00:06
今日はクリスマスです。だけど、俺はおでんが食べたい。
お前アメリカ暮らしやったくせになんでそんなこと言ってんねん。
俺はチキンが食いたいぜ。
嘘つくなって。
いや、鍋も食いたいしな。
まあここで突然質問なんやけど、
おでんって暑いよな?
暑いな。
でもさ、暑いおでんを食べても体温がおでんと同じ温度にならないよね?
ならへんよな。
それはなぜ?
それは、おでんの持ってる熱量が人間の熱量を、熱を上げるよりも少ないから上がんないんじゃないかな。
でもさ。
なんか賢そうな頭悪いこと言ったな。
お前でもさ、こんななんか冒頭にいつもこんな質問してくるけどさ、なんか妙に難しいんやこれ。
なんやねんこれ。
答えはね、支障株があるから。
支障株?わからんな。
今日は暑いもん食べても大丈夫かなって話なのかな。
まあそのうちわかるやろうなということで、あとは何とかね、教えてください。
したら始めていきます。
理系談健康論。
理系談健康論はジンジソウム・ウレシノとカイロプラクティックドクター中坂の理系男子2人が健康に関するトークをしながらリスナーの皆さんと一緒に健康リテラシーを高めていく番組です。
皆さんこんにちは。パーソナリティーのおでんが好きな中坂です。
同じくパーソナリティーのウレシノです。おでんも大好きです。よろしくお願いします。
さておでんなんやけど。
おでんって何つける?
からし。
あとは?
あとは味噌。
やっぱそうやな。
でもこっちっていうか、俺関東に来てから味噌つけてるって見たことないな。
ないよね。
ない。
味噌つけんのって何回も聞かれたことある。
え?え?味噌つけるの?なんで?なんでですか?って。
ちょっと標準語っぽく言ってんの最後。
味噌つけるやろうと思ったけど。
でもね、群馬、俺群馬に住んでるじゃんか。で、そっち帰った時につけて味噌かけて味噌とかを買ってくと結構喜ばれるよ。
あれは関東には売ってないよね。
売ってない。だから名古屋駅とかでね、土産で売ってたりするよ。
あー、それでなんかやたら売ってんだよね。
そうそうそう。
あーそうなんや。じゃあそんなさ美味しいって思ってんのやったら売ったらええのにな。
せやな。だってしるこサンドはもうこっちでも売り始めてるぜ。
そうやろ。みんなやっとしるこサンドの美味しさに気がついたんやな。
気づいたみたい。
あれ一回開けたらもうたまらんもんね。
たまらんな。
そう危ないなあれはね。
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まあまあそんな話はいいやけど。
え?今日のテーマは郷土料理の話?
違う違う違う違う。
まあ熱いおでんを食べても当たり前やけど体温が50度になったりすることはないよね。
そうやな。まあ熱いもんもそうやし寒いもんかき氷とか食べても体温ががっつり下がることないよね。10度とかね。
で、さっき聞かれてさ適当に答えたんやけどさ。
まあそれって当たり前やろなって思ってたんやけどさ。
なんでって聞かれるとなかなか測得できへんよな。
その答えはホメオスタシスにある。
ホメオスタシスっていうのは体の内部環境を一定に保つ、人間が生まれながらにして持っている機能で、
今日はこのホメオスタシスがテーマ。
で、まあ聞いてもらうとね、自分の体にいつもありがとうって言いたくなるよ多分。
じゃあ頑張って聞くよ。
頑張って聞いてくれ。
自分で人物を褒めてあげたいよ。
そうっすね。褒めてあげてほしいね。
で、ホメオスタシスというのは生物学用語で、日本語では甲状性と呼ばれる。
甲状性。
甲状性の甲は立心弁か。立心弁に一非一って書いて。
で、状は常。
嬉野が昔アルバイトしてた常寿司の常ね。
懐かしいこと言うな。分かった分かった。
誰が通じんねん常寿司とかって。
で、ホメオというのは同じっていう意味で、スタシスっていうのは常体っていう意味ね。
だからホメオスタシスとは同じ常体っていう意味なんやけど、これはアメリカのハーバード大学の医学部の教授で、
医学博士で生理学者のウォルター・ブラッドフォード・キャノン博士が1932年に提唱したもので、
例えば体温の話で言ったら、体温が上がってきたら、人間の普通の機能としては、
毛細血管が大きくなって広がって血液を冷やす。
あとは毛穴を開いて汗をかいて、その汗の気化熱を利用して体温を下げる。
その逆に体温が下がってきたら、今度は血管を収縮させて体液が冷えるのを防いで、
あとは毛穴を閉じて汗をかくのを抑えて、
寒い時にブルブルブルって震えると思うけど、その時は体を震わせて筋肉から熱を発生させようとする。
こんなふうな仕組みがあって、体の温度を37度付近に維持しようとする。
すごいな、体温を上げるとか下げる、いろんな方法でバックアップしてるんだな。
人間の体ってすごいと思うけど、どれかがうまく働かなくなっても、他の方法がちゃんと用意されてる。
これが全部自動で起こるっていうのがすごいと思うけど、例えば寒くなったからって、
06:01
自分で俺あと体温一度上げやなかみたいな感じで、自分で体温を上げることはできやもんね。
確かにな、自分でできたら便利かもしれんけど、それ便利っつったって自分で言わなあげれへんだったら、すぐ死んじゃうよなきっとな、忘れちゃったら。
そうやね、ウレションとかめんどくさがるよ、絶対すぐ死ぬよね。
絶対すぐ、今こうやって喋ってられへんわ。
人間の体の機能のほとんどは脳が支配してるよね。
その脳が3つの違う部署にそれぞれ命令を出してホメオスタシスを維持してる。
その3つが自律神経、内分泌、免疫。
自律神経と内分泌と免疫か。
なんか全部聞いたことあるよ。もちろんね、聞いたことあるだけだけどね。
これをちょっとずつ説明しようと思うけど、最初は自律神経。
自律神経というのは自分の意志とは関係なくて体をコントロールしてる神経系で、交換神経というのと副交換神経というこの2つがある。
この2つの系統がお互いに反対の働きをして成り立ってて、
ファイトオアフライトとか、戦うか逃げるか反応っていうような感じで呼ばれたりするんだけど、
たくさん機能があるから、大学の先生に教えてもらった例をそのまま紹介します。
嬉しいのが昼にマック行ってさ、どうせチキンフィレオとか好きやろ。
大好きやな。
よくわかったな。
なんかチキンフィレオ好きそうな顔しとるもんね。
顔でわかるんか。占い師になれるぜ。
大好きなチキンフィレオを食って家に帰ってきたら、家の前で男が立ってて、
お前、やっと見つけたぞっつって、銃をこっちに向けてくると。
怖いな。
びっくりするよね。
それはするよね。
この時に交換神経の出番がやってくるのよ。
相手をしっかり見るために動向が広がって、心拍数が上がって血圧が上がって、ちょっと発感すると。
たくさん酸素がいるから気管支柱も広がって、いつでも戦う準備ができる。
そうやな。
体は今すぐに動かなあかんから、さっき食ったチキンフィレオを消化してる場合じゃないよ。
戦う時はもうイイとかチョーは一旦働きを止める。
つまり交換神経が働いてる時ってのは、エネルギーを消費しようとする反応が起こるよね。
めっちゃドキドキしてて、俺もいつでも戦ったぞみたいな感じにしてたら、
突然、すみません、人違いでしたって言って、銃を引っ込めたと。
すごい逃げるようにして帰ってったと。
そしたらもうちょっと安心してさ、動向が開いてたやつが小さくなって、心拍数も下がって血圧も下がって、汗も引いていくと。
09:00
しんど疲れたってなって家に帰って、さっき食べたチキンフィレオを消化し始めると。
とにかく休んで、次の緊急事態に備えておこうとする。
つまりエネルギーを蓄える反応っていうのが、副交換神経が支配して起こるわけよ。
こういうことってよくあるよね。
全然ないよ。今の例えさ、分かるんだよ。
今自分自身がピンチに陥って、これをやらなきゃいけないからそっちに全部集中するってのは分かるんだ。
でもさ、マックの話いらへんやろ、それ。
いるでしょう。食べ物の消化を止めるって話だから。
飯食った後でいいじゃん。
マック、美大地、俺のことをさ、チキンフィレオ好きそうなやつってレッテルを貼ってるだけじゃん。
今日は中瀬子の恩師は例えべた恩師か。
そんなことないよ。俺これ聞いたときはなるほどって思ったもん。これで一発で覚えたもんね。
覚えるよ。それは覚えるけど、マックいらんやんって思った今。
それに俺ちゃんが住んでるとこなんか治安悪そうやもんね。そんなことないの。
茨城やからお前ちょっとお前暴走族まだいるけどさ。
やっぱりいらっしゃる。
いらっしゃるけど、そんなには悪くないよ。
銃出てくるってそれは中瀬子さんの住んでたアメリカの都市じゃない。
俺もっと平和なとこ住んでたからね。
そんなわけでね。これでも一発で覚えたよね。
覚えた。
覚えたよね。次は内分泌系の話ね。
内分泌で使用される物質を全部ひっくるめるとホルモンって呼ぶよね。
このホルモンって言っても、俺とレチの大好きな焼肉のあれではなくて
体の中で作られて血流に乗ってターゲットになる場所に行ってから
いろんな機能を果たす情報伝達をする物質のことがホルモンっていうね。
そうなの。焼肉でホルモンって、昔ホルモンって言って捨てるものから語源来てたじゃないか。
だからそれと同じように体の中でも分泌して出てくるぜ、もういらないぜって言うから
ホルモンになったんとは多分語源は違うよね。
もちろん違うよね。
日本語ちゃうもんな、そもそも。
そうなのさ、日本語ちゃうしな。でもこれ偶然よね。
そうやな、面白いな。
内分泌のホルモンはギリシャ語由来で動き出すものっていう意味。
ところでさ、内分泌のホルモンで何か知ってるやつある?
ホルモンか。ホルモンでよく聞くのは成長ホルモンとか男性ホルモン、女性ホルモンってぐらいかな。
そうやね、それも本当正解でその辺は全部ホルモンだけど。
体の中で使われるホルモンっていうのは100種類以上あって
そんなにあるの?
体のいろんなところで作られてるよね。
このホメオスタシスを維持するにはホルモンでの調節がとても重要で
この分泌が多すぎたりとか少なすぎたりすると問題が起こってくる。
で、他にさっき言ったやつ以外にも有名なホルモンとかは
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例えばインスリンとかアドレナリンとかそういうよね。
アドレナリンとかさ、どっから分泌されてるとかあんまり知られてない割には
アドレナリン自体は結構有名よね。
有名有名。いやいや何にも知らんけどさ、聞いたことあるのは結構多いよね。
そうやね。で、3つ目は免疫。
これは説明するまでもないと思うけど
体の外からやってきた悪い奴らを体が防御する機能。
これも体の内部の環境を維持するのはとても大事だよね。
さっき話ぶたってディスられたから今度はもうちょっといい例えを使いたいと思うけど
あの進撃の巨人俺好きなんやけど
あれ読むとさ、巨人と戦ってる兵団の人たちがさ
俺も発揮球に見えるよね。
どういうこと?
細胞の壁をさ、バーンといきなりぶち破ってくる巨人をさ
倒すんやけど。
でもたまにボコボコにやられたりして。
で、体の細胞でもさ、日々こんなことが起こってるのかなって
俺ちょっと他の方とは違った感じで進撃の巨人を楽しんでるかもしれない。
俺進撃の巨人ってさ、最初の数巻しか読んでへんのよ。
だから
なんとバチ当たりな。
だからさ、調査兵団の人たちは
何の成果も得られませんでしたって印象しか俺ないんやけど
だから発揮球弱って今思ったんや。
もう最後まで読んだらわかるから。
もう全く。
ごめん、俺体の今免疫細胞がとても弱いものにしか思えてない。
問題だよ。でもまあ
あの免疫機能がなかったら体はあっという間にやられるからね。
確かにね、ああいう人たちがいるから最小限の被害で食い止めてるとも言えるしな。
最初の頃も。
そうそうそう、そういうこと。
というわけでね、この3つの神経、ホルモン、免疫が脳からの命令を受けたり
あとは自分たちでも勝手に感じ取ったりして自動で防御したりして
体の平和を保ってるってわけ。
ほんでさ、最初の例で紹介した体温調節の仕組みがあったけど
あれをネガティブフィードバックっていうのね。
ネガティブフィードバックってマイナスの言葉っぽいんやけどさ
仕事だとさ、え?だって仕事だと
お前それ全然ダメだぞっていう
ちょっと怒ってるというか
耳が痛いコメントをしたりするっていう感じでさ
フレッシュノーの日常ってこと?それは。
いや俺はポジティブな方を心がけてるはずなんやけどね。
笑いを絶えない職場にしたいと思いながらやってるし
俺もみんなに褒めて欲しい。だからネガティブフィードバックは嫌です。
パワハラする人っていっつもそうやって言うんですよね。
自分は違いますって?
15:00
いやいやそんなことない。
まあでもそのネガティブの意味ではこれはなくて
抑制するっていう意味のネガティブだね。
体の中のネガティブフィードバックって
例えば電化製品の温度設定とかにすごく似てて
例えばエアコンを28度に設定したら
それより室温が上がったら冷たい風が出てきて下げて
28度になったら運転がゆっくりに切り替わったりするみたいなね。
体はそれぞれ各場所にパラメーターが決まってて
その設定をはみ出した時に
その範囲内にもう一回戻そうとする力が働くよね。
もちろん体温もそうなんだけど
他にもいろんなことが自動で調整されてて
この調節をするコントロールセンターが
支障株っていうところにあるの。
支障株は脳の奥の下垂体っていうところの真上にある
大体10gぐらいのちっちゃな器官なんだよね。
そんなちっちゃいやつがコントロールしてるんか。
今2つぐらい例え話を思いついてるけどさ
言っていい?
たとえが上手な嬉人さんにたとえてもらおうかな。
一つは支障株っていうのが
いわゆるヤジロベみたいになってて
右に触れたら自然と左に戻るような感じで戻るっていう
そういうコントロールをしてるのかなって思った。
これうまいでしょ?
うまいうまい。
もう一個はエヴァンゲリオンが浮かんだのね。
知ってる?
嫌な予感しかしないけど。
イカリシンジ君が何かの作戦の時に
目標をセンターに入れてスイッチって言ってたじゃん。覚えてる?
なんとなく覚えてるな。
よく有名な台詞で一発で仕留めなきゃいけないから
イメージトレーニングをずっとしててさ
無機質な感じというかロボットみたいに
目標をセンターに入れてスイッチ
目標をセンターに入れてスイッチって
延々と繰り返してるのよ。
だから脳が何も考えることなく
そういうふうに真ん中に持っていくっていう
俺たちは頭の中にみんな
イカリシンジ君を飼ってるのかな。
分かりやすいようで分かりにくいけど
なんとなく嬉しのちゃんと理解してるってのは分かったね。
後半の例えは多分失敗やったんやなこれな。
それはリスナーの皆さんのご判断にお任せしましょう。
人間が一番守りたい部分が脳やから
脳が生きやすいようにコントロールしてる。
飛び出たやつと足りないやつを
それぞれ補っていく必要があるから
簡単に言うとネガティブフィードバックの立役者っていうのは
交換神経と副交換神経みたいに
だいたい相棒がいる。
作用が違う相棒がいる。
じゃあ他にもちょっと具体的な例を挙げてみたいんやけど
まずは血糖値の話。
ここで質問なんやけどまたまた。
血管の中に含まれるグルコースの量
つまり血糖値をコントロールしてる物質は何でしょうか?
18:02
糖か。糖が異常になると糖尿病になるから
糖尿病の薬は
あ、インスリンか。
さあ、インスリンだ。
そうそう。で、インスリンの相棒は?
インスリンの相棒?
ヒントあるよ。ヒントは怪獣みたいな名前。
怪獣?ウルトラマンとかに出てくる怪獣?
みたいな名前。
ピゴンダン?
それでもいいような気もしてきたけど不正解。
不正解か。
じゃあインスリンと何?
インスリンの相棒はグルカゴン。
グルカゴン?
あー強そう。そっちの方が強そう。
強そうやな。グルカゴンの方が勝ちやな。
インスリンに対しても勝ってるよ。絶対。
勝ったら困るんやけど。
反対の作用ってことやね。
そっかそっか。
インスリンは血液中のブドウ糖を細胞の中に取り込んで
血液の中に流れているブドウ糖の量を下げる。
つまり血糖値を下げるよね。
だからたくさん食べ過ぎてもすぐに糖尿病になったりはしない。
この怪獣グルカゴンは
蓄えてあるグリコーゲンとか脂肪をブドウ糖に変えて
血液の中に流して血糖値を上げる。
だからしばらくご飯食べなくてもすぐに死んだりはしないし
活動を停止したりもしない。
だからインスリン、グルカゴン、ありがとう。
ありがとう。
これは余談なんだけど、ホルモンは怪獣みたいな名前が結構多い。
テストステロン。
エストロゲン。
プロゲステロン。
全部強そうやな。
エストラジオール。
ゴナドトロピン。
でも一番強さはやっぱりグルカゴン。
グルカゴン。
ラスボスやな。ゼットンみたいな感じやな。
ラスボス感がすごい。
ゼットンよりもグルカゴンの方が強そうやな。
まあいいんやけど。
たぶん人類の進化の過程では
飢餓が多かったからっていうのもたぶん理由やと思うけど
血糖値を下げるホルモンっていうのはインスリンしかないよね。
だから放食の時代に恨みに出てるんじゃないかなと言えるよね。
人類の文化の進化が、体の進化が全然追いついてへんやな。
そんな気がするね。
さてさて、次はPH。
PH。
PH知ってるよね、もちろん。
ペーハーでしょ。
そうそう、昔はドイツ語読みのペーハーやったけどね。
今はいつの頃なのかは知りませんけど、英語読みのPHになったよね。
数字が大きい方がアルカリ性だっけ?
そうそう。
真ん中の7で中性やな。
そうそう、そんなやつ。
じゃあさ、ついでに質問なんやけど。
レモンは酸性?それともアルカリ性?
レモンは酸っぱいから酸性ちゃうの?
21:00
そうやね。正解。
やった。
でもレモンは酸性だけどもアルカリ性食品です。
なんかややこしいんやけど。
なんかいつもこのさ、中坂の解説はAだけどBです。
BだけどAですって多いけどさ、結局何なの?
確かに嬉しいのは言ったみたいに酸性の食べ物なんやけど。
体がそれを酸性とするかアルカリ性とするかは消化した後の残骸がどっちかによって決まるから。
食品として考えた時はレモンはアルカリ性食品になるよね。
食品としてはアルカリ性だけど物質としては酸性ってこと?
そういうこと。体の中で消化された後アルカリ性になるからってこと。
なるほどね。
で前は酸性の物を食べたら体が酸性になってアルカリ性の物を食べたら体がアルカリ性になるっていう説があったんやけど
これ今でもねいろんなところでちょっと見たりするんやけどなんか体をアルカリ性にしましょうとか言って。
でもそれって今はすごくちゃんと否定されてて聞いたことない?そういうの。
なんかあるよね。
ある?
なんか弱アルカリ性の方がいいですよみたいな。
おぼろげにあるね。
でまぁ食べ物ごときでね体のpHは簡単に動かないってことで
人間のpHの7.35から7.45の間のこの超狭いところでコントロールされてる。弱アルカリ性で。
これ厳重に保たれてて。
レモン食べたからすぐに体がアルカリ性になったりはしやん。
しかもさ胃酸はさpHが1から2やし。
水蔵から出る水液はpH8.5やし。
これ局所的にpHが違うってのもすごいよね。
すげーな。それが人間の体の中に全部同居してんの?
それをコントロールしてるよね勝手に。
あ、イカリシンジ君が。
シンジ君がやってるかどうかちょっと見たことないけど。
体のpHは呼吸とか腎臓とか胃と腸とかで調節されてて。
もしね食べ物食べて体のpHが変わってしまうならすぐ人間の正常な機能がためたなくなって
そもそも現代まで人間が生き残ってるわけないと思うけど。
そうだよな。適当に食ったらすぐ死んじゃいそうやもんな。
そうなんよ。だからね俺しも安心してレモン食べてくれよ。
1日1個丸ごと食べてくれ。
いやそんな食べれへんわ。
でもそのさっきの例えで言うとさ
その辺は全く酸性とかアルカリ性とかはさ
気にしなくてもいいってことやな。
そんなに極端に気にする必要はないってこと。
そんなごときでは変わりませんよっていう話。
じゃあもう1個だけ例を。
アドレナリンについて興奮した時に出るホルモンとして知られてるけどね。
うんうん。
あのカジバの馬鹿児からってあるやんか。
あー筋肉マンのやつやな。
そうやったっけ。
違ったっけ。カジバの馬鹿児あれ筋肉マン違ったっけ。
あーちょっとごめんウロ覚えや。
うん。
とにかくあれって全然迷信とか幻想じゃなくて科学的に立証されてるね。
あれか。人間の能力は脳の3割しか使ってないとかそういう話?
24:03
ちょっと違うような気がする。
ホルモンの話やもんな今な。
そうそうそう。
あの夢中になりすぎて人を助ける時に痛みを感じないとかそういうやつでしょ。
そうそうそう。あのカジで逃げる時に金庫持てたりとかおばあちゃんおんぶできたりとか。
でもそれなんかさ確かにそんな気はするけどそこまですごいの出るかって嘘くさいとこあるけどな。
これは嘘じゃないんやって。
このアドレナリンが関係してるんだけど、今からの話は交換神経の反応の補足的な説明になるんだけど、
戦う時にさ交換神経が働くよね。
交換神経は腎臓の上の副神経とかと繋がってて、戦うモードの時はアドレナリン出しなさいっていう命令が出るよね。
その時に体が反応を起こすわけないけど、人間の体って普段から自分の限界マックスで動いてたら筋肉とか骨にめっちゃ負担かかるやん。
かかるかかる。
だからさ人間にもさゲンチャリみたいにリミッターがかかってんのよ。
でも生きるか死ぬかの状況ではそんなこと言ってられへんから、アドレナリンが出るとリミッターが外れる。
普段以上に力が出る。とりあえずその時生き延びたら後で多少ひどい筋肉痛でもええやんかってことで。
アドレナリンが出るとリミッターが外れて、しかもその痛覚とかも一時的に麻痺する。
だからアドレナリンが出まくってる時間はある程度無敵モードなんやけど、効果が薄れてくると痛みを感じるようになる。
ちょっと麻酔っぽい感じでもある。
あのさ交通事故あったことある?
ないな俺は。
交通事故であった時は、こんなことあったらあかんけど将来あった時のために覚えておいて欲しいんやけど、
追突バーンとかされた時に、その場で大丈夫ですかって言われた時に、いやほんと全然痛くないんで大丈夫ですって。
これよくある会話なんやけど、これすごい危険で、体が興奮状態の時は痛み感じにくいんやね、アドレナリン出まくってて。
2,3日するとなんか首痛くなってきたみたいな。
あるあるある。
スポーツ選手とかも試合中にものすごい怪我しててもなんとなくプレー続行できたりするのがアドレナリンのせい。
あーなんかよく足の骨折りながらゴールしました、その後もプレー続けましたみたいなの聞くよね。
だからスーパーマリオのスターとかさ、悟空の海王拳とかこれがアドレナリンの作用に近いよね。
なるほどね、そういうことか。
自動調節じゃなくて、リミッターを一時的に解除する機能までついてるぞ。
こんな精密機械買ったらいくらすると思う?これすごいよね。
だから相棒にはまだ真似できねーよな、きっとな。
全然無理やな相棒は。
俺相棒見たけど、全然無理や。
手と踊ることはできるけど。
だからあれでしょ、C3POとかその辺のクラスのやつでもまだ無理っぽいもんね。
どうなんやろ。ひょっとしたらできるかもしれない。
27:03
でも本当にSFの世界だよね、そんなんできるロボットとか機械ってね。
もしね、自分それを人工的に作ろうとしたらすごいことやな。
こんな風にさ、説明しだしたらキリがないんやけど、水分量とか血圧とか空腹とか感情とか、
人間が普通に生きていくのにおよそ必要な機能をほぼ全て自動調節してる。
だからさ、もう俺の体ありがとうって気持ちが芽生えたやろ。
だから本当に俺の体ありがとうやわ。
だって今まで自分は自分のことを管理してると思ったんだけど、
なんか俺は体の中のいろんなものに生かされてるんだね、きっとね。
そうやね。
お釈迦様が言ってたんですよ。
またお釈迦様の話。
俺お釈迦様シリーズ大好きやからさ。
人の気持ちを自分は好きにできないじゃん。
人のことを自分の意のままに操れないでしょ。
それに対して、なんであの人は私のこと分かってくれないのって怒るじゃん。
その時にお釈迦様が言ったのが、
お前は何を言ってるんだと。
相手の気持ちを操ろうなんて、
自分の体すら自分で操れないのにそんなことができるわけないじゃないかって言ったの。
まさにこのことやって今思ったわ、これ本当に。
いつものお釈迦様シリーズなんやけどさ。
今日あれやな、例え下手シリーズやな。
そんなことないやろ。
お互いに例え下手シリーズやな。
俺の例えは全部ストライクやと思う。
いや、マックから外してたもんな。
今日は例えのリミッター外していい日だって思っちゃったもん、それで。
それはともかくとしてもさ。
でも一個疑問なのが、
非常にこうやってホメオスタシスってすごい高性能で精密機械って分かったんやけどさ。
なんでそれなのに病気とかにかかる?
こんだけやってくれたらさ、病気なんてかからんことない?
完璧ではないよね。
過剰な刺激が加わると色々と調整してくれてるんだけども、均衡が崩れてしまうよね。
しかもその原因になってんのは人間自身ってこと。
自分自身が崩してるってことなの?
そうそう。
お釈迦様的な気づきが必要やな、ここでね。
大きく分けて3つあるんやけど、まず1つは日常生活。
規則正しい生活しなさいってよく言われるんやけど、あれは全く本当にその通りで。
不規則な生活してると自律神経の働きが乱れて、睡眠の質が悪くなったりとか、食欲がなくなったりとか、体が冷えたりとか、色んな不調が起きてくるんやけど。
もちろんストレスが高い生活をするのも自律神経が乱れてくる。
さっきの交換神経と副交換神経の話もそうなんやけど、
例えば体が先頭モードの時は交換神経が働いてるけど、この時に胃とか腸はストップするよね。
だから働きすぎとかストレスで緊張状態が長く続く人は、同時に胃がんもたれたりとか、下痢とか便秘になったりとかするし、不眠になったりもするから。
30:08
だから不眠症と便秘をセットで持ってる人ってすごく多いんよね。
逆に副交換神経からうまく交換神経に切り替わらない人は、朝すごく体がだるくてやる気が出にくかったりするし。
だから日常のリズムをある程度一定にすると、この2つが働きやすくなる。
だから1つ目は日常生活が悪さをしてくると。
2つ目は病気。病気になるとホメオスタシスの均衡が崩れて、免疫も万全じゃないから、敵がやってきたら体が負けることもあるし、
それがウイルスのような外敵かもしれへんし、あとは自分の細胞分裂がエラーを起こしてどんどん増殖していくがんとかかもしれへんし。
だから逆に言えばホメオスタシスの働きが邪魔されて、自分でコントロールできなくなった状態のことを病気と呼ぶって言っていいのかもしれないよね。
もちろん病気の原因が全部自分のせいではないよ。でも健康的な生活を送っていても病気になるときはなるし。
だからこそ病気になりやすい生活をしていたら、それは自分のせいやなって感じになるよね。
3つ目は毒。
毒っていうと毒キノコとか毒ヘビとかの毒を想像するかもしれないけど、自分で人間が口から入れるものも、物によっては毒になり得るよね。
例えばウレシの煙草吸うと思うけど、ニコチンは猛毒だし、成人は煙草2本分のニコチン一気に取ると死ぬし、血管縮めて血圧を上げる効果があるんだけど。
だから煙草吸って高血圧で血圧を下げる薬を飲んでる人を見ると、なんてこったと思うよね。
野菜も体に良いと言われてるけども、食べ過ぎたら毒になるものもあるよね。
ほうれん草とか食べ過ぎると腎臓血液のリスクが上がるし、銀杏も食べ過ぎると食中毒の危険性がある。
もちろん食品添加物も大量に食べれば毒になる。
でもファストフードとか体に悪いものはなんかうまいよね。
うまいよな。
でもさ、悪いものが美味しく感じるってのもそもそもその時点でどっか狂ってきてるのかもしれないよね。
ああ、そうかもしれんなあ。
なんかね。
でもさ、血圧高いんやとか言って文句言ってる人がいるけど、
体は体なりに一生懸命調節してるんだけど、その範疇を超えるぐらいの負荷を体にかけてしまってるってことかもしれんから、
そんな時はね、体ごめんって気持ちになってほしいし、
乱れた生活とかにも対応して一生懸命外敵と戦って日々頑張ってるんだけど、
それでもさ、ファストフードねじ込んできたりしやがるからさ。
体は何とか命を維持しようと努力してるんやけど、
だからまあいろんなこのホミオスターシステムのバランスが崩れる原因っていうのは人間自身にあるなっていう感じだよね。
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でも今ね、聞いてて、今すぐに俺が死なない理由がどんどんわかってきたよ。
ありがとう、俺。
そうそう。だからまあストレスは溜めすぎないように、ちゃんとご飯食べて寝て免疫機能が下がらないように、
毒をなるべく体に入れないようにしてあげると、
体の負担がグッと減って病気になりにくくなるっていうわけね。
なるほどな、わかった。
とにかくやっぱり規則正しい生活っていうところと、
普段の自分の体がどういう状態かってわかってないと異変にも気づけないから、
日々の自分の体チェックじゃないけど、
体調大丈夫かなとか、寝不足だったからかなとか、
なんかこう自分で気づける基準っていうのを設けとかなきゃいけないかな、そうするとね。
そういうのがあるといいよね。
でさあ、最後にこの米吉達史の提唱者のキャノン博士の話を、
本に書いてることをちょっと紹介したんやけど、
毎日冷たい風呂に入って汗をかくまで働く人は健康を維持しているのかもしれないって書いてあるのね。
これは、この真意は多分負荷をかけなさすぎもあんまり良くないんじゃないかっていう意味だと思うんやけど。
例えば現代人は夏には涼しい部屋でアイスクリーム食べるし、
冬になったら暖かい部屋で過ごして、移動する時も車で移動するよね。
人類が長い間かけて培ってきたこの調節機能を使わないことによって、
この調節機能自体が弱体化していってるかもしれないっていう風に言ってると思うんやけど、
体を痛われつつも、このホメオスタシスの機能を鍛えるっていうのも、
これはもう健康を維持するためにひょっとしたら重要なことなんかもしれんよね。
なるほどな、わかりましたよ。
あのもうね、今ちょうどこれ放送されるタイミングって年末だと思うんで、
一年ね、自分がね暮らしてきて平穏無事に暮らした人もいるでしょうし、病気した人もいるでしょうけども、
一年ね、自分の体にありがとうって言ってね、ちょっと自分自身をメンテするのもいいかもしれませんね。
そうやね、それもいいと思います。
ということでですね、今日はこんなとこなんですけども、もう次は中坂さん、もう年明けですよ。新年ですよ。
早いことで。
早いね。次の放送予定日が正月3日なんだけどね、我々は普通に配信していきましょう。
ということで、次回のテーマは何にしましょうか。
次回はね、何かとお酒を飲む機会が増える年末年始にふさわしいアルコールがテーマです。
僕はね、全然普段飲みませんけど、好きな人には絶対必要、いらない人には全くいらないこのアルコールについて話したいと思います。ご期待ください。
はい、皆さんね、アルコール触れる機会がね、正月増えると思いますんでね、ぜひ期待して聞いてください。
それでは皆さんありがとうございました。
36:02
ありがとうございました。
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