよね。
線引くとかが本当に無理で。
でもなんかするって言うじゃないですか、みんな。
推奨する人もいますからね、そういう読み方を。
なんか付箋ぐらいがいいかも。
てかその線を引くとするじゃないですか。
引くと言うポイそのものがまず嫌なんですね。
本っていうものに何かを、
分かる分かる分かる。
加えてしまうことが嫌で、綺麗でやりたい。
まず付せておくのも嫌なんですよ、私は。
読みかけの本。
分かる分かる。
それも嫌なんですけど。
でもそれと同時に線を引くことによって
次に読んだ時に付箋なら
それを思い出したいと思って見に行けるじゃないですか。
でも付箋って読んでいかないと出てこないんですよね。
まず目指していくことができない。
そうですね、そうなんですよ。
で、そうだった時に
ドックイヤーとか付箋だったら
まだこういう言葉を今自分が欲しいと思って探しに行けるけど
線の場合、ただ普通に読んでいったら
突然線が現れるわけじゃないですか。
そうなった時に
なんか印が付いちゃってるから
過去の自分はここに感動したのかなとか
ここが大事と思ったのかなみたいなことが
12:01
情報として入ってきてしまって
私それいらないんですよ。
今の自分のままで向き合いたいんですよ。
今の自分と今の本で。
だからなんか変な
過去の自分がいいと思った箇所みたいな情報を
入れてくるのも嫌です。
その線によって。
そうですね、だから多分逆なんでしょうね。
その線を書いたりする人っていうのは
当時の自分と
比較して
自分の感情の変化を感じたり
したいとかなのかなと思うんですけどね。
それは良さそうなんですけど。
思ったことを書くみたいな人もいますからね。
います、います。この余白にね。
そうそうそうそう。
だからそれはまさにそういう目的もあるんだろうなみたいな。
本って読み終わると忘れちゃうから
その
そういう意味で自分の感情の動きを残して
おきたいんだろうなっていう気持ちは全然
わかる。
だから私はそれを
印象に残った場所は付箋にしておいて
読んだ本の感想は全部読書メーターに上げるっていうのを
やって
なかったことにはしないっていう風に
出るんですけどね。
良きですね。
じゃあそろそろじゃないですか。
そろそろ中身の話していいんじゃないですか。
いいですか。
まずちょっと出てきたじゃないですか。
さっき神様の冒頭っていう本について。
まず読んでいらっしゃらない方が聞いてていらっしゃったら
そうですね。
ネタバレにならないように話し
ネタバレになりそうになったらそれを告げるので
聞いてください。
告げるの?
今からネタバレ。
私もあんまり覚えてないからちょっと1回聞きたいかもしれない。
そうなの。
触り。
どういう話かっていうと
まずお母さんと娘の話で
語り手がスイッチするんですよね。
章によって。
お母さんと娘が2人暮らししてるんですけれども
それはお父さん
つまりお母さんが愛した人である人が
失踪してしまって
お母さんはまた会えると
確信してるんですね。
ポイントとしては確信して信じてるんじゃないですか。
でもあの人に会うまでは
私はどこにも所属できないと
私はあの人にしか所属してないと
だから街に馴染んではいけないということを
これまた確信してるんです。
だから街に馴染みそうになったら引っ越すんですね。
そうだな。
数年おきに引っ越しているっていう
母と娘のストーリーなんですね。
それがね
娘の立場で読みますよね。
自分たちが10代の頃。
そうですね。
意味がわからないですよ。
数年おきに引っ越しさせられて
その娘の立場で描いていったら
仲がいい友達とも
別れないといけないんですよね。
すごく大人びた娘なんですよね。
ここの母に育てられたこの娘になるよなっていう感じもまたするんですけど
15:01
だからお母さんが所属できないと確信していて
それはもう決定事項であり
引っ越すんだってわかっているけれども
意味わからないじゃないですか。
でもわからないじゃないですか。
なんで引っ越さなきゃいけないのっていうことを
娘は所属したいんですね。
馴染んでいきたいし
そこで自分のコミュニティ作っていきたいっていう中で
その母の確信に振り回されていく。
そうだった。
離れて暮らさないから小学生は。
そうなんですよね。
親を子供は選べないから
与えられた環境で生存し続けるしかないというかね。
なんてこんな過酷な状況でと思いながら
お母さんサイドの語りも当時読んで
お母さんの切ない気持ちとか
なぜ確信しているのかとかも
文章としてなんとなく理解はできる気がするけれども
基本的にとんでも母親みたいな感じで
ただ私がそれでも
10代に読んでそれでも響いて
コアになっていると思うのは
人間の狂気みたいなのもすごい感じたんですよ。
母親からね。
それは狂気っていう言葉で連想すると
どうしても暴力的なものが浮かぶかもしれないんですけど
そのお母さんは本当に所属してはいけないと確信しているとか
私はあの人にしか所属していないって確信していることって
本当に狂気じゃないですか。
そうですね。
そんなこと誰も確信しないから
一般社会で大多数。
だから人はちょっとずつ狂ってるんですよね。
多分。
そういうことをやっぱり目を逸らさずに
ちゃんとこう書くんですよね。
えくにさんって。
そう、そうだし
なんかえくにさんの描く人物は
そのちょっと狂っているところが
謙虚にマジョリティと違うし
自分の狂っているところに正直なんですよ。
本当はみんなちょっとずつ狂ってるけど
それを社会に合わせて生きているじゃないですか。
そうですね。
だから私めっちゃ分かるんですよね。
家がやっぱり離婚している家庭だったから
同じようにやっぱり
父はいなかったんですよね。
もちろん
神様の冒頭に出てくるような
ファンキーさではなかったけれども
母は普通に恋愛をしてたんですよ。
だから
恋花とかを私は
中学校1年生の時に
小学校の時もかな
だってその時共感したわけだから
聞かされてたんですよ。
うまくいかないこととかいっぱいあって
その都度
感情的になったりする母親を
ずっと見てきて
私は
18:01
同じように感情的になっちゃったら
良くないと思って
極力話を聞く側に回って
自分のことは喋らないようにしてたんですよね。
だから
気持ちがめっちゃ分かったんですよ。
何ちゃんでしたっけ娘さんの
そうこちゃん
その子の
感情の揺れ動く
部分と
でもその大人びている部分みたいなのが
完璧にはわかんないけど
部分的に結構グッとくる部分が
あるし
お母さんが狂ってるっていうのも
私はなんか
そういうもんだよなーって
結構思ってた。
へーそうか。
なるほど。
全然違うんだ。
ただまあ
これよりは
マシかなとか思ってたかもしれない。
うーん
これよりはだいぶ
マシかもしれないんだけれども
それでも
ちょっとだから
得意性はありますよね。
かなさんのその
感情は。
そうですね。だから
自分は
普通とは違う
っていうことを
思ってたんですよ。
だから
普通でいなきゃ
っていうことを
より
むしろ思ってたというか
だから
その
ありのままに
変であること
こう
出てくる小説の中
っていうのは
結構やっぱり居心地が
良かった
ではしましたよね。
なるほどなー。
なんかもしかすると
私は
だから贅沢な話かもしれないけど
その
狂気に憧れたんですよね。
あー。
なんかこう
ありのまま
一般家庭な自分と
なんか
当時こう思ったこと
覚えてるんですけど
小学校3年生ぐらいの時にね
転校生がね
なんか5人ぐらい来たんですよ。
一気に。
4クラスもあんのに
うちのクラスだけでも
4人とか来て
どういうこと?みたいな。
隣の学校がなくなったのかな?
みたいな感じですね。
なぜ?みたいなことが
あった時に
転校できる。
良いなってすぐ思ったんですよ。
へー。
転校生に聞くと
転校したくないって
もちろん言いますよね。
そんな何回も
転校もう慣れたよ
とか嫌だよとか
言ってるの見て
でも私は
私のことを
誰も知らない
どこかに
出しまいたいと思ったんです。
小学生なのに。
今思えば
なんでそんなこと思ったのか
覚えてないけど
なんか自分じゃなく
今いる
自分の関係性とか
作られたキャラクターとか
全部捨てて
違う自分になりたい
みたいなこと
思っていったけど
もちろん
転校もしないし
ずっと同じ
コミュニティに
続けて
なんか
だから
あと
狂気に
憧れたし
人ってこういう
狂気を持っている
可能性あるんだ
みたいなところが
すごく
たぶん
グッと
来たんですよね。
やっぱり
あれですね
同じ
小学生の頃に
読んだにしても
こんなに
21:00
捉え方が
違うっていうのも
面白いですね。
そうそう
今私も
びっくりしてます。
そっか
なんかむしろ
あれを読んで
ホッとするみたいな
ことがあったんだ
っていう
私にとっては
終始狂ってる
小説なんで
なんか
あの
それこそ
学校に呼び出されたり
するじゃないですか
その
それをちょっと
覚えてるんですけど
なんか
それでこう
なんで普通に
できないの
みたいな
娘もちょっと
狂った部分
みたいなのが
もちろん
ありますよね
お母さんの狂った
生活の中で
育っていくから
私は
母が
母子家庭で
あることによって
なんかね
そういう家に
生まれた子供は
不良になりやすい
みたいな
謎の
迷信ね
たぶん
今より全然
そういう偏見ってあって
やっぱ周りからしかも
かわいそうに
って思われたり
するみたいなことも
あったんですよね
それがこう
めっちゃ悔しくて
その
うちの母めっちゃ頑張ってて
私も普通に
あの勉強して
るのに
その
ただ
その母子家庭だ
っていうだけで
こう
そうならないように
ちゃんとしなきゃ
っていう気持ちが
めちゃくちゃあって
なんていうんですかね
必死で
優等生してたんですよね
それでこう
母が褒められたり
とかするのを
見てると
よしよしって思って
毛投げだなぁ
もう
思ってたんですよね
だから
神様の冒頭だと
うまくバランス
その
2人の絆は
めちゃくちゃ感じるんだけど
その
その
母が
母が
母が
分からない
やheiro
keeper
pull
エピソード
時々
こう
ちょっと
Division
of
あったから
するんですけど
あります
ここ
4
もすごいしかなさんすごい そうなんですよねだからなんだろう今読むと全然違うんだろうなまたあって
思いますねなんか全然違うしまあ私は割と 安易な読み方してもお母さん狂ってるなってそこが好きだな
と娘大変だなみたいなここまで浅くはないけどまぁ 押しなべてとそういう感想だって言ってないん
で いざ読み返すと
当時読んだ時は母と娘の物語なんだけど母 にも母の人生とストーリーがあって娘には
娘の人生とストーリーがあってだけどまぁ そんな親子でみたいな考え方感じ方だった
のがその上で母と娘の絆のストーリーでも あるんだって思ったんですよ
多分母さんそれすでに感じ取っていたんだ けれども最初に読んだ時に私は最初の時に
そこまでその2人の絆みたいなものを強く 言語化してそうなんだってちゃんと覚えて
24:06
なくて 改めて読んだ時に
うわこんなに心がちょっとずつ離れていくん ですよね娘が大きくなるとお母さんについて
そうですね そのお母さんの確信に自分は自分には
自分の人生があるからお母さんの信じて いたいものをずっと信じていたいけどでき
ない話についていくんだけど でそれを子供の立場だった私は
そりゃそうだよかわいそうに振り回されて みたいな感じだったのが大人になって
読んでいかにその娘がそれを言いながらも お母さんをものすごく愛していて
その言われたお母さんの気持ち とかがもうありありと分かりすぎて
もうねずっと泣いてるみたいな読みながら そうなんだ
もうとかなんかのその作ったお母さんの 気持ちがわかるようになったとめちゃくちゃ
わかるあのやっぱ確信してるのはわから ないですけどその
あの人に所属してるって思っててんてん とすまやっぱり今読んでも狂ってるし今
読んでもこの狂気に私はなり慣れたら いいのにっていうなんかちょっとした
憧れもあるけれどもその狂気の中でそれ でも一番大事なものとして娘がいるけど
自分のその確信は譲れないんですよそれは 自分が自分である理由だから
そこを曲げることと娘を愛することとは 別の問題なんで
だから娘愛してるのはそっちを諦めるとか 話じゃないですよ次元が違うから
っていうこととかの理屈がわかるわけですよ あーなるほど娘愛してたらそこを諦め
たらいいじゃないと思ったわけですね でも私はそこが全く違う母としての
自分女の人の自分っていうのがまた違う ものによって存在が確からしくされている
ということがわかるので 絶対に折れないんだっていうことが
わかる一方で娘をきつなぐらい愛してる ってことがわかる
それもまた愛なのかっていう部分がいっぱい こう見えてきたそうだからどうしようも
ないってことがすごくわかるお母さんが あー
この選択しかないのかもしれないみたいな ことがすごく伝わってくる上で私の人生
にはいくつか宝物があってみたいなフレーズ があるんですよねその中でこの3つ目の
宝物が倉庫だ子供だと その宝物だと位置づけて語るその文章
とかだけでももう泣けるんですよ 宝物だよねみたいな
わかるって言う宝でしかないよねみたいな でもなんかそこでわからない子供の自分が
想像していたのって人の宝物には優先度が あって一番は圧倒的一番である
並列なものなど ないとまだ起こってないけど
27:02
同じぐらい大事で違う理屈で大事だって ことが分からない
もうつらってた 踏んでて
もうねやっぱ紙小説心がゆか なんだろうなその小説を読む楽しみって
あのいろいろあると思うんですけど で結構何を面白く読んでるんだろうって
感想を書くときにいつも考えるんですけど いくつか3つぐらいある中の一つがその
自分がなんて言うんですかねぼやぼやと 形にできずに思っていることそれを
なんて素晴らしい言葉で表現してくれているんだろう っていうその
そこに打ち震えるような感動があるみたいな なんかえくにさんの本ってそういうその
その言葉の切り取り方がたくいまれなる センスを発揮してますよね本当にそうしかも
なんて言うんですかねこの今私が言ったような 別の理屈で
宝物であるゆえんがあるみたいなことを その直接的にそう書くわけではなくそう
理解させるんですよね文章なんですよ 情景東京は直接的に言わないんですよね
答えは1個も書いてないんですよ本の中 だから多様な読み方ができるんですよね
そうそうそうそうだからある意味もしかしたら 意図とずれている可能性はあるわけじゃない
ですかでもそれぞれがそれぞれの理屈で 愛せる本
そうなんですよねあのちょっと思い出した のは小説の
受験問題とかあるじゃないですかあるある あるであれってまあテクニックなんです
けど時々めちゃくちゃ感動しちゃうんですよ 私あの
わかる大衆の小説にある論説とかだったら あのロジカルロジカルと思って読むんです
けど何このめっちゃいい話じゃんとかなった 瞬間になんかその
読解を忘れちゃってであの正しい選択肢が あの全然選べなくなったりするんですよ
うんそこで論理で選べなくなっちゃう
そうだからいや私はこっちだと思うみたいな 気持ちが多分出てきちゃうんだと思うん
ですけどむしろなんでそれがいけないの みたいなあのことにあのなってしまって
こう 冷静さを書いてるっていうあのことなん
ですよ でもなんかそのもなんていうか受験の
問題はそうじゃないといけないかもしれない けどその実際の読書は別にそれでいいん
ですよね多分 それでいいそれなんか前のどっか
泣きそうので私が寝る前に突然すべての インプットは自分との対話であるみたいな
ことだと思うんですけど本てまさにそうです そうそうなんですよ
なんか自分との対話でしかもその時の自分 ってより過去あの時こう思ってたよなぁ
30:05
とか なんかもやもやしたまま蓋しておいた
感情とかなんかそういうことすべてが 読み返ってきて
なんか今までの自分すべてとの会話みたい になってくる
ああ 特に女性作家ねそう今のかなさんが
言った 何受験問題じゃないけど思い出したの
が赤本解いてて そこ山田恵美さんの眠れる分土器
が過去文にあったんですよ あー山田恵美さんも好きなんですよね
確かに好きです僕は勉強ができないって 本の中に入っているなんてちょっと
番外編的なやつ 山田恵美さんが好きになったのそれ
なんですよその赤本読んでて問題解いて て衝撃が走ってこの方面白いってなって
本を閉じて本屋にすぐ買ったんですよその 本で強いですね
あんまり山田恵美さんもそれこそ大学卒業 するぐらいまではほぼ全部所有してますし
読んでですね 私も読んでますよ山田恵美さん
なんかたくさんではないけどあの 蝶々の転息とか
放課後の転息とか狂いすぎてる 最高ですよねあの本
空想の教室放課後のキーノート あー放課後のキーノート
この3つは最強って思ってるんですけど 僕は勉強ができない読めてないんですけど
あの そうそこでだから山田恵美さん的大人感
大人の女性感みたいなのが結構出てくるん ですよねすごい出てくる
そう私がいいですよねずっと 覚えててそして
あれどこに行っちゃったんだろうって 思ってることは大人になって言うのはね
ヒーロー履いても痛くならない足を持つ ことなのよって
大人のお姉さんが思わずカビラジーになってしまう
学生のその 幼い主人公に言うんですよね
そうなんだみたいな感じで私も思ったし その子も思ってるんですけど
やっぱり恵美はね独特のやっぱ女性感 そうなんですよね男性感もだいぶ独特
男性感もすごい そうですね
大人になってみるとあれその大人はどこに 行っちゃったんだろうっていうかあの
存在するのかもしれないけど私の世界線に その大人は存在しなかったわっていう
出現率5パーぐらいの大人じゃないか 5パーもないかも だって私もなんか当時
恵美とピーコかなの多分対談連載みたいな まとめたやつ読んでおしゃれに関することを
書いてあって それこそハイヒールは
血を吸わせて 吐きながらしていくもんだと
似たようなこと言ってる 痛いとかじゃないともうそうやっていく
33:03
もんなんだって書いてあって当時も ハイヒールに根を上げていた私は心を
奮い立たせそうかこの痛みはいずれ ハイヒールにフットしていくための
仮定なんだ そうだでも私もその頃あったわ
その痛いかった時はあった 背が低いから
あの基本10センチ以上のヒールは絶対 履いてたんですよね私
すごい であの私デフォルトがこの身長なんで
みたいなこと言って強がってすのびしてた 時期あってで私はその時にあの山田恵美
さんの言葉を読んでいつかこれが痛み ではない当たり前になっていくんだろう
って思ってたなーって今 だから刺さったんだ
なんか通り過ぎちゃったけど スッとスッとなくなってしまった
気づけば毎日スニーカーを履いている 自分がいるんですけど
までもあの頃のその言葉っていうのはすごく 大切だったなーってわかる思いますね
わかりますちなみに僕は勉強ができないは 絶対に読んでほしいんですけど
そんな山田恵美を読んでるのに僕は勉強が できない読んでいないなんて
何冊読んだかな多分6冊7冊ぐらい読んだこと あるけどたまたま僕は勉強できないは
通らなかった なぜなのか
なぜなのか はて何だろう
それだからエクニカオレでキラキラ光るを 通らないみたいな
ああ 正直な話
私の中の位置付け的にね確かに名作と 言われる作品ですよねあの山田恵美さんを
知っててそのタイトルを知らない人は多分 いないんじゃないかって本当にそれ僕は
勉強ができないってね イケメンなんですよ主人公は
高校生だかですごく年上の女性と付き合っ てる大人びた
男の子なんですよでも勉強ができないですね でクラスの委員長がなんかにすごいバカに
されるんですよ お前ほんとバカだなみたいな感じで
すごく下に見られた時に彼が言い返すのが でもお前女の子にモテないだろって言うん
でぐーの音も出ない 今そんなこと言ってくる奴がおったら
なんかいろいろ勘違いも鼻裸しいし何その 開始みたいな感じなんですけどある意味
ちょっと昭和の空気感漂う開始かもしれない んですけど委員長は顔真っ赤にして言い
返せないんですよね私があらすじだけ読んで ちょっと拒否してたのは多分委員長側
ブーバーしどっちかっていうとその委員長 の
36:01
方が好きなんですよねうん ただ山の意味さんてやっぱブルー
カラーを知らから別にそれを否定はしないん ですけどあの
言われてぐーの音も出なくなった方の 気持ちの方に
あの私はマウント取らないでしょ 取らないですけど何かあの言葉を選ば
しに言うとちょっとリア充感みたいな このに対してあのコンプレックスがあった
りするわけですよいやわかりますよ だからそれを言われた側の音を考えると
身につまされるかっ 委員長の気持ちがねそうでも多分読んだら
違うと思うんですけどなんかそういうの 結構多くてあらすじ読んであっこれは
ちょっと身につまされそうって思ったら 大丈夫私も委員長側だけど身につまされ
ずにただ秀美君が好きになっていくんで 読んでくださいかじゃあそうですねあの
実際あらすじだけ知ってることと読んで みることはもうなんか全然違うって言う
こともまた知ってるので食わず嫌いは 良くないですねちゃんとちゃんと読ま
なければでもしも猛烈プッシュしたけども 十数年読んでないんでわからないですね
今今読んだらあれってなるかもしれない けどでも十数年経っても好きだったなぁ
という気持ちそのままにある ガラス切って難しいですよね
要は読みたいとか言うさせるためにある 程度出さないといけないけどコアを
語ってはいけないし語ることもできない から
盗みありますね そうですねなんかあらすじを知る
ことがいい時も何ならあらすじを知る ことの方がいい時の方が多いと思うん
ですけどあの時々やっぱりそのあらすじ によって軽減してしまうことはあるかも
しれないですねあの それこそ私死がダメなんであの
最後に死にますって言われた瞬間にも読めない 方法にもまるまるの誤り次回へ続きます
38:16

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