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おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyと言います。 この詩吟チャンネルは何かというとですね、この詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能。
これについてですね、全く知らない人にも紹介していこうというチャンネルにしております。 私がどういう経歴かと言いますと、詩吟歴はですね、10歳の頃から今32歳なんですけど、20年以上続けておりまして
純師範という人に教えられる資格も持っています。 あとはですね、2年前に全国銀衛コンクール
全国レベルの詩吟の大会で優勝した経験もあるということで、そういった実力も併せてですね、詩吟を全く知らない人に、詩吟とはどういった面白さがあるのかというのを伝えていこうと思っています。
なお、この詩吟チャンネルはですね、この周りの雑音からもわかりますように、私の車の中から配信しております。
通勤時間を使ってですね、配信していきますので、基本的には平日毎日やっていこうと思います。 雑音が入ってしまってウインカーの音がもう入るかもしれないんですけれども、それに負けないように詩吟で培ってきたこの滑舌と
声量でですね、わかりやすく伝えていきたいと思います。どうかご了承ください。 この詩吟チャンネルはですね、前半に詩吟に関する話をして、後半に毎回一つ
違うものを一つ一つ紹介して吟じていこうというふうに考えています。 ということで今回初めてですけれども、まずはですね、詩吟とは何ぞやと、詩吟とは何なのかそれについて
ざっくりと語っていきたいと思います。 詩吟とはですね、書いて字の如く詩を吟ずるですね。
詩があってそれを吟じたものが詩吟となります。 歌と違うのは、歌うではなくて吟ずるというところはですね、
まあやはり朗々とお腹から声を出して、がっつりと声を出すというところが違うのかなと思います。 あーみたいな感じで歌うんではなくて、あーとこんな感じでビリビリとした声で出すといったところがちょっと吟ずるっていうところなのかなと思います。
えっとまあルーツはどんなところがあるかというとですね、古ければ平安時代とか 神話法師とかが出てきた頃ですね、詩があればそれを吟ずる人が歌う人がいるという感じで自然と生まれたものだと聞いています。
ただ狭い定義で競技で言えばですね、江戸時代とか明治時代その頃から詩吟というものを、あの頃はですね、漢文の素養がどんどんどんどん高まっていったので、いろんな漢詩が生まれてきたということで、
それをまあ、歌いたがる人が出てきたわけですね。で、それが詩吟になっていったということになります。
そして現在の詩吟というちゃんとこういうふうに歌うんだよというような形に定まったのは昭和の初期というふうに言われています。
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比較的新しいような古いような、そういったような伝統芸能と言われております。
ですのでですね、若い人はとても耳なじみがないかと思いますけれども、結構年配の方、70歳80歳、そういった方に聞いてみると意外と知っている人が多いかもしれません。
この詩吟の魅力は何かと言いますと、とにかく体一つで練習できて披露できるというところですね。
ピアノとか、いちいち道具があるところじゃないとできないとか、そういったことじゃないんですよね。
体一つさえあればどこでだって練習できて披露もできると。
それでいてインパクトが大きい、人に覚えてもらいやすいということがあります。
ですので、大変リーズナブルな、お手軽な特技になるのかなと思います。
そしてですね、詩吟をやっていることですね、とにかく声を出しますから、声量が大きくなる、あとは滑舌が良くなる、人前に立っても度胸がつく、そういったところのメリットがあるのかなと思います。
こういったポイントもこれからおよいじっくりと話していきたいと思います。
ではですね、詩吟についてこんなふうにざっくり話したところで、後半、吟に移りたいと思います。
これからギンジル議員はですね、とにかく一番有名な詩吟と言われている、弁政粛々から始まる川中島と呼ばれる詩になります。
どういった詩かと言いますと、かの有名な戦国武将上杉謙信と武田信玄による戦いを歌った詩になります。
まずどういった詩文かをですね、先に読んでいきたいと思います。
川中島の戦い。
弁政粛々、夜川を渡る。
暁に見る戦兵の大河を擁するを。
以今なり十年一犬を磨き、流星皇帝長蛇を逸す。
意味をざっくりと説明していきます。
弁政粛々、夜川を渡る。弁政というのは無知の声と書きます。
馬を走らせるための無知ですね。
その無知の音も静かに、夜川を渡る。夜に川を渡っていくわけです。
なぜかというと、上杉軍が武田軍に奇襲をかけるためにですね、夜こっそりと海を渡っているということになります。
暁に見る戦兵の大河を擁するを。
そして夜にこっそり渡るとですね、武田軍にとって明け方、暁ですね。
明け方になると、戦兵、非常に多くの兵が大河を渡ってきている。
擁する、そういった状況を見て武田信玄が驚いたというわけです。
以今なり十年一犬を磨き。
そこまでして奇襲をかけたわけなんですけれども、
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以今なり、結局ですね、討ち漏らしたわけ、死存したわけなんですね。
以今なり、十年、十年間とにかくこの人たちを磨き続けていたんだけれども、うまくいかなかった。
流星肯定、長蛇を逸す。流星、もう流れ星のようにですね、
もう本当、ほんのごくわずかな、このタイミングだったんですけれども、
長蛇、大きい蛇、これは武田信玄を指しているわけなんですけれども、
それを逸したというところで、
奇襲転結、綺麗な形になっている代表的な詩吟になります。
といったところですね、とにかく詩吟はこういうものなんだというところを知っていただくために、
これから吟じますので、ちょっと1分間、1分半ぐらいですね、聞いていただければと思います。
では、いきます。
川中島の戦い
伝誓
祝祝
夜、川を渡る
暁に見る
戦兵の
鯛顔
要するを
憩なり
十年
一剣を
磨き
流星
皇帝
長蛇を
逸す
いかがでしたでしょうか。ちょっと頑張ってみました。
こんな感じにですね、今回はだいぶ強い吟なんですけれども、他にも華やかな和歌であったり俳句であったり、
優しい詩吟もありますので、それも毎日違うものを紹介していきたいと思います。
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では、また平日毎日やっていこうと思うので、これからもよろしくお願いします。詩吟チャンネルのへいへいでした。