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アシカルゲスト
facebook が使い始めて
メタバースという言葉が日本でも使われるようになってきたと思います
facebook は社名をメタに変えましたね
facebook というサービス自体はそのまま名前は変わらないんですが
アプリを立ち上げると facebook from meta と出てきますね
instagram も instagram from meta と表示されます
私も最近まで知らなかったんですが
正式な社名はmeta platforms らしいです
meta platforms inc ですね
多分metaという社名にしたかったんですが
あまりにもよくある言葉なので
名前がかぶっている社名もいっぱいあるでしょうし
正式名称はmeta platforms だけど
meta という呼び名で読んでくださいと
表向きの社名としてはmetaを使っていこうということなんじゃないかと思います
metaverse という言葉はmeta+ユニバースの増語で
meta はより上位のとか高次の高次元の高次
高い次元の高次のとかそういう意味で
ユニバースは宇宙や世界のことですね
現実よりももう一つ上の次元の世界
現実の世界を内包した上でのその上の世界とかそういうイメージですね
超世界超はスーパーの超ですね
そういう言い方もできるかもしれません
metaverse という言葉は sf 作家の人が 1992年に使ったのが始まりだそうです
今回はmetaverse の話がしたいのではなくて
metaverse の meta という言葉の方にスポットを当てたいと思います
この meta という言葉とか概念とか
meta 的なものが私はもともと好きで
これを機にちょっと語りたいと思いました
metafiction という言葉があって
私が好きな meta 的なものはこのmetafiction に当てはまるものが多いと思います
metafiction というのはフィクションの中のフィクションなんですけど
例えば漫画の中で漫画の登場人物があと3ページで事件を解決しなきゃと発言するとか
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小説の中で登場人物がいきなり読んでる人読者に語りかけるとか
そういうのをmetafiction というらしいんですが
あんまりmetafiction という言葉は使わずにmeta 的な展開だよねとか
meta 展開とか
そういう言い方をすることが多いように感じます
劇中劇 ドラマの中のドラマ
映画の中の映画とか
そういうのも広い意味でmeta だと言いますね
この劇中劇という構造を初めて使ったのはシェイクスピアだと言ってる人がいました
クドウ・カンクロウも劇中劇的なもの
meta 的な構造をよく使うと感じています
そういう劇中劇的なものを含む作品が私は好きなんですね
ドラマとか映画とかアニメとかの中に作品の中に出てくるアイドル
劇中アイドルが私はすごく好きです
でもラブライブとか最近のものにはハマってはいません
そこが物語の本筋になってしまうとちょっと違うのかもしれないですね
超時空要塞マクロスのリン・ミンメイはすごく好きでした
マクロスはマクロスの中のアイドルのリン・ミンメイという存在は
meta 的なアイドルとも言えるんですが
マクロスの設定自体もmeta 設定になってるんですよね
これはどういうことかというと
マクロスのシリーズの作品はすべて歴史上に実際にあった出来事をもとにした創作作品だという位置づけになってるんですね
なので最初のテレビシリーズの超時空要塞マクロスも映画版の超時空要塞マクロスも
役者の人たちが演じている作品だというmeta 的な設定になってるんですね
テレビ版と劇場版で結末が違うのも映像化するにあたっての歴史の解釈の違いとか
そういうmeta 的な裏設定があるらしいです
私も当時はそんな設定があるとは知りませんでした
あとテレビ番組の中で出演者たちがVTRを見るという構造
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これも劇中劇のような構造でありmeta 的なものだと言ってる人がいてなるほどと思いました
水曜日のダウンタウンとか探偵ナイトスクープとかVTRをただ流すのではなくて出演者がいて
出演者の人たちと視聴者である我々が一緒にVTRを見ているような構造になってますよね
このmeta 的な構造が入ってる方が面白いということなんでしょうね
探偵ナイトスクープは松本一史が局長になる前からそういう構造でしたが
たまたま今あげた水曜日のダウンタウンも探偵ナイトスクープも松本一史が関わってますね
そして大晦日恒例だった笑ってはいけない〇〇シリーズもVTRをそのまま流すのではなくて
スタジオにいつもの出演者たちが集まってVTRを見るという構造になっていて
そういうmeta 的な構造になってる方が面白いと松本一史は分かってるんだろうなと
この辺の話は受け売りですがなるほど確かにそうだよなと
改めてmeta 的構造の奥深さを知ったような気がしました
コロナ禍になる前まで同じ会社にいたメンバーで勉強会的なことをやっていたんですが
この勉強会を私はmeta 的な視点での勉強会にしたいなと最初の頃言っていました
真面目に勉強会をやるのもちょっと照れくさいので真面目な勉強会ごっこというか
真面目に勉強会をやってる姿をmeta 的な視点から楽しもうみたいなそんなことを考えていました
また松本一史関連ですが滑らない話のようなわざと格式バッタような雰囲気の中で真面目にプレゼンするその姿をmeta 視点で楽しむ
なんか装置を一個作るということですよねこれがmeta なのか何なのかよくわからなくなってきましたが
滑らない話もああいう格式バッタ装置の中でふざけた話をすると中に一個装置を作っちゃう
劇中劇も劇の中に劇という装置をまた作るとそういう構造がmeta 的だということかなと思いつつ強引ですが
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そういうmeta 的なものが私は好きですしそういう意味でのmeta という言葉がいろんな人に普通に通じるようになったらいいなと
いうことでmeta という言葉をあまり意識してなかった人へのmeta 入門的な話になればいいかなと思っています
今回は以上です