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2020-08-26 07:03

第3回:詩吟の声と歌声の違い、「古池や(俳句)」

詩吟の声と歌声って実際どう違うのか、歌ってみました。聴き比べてもらえれば一耳瞭然かと思います。
また、少し珍しい、俳句の詩吟も吟じてみました。
こんなのも詩吟なので、幅広く楽しんでもらえると嬉しいです^^ #詩吟
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おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。
この詩吟チャンネルは、詩吟歴20年以上、準詩藩の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyが、詩吟を全く知らない人に、マイナーな伝統芸能を広めよう、その面白さを知ってもらおうというチャンネルにしております。
なお、この詩吟チャンネルは、この周りの雑音からも分かりますように、車の中から配信しております。
私の通勤時間を使って、平日毎日配信しております。
ですので、ウィンカーの音であったり、入ってきますけれども、それに負けないような滑舌と声量で、カバーしていきたいと思いますので、どうかご了承ください。
今回は3回目になります。
こちらのチャンネルの構成は、前半に詩吟に関する話をした後、後半に毎日違う吟を披露する、紹介するという風にしていきたいと思います。
では今回、3回目ということで、詩吟の声と歌声がどういう風に違うのか、それをざっくりと説明していきたいと思います。
1回目、2回目で、僕の詩吟を聞いた方は、なんか変な声だなと、私にはこんな声出せないよという風に思うかもしれませんが、
特に僕が元々こういう詩吟の声があったというわけではなくて、詩吟を習っていくにつれて、こういう声が練られていったといった方が正しいかと思います。
プロフィールにも書いてないんですけれど、僕もちゃんとカラオケもやりますし、普通に歌もやります。
そして、ゴスペルという歌も結構やってて、どれくらいかな、10年以上はやってるということで、ちゃんとそっちの歌い分けもすることができます。
詩吟だけやってる方はですね、どうもこっちの歌声だけに引っ張られていってですね、ちょっと偏った感じになるので、そういった意味では、これからやられるという方はバランス感覚を持たれた方が、より一般を受けしやすい吟を作れることができるんじゃないかなと僕は思っております。
そうですね、歌い分けということで、せっかくなんで僕がやってるゴスペルのアメージングレース、それをちょっと歌い分けてみようかなと思います。
じゃあ、普通の歌声でですね、歌う感じでやってみようと思います。
こんな感じになります。これを詩吟の吟じ方でやった場合ですね。やってみます。
という感じで、全然違うと。雰囲気も、圧も全然違うという感じになります。
生態的な意味で僕がどこまで詳しく説明できるかちょっと怪しいんですけれどもですね、僕の経験からいってどういうところが違うかをちょっとポイントを絞っていってみたいと思います。
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まずですね、詩吟はとにかく声量を使います。息を使います。なので通常よりもだいぶ息を吸ってるというところがありますね。
そして裏声を使わないんですね。もう全部地声で勝負する。裏声に逃げたりしない。
先ほどのアメージングレースは高いから最後に響かせる意味で裏声を歌声として使ってましたけど、詩吟はもう裏声に逃げないんですね。
とにかく前へ前へぐわっと出していくというところが歌い方として違います。
そして響かせ方なんですけれども、歌声ですとですね、口の中、特に頭の方にふわーっと広がっていくような感じで響きがいくわけなんですけれどもですね、
詩吟は響きのポイントはですね、どちらかというと喉の下であったりお腹であったりとにかく口から下のところはですね、基本的にはビリビリ響かせるということになります。
そこから出たガンガンした声がですね、結果的に口の周りにもビリビリ広がるんですけれども、大元になる響きというのは口から下ですね、
喉であったりさらに副詩吟が完璧な人はもうお腹の方であったりですね、そういったところがビリビリと震えてくると。
いったところで声量、地声、響かせるポイント、こういったところが結構違いになってくるのかなと思います。
ここはですね、もっと分析してまた別の機会で説明していきたいと思います。
ということで、歌声と吟の声の違いを説明したところで、また後半はですね、いつもと違う吟を披露していきたいと思います。
1回目2回目ともにですね、漢詩でやっていきましたので、今度は雰囲気を変えてですね、俳句をやってみたいと思います。
漢詩の方はですね、陰音階と言って結構重く苦しいような、暗い感じのような吟になってしまうんですけども、
俳句はですね、陽音階、明るい感じになります。
その違いを知ってですね、詩吟の広さを理解していただければいいのかなと思います。
俳句はですね、最も有名と言われる松尾芭蕉の句を言ってみたいと思います。
古池や河津飛び込む水の音、古池や河津飛び込む水の音。
こちらをですね、やっていきたいと思います。
古池や芭蕉
古池や
古池や
河津
飛び込む
水の音
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河津
飛び込む
水の音
いかがでしたでしょうか。
だいぶ雰囲気の違う、優しいような明るいような、ある意味でも日本人の心に合ったような感じかなと思います。
僕もですね、まあ結構4対1ぐらいの割合で俳句をバランスよく入れると、結構気持ち的にいいのかなというふうに思っております。
ということで、今回は以上にしたいと思います。
このようにですね、平日毎日、詩吟に関する話と吟を紹介していきたいと思いますので、フォローしていただけると嬉しいです。
ではまた明日もよろしくお願いします。ありがとうございました。
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