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詩吟の魅力を発信する
詩吟
ch
おはようございます。こんばんは。詩吟chのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟力の長い長い私、heyheyによる
詩吟という、とてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
週に2、3回ぐらいのペースでやっているので、ぜひ聴いていってください。
最近はですね、質問があったので、詩吟の不調、否面と言いますか、それについての質問があったので、先月お答えさせていただきました。
それに合わせてですね、もう少し詩吟の基礎的なところ、実際に吟じていく際にとか、聞く際にですね、
どういったところを注意していけばいいのか、構成になる骨組みみたいなところをお話ししたいと思います。
で、それが何か、今日お話ししたいのは、主音、主となる音と書いて主音、この音についてお話ししたいと思います。
詩吟はですね、ものすごく音がウニャウニャウニャウニャウニャ動いている印象があるかと思うんですけれども、絶対に外してはいけない音、これが主音なんですよ。
主と書いてあるから、まあそれほどのものなんですけれども、詩吟にもですね、もちろん音程はあるんですよ。音程、ただ他の音楽と違うところは相対的な音でいいと言われているんですね。
声が高い人であれば、その高い音を基準に吟じてくれればいい。声がすごく低い男性であればですね、そのキーのまま吟じてくれていいという風な文化になっているんですね。
そのキーの高さは本数と呼ばれていまして、ブックの本ですね。1本、2本、3本、4本、どの本数でやるか、それを最初にあらかじめ決めてさえ置けばですね、問題ないと言われています。
まあ一般的に女性であれば、6本、7本、8本、これぐらいのキーで吟じていくことになります。
そして男性であれば、男性の高めの人であればですね、基本僕もそのキーなんですけれども、3本もしくは4本、これで吟じていくことが普通ですね。
まあちょっと勘高い男性だなーってなると5本とかになるんですけれど、あまりオススメはしません。聞いている人がちょっとうるせーなーってなるかもしれません。
声の低い男性、ダンディーな人とかですね、そういった方は1本、もしくはさらに低く水1本とか、そういう本数で吟じることになります。
この相対的な音で吟じていいということなんですけれども、その相対的な音であっても基準にすべき音があるんですね。それが主音になるんですよ。
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じゃあどこが主音なんだということで、これから吟じながらご説明したいと思います。
前回と同じくですね、ゼック、トホ、コー、ミドリにしてトリー、ヨイ、ヨシロク、これをベースにしてどこが主音なのかご説明していきます。
ではちょっと軽く吟じていきますね。 ゼック、トホ、コー、ミドリにしてトリー、ヨイ、ヨシロク、ヤマ、アオクして
まずこんな感じになるんですけれど、主音がですねもう山ほど出てきているんですよ。わかりますかね。では順番に説明していきます。
コー、オー、まずここですね。コー、オー、このオー、これがまず主音です。
コー、オー、ミドリにしてー、間違えました。今ちょっと無しですね。
今ちょっと無しでカットでお願いします。 コー、オー、ミドリにして、ここです。
え
手前にこう緑にして
ふわふわと銀じた後にしっかりとどっしりと落ち着いた音ここが主要になるんですね
緑にして
他に出てきます
白く
こんな感じになってます
鳥
い
これも主音ですね
ここも主音です
白く
ここも主音ですね
山
青くして
こういう風に何度も何度も出てくるこれが主音になります
前回のお話ではですね
いろんな節回しがあることをお話ししました
揺り上げ揺り落とし大揺りですね
大揺りっていうのは
いよいよ
こんな風に
ワンと上がって戻ってくる
こういう音が大揺りなんですけれども
これをやったからといってですね
音がぐちゃぐちゃになっちゃいけないんですよ
ぐちゃぐちゃになったかどうかを判断するのが
この主音になるんですね
この出だしの音
そして最後に戻ってくる音
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これがどちらも主音になるんですよ
だからどれだけ色鮮やかに吟じたとしても
主音で始まって最後主音で戻ってこれなければですね
この人は音痴だと
音を外している
つまり音痴だという評価になってしまうんです
これただの評価ではなくてですね
普通の人が知らない人が聞いたとしても
あれなんかこの人なんか気持ち悪いなと
なんか足元がぐらついているような感じがして気持ち悪いなと
そういう風に判断する音
そこが主音に戻っているかどうか
ということになるんです
だからたとえですね
途中なんか高い音が出なかったとか
声が枯れてですね上手いこと出なかったとか
失敗したとかあったとしてもですね
この主音にさえしっかりと戻っていればですね
安心して聞くことができるんです
逆にですね
どれだけ色鮮やかに大揺りとか揺り上げとかをですね
表現したとしても最後雑になってしまって
主音に戻れなくなってしまった
仮にですね主音より高くなってしまった
って聞くとなんかだんだん辛そうに聞こえるなという風になるし
逆に主音よりも低く下がりすぎてしまった
そうなるとですね
なんかどんどんと暗い感じになっていて
なんかいまいち盛り上がらないなぁと
そういうような印象を受ける
そして実際に詩吟の大会では
こういうのはもう音程が罰だということになるんですね
より厳しい大会であればですね
この主音もうビタビタに合わせないといけないんですね
もうドとレの間を1音とすると
4分の1音ずれたとか8分の1音ずれたとか
それでもうちょっとマイナスになってしまう
原点になってしまうとか
そういうことになってしまうんです
ということでこの主音
どれだけ大切か分かっていただけたならば幸いです
ぜひですね
吟じ詩吟を聞く際に
この人の主音ちゃんとどこかな
ちゃんと戻っているかな
そういう視点で聞いてあげれば
より詩吟の理解が深まるのかなと思います
ではですね
今日吟じていく詩吟なんですけれども
先日の稽古にてめでたく
今年僕がちゃんと吟じていく大会で
全国大会に向けて吟じていく詩が決まりました
もう結構複数あったですね
その中からもう1年かけて
ちゃんとですね予選を勝ち抜いて
決勝大会までつながっていけば
つながっていけば約1年
1年かけて吟じていく詩が決まったわけなんですけれども
惜しくもですね
何が惜しくもか分からないんですけれど
その中で僕の先行に漏れた
ちょっとこれも吟じたかったんだけれどな
みたいな詩吟があるので
それを今日はご紹介させていただきます
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もう一個のほうは後日かな
それは大会で見晴れしちゃうからな
ということで
予選落ちした僕の中で
惜しかった方の吟をご紹介させていただきます
秋至
これ前もしかしたら吟じたかもしれないですね
秋に思うと書いて秋至
劉不釈という方が作られた詩になります
まさしく秋の気持ちいい季節なんで
ちょうどいいかなと思います
いにしえより秋におうて石梁を悲しむ
われは言う終日春潮に勝ると
青空一角雲を這いして昇る
すなわち史上否定的賞に至る
この秋の気持ちよさを言ってるんですね
終日春潮に勝る
この秋の日というのは春の朝よりもいいと
僕もそう思います
春よりも秋のほうが空気が透き通っていて
気持ちいいんですよ
この天空の部分ですね
青空一角雲を這いして昇る
晴れた空青空ですね
一角一匹の鶴が雲を這いして
雲をパーッと避けるような形で登っていくと
空がどこまでも澄み渡っている秋の空がですね
それを表現しているということで
僕もこれいいなと思ったんですけれども
結局ちょっと別の詩にさせていただきました
ということで
こちら終始吟じさせていただきます
とても結構節調としてはシンプルな
だいぶシンプルな吟になると思うので
今日お話しした主音
主音がどこにあるのか
ここ主音だなっていうのを認識しながら
意識しながら聞いていただければいいかなと思います
僕もですね
いつも以上にちゃんと音外さないように
注意したいと思いますので
楽しんで聞いていてください
それでは吟じていきます
我は言う
修術
慎重に
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勝ると
聖空一角
雲を拝して
上る
すなわち
史上一位
碧晶に
至る
いやー澄み渡った秋の空
それをイメージしながら吟じてみました
どこまでも気持ちよく声を伸ばしたがるんで
注意が必要ですね
ということで主音わかりましたでしょうか
今日はここまでとなります
次もまた明後日ぐらいですね
配信していきますのでお楽しみください
また引き続き感想とかご要望とか
こんなのもっと聞いてみたいとか
こんなところがよくわからないんだとか
そういうことがあればスタンドFMのレターとかですね
そういったところにメッセージいただけると
速回答させていただきますのでよろしくお願いします
では今日は以上です
詩銀の魅力を発信する詩銀チャンネルどうもありがとうございました
バイバイ