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  2. #18 技術よりも共感
2022-10-14 23:43

#18 技術よりも共感

洋服を選ぶ時、飲食店を選ぶ時、デザインを発注する時。選ぶ人の熱量と状況や条件によって、品質か価格かブランド力かで優先されることが違ってくるという話です。色々なものの品質が上がっている今、ユーザーに伝えるべきことは何なのか。toBなら、価格や品質が同等であれば、より共感できる企業が選ばれていくのではないか、という話をしました。よろしくお願いいたします。

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こんにちは、シロクロの伊藤です。
ポッドキャスト18回目。
今回は、技術よりも共感というテーマで話したいと思います。
今日は、2022年10月14日、金曜日です。
よろしくお願いします。
技術よりも共感、もしくは相性とか、そういうテーマです。
これは、どの分野でも同じ話が言えるのではないかと思っています。
前提として、技術よりも共感と言っていますが、最低限の技術、もしくはサービス品質があってこその話です。
技術レベルが低いのに共感だけあっても全然成り立たないんですけど、
最低限あっての話ですね。
例えば洋服とかでもそうだし、飲食店でもそうだし、
こういうデザイン業務とか、システム面とかでも同じことが言えるのではないかと。
例えば、僕の好きな分野でいくと、洋服でもどんどん最近冷えてきたから、
防寒着、上着が欲しいなと思った時に、いろんなブランドの洋服があって、
例えば防寒着、雨、風、しのげる、薄いでのジャケット、顔を欲しいとなった時に、
最高峰と言われるような、例えばArc'teryxのSVジャケットとかだと10万超えたりして、
パタゴニアで同じようなものだったら、もちろんものによるけど、たぶん2、3万からあると思うし、
ユニクロとかだったら、たぶん5000円以下とか、もしくはGUとかワークマンとか、
そのぐらいの価格で手に入ると思うんですけど、
もちろん全部自分で持ってるわけじゃないからあれなんですけど、
多分機能的には、そのすべてで雨、風、しのげて、日本で日常的な生活をする上で、
多分機能の差ってほとんどないと思うんですね。
ただこれが登山で何年も使うとかだったら、ちょっと話は変わってくるんですけど、
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普段着として機能面だけで考えれば、しかも一般の人が、服飾業界にいない人が、
その機能の差異を感じられるかどうかってなると、たぶんそんなに差はないですよね。
ユニクロが安いからといって雨、風、しのげないかっていうとそうでもないし、
全然何でも使えたりするし、
かといって高いものが何でも使えるかっていうと、そうではなかったりするし。
洋服で言ったらそうで、例えば飲食店でもそうですよね、すごくおいしい料理。
おいしい料理って言っても、そのおいしいっていうのは、
一般消費者が感じるおいしいとプロの料理人が感じ取れるおいしいって、
デザインでもそうだけどやはりちょっと違う話で、
この素材だからこそ、この時期の保存素材だからこそ、
こういう風な調理方法で行っているとか、
料理人しかわからない技術レベルの差異っていうのは、
一般の人にとってはたぶんなかなかわかりづらい、
まとめておいしいという結果にしかならなくて、
要は何万円もする食事と近所の飲食店数千円の食事の、
その金額の差ほどのおいしい違いっていうのは、
たぶんそんなにないですよね。
どっちもおいしい。
もちろん高かった方が普段味覚えないものを食べれて、
ちょっと楽しかったっていうのは当然あると思うんだけれども、
価格ほどの差はないですし、
食事を満たせる、お腹が空いたから空腹を満たせるっていう意味では、
どちらも一緒だし、
栄養的な面でいくとそんなに大したないっていう話。
デザインとかでも、システムでもそうだし、
街のパン屋さんがオープンするロゴを作ろうといって、
有名なデザイン事務所にロゴを頼んで、
何百万とかを頼む必要性って、
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たぶんなくて、
商店街の人たちのパン屋さんに数百万のロゴが必要かっていうと、
あまりないですよね。
今だったらクラウドソーシングとか、
ああいったところにロゴを依頼すれば、
たぶん数万円からって作れますよね。
そういうデザイン業界で勉強してきてない人たちにとって、
フリーランスのデザイナーが作ったロゴと、
何百万かけて作ったロゴの進出の違いとの狙いの違いとか、
たぶんわからないし、
明らかにパン屋さんにとっては、
それは過剰な工数の書き方、
デザインの書き方の違いになる。
だから必ずしも最上位のスペックが必要かっていうと、
たぶん必要ではない場合のほうが多い。
最初の区の例えでいくと、
単純に雨風しのぐだけならユニプロとか、
安いもので十分ではあるけど、
洋服好きな人からすると、
なんでか知らんけど、やっぱアークテリクスのSGNジャケットが欲しいよね。
で、なるじゃないですか。なるんですよ。
パタゴニアもいいけど、やっぱりそっちが欲しいってなるじゃないですか。
どっちも機能的にはあんまり体感できなくても。
ちょっと一旦止めよう。
すいません、電話で待ったので続けます。
こういう風に一回切ってつなぎ合わせて配信するのは、
たぶん初めてですね。
どうなるんだろう。後で聞き直してみます。
ジャケットの話ですね。
欲しい人は機能とか関係なくそれが欲しいっていう話。
飲食店の話でもそうですよね。
おいしさの違いがどうこうじゃなくて、そのお店で食べたいんだから、
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いくら高かろうがそれを払ってでも食べたいっていうだけの話。
要は2Cだと、
割とその分野が好きな人の場合、
すごく熱量が高いので、機能とか価格よりも、
自分が欲しいものが優先される。
ブランドイメージが左右されるところ。
昨今では、それにその企業の持ってるイメージ、
さっきのパタゴニアとかも企業イメージが強いですよね。
理念というか。
そこに惹かれて、ユニクロで十分だけど、
パタゴニアがやってることに共感するから、
パタゴニアを買おうかっていう判断をする人も当然いるだろうし。
要はどのぐらいのそのものへの対する熱量があるかで、
何を基準に考えるか。
価格なのか、品質なのか、
もしくはその企業が考えてる思いとか、
そういったところも踏まえて判断するのか。
洋服好きな人にからすると、
やはり機能とかはもちろん最低限あればいいし、
高いことに越したことないけど、
それより違うもの、ブランドイメージだったり、
好きなブランドのものが欲しい。
でも普通に雨風しのげればいいよ。
機能もしっかりしてるならユニクロで十分じゃないか。
何万もする必要はないよね。
っていう判断をする。
どっちも正しいというか、
何も間違ってはいない話。
だから必ずしも技術レベルが高いものが
選ばれるわけでもないし、
共感されるもの、
ブランドの印象がいいもの、
パタゴニアとかが必ず選ばれるわけでもないし、
価格が安ければいいっていうだけでもない。
状況に応じて選ばれるものが違う。
ただ2Cは結局好き嫌いがすごく、
好き嫌いじゃない、嫌いはないな。
好きなのか無関心なのか。
例えば僕が洋服好きとは言っても、
寝巻きを何枚も出して買うかっていうと買わないし、
寝巻きだから普通に何でも、
着古したものでもいいし、
ユニクロの上下スレッドでいいじゃないか、
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ってなりますし。
そういうふうに興味の度合いが2Cの場合、
ばらつきがある。
強いところは強い。
でも2Bにおいて熱量が高いシチュエーションって
存在するのかってなると、
2Cほどではないんではないかと思います。
もちろん社長さんとかだったら、
さっきのロゴにしても、
新しいお店を出そうとしたときに、
外観とかパンフレットとか、
そういったイメージに関わるものを
熱量を入れて作るってことはあるし、
うちみたいに企業がホームページに力を入れて、
フォトウェアを増やして、
仕事を増やそうとしてるときは、
好き嫌いではないけど、
そのものに対する熱量はもちろん高いですけど、
熱量がない場合も多いですよね。
多くないって言うと語弊があるな。
ただ趣味のものに対する熱量に比べると、
画線低いのが2B。
結局ビジネスで仕事の話なので、
嫌嫌ではもちろんないし、
熱量あるけど、
趣味の世界ほど没頭して、
それに取り組むものではないシーンが多い。
めちゃくちゃ言い訳ばっかりだ。
もちろんお金に関わるところだったら、
ある意味趣味の分野よりも
熱量が高いときももちろんあるんだけれども、
それはそれとして、
さっきのデザインのロゴの話にしても、
オーバースペックである必要はない。
適材適所というか、
その企業の目的に合わせたスペックで十分。
それが一番費用対効果も高い。
ってなると、
ここからは自分の業種の話ですけど、
ウェブ制作とかでも、
ホームページリニューアルしなきゃいけない。
じゃあ有名などこどこのプロダクションに声をかけよう。
お見積もりが800万円ですって言われて、
作れるか?ってなる会社のほうがほとんどで、
じゃあそうなったら選ぶ。
会社を見つける基準。
どっちみちウェブ制作会社のホームページ見ても、
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技術レベルほとんどわからないので、
外から同業が見たところでわからないので、
そうすると実績を見ても、
でも今どの会社も、
変な話、めちゃくちゃレベル高いので、
めっちゃ綺麗なホームページばっかり作ってるので、
そこでの判断もなかなか難しい。
費用はだいたい乗ってない。
ってなった時にどう選ぶか。
もちろんマーケティング面認知してもらうところから始まらないといけないけど、
マーケティングプラスやはりブランディング。
見つけてもらった時に、
この会社はちょっといいんじゃないかっていう共感、
もしくは僕の中でしっくりくらいに多分相性だと思うんですね。
さっきのロゴの話で言うと、
きちんとこちらの話を聞いてくれて、
話が合うデザイナーに発注した方が安心すると思うんですね。
前にというか半年くらい前に、
うちの会社のロゴをリニューアルしようと思っていて、
できれば自分がウェブデザイナーだけど、
ウェブデザイナーじゃなくてきちんとしたグラフィックデザイナーに依頼したいなと思って、
一応そういうつながりは、
友達から知り合いまで声をかけれるかもくらいのレベルで良ければ、
結構有名な方もいたんですけど、
同業だからこそっていうのもあるんですけど、
できれば自分と一番近い考えを持つ人に依頼した方が、
僕が納得いくものが出来上がるのではないかと思ったんですね。
そうするとあんまり技術レベルとか、
もちろんそれは最初の話の通り最低限一定以上のレベルがあってこその上なんですけど、
相性が良いこちらのと相手の話が噛み合う人にお願いしたいって思ったんですね。
結局依頼はしなかったんですけど、今後やはり依頼はどっかでしたいんですけどね。
ホームページとかも多分近い話が成立するんじゃないかと思っていて、
もちろんホームページを作って売り上げを上げたいっていう目的があるんですけど、
でもこれも最近どこの制作会社もレベル高いから、きちんとマーケティング面も強くて、
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フロントエンドの実装もできて、デザインレベルも高くてっていう会社ばっかりじゃないですか。
だからそうなると、どこを強みにしていくかってなると、
技術レベルはもちろん最低限度、最低限度というかどんどん上げないといけない。
それはもちろん大前提だけれども、そうではなくこの会社がどういう会社ですよ、
どういう考えを持っていますよっていうのを発信していかないといけないのではないかと。
最近PowerPathというよく耳にして、それを全面に押し出したサイトもよく見るようになって、
今の技術への共感という話を思いついたときに、
なるほど、そこを分かった上でそこの企業の存在意義を打ち出していってるのではないかと。
もちろんデザイン経営のためにPowerPathを表明してるっていうのはもちろんあるんだろうけど、
多分そこの面を強調し始めてるのではないかと思います。
さっきのパタゴニアとかでもそうですね、久しぶりにホームページ見たんですけど、
トップページから商品はもちろん出してるんですけれども、
ストーリーとかかなり強調されていたり、
企業の話はかなり半分ぐらいトップページに占められている。
とても洋服のウェアのグッズのブランドとはパッと見思えない感じですよね。
もちろんパタゴニアってみんな知ってアクセルしてるからいいんだろうけど。
何を謳っていくのか、自社の強みとは別に何を知って欲しいのか、
というところを強調し始めてるっていう語弊があるから、
パタゴニアは結構昔からそういうことやってるし。
その辺考えると、うちみたいな小さい会社でも技術レベルを上げつつ、
うちの会社はこういう会社でこういうことを大事にしていますっていうのを表明していったほうがいい。
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それを見た誰かが、こことは何かわからないけど、ちょっと話が合いそうな気がする。
めっちゃ広く見るとブランディング。
そこでちょっとした共感がポツッと生まれると、
その時点で他の選択して選ぼうとしてる会社さんより少しリードができますよね。
多分その感覚ってそんなに外れていなくて、おそらく仕事もスムーズにいくと思うんですよ。
実際うちも近年だと何社かそういう感じでさせてもらっているので、
やりやすいなぁとお互い、少なくともうちは感じられながら仕事ができているのでまとめると、
技術はもちろん技術者として伸ばさないといけない。どの分野でも。
でもアピールしていくべきことっていうのは自分の信念だったり思っていることだったり、
こういう会社です。こういうお店です。こういうブランドです。
という自己表明が大事になってくるのではないかと思いました。
そんな感じですよ。そんな感じですよってなんだ。
なのでそういう話でしたね。
本当に洋服、自分は洋服好きだからそこら辺は思うところがあって、
でも好きだからって言って、お金の話も大事だよね。
スイーツジャケット10万円以上するからそんなにポンと買えないですね。
余談だった。最後の切りたいけどもう切れない。
切ってみる。1回切るのテストしてもいいか。
後々編集できるのかな。後でやれるなら1回リリースして、
後で最後のこの数分削るっていうのは可能なのかな。
ちょっと含めてやってみます。やってみますというか1回出しちゃうけど。
そんな感じです。
今日もありがとうございました。さようなら。
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