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第149回 アシカガキャスト
ポッドキャストには、チャプターという 目次のようなものを作ることができます。
チャプターに対応しているポッドキャスト再生ツールを使うと、
チャプターごとに頭出しすることができるんですね。
ポッドキャストを配信している側から言えば、
頭から全部聞いてほしいのはもちろんなんですが、
もう一回聞くとか、あそこ聞き返したいという時に目次があって、
そこから選んで頭出しできるのは便利だと思います。
チャプターの機能があること自体は何となく知っていたんですが、
先日ツイッターでポッドキャストにチャプターを付けてみましたと言って、
こういうふうに目次ごとに飛ばせるという動きを動画で載せているのを見て、
自分もやりたくなりました。
ポッドキャストチャプターズという、まさにポッドキャストにチャプターを付けるための
Mac用アプリがあるんですが、これが2440円なので、
他にないかなと探すと、
フォアキャストというオーバーキャストが出しているアプリケーションがありました。
これもMac版で、まだベータ版みたいなんですが、無料で使うことができます。
フォアキャストは単純なツールで音声ファイルを読み込んで、
何分何秒から何分何秒まではチャプターの名前が何とかです。
何分何秒から何分何秒は何と。
時間と目次となるテキストを入れていくだけです。
そしてチャプター情報を持ったMP3形式のファイルを書き出すことができます。
私はAdobe Auditionという音声編集のアプリケーションをMacで使っているんですが、
プロ向けの高度なツールなので、
そのチャプター情報を持ったMP3に書き出せないかなと思ったんですが、できないみたいでした。
ただオーディション上でつけたマーカーをフォアキャスト上でチャプターとして認識するということだったので、
やってみたところうまくいきました。
チャプターは始まりの時間だけじゃなくて終わりの時間も指定しないといけないので、
オーディション上でマーカーを作って、それを範囲に変換とやって、
範囲指定のマーカーに変える必要があるんですけども、
そしてそのマーカーに名前をつけてあげれば、その名前が目次として選べるチャプターの名前になります。
そうやってオーディションでマーカーをつけて、それをフォアキャストというアプリでチャプターとして読み込ませて、
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チャプター情報を持ったMP3として書き出して、ポッドキャストに登録しました。
これがオーバーキャストというポッドキャスト再生のアプリ上では、
ちゃんとチャプターが表示されて、そのチャプターのところの名前を押すとそこの時間に頭出しするということができたんですが、
Appleポッドキャストではダメだったんですね。
私はポッドキャストを配信するサービスを2つ使っていて、1つはAnchorという無料のサービスなんですが、
Appleポッドキャストへの配信がうまくいかなかったので、スプリーカーという別の配信サービスも使ってるんですね。
Anchorとスプリーカーは連携させているんですが、
Anchorのサーバーに入ったMP3ファイルをスプリーカーのサーバーに自動的にコピーされてるはずなんですが、
それがいけないのかなぁなんて思っています。
このチャプターの情報はRSSの方には入っていないので、RSSの違いは関係ないはずです。
ちなみにYouTubeでもこのチャプターみたいな感じで任意の場所を頭出しすることができます。
動画の説明文のところに何分何秒という時間を書いてスペースを空けて目次となるテキストを入れる。それだけなんですね。
この時間を書いた目次をコメントに書いて固定表示しているというのを見かけて、これは賢い方法だなと感心しました。
パソコンでYouTubeを見ると詳細説明は閉じた状態になっていてコメントの方が目立ってるので、
コメントの頭に目次があって頭出しできるというのは見つけやすくていいですね。
ということでポッドキャストにチャプターをつけてみたんですが、オーバーキャストというアプリではうまくいっていたけど、
アップルポッドキャストではダメでした。それはちょっと私の配信の仕方が特殊だからではないかという話でした。