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こんにちは。お聞きいただきありがとうございます。あきねです。
こちらは、2人の小学生を持ついちお母さんの私が、ASDの息子を通して出会った行動分析学について語るチャンネルです。
さて早速ですが、行動分析学とは、アメリカの心理学者スキナーによって創始されたもので、
個体と環境との相互作用を明らかにしようとする学問です。
それを応用したのがABA、応用行動分析学で、私は子育てや発達支援におけるABAについて特にお話ししたいわけなんですが、
発達支援におけるABAとはどういう目線で使われるかというと、
子供の望ましい行動を増やしたり、逆に問題行動を解消する目的で用いられます。
子供の行動の前後を観察分析し、前後の環境を操作することで改善を図ります。
この環境を操作という部分がポイントで、つまり子供自身を操作しようとしない、子供自身を変えようとしないということです。
その子の性格や内面的な特性に注目せず、本人の行動の前の先行条件と行動の後に発生する結果に焦点を当てます。
先行条件とは環境的な要因です。 ある行動が発生する前に存在する状況や刺激、他の人の行動などが該当します。
その子の行動の引き金になり得るもののことですね。 そして行動の結果とはそのままなのですが、その子の行動の後に発生する事柄です。
ABAではこの行動の結果が本人にとって良いものであれば、直前にあった行動が強化されると、次から同じ行動が再度発生する確率が高くなる
という考えの下で作戦を立てます。 行動が強化されるというのは誰にでも日常的に起こっていることで、
例えば 例その1
小学校での積極的な発言。 先生が発表してくださいと言った時に、はいと手を挙げて答える。
それを先生から褒められると、次からも積極的に発表しようとする確率が上がります。 つまり手を挙げて発表という行動の結果、先生からの賞賛が得られたことで直前の行動が強化されることになります。
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例その2 スーパーでの買って買って。 子供がスーパーでお菓子を要求。
親御さんにダメと言われると大声で泣いて欲しがりました。 親御さんは仕方なく買ってあげました。
すると次回から子供はダメと言われた時に大泣きをする確率が上がります。 これも大泣きした結果、お菓子が得られるというメリットが発生したので大泣きという行動が強化されるということになります。
こういった強化のエピソードはABAの方法論の中でも感覚的に負に落ちやすいものだと思います。 さて今日はABAについて
個体と環境との相互作用。 その子の性格や内面に注目せず、先行条件と行動の結果に注目する。
行動の結果が本人にとって良いものであった場合、その行動自体が強化されて次からその行動が発生する確率が上がるというお話をしました。
次回は自閉症の診断がある我が息子に対して私が実践してきたことをしていることなどもお話しできたらと思います。
ABAで広がれシンプルで楽しい生き方。 今日も大事なものを大事にできる一日を。
あきねでした。