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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます、こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力をわかりやすくお伝えしていく内容になっております。
ということで、今日木曜日に収録してるんですけれど、元気よく、ちょっと疲れてるんですけどね、元気に行きたいと思います。
今日ご紹介する詩吟はですね、詩吟を始める方なら一番最初に学ぶと言っても過言ではないですね。
初心者が学ぶ代表作、3つぐらいのうちの1つに入ります。
そのとてもとても有名な初心者向けの詩吟を1つご紹介して、吟じていきたいと思います。
ご紹介する詩吟はですね、主紀という方が作られた【偶成】という詩吟、漢詩になります。
偶成というのはたまたまなるというふうに書くわけで、結構この偶成っていうタイトルたくさんあるんですね。
だから誰の偶成という漢詩なのか、それをしっかりとしないとですね、本当にたくさんあるので注意してください。
それではですね、この偶成という漢詩の読み下し文、書き下し文をですね、読んでいきたいと思います。
偶成 主紀
少年追いやすく額成りがたし 一寸の光陰 軽んずべからず
いまだ覚めず 知当春草の夢 改善の御用 既に修正
この少年追いやすく額成りがたし、多分このフレーズはですね、誰かしら聞いたことがあるんじゃないかなと思います。
少年追いやすく額成りがたし、年というものはもうすぐにあっという間に取ってしまうけれども、額成りがたし、学問というのはなかなか成し遂げることができない、難しいんだと。
一寸の光陰 軽んずべからず 一寸のというのはほんのわずかなという意味ですね。
光陰というのは光と影、昼夜、一日ということになりますね。
一寸の光陰 軽んずべからず ちょっとした一日、時間もですね軽んじてはいけないんだと、おろそかにしてはいけないんだということです。
いまだ覚めず 知当春草の夢 知当というのはですね、池のほとりにある春の草花のことですね。
知当春草、春草の夢。池のほとりに春の草花が芽を出すような、そんな風にですね、春になったらのほほんとちょっと時間ぐらいいいかなとのんびりしてしまうんですけれども、
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改善の御用すでに修正 改善というのは階段の前にある御用、青切りの葉っぱ、青々とした葉っぱですね。
これがですね、もうすでに修正、秋風にそよいでいて、だんだんともう色づき始めているということです。
だから春でのんびりとうつつを抜かしていたら、あっという間にもう秋の風が吹いてきて、時間は早いんですよ、気をつけましょう、大切に勉強していきましょうとかですね、そういうことになります。
まあこれも最初に習わせることによって、詩吟もですね、コツコツと日々頑張っていきましょうという意味があるんじゃないかなと思うんですね。
ということで、この偶成主義、しっかりとですね、丁寧に吟じていきたいと思いますので、詩吟を始めた方はこれを参考にしてみるのはいいのかなと思います。
注意するところはないですね。本当にとてもシンプルな詩吟なので聞いてみてください。
偶成主義
応援かろんず
べからず
いまださみず
ちとしんそうの
ゆめかいぜんの
ごようすでに
しゅうせい
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以上となります。感情を込めるというよりはですね、教訓的な感じなので、淡々としっかりと吟じていくのがいいんじゃないかなと思います。
ということで、本日詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル以上となります。聞いてくださってありがとうございました。バイバイ!