友遊らいぶらりぃのオープン
友遊らいぶらりぃ、2024年7月1日オープン。
Nuovo Media Paradiso! ということで、新しい形の新しいメディア図書館、メディアライブラリー、アーカイブを目指す。
そういうLISTEN上に開設した、開館した図書館、アーカイブということになります。
友遊らいぶらりぃ「Digital Kotonoha Archive of Real Voices and Texts」ということで、デジタルのオンデマンドの言葉のアーカイブ。
それは、リアルボイスとそれを写しとったテキストで構成される「語り本」であるというコンセプトです。
「本」っていうのはそもそも何なのかっていうことで、ここにちょっとLISTENの概要欄に書かせていただいたんですが、
「ほんのはじまり|ことのはじめ — 語り本の時代へ —」ということで、本っていうのは語源をたどると「ものごとのおおもと」と。これはウィキペディア情報ですね。
「ものごとのおおもと」と。木の根っこって意味なんですけどね。木の根っこじゃないですね。木の幹の一番下の部分ですね。木の根元。
日本では、「ものごとのおおもと」。日の本の本も、本ですよね。日本の本の字でもあるという。これは結構、大事な漢字なんですよね。「ものごとのおおもと」だということですね。
じゃあ「おおもと」って何なのかっていうことなんですが、「おおもと」って2つ漢字が当てられていて、1つは「元」っていう字ですね。
大元。元をたどるの元ですね。それから今の本の本ですね。大本。
元の方ですね。大元の方は「物事の根源」、「そもそものはじめ」。はじめですね。私も名前、はじめって言うんですが、「そもそものはじめ」といった意味。大元ですね。
それから大本。本の方を書く場合には、根っこですね。いま言った木の根っこ。それから「ことの起こり」、「物事の起こり」と
いうことで、「おおもと」と読む場合、「根本となるもの」、「第一の基本」ということで、本は「ものごとのおおもと」であり、それは根本となる「第一の基本」なんだということなんですが、
その「本」をつくるのは、文字で、これまで手書きや印刷やワープロ、キーボードで書いてきたわけですが、今は、語ることで、それがAIによって写しとられるわけですね。
トランスクライブ、文字起こしされるわけですね。これが一体、何なのかっていうことは、あちこちで考察してきたわけですが、
ちょうど平家物語で、「語り本」、「読み本」という言い方があって、「語り本」というのは語ったままを文字にしたものが、基本的には「語り本」。
それに対して、「読み本」というのは語った言葉のままではなくて、読みやすく加工したものを「読み本」という。
これまで巷に出回っている紙の本や電子書籍はすべて「読み本」である。
そしてオーディオブックなどは、これは「聴き本」である。文字のないポッドキャストも「聴き本」である。
そしてLISTENは「語り本」だ。そんなコンセプトですね。だからLISTENにその「語り本」のコンテンツを蓄積していきたい。
「語り本」、本は図書館にやっぱり収蔵するんですね。本棚に並べなきゃいけない。
どんどん読み捨てていってはいけない。もちろん古本屋に出してもいいんですが、せっかくこういうLISTENという素晴らしいプラットフォームがあるので、そこに
「語り本」のアーカイブ、図書館を作って、そこで「友遊らいぶらりぃ」、いろんな人が生き生きと命をつないでいけるような場所になったら、それこそ
Nuovo Media Paradiso! になるなぁというふうに思ったわけですね。
「語り本」の時代へ
もしプラトンの肉声を聞くことができたなら、
If only we could hear Plato's actual voice, Thomas Aquinas, Descartes, Diderot, Kant, Hegel, Kierkegaardと続くわけですね、福沢諭吉、
If we could hear their actual voices..... 生の肉声が聞けるっていうことは、すごいことだと思うんですね、私は。
しかもそれを「語り本」として、AIが文字起こしをしてくれるという。
これまでは技術的に難しかったんです。テープの文字起こしをやったことがある人はわかると思いますけれども、労力ばっかりかかるし読まれるわけじゃないので、だから書く本ですね。
「読み本」が作られていったわけです。 だけど今はAIがやってくれるので「語り本」が手軽に誰でもつくれる時代になった。
だから、「語り本」というコンテンツをどんどんどんどん作っていけばいい。 もちろん、「読み本」はそれをベースに作ればいい。
でも、「ものごとのおおもと」は、本の中の「本」は、そもそものはじまりは「語り本」であるっていう、こういう考え方ですね。
文字だけの本の時代は終わった。紙メディアの時代はいずれ古代となる。 AIや他者が朗読する音声だけじゃ伝わらない。
本人の肉声とともに文字が記録され伝えられる未来へ。「語り本」の時代が始まった。「語り本」をベースに「おおもと」にした「読み本」をつくっていく時代。
ほんとの本の時代が、今まさにAI文字起こし革命によって始まったというコンセプトで作られたのが、友遊らいぶらりぃです。
伝わったでしょうか。 ということで、このらいぶらりぃには、いろんなコンテンツの目録を貼っていこうかなと思っています。
とりあえず、今考えているのが「マガジン」。 それから、いくつかのエピソードをまとめたマガジンですね。
一つのエピソードが一つの章だとすれば、その章をいくつかまとめると、本になるということですね。
それからあと「カタログ」ですね。 こういったものを作っていって、これから他にも、詩集とか雑誌とかね、いろんなコンセプトで作っていけるんじゃないかなと思っていますので、
これをとにかく蓄積していく。一覧できる、カタログ化していく場所として、友遊らいぶらりぃをつくるということです。
合わせて、小学生が下校時間になってとてもうるさいですが、それはさておき。聞こえるかどうかわかりませんが、
とりあえずこの「ほんのはじまり|ことのはじめ」ということで、この友遊らいぶらりぃの基本的な考え方を今、語らせていただきました。
それと「レファレンスルーム」というのを作ります。 これはちょっと有料でレファレンスルームを作ろうと思っています。
そこではいろんなレファレンスサービスを行うというふうに考えています。
詳しくは、レファレンスルームのほう、これをトップの固定にしたいと思います。
入り口入ると、図書館のアーカイブの玄関入ると、エントランスを入るとレファレンスがまずあるという。
そこで、図書館のおじさんに何でも聞けるという場所として、レファレンスルームを作りたいというふうに思っています。
基本的には、この友遊らいぶらりぃのコンテンツの情報は、フリーで閲覧できるという形になりますが、
その先にある本体のコンテンツは、有料だったり無料だったりするという形になってくるということですね。
とにかくここには書誌情報を置いておく。本体は、それぞれのデジタルデータ、番組、エピソードの先にあるという形になるかなというふうに思っていますので、まずは始めてみたいと思います。
友遊らいぶらりぃ、どうなっていくんでしょうか。
いい図書館になるといいなと思っていますが、図書館のおじさんになりました。
以上、最後までお聞きいただいた方ありがとうございました。
これは、ほんのはじまりにすぎません。
— 語り本の時代へ —
ではまた。