00:02
この番組では、私が行っている怪談売買所で買い取った
世にも奇妙な体験をされた方のお話をお届けします。
今回は、番組初の100円で買い取った怪談話です。
お話しくださったTさんは仕事で地元を離れ、
山梨県で生活を送っていました。
知らない土地での一人暮らしは都画不便で慣れないもの。
知り合いも少なく心細い日々を送りがちです。
そんな寂しく渇いた心に、会議はそっと忍び寄ることもあるのです。
Tさんは「仕事もだいぶ慣れて、やっぱり一人暮らしは
一人暮らしなんで、自炊とかって正直ちょっとめんどくさかったので
外食行こうかなと思ったんですね。
その時にちょうどたまたま夜の8時半ぐらいだったんですよね。
すごい暗い道をずっと歩いていくんですけど、
その時にうちの母親から電話があったんですね。
地元の母親が「あんた元気?」みたいな感じで
息子を心配するような感じで話してたんですよ。
普通に元気元気って言いながら、他愛もない話をしてたんですけど
そしたらいきなり母親の会話が止まりまして
え、なんだろうと思って、どうしたらいいんだろうと思ったんですけど
母親の会話が止まりまして、
「どうしたの?」って言ったら、「あんた今一人?」って言われたんですよ。
で、「いやいやいや、一人も一人も何も
そんな山梨県に知り合いもおらんから一人やろ?」みたいな感じになって
で、「今一人やけど何?どうしたの?」って言ったら、「なんか?」って言われて
で、「男の声?」、「いやいやいや、あたり見回しても
そんなでっかい声で喋ってるそういう叫んでる男の人とかいないんですよね。
ガラーンとしてて、歩いてるのはサラリーマンの男性とかが
一人二人ポツポツって歩くんですけど、そんな叫んでもないのに
そばに誰もいないから一人じゃないですか、自分は。
でも変な男の人の声が聞こえるって言われて、その時点でゾクッとしてきて
03:01
で、「え、男の人?誰もおらんし、なんでなんで、いやちょっと怖い怖い
やめてやめてやめて。」って言ったら、うちの母親も
「何言ってんの?」って言われて、「いや、一人やから何言ってんの?」みたいな感じになって
で、そのまま、「あ、そうか一人か。」ってなって
で、「ちょっとご飯食べたいからちょっと一回電話切るね。」って言って
で、そのままお弁当買いに行くんですけど
その時に帰り道に、なんかさっきの母親から言われた言葉が気になって
やっぱ帰り道が怖かったんですよね
だからずっと自分の住んでるアパートが森の奥なんで
すごい怖くて、「え、さっきの男の人の声って、あれはなんなんやろ?」って
で、そのまま無事アパートに着いて、やっぱどうしても男の人がおるっていう
その言葉が耳から離れなくて、「え、なんなんかな?」みたいな感じで
ずっと思いながらもご飯を食べてたんですよね
食べ終わって1時間ぐらいした後に、地元の友達から電話がかかってきたんですよね
普通に電話出て、普通にたわいもない世間話をしてるんですよ
そしたらその友達が、「なななな、今さー。」って言われて
アパートに友達が一人やよって言ったら
「え、なんか変な男の人の声聞こえん。」って言ってきて
で、あれさっき親が言ってきたのと同じこと言うな
変な男の人?え?どんな男の人?
って言ってきて
いや、アパートに一人でおるけど
いやいや、そんなのやめて、ちょっと怖いからちょっとそんなのやめてって言ったら
いやいや、冗談やろ?冗談やね?冗談やね?
ってその友達が言ってきて
え?いや、いやいやいやいや、そんなのや、いや俺一人だから
そんな、そんな、なんやそれ怖い
で、その時ゲイさんと友達とその話はそこで終わって
あとはたわいもない世間話をしてたんですよね
で、夜の10時か11時になった時に
次の日も朝早いんで
そろそろ寝ようかなと思って
で、布団敷いて普通にシャワー浴びて
すぐ寝なかったんですよね
スマホとかいじりながらネットサーフィンというか
そういうのをしてたんですよ
そろそろ12時も終わったからそろそろ寝ようかなと思って
寝るのが悲しばりによくあっちゃうタイプなんですけど
06:00
体が動かないというか
これは絶対悲しばりやなと思って
誰かが自分の体の上に覆い被さるような
感じの気配を感じて
明らかに自分の体からその顔が
何者かに覆い被さるような感じの感覚を持ったんですよね
で、これはなんだと思って
自分の横、手を伸ばしたら
妙に生温かいような
誰かの手を握った感触が伝わるんですよ
握手してるみたいな感じで
急に悲しばりの最中に
ピンポーンってチャイムが鳴るんですよ
その時ちょうど夜中の1時とか2時を回ってたんですよ
そのピンポーンって鳴った時に
悲しばりが一気にフワッと解けたんですよ
こんな夜中に誰が来る?みたいな感じで
自分の山梨にも知り合いがおらんのに
自分のアパート知ってるんやろ?みたいな感じで
パッパッパッパーって恐る恐る
玄関のところまで歩いていて
ドアスコープがあるんですけど
そこを覗くと誰もいないんですよね
あれなんか気のせいなんかなって思って
自分の布団まで戻って
でおかしいんですよね
絶対にチャイムが鳴るはずないんですよ
それなんでかって言ったら
自分の当時住んでたアパートには
呼び鈴がないんですよ
なんでチャイム鳴るはずがないんですよ
じゃああのチャイムは何だったんだろうっていう
回遺というのは
自身の存在を知ることで
視聴したがるものです
それは何か訴えたいことがあるからなのでしょうが
そのやり方が不可解です
この体験談では
まず体験者本人ではなく
彼が電話で話している相手に
自分の声を聞かせることにより
間接的にTさんに自身の存在を知らせています
Tさんに直接声を聞かせたり
姿を見せたりせず
なぜわざわざ第三者を介して
自分の存在を分からせようとするのか
その理由は不明です
ただ一つ言えるのは
そのような遠回しなやり方をされると
された側にとっては
なんだか薄気味悪く感じられるということです
Tさんに直接声を聞かせるよりも
ある意味効果的だとも言えます
あちらの世界の住人が
そのような効果を狙って
そういった現象を引き起こしているのか
はたまたそれが向こうの世界のことわりなのか
そこもまた不明ですが
とかくあやかしというのは
私たちの恐怖心を煽るような行動に出るものです
09:01
電話の行為に続いて起きるのが
金縛りです
これは定番とも言えますが
その最中にTさんは手を握られています
この手を握るという行為ですが
人をとても安心させてくれる効果があります
例えば手術
部分麻酔をしている場合
意識があります
麻酔が効いていて痛みはありませんが
患者にとっては不安なものです
そんなとき
看護師がずっと手を握っていてくれることがあります
人は手を握られているだけで
不思議と不安が和らぐものなのです
Tさんも手を握られたことについては
怖さはなかったとおっしゃっています
その手に体温があったということもあるのでしょう
Tさんが言うには
まるで生きている人間の手のようだったと
ところで幽霊の手には体温はあるのでしょうか
幽霊の手に触れたという体験はままありますが
その手は冷たかったということの方が多いようです
場合によっては
氷のように冷たくて
思わず手を振り払ってしまったという話も聞きます
ただ体温があったという話が全くないかというと
そういうわけでもありません
この体温の有無がどういった理由から来るのか
これも全く不明です
やはりあちらの世界のことわりが関係しているのかもしれません
怪異というのは全く理解が呼ばれていません
怪異というのは全く理解が呼ばないことが本当に多く
だからこそ興味はつきません
この番組ではTさんのように
あなたが体験した怪談をオンラインで買取りしています
詳細は概要欄のリンクよりお待ちしています
それではまた次回お会いしましょう