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2021-06-09 07:06

【詩吟ch】初心者向け:楽しくも悲しい名詩<涼州詞>

涼州詩 / 王翰
葡萄の美酒 夜光の杯
飲まんと欲すれば 琵琶馬上に催す
酔うて沙場に臥す 君笑う莫れ
古来征戦 幾人か回る

#詩吟 #漢詩
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し~~~~~~~ chan~~~~~~~~nel
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルの平平です。
このチャンネルは細吟歴の長い長い私、平平による詩吟というとってもマイナー な日本の伝統芸術の魅力を
わかりやすくお伝えしていくチャンネルになっております
毎回ですね、有名な漢詩、面白い詩吟、ご紹介しながら吟じていくという形でやっていきますので
興味があれば、初心者向けの方からですね、ぜひやってみてください
今日もご紹介するのは、初心者向けの中国の漢詩になります
詩吟をやっている方であれば、多分必ず知っていると言ってもおかしくない有名な有名な漢詩
こちら、涼州詩というものをご紹介していきます
作者は王漢という方で、600年代から700年代に生きた詩人であり政治家である方ですね
作られたものになっております
涼州詩、涼州っていうのは中国で言うと一番一番西の北の方ですね
端っこの方です、国境です
僕は三国詩が好きなんですけれど、三国詩で言うと涼州というとあれですね
馬長が生まれ育った場所、それほど一番端っこの方になっております
そこを舞台にした有名な漢詩、まずどういった内容か読んでいきたいと思います
涼州詩、王漢
舞踏の美酒、夜光の灰
飲まんと欲すれば、美は馬場に模様す
酔って茶帳にふす、君は楼子となかれ
来来聖戦、幾人か帰る
舞踏の美酒、夜光の灰
舞踏の美酒というのは最高級の味の良いお酒ですね、舞踏酒になります
夜光の灰というのは白玉の酒漬、とてもきらびやかな酒漬ですね
最高級のお酒を入れて飲もうとしているわけです
飲まんと欲すれば、美は馬場に模様す
こういう風にお酒をいいグラスで飲もうとしているとですね
馬の上、馬場ですね、馬の上で美話を書きながらしながら
楽しいですね、じゃかじゃかと
酔って茶帳にふす、酔い潰れてですね、楽しい時間が過ぎていって
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酔っぱらってこの茶帳、砂場のほう、砂漠の戦場のほうにですね
もう倒れ伏してしまって、バタンと倒れてしまうということですね
君は楼子となかれ、そうなってしまっても君も笑わないでくれよと
来来聖戦、幾人か帰る
昔からですね、この聖戦
領主というのはある意味国境を守る戦いが非常に多いので
そこでの戦いですね
ここに出た者が一体どれだけの人が無事で帰れたかわからないのだから
だからこの今の楽しい時間をどうか笑わないでくれ
楽しもうじゃないかと、こういう詩になっております
この前半の楽しさ、後半の悲しさ
この対比がですね、とても美しい漢詩になっております
ですので楽しく吟じながらも
それでもなんか切ないような
そういった雰囲気をいかに出せるかというところがポイントになってきます
詩文としてはですね、あまり難しいところはないので
初心者向けの詩吟かなと思います
ただポイントとしてはですね
唯一ここですね
転句のところ、起承転結の転句ですね
要て左上に伏す
ここがやはり転句の場所は錆ともいえる場所なので
基本的にはより高い音で高らかに吟じるところが多いんですけれども
ここは大きく回すんじゃなくて
中回しと呼ばれる伏し回しを使います
ここの中回しでこの切なさを表現しているということになるんですね
だからここでいかに切なさを出せるか
一方退避として前半いかに楽しく吟じられるか
ここが重要かなと思います
それではこんな感じにして吟じていこうと思います
りょうしゅうしおうかん
ぶどうのびしゅう
やこのはいのまんとほすれば
びわばじょうにもよせ
よて左上に伏す
06:06
きみはろことなかれこらい
せいせん
いくにんかえる
いかがでしたでしょうか
雰囲気が伝われば幸いです
今日は以上です
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました
バイバイ
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