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2021-06-05 08:46

【詩吟ch】中級者向け:間の取り方練習にうってつけ!<楓橋夜泊>

楓橋夜泊 / 張継
月落ち烏啼いて 霜天に満つ
江楓漁火 愁眠に対す
姑蘇城外 寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る

#詩吟 #漢詩 #楓橋夜泊
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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。詩吟chのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い私heyheyによる、詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能の魅力をですね、分かりやすくお伝えしていくチャンネルになっております。
毎回詩吟を一つ紹介しつつですね、どういう風に吟じたらいいのか聞いたらいいのか、そういった視点を交えてお話ししていきたいと思います。
今日ご紹介するのはですね、詩文としては中級者、中級者向けかなと思いますけれども、とてもとても有名な漢詩です。
楓橋夜泊、長兄という方が作られた漢詩、中国詩になっております。
長兄という方はですね、西暦で言うと750年代、700年代ですね、唐都、中唐と呼ばれる時代の頃に作られた漢詩になっております。
この詩はですね、確か蘇州というところ、中国の蘇州、現在だと蘇州にある楓橋という景勝地があるんですけれども、
そこにですね、船を止めていて、関山寺という有名なお寺があるんですけど、そこから鐘の音が聞こえてきたなぁと、
そういう心情描写というか、風景描写というか、とても雰囲気のおしゃれなものになっているので、ぜひ詩文から感じ取ってもらえれば幸いです。
先にちょっと言っておくんですが、今日ちょっとですね、口内炎がひどくて、いつもより多分半分ぐらいしか口を開けられていないんですけれど、聞き苦しかったらすみません。
それではですね、楓橋夜白をまず読んでみたいと思います。
楓橋夜白 長景
月落ち カラス鳴いて
霜天に満つ
孔夫漁家 州民に対す
こそ城外の 関山寺
夜半の正清 覚鮮に至る
月落ち カラス鳴いて 霜天に満つ
お月さまがもう沈んでですね、カラスが鳴いている。カラスの鳴く声が聞こえてくると。
霜天に満つ 空には霜の降りる気配がですね、満ち溢れているということですね。霜天に満つ。美しいフレーズですね。
孔夫漁家 州民に対す
川岸のですね、かえで、孔夫漁家 州民に対す
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寝そびれたこの目にですね、このいさり火の明かりとかが映ってくると。
なかなか夜まで寝つけないんですね。そういう状態です。
こそ城外の関山寺
こそ城というお城がありまして、そこの町外れのところですね、そこにある関山寺という、現在もあるんですけれど、たぶん100年前ぐらいに消失してですね、そんなに古くない感じで建て替えられている、とても有名なお寺があるそうです。規模も大きいみたいですね。
僕は行ったことないですけれど。
寒い山の寺と書きます。関山寺。夜半の昇勢、覚醒に至る。
夜ですね、夜半を告げる昇勢、鐘の音。鐘の音が聞こえてくるんですよ。
どこまで聞こえてくるかというと、自分がこの寝つけないこの船の中、そこでですね、覚醒、客船と書きますか。
その中でうつらうつらな状態で、ボーン、ボーンと鐘の音が聞こえてきた。
という、だからなんだと言われるとなんとも言えないんですけれど、とてもとても有名な漢詩でですね、この封経八幡という漢詩そのものがこの現地で石碑になってちゃんと残っていると。
しかもこの長兄という方もその人の銅像がデカデカと建てられているというほどに、この封経八幡という漢詩とても有名です。
知っておいて損はないんじゃないかなと思います。
これを吟じていく際ですけれどもですね、これは最初にも言いましたが中級者向けです。
言葉がですね、難しいんですよ。
おしゃれと言いますか。
ここがですね、とにかく難しい。
子供っぽく言うと、もう同じ感覚で言うとですね、すごい子供っぽくなってしまうんですよ。
こんな風にやったらもう最悪ですね。ダメですよ。
カラフ泣いて
こういう風に聴いている人に飽きさせないように、緩急をつけて意味も感じながらですね、たっぷりのところ、縮めるところ。
そういうところを意識してですね、やっていくところが重要です。
この詩は有名なんですけれども、中級者向け。
そして、間を、言葉の間の間ですね。間を取る練習にもってこいの詩文になっております。
あとは、点句かな点句。
これすごいですね、おしゃれというか、ちゃんとそれっぽく聞かせるのはなかなか難しくてですね。
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詩言やり始めの頃は、もうダサいのなんのということですね。
格好悪いんですね。これもおしゃれにやれるように堂々と立ち振る舞って吟じるのがポイントです。
それでは、そろそろ吟じていきたいと思います。
しもてんに
みつ
こうふ
ぎょか
しゅうみんに
たいす
こそじょうないの
かんざん
やはんの
しょうせい
かくせんに
いとる
以上です。難しいですね、これ。難しいです。上級評価向けかな。難しかったですね。
このおしゃれな雰囲気伝われば幸いです。
本日は以上。詩言の魅力を発信する詩言チャンネル、どうもありがとうございました。バイバイ。
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