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2024-09-18 11:40

ZoomによるNotion対抗ツールZoom Docsの実力は?(第773回)

Zoomのドキュメント作成ツールZoom Docsは予想通りNotionによく似たものでした。文書中にホワイトボードを埋め込めるのが面白いと思ったのですが、共有時の権限に気をつける必要がありました。

=== 目次 ===
Notionに似たドキュメント作成ツールZoom Docs
AIによる文書作成機能が売り
Notionと同様に子ページが簡単に作れる
Notionに似たデータベース機能
ホワイトボードを埋め込めるけど
Web共有でスマホで見てもいい感じ
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Zoomから発表されていたドキュメント作成ツールのZoom Docsがついにリリースされていました。
Notionとよく似たツールで、Notionを意識していることは間違いないと思います。
Zoomのアプリ上かブラウザ上で使うことができます。
ブラウザ上で使うときは、なぜか毎回ログインを求められてしまいます。
Zoom Docsが一番の売りにしているのはAI機能のようです。
AIによる文書作成機能を盛んにPRしています。
Zoomも最近はAI機能に力を入れていて、AI Companionという機能がビデオ会議含めていろんなところで使えるようになっています。
そしてこのAI Companionの一番の使いどころがこのZoom Docsということなんだと思います。
Zoomは今ビデオ会議だけでなくて、メールとかカレンダーとかホワイトボードとかノートツールとか
いろんなツールを用意して、Zoom Workplaceという呼び方になっているんですが
このZoom Workplaceのかなり重要な位置づけとして
NotionのようなZoom Docsを用意したということですね。
仕事で使うドキュメント類を全部ここに集約しましょうという提案だと思います。
Zoom DocsのAI機能はNotionとかノートについているAIアシスタント的な機能と同じようなものです。
文章を要約したり文章の続きを書いてもらったり、文章をもっとカジュアルにしたりフォーマルにしたり
ブラッシュアップしたりできるわけですね。
Zoom Docsはユーザーインターフェースなども全部日本語化されていて、日本語に対応しているんですが
AI Companionに関しても日本語で指示することができます。
テキストファイルなどを読み込んでこの内容を要約してみたいなことはできません。
AIに指示するときのコマドの右側にファイルを添付するときに使われるアイコンが表示されているので
ファイル添付できるのかなと思ったらそうではなく
Zoomのミーティング要約を参照してAIが利用することができるようです。
03:02
なので後で議事録などを作るときにZoom Docsを活用しようと思ったら
ZoomミーティングのときにAIによるミーティング要約をオンにしておくのがおすすめです。
Zoomで新規にミーティングを作るときに設定のところに隠れているところに
ミーティング要約を自動的に開始するという項目があるので
そこにチェックを入れておけば自動的にミーティング要約が作られます。
またZoomそのものの設定で自分が会議を作るときに
デフォルトでミーティング要約を自動的に開始するように設定もできるようです。
この辺Zoomも機能がいろいろ増えて設定項目もかなり変わっているので
私は最近いろんな設定を見直しているところです。
Zoom DocsのAI機能はZoomの無料ユーザーは使えないんですが
有料のユーザーならプランに関わらず制限なく使うことができます。
NotionのAI機能はある程度お試し的に使うことができるんですが
基本的にはAI機能を使うために別途有料のオプションの契約が必要になっています。
それに比べると思う存分AI機能を使えるというのは
Zoomの有料ユーザーにとってはお得感があって嬉しいと思います。
Zoom Docsの操作感ですが
特にストレスや不満はないというか非常に良い操作感だと思いました。
スラッシュコマンドが使えますし
スラッシュコマンドで出てくるメニューもNotionとよく似てますし
Notionをよく真似ましたねと
よくできてますねという印象です。
Notionと同様に簡単にコページを作れるところがいいと思いました。
Notionとちょっと違うのは
コページを作ると左カラムにコページのリストが表示されます。
これはウェブ共有した時にも
左カラムにコページへのリンクのリストが表示されるという意味です。
ただ共有してスマホのブラウザで開いた時には
上のバーのところにアイコンがあって
そこを押すとコページへのリンクの一覧が表示されます。
コページへのリンクがそうやって表示されるので
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Notionとは違って
親ページに必ずコページへのリンクが入ってなくても大丈夫です。
あとNotionといえばデータベース機能ですが
これもしっかりよく似た機能を用意しています。
データベース上で関数を使えるので
例えば値段の列と数量の列を作って
値段×数量の金額を計算して表示させるみたいなことも簡単にできます。
その数字の表示を通貨にして円マークを入れたり
小数点以下を表示するかしないかを設定するなどもできました。
Notionのデータベースで便利なところとして
計算式を作らなくてもその列の合計の数字を出したり
平均値を求めたり中身が入っているセルの数を数えるとか
中身が入ってないセルの数を数えて表示するみたいなことができるんですけども
これと同じことがZoom Docsのデータベースでもできました。
ただ流石にリレーションはまだできないっぽいですね。
あとちょっと面白いなと思ったのが文書の中に図解を入れたいなというときに
Zoom Workplaceの別なツールのホワイトボードを埋め込めるんですね。
ここに新しくちょっとしたフローチャート図を入れたいなとか
何か図解したいときにその場で新規のホワイトボードを作って
Zoom Docsのドキュメント上で図解を作ることができるんですね。
Zoom Docs上に埋め込まれているZoomホワイトボードを操作できるということで
これはNotionにもない面白い機能だなと思いました。
AIで図解を作ってくれるNapkin AIともちょっと関連している話ですよね。
Napkin AIはドキュメント編集ツールの中に文章を選んだら
AIが自動で図解を作ってくれるという機能がありますが
Zoom Docsの場合は自動で作ってはくれませんが
ドキュメント上で手動でその場で図解を作れるということです。
ただこの機能面白いなと思ったんですが
Web共有してZoomにログインしていない状態で表示したところ
ホワイトボードを埋め込んだ部分が表示されませんでした。
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これはホワイトボード側の権限の設定だなとピンときたんですが
そのボードの設定でリンクを知っている人全員が表示できるという権限に変えられないんですね。
それで大元のZoomの設定とか色々見てみたんですが
私の使っているZoomのプロプランという一番安いプランでは
ホワイトボード機能に制限があるっぽいので
そのせいじゃないかなという結論に至りました。
ZoomDocsのWeb共有の話ですが
Web共有してiPhoneで開いた時に画像をタップすると画像が全画面表示になって
ピンチアウトでさらに拡大することができて
これノーションにはできないことなのでその点はいいなと思いました。
この手のツールでWeb共有した時にスマホで見ると
アプリのインストールへの誘導が主張しすぎだったりすることも多いんですが
このZoomDocsのWeb共有の場合は
サインアップを求める誘導が下の方にそこまで主張せずに出てくるだけで
×ボタンですぐ消せるのでこの控えめなところもいいなと思いました。
ノーションもその点で言えば控えめなので気に入っています。
なおZoomDocsは作ったドキュメントをPDFなどに書き出す機能はないようです。
あくまでもWeb上で共有するだけなんですね。
もちろんZoom会議中にZoomDocsの画面をみんなで見ながら話を進めるとか
みんなでドキュメントを編集するみたいな使い方にも便利なツールなんだと思います。
まだ私はそういう用途で使ったことはないです。
Zoomにはもともとノートというツールもあって
今ノートとDocの2種類似たようなツールがあるのはちょっと紛らわしいと思います。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストアシカガ〜♪!
11:40

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