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画像生成AIを学ふ漫画がついに完成しました。
2024年2月25日のコミティア147という同人誌即売会で販売しました。
ちなみに、みなさん、こういう同人誌即売会で本やグッズを売ることを
ハンプすると言っています。 業界用語的なものだと思うんですが
ハンプというと無料で配るようなイメージがありますが、この界隈の用語としてはハンプという言葉を使っています。
会場ではそんなにたくさん売れたわけではないですが、電子版として
Kindle無料漫画でみなさんに読んでもらえるようにしたいと考えています。 このポッドキャストが公開されるときにはすでに
Kindle版としてAmazonで読めるようになっている予定です。
最初この漫画の企画を考えたときにミッドジャーニーが画像生成AIとして話題になって
その後ステーブルディフュージョンがオープンソースとして登場するという 画期的な出来事があり
その後画像生成AIの動きがいろいろあって 次にチャットGPTの登場と
生成AIについての最近の歴史的なものを紹介しつつ 生成AIの仕組み的な部分の解説と学習データの著作権的な話とか
生成されたものの著作権的な話を まとめたいと考えていました
でもそれだとボリュームが大きくなりすぎるんじゃないかなと思って まずは画像生成AI編にしてともかく完成させることを優先しようと思いました
最初からページ数を決めてしまわずに考えていったんですが 画像生成AIの仕組みの部分と学習データの著作権的な話を
一通り説明して14ページの漫画になりました でそこでは紹介しきれなかった内容をQ&Aとして
1ページに1つのQ&Aで6ページ6つのQ&Aを漫画にしました 本編の漫画には入れられなかった
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画像生成AIで生成した画像の著作権についてとか 話を簡単にするためにあえて触れなかった
イメージとイメージ 画像をもとに画像を生成する技術に関連する話とかをQ&Aの方に入れました
なるべく反AIの人 AIを否定している人にも言ってる内容的にはある程度わかるよねと
あんまり 怒られないような内容にしたいなとは気をつけたつもりです
ただ同人誌として 紙の本として
販布するだけだったらこれが自分の意見ですと 自分はこう思うというのを
全面に出しても良かったのかもしれませんが今回は最終的に 電子書籍としてkindle版で多くの人に見てもらいたいと思ったので
色々気を使った感じになってしまいました 著作権的なことも含め画像生成AIに関しては非常に世間の風当たりが強いというか
反対派の声が大きくなってきているので今後どんどんその傾向が強くなっていくだろうなといった状況の変化や
テクノロジー自体の変化とか新しい機能やツールもどんどん出てくるだろうということで 早く電子版も出しちゃった方がいいなと思いました
せっかくコミティアで買ってくれた人がいるのでちょっと寝かせてから電子版は出したい とも思っていましたがやっぱり早く出した方がいいなという結論になりつつあります
画像生成AIに関する漫画を書いたというと画像生成AIを使いこなすための プロンプトの書き方とかそういう内容かと思われるかもしれないんですが
そういう要素は全く入れていません あと画像生成AIで書いたのかと思われることもありますがそうでもないです
ただし一部画像生成AIで生成した画像 イラストをそのまま使っている箇所があります
ただそれはわからないようにこっそり使ってるわけではなくて 画像生成AIで書いた絵ですよということで使ってるんですね
これ芥川翔を取った九段理恵さんの小説 東京と道場島と同じですよね
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九段理恵さんがこの小説の中で5%くらい AIで生成した文章をそのまま使っていると言ったことで大騒ぎになったことがありましたよね
でも実際は小説の中にチャットAIみたいなものが出てきて そのAIが生成した言葉として
チャットGPTで生成された文章がそのまま使われた箇所があると いうことでみんな納得したような感じになりましたね
私の場合絵が下手くそなので そこに突然AIの書いた上手い絵が混じると違和感が出るでしょうし
そんなに書くのに時間がかかる絵ではないので 画像生成AIを使って望みの絵が出るまで何度も試行錯誤するよりも
書いた方が早いということになるので 今回のような使い方
画像生成AIで書いた絵ですよという形での使い方になったという面はあります ただ絵を書くときの参考として画像生成AIを利用しました
漫画の中で画像生成AIをロボットとして描いてるんですが このロボットのキャラクターデザインは
アドビーファイアーフライという画像生成AIで作りました 私は01の作業
新しくキャラクターを生み出すとかそういう作業があまり得意ではないので そこをAIに手伝ってもらえるのはすごく便利だと思います
まったく画期的なものみたいなのはAIは苦手だと思うんですが ありがちなこんな感じのロボットみたいなものは得意なので
今回のケースではそういうデザインが欲しかったのでちょうど良かったです 絵を書くときの参考としてはグーグルの画像検索だったり
インターレストだったり画像素材のサイトだったりで探すことがこれまで多かったです その時には参考にする画像とそっくりそのまま
書いてしまうと著作権的に問題がある場合があるので 複数の画像を参考にするなど参考にした写真やイラストと同じにならないように注意しています
今回はそれにプラスして画像生成AIで生成した画像を参考にして絵を書くというのをいくつかやってみました
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画像生成AIでいちいち生成させるよりも 画像検索で探した方が早いというケースは多いんですが
ビジュアルのイメージをあまり持ってなくてこんな感じのものを書きたいんだけどと 例えば
データベースの中から画像を探しているロボットとか そういうものは画像生成AIに作ってもらって参考にしたりしました
この辺の話はメイキング漫画の中にも書いています ということでkindleの無料漫画で公開している
画像生成AIの仕組みと著作権を学べる漫画本 作者アシカガコウジ
カタカナですね この本をぜひ amazon で読んでいただけると嬉しいです
今回は以上ですアシカガコウジがお届けしました