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2021-05-05 13:27

【徹底解説①】鈴華ゆう子さんの詩吟「宝船」を吟じよう!〜詩文・素読〜

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和楽器バンドのボーカル、鈴華ゆう子さんのこちらの詩吟の吟じ方を徹底解説してます🎵


https://youtu.be/3YNumZWx2HI

#詩吟 #和楽器バンド #鈴華ゆう子 #伝統芸能
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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。 このチャンネルは詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力をお伝えしていくチャンネルになっております。 いつもはですね、腹式呼吸のやり方や声の出し方も話していますけど、今日は詩吟について徹底的にご紹介していきたいと思います。
今日はですね、連休最後の日ということで、たっぷりですね、四部構成でやっていきたいと思います。 その名も、その名も、内容はですね
お正月の時に、かの有名な和楽器バンドのボーカル、鈴華悠子さん。 この人がガチで吟じていた宝船、この詩をですね、実際に初心者の方でも吟じることができるように、丁寧に丁寧に分解して詳しく説明していく、そういう内容でお送りしていきたいと思います。
リンク先を貼っておきますので、まずはですね、この鈴華さんの素晴らしい宝船の詩吟を一度聞いてみてください。 そこからですね、分解して一つずつ分けてご説明していきたいと思いますので、ぜひぜひ
楽しみにしていってください。 まあ四部構成ということなんですけれども、まずはですね、基本的な内容と読み方ですね、そこを話していきます。
そして、第2部、第3部はですね、骨格となるとてもシンプルな吟じ方。 まず彩り豊かに表現するんじゃなくて、基本となる骨格ですね、骨組みを作るようなシンプルな基礎的な吟じ方、それを2部3部で丁寧に丁寧に説明していきます。
そして最後4部はですね、これを踏まえた上で、鈴華悠子さんのように、もう表現豊かな美しいような吟じ方をどういうふうにやっていけばできるのか、それをですね、説明しながらやっていこうという構成で行っていきます。
それではですね、まず第1部、読み方とか基本的なところから進めていきます。 最初はですね、詩文の解説というところでいきますね。
まず詩文とは何か、詩文とはですね、漢詩、漢文、中学校の時に習ったかと思うんですけれど、この漢詩を書き下し文とか読み下し文とか、それで読んでですね、その読み方に節調、節回しと言いますか、これをつけて吟じたものというものが詩文になります。
聞いてみればすぐわかるかなと思います。 そして今回やるこの宝舟という詩はですね、七言絶句と呼ばれる漢詩になります。
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絶句っていうのはですね、気象転結から構成されるものでして、聞く、聴く、転く、蹴く、それぞれ、それぞれが漢字が7個ずつで構成されているのが七言絶句。
これが漢字5つずつで構成されていれば五言絶句ということになります。 樹海並平にして広玉鮮やかなり、ここはですね、聞く一つ目の塊なんですけれども、ここに漢字が7つあるんですね。
樹海、琴吹きの海、並平にして並と平が2つあります。 広玉鮮やか、ここで漢字が3つあるんですね。
なので聞くのところに漢字が7個あるので七言絶句、7つの弦と書いて七言ですね。 7七言絶句という構成になっております。
まあ中学校の時に習ったような気がするかもしれないですね。 七言絶句、五言絶句、これが詩吟でよくやるオーソドックスなパターンとなります。
それではですね、次にこれを一通り読んでみてどんな内容なのかをご説明していきたいと思います。
では、樹海並平にして広玉鮮やかなり、
はるかに見る、ほうじ、金盤のかかるを、 土壌の七福、みな笑いを含む、
しるこれ、金銀、主欲の船、 ということでどういう意味かと言いますとですね、これまさにもう正月に、正月にこそ聞いてほしい詩吟になっております。
どういう内容か、正月のおめでたいこの海の波というのはとてもとても穏やかで、 真っ赤な初日の出が鮮やかであると。
広玉というのは紅の朝日と書きますね。 広玉鮮やかなり、はるかに見るほうじ、
はるかに見るほうじ、このほうじというのは宝の字というふうに書いてありますね。 宝の字がはるか彼方から、そこから書かれた、はるか彼方から宝の字が書かれた、この錦の穂、これを掲げた船がやってくるということですね。
はるかに見るほうじ、金盤のかかるを、錦の穂ですね。 そこで最後、土壌の七福、みな笑いを含む、
船には七福神が乗っていて、みな笑いを浮かべていると。 ご存知の通り、これが金銀財宝を乗せた宝船である。
汁、これ、金銀、主玉の船、とてもわかりやすいですね。 ということで正月にうってうつけの漢詩となっております。
では次に、吟辞方について、全体的に言えることをご説明していきたいと思います。 大前提としてですね、この鈴華さんの吟辞方っていうのは、普通の詩吟よりもずっとずっと感情豊かに表現しているものなんだということを知っておいてください。
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この吟辞方というものを通常よりもたっぷりたっぷり行っていますし、 動画見てもらえればわかるんですけれども、顔も手もすごく動かしながら吟辞ているんですね。
これ自体は決して僕も悪いことだとは思わないですし、 僕も正直ですね、コンクールとかであれば、コンクールとかでなければ、こういうふうな吟辞方の方が楽しいなと思っているんですけれども、
基本的にはもっとシンプルに武骨に、そして顔もですね一切動かさない。 それが良しとされている世界だというふうに知っておいてください。
詩吟はですね、基本的にはもうシンプルに武骨に吟じるということ。 そしてこの鈴華さんの吟というのは、
そのしっかりした武骨な詩吟により彩り鮮やかに装飾を施したものであるというふうに知っておいてください。
だからですね、詩吟の形を作るときに最初からこの鈴華さんの吟辞方を真似るんではなくてですね、
骨組みになっているものが何なのか、それを理解してしっかりと形作る必要があります。 これが土台になるわけなんですね。
これが安定していないと聞いている人もですね、だんだん不安になってきている。 なんかよくわかんないけどいいようには感じない。
そういうような詩吟になってしまうんです。 だからまず装飾なしのしっかりとした地味な吟をですね、やる必要があるということになります。
それではここからですね、骨組みになるしっかりとした地味な吟、これをどうやっていけばいいのか解説していくということになります。
まずはですね、読み方です。読み方やアクセント、これを明瞭に行っていきましょう。
アクセントというと少し難しい気がするんですけれども、単純に音が高いか低いか、
文章を読むときに音が高いか低いか、ただそれだけの話なんですね。 言葉の頭の方が高いのか、2音目から高くなっているのか、中間だけ高くなっているのか、
そんなにバリエーションはですね、こんな3つ4つぐらいしかないので難しくありません。 ここをですね、ちょっと読んでみたいと思います。
まずアクセントですね。 樹海並平かにして広玉鮮やかなり、これをアクセント丁寧に言っていきたいと思います。
樹海、樹海はかが高いんですね。樹海並みも高くなっています。 平かにして、これはらとかが高いんですね。
平かにして、樹海並平かにして広玉鮮やかなり。
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広玉ですね。 鮮やか、鮮やか、鮮やかか、ザとヤが高いんですね。鮮やかなり。
遥かに見るほうじ、遥かに見るほうじ、これ全部頭が高いんですね。
ほうじ、金版のかかるお、かかるお、2音目だけ高くなっています。
このまま一気に行きますけれども、道場の七福、皆笑いを含む、道場の七福、皆笑いを含む。
最後の含むだけ、九が高くて後は下がっているということです。なかだかというものですね。
最後、汁これ、金銀、種玉の船、汁これ、金銀、種玉の船、玉のが高くて船、頭高になっていると。
本当ここだけこれだけ丁寧に丁寧にアクセントを意識する必要があります。
そしてもう一つ読み方として注意するところはですね、微濁音と呼ばれるものです。鼻にかけた濁音ですね。
使うのはガギグゲ語だけです。ガギグゲ語が微濁音になると、ガギングゲン語になるということですね。
確か文字の書き方だと、ガは濁点をちょんちょんってつけるんですけど、丸がつくんですね。
カに丸をつけるとか、キに丸をつける。これが微濁音の読み方らしいです。
でこれがですね、どういう時に微濁音を使うのかと言いますと、言葉の最初にガギグゲ語が来ていれば普通の濁音。
そして2音目以降についていれば微濁音という風になります。
本当シンプルですね。最初に来ていれば濁音。2番目以降であれば微濁音ということです。
この漢詩の場合、気をつけるところは3箇所ですね。
光玉、光玉鮮やかなりの光玉。玉は玉じゃなくて玉になります。
で最後のところですね、金銀種玉の船。金銀じゃなくて金銀。種玉の船じゃなくて種玉の船。
ということでここの3箇所を意識していきましょう。
詩銀ではですねこのようにアクセントと発音、微濁音とか意識して丁寧に素直に読む。
素直に読むということがとてもとても大事に言われています。
上手い先生ほどこの読み方をとにかく練習しろと言われるんですね。
これは素直に読むと書いて素読と言います。素直に読むという風に漢字で書いて素読じゃなくて素読ですね。
ではもう一度ですね、この宝船という漢詩を素読していきましょう。
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宝船 樹海波平らかにして広翼鮮やかなり
遥かに見る宝寺 金盤のかかるを
道場の七福 皆笑いを含む
知るこれ金銀 主欲の船
ということになります。 ここまでで詩銀がどういう内容なのか
そしてこの鈴原さんの銀はですねとっても感情豊かに表現しているのであってまずは武骨なシンプルな銀を学ぶ必要があるということ。
そしてそこを学んでいく際に第一歩としてはですね 素読をしっかり素読をしっかりする必要があるですね
素読というのはアクセントとか美濁音を意識した読み方ということをご説明していきました それでは次はいよいよ実践です
まあ本当にシンプルな銀字方をやっていくのであれなんか聞いた録音と聞いたこの鈴原さんと動画と ちょっと違うよって思われるかもしれないんですけれども
まずはここから学んでいってみてください それではパート2の方へ移ります
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