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2021-05-05 21:33

【徹底解説②】鈴華ゆう子さんの詩吟「宝船」を吟じよう!〜基礎吟詠(前半)〜

和楽器バンドのボーカル、鈴華ゆう子さんのこちらの詩吟の吟じ方を徹底解説してます🎵


https://youtu.be/3YNumZWx2HI

#詩吟 #和楽器バンド #鈴華ゆう子 #伝統芸能
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それでは、パート2の方へ移りたいと思います。ここではですね、骨組みになるシンプルでしっかりとした武骨な吟じ方、これをですね、前半と後半を分かれて、丁寧に丁寧に説明していきたいと思います。
詩吟はですね、基本的に起承転結の4つのグループに分かれるんですけれども、この詩吟を吟じる際にはですね、起承の前半で3つのグループに分けて、転結の後半の方ですね、ここを3つのグループに分けていきます。
つまり、合計6つに分けるんですね。なので、あれなんかこんなところまでやるのかとか、ここで止まっちゃうんだとか、そういう風に最初は違和感を覚えるかもしれません。
ですがですね、これはですね、あえてこういう風にしているんですよ。こういう風にすることによって、詩の流れを、詩文の流れを絶やさずに表現することができるからという風に僕も先生から学びました。
まあ、どうなんですかね、これを表現できるかどうかだいぶレベルの高い話になってくるので、ちょっと難しいです。
まあ、4つの起承転結を6つに分けるんだという風に知っておいてください。
では、最初の3つのグループをですね、順番に説明していきたいと思います。
分け方はですね、この受開波平らかにして広玉鮮やかなり、遥かに見るほうじ、近般のかかるを、ここまでが前半になるわけなんですけれども、
受開波平らかにして広玉鮮やかなり、遥かに見るほうじ、近般のかかるを、ここで第3グループということで3つに分けていきます。
それではですね、まず鈴華さんの動画をちょっと再生しながら、3つずつそれぞれの部位を再生しながら、細かく丁寧に解説していきたいと思います。
では最初のところですね、受開波平らかにしてというところです。
では再生。
まずここまでですかね。ちょっと音小さかったら申し訳ないですね。ちょっと次は大きくしていこうかな。
ここではですね、まず受開波平らかにしてなんですけれども、四韻の基本として、言葉と伏し回しは分けるというのがあります。
言葉と伏し回しは分ける。これはどういうことかというと、このセリフはちゃんとセリフで言う。その後に音をウニョウニョ伸ばすということで、ちゃんと分割にするということなんですね。
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受開波、キーが高いから1オクターブ下げてやっていきます。
受開波、これを受開波、こういう風にやると良くないんです。受開は受開、波は波で、それで分けていくということになります。
受開波、切るところは切る、伸ばすところは伸ばすというのを意識的にやっていきましょう。
まずこの受開波というところですけれど、受開でしっかり止めて波で1秒くらいまっすぐに伸ばします。
受開波、こういうことですね。
次に平らかに、平らかにのところですけれども、ここはアクセントでは平らかに、イトラが高くやっているんですね。アクセントで最初ご説明した通りです。
平らかに、平らかに、最後、してえ。
ここはシンプルにやっていますけれども、してえ、してえ、してえで伸ばしてえがもう一度入るんですね。
ここがすごく分かりづらいんですけれども、してえで音が下がっているんですね。この下がった音、ここがめちゃくちゃ大事なんですよ。
これが主音と呼ばれるところになります。
してえ。
この音ですね。これが主音と呼ばれる、本当に基準になる音になります。
ここがずれるとですね、もうこの漢詩自体、詩吟自体が音程がガタガタだと感じられるようになって、つまりとても音痴な詩吟だと思われてしまうんですね。
詩吟というのはすごく声がウニャウニャウニャウニャ動いていて、なんかよくわかんねえなというふうに思われるかもしれないんですけれど、きっちりと形があります。
そしてその形には土台となるものがあるんですね。この土台というものがこの主音と呼ばれるものになっています。
この主音が高い精度で確実に出せるかどうか、それが詩吟における音痴を分ける基準になってくるということなんですね。
平らかにしてえ。
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というふうに分けていきます。
そしてもう一つ、節回しの基礎をもう一つご説明します。
それはですね、まっすぐ伸ばして揺らして止める。この3つですね。まっすぐ伸ばして揺らして止める。
最悪なのはもうゆらゆらゆらゆらしてまっすぐに伸ばさずにふわっと消えていく。こういうのが正直最悪です。
このゆらゆらするっていうのはある意味ビブラートのように感じられて高等技術のように思われるかもしれないんですけれども、
この揺らすことこれ自体が美しく見えるのはですね、その前にまっすぐ声を伸ばしているからこそ美しく見えるんですね。
そして最後ふわっと消えてしまうと詩吟の力強さというものが消えてしまうんです。
どんなに美しいような漢詩、女性的な漢詩であっても、漢詩である限り詩吟である限りはしっかりと止める必要があるんです。
そして止める際には口を閉じないで止めるというのがベストです。
まとめるとですね、この平らかにして、ここでまっすぐ伸ばして、
まっすぐ伸ばして、揺らして止める。
こういうふうにやる必要があるということになります。
ではここの方ですね、もう一度やってみたいと思います。
必要なのはここの部分だけですね。
ちょっと僕だいぶ低い声でやってるからすげーやりづらいんですけど、
まぁ1オクターブはちょっときついからなぁ。
でもここだけならいけるかもしれないな。
こんな感じです。
次ちょっとできないんで勘弁してください。
それでは広曲鮮やかなりと、おかるかにみる。
ここを説明していきます。
ではまず動画からですね。
ここまでを説明していきます。
この部分ではですね、まずおーゆりと呼ばれる伏し回しが出てきます。
この公、公、今、
すごく低い音ですね。
ここでですね、この公、公、公。
ここを、広くやって、
広く、広くやって、いく、8。
広い音とか、深い音、って出てきますよ。
ここまでを説明していきますこの 部分ではですねまず大揺りと呼ばれる
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伏し回しが出てきますこの高音域 ここが大揺りですね正直めっちゃくちゃ
難しいように感じられると思うんです けれども基本がわかれば理解できる
ようになってくるので安心してください まず出だしの音ですけれども高音
アクセントの通り2音目から高くなります ただこれはさらに強調してより高め
の音程で出るということになるんですね 高音域じゃなくて高音域そしてこの
くの音のまままっすぐ伸ばします 高音域
ここがゆらゆら揺れているとですね後の音が なんかズレやすくなってしまうんで
まずしっかりとまっすぐ素直に出しましょう 今宵を食う
その後鈴原さんの議員はもうめちゃくちゃ ゆらゆら揺れているんですけれども取る
べき音はたったこれだけですね 今宵を食う
ううううううう ここだけです
この5つの音この音は何なんだというところ なんですけれどもこれはですね
四韻で最もまあ最も使うじゃなくて 基礎中の基礎の音階と呼ばれる
音階スケールですねこれをただ なぞっているだけなんですね
この音程これは相対的に正しければ いいんであって今回鈴華さんの
この相対音の高さに合わせています まあ音程で言うと8本と呼ばれる
部類ですね男性だったら4本とか 3本とかそういう音程でやります
けれども女性の場合は8本とか7 本とかそれぐらいになります
でこの音程なんですけれども高音 高音よく高音よくまずしっかり
伸ばしてまず本当この音程を一個 一個丁寧に丁寧に間違わずにですね
下がってくることそれが大前提 になるんですねだからあそこから
まずはそれ以上のことは考えない 方がいいです正直あの鈴華さん
のこの指弦はですねここに加えて ビブラートとしゃくりとそして
緩急と強弱を織り混ぜているん ですねめちゃくちゃ織り混ぜている
んでとても複雑に聞こえるということ ですさすが師範だというところ
ですねなのでシンプルにやると ここがこういうふうになります
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高音よく高音よくこんな感じですね 複雑にやるやり方はこの後最後の
第4回目の4パート目のところで説明 するのでお待ちください次に進め
ます鮮やかなり鮮やかなりここでは 揺り落としと呼ばれる伏し回し
が登場します基本的に揺り落とし と呼ばれるものは揺らして落とす
なんですけどこの大揺りとセット で使われるんですね大きく揺ら
した後は揺らして落とすそういう イメージですねバランスをとっている
わけですこの揺り落としの音程 も一見複雑そうに見えるんですけ
れども骨格シンプルなところは 難しくありません鮮やかなりここ
もアクセントを意識して鮮やかなり 鮮やかなりこれでリーでまっすぐ
伸ばすんですねリーまず鮮やかなり ここで気づいた人優秀だと思うん
ですけどこのリですねこれは先 ほどの平らかにしてこの主音主音
と同じ音ですなのでとても大事な 音なんですね鮮やかなりこれを
寸分高わずまずしっかりと出し ましょうそしてまっすぐ伸ばした
後に小さなしゃくりを入れます 鮮やかなりまあ難しいうちは一個
しゃくりを入れればいいですね これから階段を下っていく前に
ちょっとだけ勢いをつけるような 意味で少し上がる感じなんですね
足を踏み出すそういうイメージ で最後に下がっていく階段を3
段下がっていくわけですでこの 音程もですね詩吟の音階のスケール
になりますこの音程に加えてその 後ですね低い音階もあるんですね
これが下がり調の方の音階のスケール になります鮮やかなりこの音程
を一個一個丁寧に降りていけば いいとなのでここは鮮やかなり
という風に下がっていくということ になりますその後最後はるかに
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みるここははるかにみるですね はるかにみるここは低いなちょっと
だいぶ低いですねこのみるの音 のまままっすぐ伸ばしてチョン
と落とすみるいやーきついなだい ぶきついな低いなはるかにみる
っていう音ですねここも鈴穴さん の場合はですね柑橘とビブラート
織り混ぜているんでだいぶ複雑 そうに見えるんですけれどもまず
はまっすぐ伸ばしてチョンと落とす そういう風にやろうというそういう
風にやっていくのが基本の骨組み になりますということでここも
もう一度吟じてみたいと思います 高音よくですね高音よく鮮やかなり
はるかにみる低いその後次の方に 移っていきますではまずドーマ
の方からですねここまでになります この希少転結の希少キックショーク
の方はようやく最後のところになります ここの部分ではですね次に続く
転句ここがある意味盛り上がる サビのようなところなんですけど
そこの前のある意味準備段階のような 位置づけになりますなのでイメージ
としては少しだけ盛り上げて次に 繋げていくという感じですね
でまずここのほうじほうじはとっても シンプルですまずまっすぐ伸ばして
そしてちょっと揺らして止めるこの 3ステップですね
まっすぐ伸ばしてちょっと揺らして しっかり止める気づく方もだんだん
増えてきたら嬉しいんですけれども ここでもですね主音を使っています
主音ほうじ平らかにしてここですね 鮮やかなりとかここら辺の主音
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がもう何度も何度も出てきます なのでほうじここもしっかりと
音をとっていきましょう でその次にキンパンのここは
中揺りとか中回しと呼ばれる節回し が入ってきます先ほどの大揺り
この高曲っていうところでは大揺り だったんですけれどもその控えめ
バージョンなんですね音程の高さ もちょっと控えめなので中くらい
という感じが入っています 鈴穴さんはですねここもなんか
鮮やかに吟じているんですけれども まずはシンプルにやっていきましょう
キンパンのまずはここをまっすぐ キンパンのまっすぐ伸ばして
この4つの音を出していくということ になりますキンパンの先ほどの
大揺りに比べて高いですね高曲 の場合は高曲伸ばした後に5つの
音が入ってくるわけなんですけれども キンパンの今度は4つスケール
に応じてポンポンポンポンと降りて くるそういう形になってきます
そして最後はですねこの音も主音 になってくるんですね何度も何度も
出てきます詩吟では声を揺らす こととかよりも主音に確実に戻
ってこれるかどうかがはるかに 大事です大会とかでもここがず
れると大幅に原点になるとなので チェックポイントがこんな感じ
何度も何度も出てくるので確実 にこなしていきましょうここ適当
にやると最後の最後であれなんか 音程ちょっと変わってきたなという
風になってしまうんで何度も言います けれども確実にこの主音は正確
に出していきましょうということで 最後かかるお金パンのかかるお
かかるかかるおは2つ目の言葉が 高いんですねかかるおでまっすぐ
伸ばして最後主音に戻すんですね かかるおこんな感じになります
ではここの部分をもう一度やります ね
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ここまでになりますとっても地味 ですね低いですねやりづらいですけ
れどもまずはこんな感じでシンプル にやっていきましょう男性の皆さん
は多分やりづらいんですけど女性 はこれの1オクターブでやってみ
てくださいではまず前半の方やって いきましたけれども次は後半戦
に移りたいと思います
21:33

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