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2021-08-30 12:19

【詩吟ch】上級:黒田節と漢詩が混ざった珍しい詩吟<名槍日本号>

名槍日本号 / 松口月城
美酒元来 吾が好む所
斗杯傾け尽くして 人驚倒す

〜謡(うたい)〜
酒は飲め飲め 飲むならば
日の本一の この槍を
呑み取るほどに 呑むならば
これぞまことの 黒田武士
〜ココマデ〜

古謠一曲 芸城の中
呑み取る名槍 日本号
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00:02
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おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる
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分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
最近はですね、だいぶご無沙汰しております。
ちょっと前まで毎日やっていたんですけれども、
今、ちょっとブログを書くのにですね、だいぶ力を費やしてまして、
なかなか更新頻度落ちていますけれども、
まあそれでも詩吟から離れることはないので、
どうか引き続き楽しんでいただければ幸いです。
ということで、今日日が空いてしまったわけなんですけれども、
なかなかにあの人気の高いこの詩を選ばさせていただきました。
有名だと思いますね、詩吟をやっている人にとっては。
「瞑想日本語」というやつですね。
ご存知でしょうか、多分知ってると思います。
松口月上という方が作られた、とてもとても有名な漢詩ですね。
特に舞台、後世吟とかそういった場所で吟じられることは多いんじゃないかなと思います。
瞑想日本語、瞑想っていうのは有名な槍のことですね。
槍、戦争で使うものですね、槍です。
日本語と呼ばれる、とても有名な孔明な槍、そのことについて吟じた詩ということになっております。
では、これはですね、なかなか面白いというのが一つあって、
詩吟はですね、普通に朗々と吟じていくわけなんですけれども、
この詩吟は間にですよ、
気象転結の、転結と、小と転か、気象転結、小と転の間のところにですね、
歌いが入ってくるんですよ、歌いが。
多分これは有名な歌いですね、黒田節ですよ、黒田節。
これが本当歌いとして入ってきて、また詩吟の後半に戻ってくるというところで、
なかなかに聞いていて面白い、珍しい詩吟になるかなと思います。
ではまず詩文の方から読んでいきましょう。
瞑想 日本語 松口 月上
美酒 岩来 わが好むところ
都輩 傾け尽くして人共闘す
雇用一曲 芸状のうち 飲みとる瞑想 日本語
03:01
まず漢詩の方から読ませていただきますね。
美酒 岩来 わが好むところ
このお酒をですね、こんなに並々と注がれたお酒自体はですね、
私の好むところだと、どんと濃いということですね。
なぜそういうことになっているのかというとですよ。
これはですね、確か福島雅則か、福島雅則からですね、
その有名な騎兵の中の一人である森多平という方ですかね。
森多平という方に、お前この酒を飲めたならば、
この有名な日本語という槍をお前にくれてやろうと、
そういう場面におけるシーンなんですね。
馬鞭におけるシーンとか言っちゃったけど。
そういった場合に、並々と普通の人じゃ飲みきれないようなお酒が目の前にバーンと出されて、
でもこの人はですね、その槍が欲しくて欲しくてたまらなかったんですよ。
なぜそれほどまでに欲しかったかというとですね、この槍は凄まじいんですよ。
足利義政、室町幕府の最後の将軍ですね。
足利義政から織田信長に渡されたものなんですね。
賜ったもの。
それがですね、豊臣秀吉にさらに渡って、福島雅則に渡っていったと。
それをこの森多平に譲るかどうか、そういう場面になったわけなんですね。
だからこの本人にとっては、こんな素晴らしい槍欲しくて欲しくてたまらないみたいな、
そういう状態なんです。
だから、もうそんなそれの槍がもらえるのなら、
美酒がんが言うあれ、我が好むところ。
ということです。
こんな酒もいくらでも飲めてやるぜという気持ちです。
渡杯で傾け尽くして人、気を通す。
この波々と注がれた杯ですね、杯、これを傾けて飲み干すまでに傾け尽くしてですね、
人が驚いたと。
おーっと、すげーと。
故郷一曲芸場のうち、飲みとる迷走日本を。
ここでですね、故郷、古い歌いというふうに書きますね。
一曲歌ったわけですよ。
この芸場、城の中のこのみんなで飲み会をしている場所ですね。
その中で故郷一曲歌ったわけですよ。
何を歌ったかというと、黒田節なんですね。
酒は飲め飲め、飲むならば。
日の下一のこの槍を、飲みとるほどに飲むならば。
これぞ誠の黒田節。
この歌が流れてきたわけですね、歌ったわけですよ。
06:02
このようにして歌って、迷走日本を飲みとったと。
飲みとる迷走日本をということになるんですね。
ということで、この松口月上詩によるこの黒田節と漢詩を混ぜ合わせた、
とてもとても有名な素晴らしい詩をこれから吟じさせていただきます。
詩弦やる人って歌いもできんの?みたいな話になるんですけれども、できません。
できません。だから多分ちゃんとした歌いの人からすると、
いやいやそんなん全然違うよというふうになるかもしれないんですけれども、
どこまで先生方もちゃんとやっていたのかわかりませんが、
見よう見まね、聞きよう聞きまねと言いますか。
そんな感じで僕もですね、間にこの歌いを一つ、黒田節をですね、
歌わさせていただいて、ちゃんと弦を終えたいと思いますので、楽しみにしていてください。
ということで、これはなかなか初心者にはさすがに難しいですね。
上級者向けかなと思いますけれども、
なんかあのシーンがありありと浮かぶような感じがですね、楽しいですね。
勢いがあっていいですね。ということで、吟じさせていただきます。
禰豆日本語 夏口月上
びしがんない
わがこのめ
ところとはい
かたむけつくして
ひときょたす
さけがのめならば
ひのもといちのこのやりを
のみとれほどにのめならば
09:13
これぞなことの黒田節
こうよ一曲
げいじょうのうち
のみとれ
めいそう
日本語
いかがでしたでしょうか。どうでしょう。
吟じていても結構これ楽しいんですよね。
この歌いが入るっていうのは途中飽きにくくて、
しかもですね多分これ本物は先生から聞いた話では2倍長いらしいですね。
2倍ゆっくりだそうです。
やばいですよね。
自分でも結構ゆっくりやったつもりなんですけれども、
まだまだ足りないそうですね。
それでもやっぱりこれは楽しいな。
のみとるほどに
ここに一気に下がるところがいい。
そして最後ですね。
漢詩のところげいじょうのうち
のみとる
ここがですね気持ちが入りますね。
そして最後、最後ですよ最後。
めいそう
勢いがギャンと槍のように上がってですね。
日本語とこれで締めくくるということですね。
もう素晴らしい演出ですよ。
これを剣支部と合わせてですね。
吟じることができたらもうどれだけ楽しいかということなんですね。
ということでだいぶですね僕もテンション上がってしまいましたけれども。
今日はこの歌い黒田節が混ざった珍しい詩吟ですね。
めいそう日本語をこちらをご紹介させていただきました。
あなたも詩吟に興味があればぜひこれはやってみる価値があるのかなと思いますので。
12:03
参考にしてみてください。
本日は以上となります。
次もまた2、3日後かな。
お楽しみください。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。
12:19

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