00:00
第145回 アシカガキャスト
以前のこのポッドキャストで、40代・50代限定のYouTube利用調査のアンケートを取ったという話をしました。
その時に使ったGoogleフォームが、アンケートを取って集計するという時にとても便利なので、その話をしたいと思います。
Googleフォームは、Googleドキュメントから作れます。
Googleドキュメント、英語だとGoogle Docsですが、
要は、マイクロソフトオフィスのようなことをGoogleがクラウド上で、ネット上でできるように提供しているサービスなんですが、
ワードのようなドキュメント、エクセルのようなスプレッドシート、パワーポイントのようなスライドという大きく3つの柱があって、
スプレッドシートの便利機能みたいな感じでフォームがあったんですが、
今はGoogleドキュメントを開いて、左上の3本線のメニューを開くと、ドキュメント、スプレッドシート、スライドと並んでフォームというのがあります。
なんで元々スプレッドシートの機能だったのかというと、フォームを使って入力した内容がスプレッドシートに自動で入ってくるというものなんですね。
今もフォームで入れた内容はスプレッドシートに反映されるんですが、フォームそのものに結果を見る機能がついて、これがすごく便利なんですね。
一人一人の回答を見るというのと、結果を集計して見られるという2つの見方があります。
集計結果はグラフに自動でしてくれるんですけども、例えば男性女性みたいな項目が少ないものは円グラフにしてくれて、もっと項目が多いものは棒グラフにする。
自由回答で記述してもらったものは一覧としてテキストが並んでるみたいに賢く処理してくれるんですね。
これ自分でやろうとしたら集計結果をExcelなり、このGoogleドキュメントのスプレッドシートなりに入れて、それぞれグラフを生成するように処理をしないといけないんで結構面倒なことなんですが、Googleフォームを使えば自動で全部やってくれると。
アンケートを取って集計して、それをレポートとして人に伝えなきゃいけない、会社で上司とかに出さなきゃいけないというような人にはとても便利だと思います。
個別の回答を見る場合は、フォームのレイアウトのままで答えが入っている状態で1ページずつ見ることができるので、スプレッドシートで見るよりも見やすくてわかりやすいですね。
03:12
アンケート結果はスプレッドシートとも連動はしているんですが、Googleフォームの結果を見る画面からCSVでダウンロードすることもできます。
なお、この集計結果を他の人も見られるように共有したいという場合には、共同編集者というのになってもらう必要があって、Googleアカウントが必ず必要で、なおかつその共同編集者はフォームの回答を削除することもできてしまうので、回答を閲覧だけできる権限というのはないんですね。
結果を見るだけという人には、アンケート結果のスプレッドシートの方を共有すれば、リンクをクリックするだけでGoogleアカウントなしでも見てもらうことができます。
もちろんアンケート結果に個人情報とか入っている場合には、このリンクの仕方だとちょっと危ない感じはしますよね。
フォームを作る話をしませんでしたが、作るのも簡単なわかりやすい操作で作ることができます。
このGoogleフォームなんですが、フォームに入力された内容をメールで送るということができないんですね。
通常、ウェブサイトに問い合わせフォームをつけた場合、その入力内容がメールで送られてくるというのが一般的なので、だいたいみんなそうしてほしいというんですね。
Googleフォームの場合は、入力があったよという通知をメールで送ることはできるんですが、メールの本文にフォームに入力した内容を記述することはできないので、
アンケートとか投票のようにある程度まとまって確認すればいいものには向いてるんですが、
問い合わせフォームに使った場合、問い合わせが来たよとメールが来て、そのメールを見てからGoogleフォームかGoogleスプレッドシートに内容を見に行かないといけないんで、ちょっとひと手間なんですね。
スクリプトを使ってフォームの内容もメールで送るということも本当はできないことはないんですが、結構面倒ですし、誰でもできるというわけではないですね。
ということで、アンケートを取るという目的の場合にはGoogleフォームは非常に便利ですよという話でした。