2022-11-19 08:00

株主還元策として活発に使われる自社株買いは以前のように禁止すべきである

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あんちゃんの何でも言いたい放題
みなさんこんにちは、あんちゃんことあんどうひろしです。
本日もあんちゃんの何でも言いたい放題ということでお話をしていきたいと思います。
今日は日経新聞の方にこういう記事が出ておりました。
上場企業自社株買い最高の9兆円超。
今年、厚い手元資金を配分して大株主から取得をしているケースもあるということですね。
上場企業の2020年の自社株買いが過去最高になったと。
11月中旬までの取得枠の設定は9兆円を超え、年間ベースの過去最高。
これは2006年の8兆5000億円ということですけれども、これをすでに上回ったということです。
世界的な景気交代懸念やインフレによる米金利の上昇を背景に、
日経平均株価は2021年の高値から2割弱安いものの企業収益はなお高い水準にある。
株価の割安感をアピールするとともに厚い自己資金を株主に積極的に配分し、
資本効率の改善を目指すということですね。
この自社株買いをするというのがもう今は当たり前になっていますけれども、
かつては商法では自社株を買う、自己株を買うというのは禁止されていました。
これは考えてみれば当たり前で、自分が自分の会社に出資をするということはありえないわけですよね。
株式会社というのは広く株主から出資を集めてお金を出してもらって、
そのお金を元でにして会社の経営をして、そして利益が出たらそれを株主に配当する。
そういう仕組みで基本的には成り立っているわけで、
自分で自分に出資をして会社を成立させるということはやれないわけですよね。
当たり前ですよね。
なので以前の商法では自己株の取得というのは禁止をされていた。
それに加えて自分で自分の会社の株を買うことができたら、株価も操縦できますよね。
株価が下がった時には自分で株を買って、そして株価が下がるのを食い止める。
そういうことができるので株価にもおかしな影響を与える。
要するに心理的な影響を与える。
そういう面もありましたので、商法上自己株式の取得というのは原則禁止。
何かの都合で、例えば合併をした時に合併する相手の会社がたまたま自分の会社を持っていたら、
それは取得をしなきゃいけないですけれども、
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これもできるだけ速やかに市場に売却しなきゃいけない。
そういう縛りになっていたわけです。
本当に厳しく自己株を取得しちゃいけない。
そういうことになっていたわけですね。
ところがこれが法改正で自己株を取得してもいいということに変わってしまいました。
それによってもはや自社株を買い、自社株を買い、自己株を買いというのは当たり前になっていて、
これがある種株主に対する利益還元の一つの手法として活発に使われるということになったわけですね。
でも今申し上げた通り、市場から自分の会社の株を買えば当然株価はある程度上がりますし、
あるいは下落を防ぐことができるので、これは株主の利益につながりますよね。
それからここにもちょっと書いてありますけれども、
大株主から取得をすればそこである程度利益還元ができるわけで、
まさに株主がますます金持ちになるための仕組みがこの自社株買いということで一つ実現をされているということになります。
なので私は昨今の株主資本主義というか株主利益をとにかく求めなきゃいけない、
株主利益市場主義といいますか、そういった大企業、上場企業の経営方針がやはり日本国民の豊かさを奪って、
そして日本国民の豊かさが奪われて株主の方にどんどんそれが行き渡り取り上げられていくと、
そういう流れになっていると思います。
特に今は上場企業の株式はかなり外国人が取得をするということになりましたから、
外国人は当然自分の利益、外国人株主というのは当然自分の利益を最優先にして、
日本人の生活というものは考えないというのが普通でしょうから、
徹底的に資本主義の論理を持ち込んでくるわけですよね。
なので経営者にも株主の利益を最大化する経営をしなかったら訴えるぞという形で、
株主代表訴訟というものもやりやすくなりましたので、
上場企業の経営者は株主のための経営をしなくては訴えられるという危機感もありますので、
普通の国民の豊かさよりもとにかく会社の利益を上げて、そして株主に還元をしなきゃいけない。
そういうところに借り立てられるというか、それが仕事ということになってしまっているわけですよね。
この株主代表訴訟を簡単にできるようにしたというのも、これも大失敗だったと思います。
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なのでこれらの一連の改革を変えて、あれは失敗だったと。
株主は豊かになるかもしれないけれども、国民は決して幸せにならないし、
そして経営者も長期的な投資というものができなくなる。
短期的な市販機決算で3ヶ月にいっぺん決算を出して、そこで利益を出していなかったら責任を追求されるみたいな、
ものすごい近視眼的な経営をやらされるようになりました。
本当にこれらの一連の改革と言われるものは大失敗だったと思います。
こういった自社株買いが過去最高の急調炎とか言うと、
いやもうこれおかしいでしょ、普通に考えて。
と思いますよ。
もうこのような異常な資本主義が成り立っていないわけですよね。
要するに株主市場は、株式市場はもう自由な意思で売買される価格が形成されるんじゃなくて、
その株式を発行している会社の資本力によって株価が左右されるということになってしまいますので、
もう市場価格も歪められているというふうに思います。
こういった一連の改革がいかに資本主義を歪め、そして国民の豊かさを奪ってきたか、
そういうことをこういうニュースを見ると改めて強く感じさせられるところです。
ということで本日もご覧くださいましてありがとうございました。
ぜひ皆さんチャンネル登録と高評価をよろしくお願いいたします。
それではアンちゃんの何でも言いたい放題、また次回お会いいたしましょう。ありがとうございました。
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