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詩吟の魅力を発信する、しんちゃんねる
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本当にあの今のこの秋の季節というのは最高ですね。
本当毎年僕思うんですけども、こういう日こそずっと続いて欲しいですし、こういう日こそですね、
もう仕事なんて休んで、もうあののんびりとですね、綺麗な空気を吸って、自然の中でですね、なんかゆったりと過ごしたいなぁとか、
あの娘と一緒に公園でボケーっとしたりとかですね、そういうのをやっぱりやった方がいいんだよなぁとか思いながら、
それができない歯がゆさを感じているところでもあります。
もう本当に気持ちいいですね。
ちょっと僕はですね、やっぱりもう連日、連日ちょっと今夜更かしして作業ばっかりしてしまっているんですけど、
一つオーディオブックの納品ができたかな、だからまあ一息ついくので、
今日こそは、今日こそはちゃんと寝る、寝るんですね。
それを頑張りたいと宣言したいと思います。
大丈夫かな。
ではでは、今日の本題なんですけれども、
今日はですね、一つの吟を、吟じ方とかポイントをですね、徹底的に解説するという新企画の2回目になりますかね。
前回から、1週間前に1回やって、今回になりますと。
今日やる吟は、来山陽作、母を奉じて乱山に遊ぶですね。
こちらを詳しく説明していきたいと思います。
ではですね、まず詩文を読むところから、詩文と内容からですね、いきたいと思います。
5年ぶりに京都の荒、嵐山、乱山か、あれ、嵐山ですよね、乱山、わかんなかった、に来てみれば、
何万本、何万本という桜が一面に咲ききそい、鮮やかな美しい風景を織りなしている。
しかし、この乱山の景色よりも、私は今回、老いた母と共に旅ができて、
その上、毎晩一面の花の咲く中で、母と枕を並べて眠ることができるのを、何よりも嬉しく思うのである。
というこの、親孝行できた、という嬉しさですね。
すごいざっくりというところで、ちょっと僕ももう少し詳しく調べればよかったんですけど、
何歳ぐらいの、でも母が老いているということは、来山陽もそこそこの年齢になっているのかなというところですね。
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では、まずはこちら1回吟じていきたいと思います。
最初はですね、とりあえず僕のやりやすいように3本で吟じまして、
後半、これは質問してくださった方が女性なので、それに合わせて6本で頑張って吟じてみようかなと思います。
そちらは参考になるのかなと思います。
ということで、とりあえず先に3本ですね、やらせてください。
母を奉じて乱山に遊ぶ、来山陽
乱山に至らざること
既に
五年
万種の
花木
ますます
千金
最も喜べ
母と
僕らを
共にし
連夜
遠
暖かきところに
眠る
3本ですね。
まあこんな感じなんですけれども、ではまたざっくりとですね、お話ししていきたいと思います。
僕ですね、ちょっとこれあんまり僕吟じたことなかったんですよ。
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というのも、まだまあ35、本当にようやくここ数年になって、親孝行の大切さとか、親のありがたみとかよくわかってきたんですけど、
それでもですね、やはり母と枕を共にしてみたいな、そういうところとか、恥ずかしいなとかですね、
くすぐったいなとか、そんな気持ちがあってあまりちょっと選んでこなかったんですけれども、今回これを機にですね、この自分ちゃんとお話ししていきたいと思います。
えっとですね、ざっくりとまずポイントをお話ししていくとですね、これは言葉が多いんですね。
言葉が多い。乱山に至らざること。
ここの聞くのところで至らざること。ここはまあ結構多いなと。
あとは最も喜ぶ。母とこの最も喜ぶですね。
このあたりも言葉が多いので、ここで、このまあ言葉運びのところがポイントになるのかなというところ。
雑にしてもいけないですし、間延びもしてもいけないというところですね。
で、あとは全体の雰囲気なんですけれども、乱山に至らざること。
ここら辺はまあ快鼓録的な感じですね。
すでに5年。すでに。このすでにというのを結構感情がこもるところかなと思います。
5年も経ってしまった。
ああっていう、ほんとこの5年の長さですね。
なのでここをさらさらっとやるのはちょっと違うかなと思います。
で、次にこの将軍。万種の歌舞伎ますます先見。
これはですね、ここの京都の素晴らしさを演じているわけなんですけれども、
ここはですね、それよりも母といることの方が嬉しいんだというところなので、
まあある意味踏み台になるわけですね。
でも踏み台はですね、そこをしっかりとやればやるほど、その踏み台をともにこの後半がより鮮やかになってくるわけですから、
ここはですね、京都の色鮮やかな風景をできればより鮮やかにきれいに表現するというのがいいのかなと思います。
で、最も喜ぶ母と。ここら辺で一番気持ちが入ってくるというところですね。
で、詳しくは後で言いますけれども、で、連夜幸運、暖かきところに眠る。
このあたりはもうあの心がほかほかして、なんか優しいような雰囲気をですね、なんか出したいなと僕は感じております。
ここを眠るというふうに、このようにやるのはちょっと違うなという、この優しさを出すというところになりますかね。
では、順番に細かくやっていきたいと思います。
まず、禁大作者からですね、母を奉じて乱山に遊ぶ。
これ、母、母、この母行が連続するというのはめちゃくちゃ難しいですし、頭高ですね。
母、母のほうがまだやりやすいですけど、母を奉じて、母に奉じてがくるんで、結構この母行、丁寧にやらないと言葉が雑になりがちですね。
そんなところかなと思います。この母を奉じて丁寧にやるところですね。
第3位はまあ大丈夫かな。
で、乱山に至らざること、乱山に至らざること。
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ここが、まずあの言葉が多いので、本当にこれまで言っていることですね、言葉を大切にするということ。
具体的には、発音を聞きやすくして、アクセントを明確に、つまり2音目の変化を明確にすること。
そして言葉が多い場合はですね、結構言葉が速くなりがち、走りがちなんですけれども、いやいやここはカイコロクの場所なんでですね、そこを走っちゃいけないんですよ。
なのでここはブレーキをかけつつですね、至らざること。
たんたんたんたんたんたんたんですね。たんたんたんたんたんたんたん。このテンポを早めるわけでもなく、だからといってですね、至らざることとかってやるとですね、後半も体力が持たないですし、聞いていてもなんかちょっとコテコテして嫌だなという感じになるかなと思いますので、
早く行きたい気持ちを抑えるぐらいのテンポがいいんじゃないかなと思います。
至らざることがテンポが決まればやっぱ乱算もそれに合わせた方がいいので、乱算に、乱算に、至らざること。
至らざること、ザにちょっと気持ち入れてもいいかもしれないですけど、やりすぎに注意ですね。カイコロクなんで。
で、次にすでに、すでに、ここですね、ここはもう最初の見せどころになり聞かせどころになりますね。
すでに、僕はここを伸ばすことで、ちょっとあの、もう5年も経ってしまったという気持ちをここで表現しているわけです。
すでに、で、5年ですね。ここも丁寧に、5年、盆収納。
で、ここからは京都の鮮やかな風景を行く。ただ鮮やかな風景を表現すると言ってもですね、やれることって結局同じなんですよ。
言葉を丁寧にやればですね、その言葉が持っている力がより表現されるという話なんですよね。
なので、言葉をもっとやると、丁寧にやると、ただまあ気持ちとしてはですね、カイコロクというよりは、どこに気持ちが向いているか、京都の美しさを表現するためにこの言葉を丁寧にやるんだというところですね。
盆収納。
花博。
ここの花博、ちょっと僕としては難しいんですけど、花博という風にはやりたくないですね。
鮮やかさ、美しさをやるので、ここは力強さとは違うので、花博、優しい入りですね。
花博、えぐるようなではなくて、花博。
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ここの上がり具合で、ふわっとした色鮮やかさを僕は表現したいなと思っています。
それを受けて、盆収納。
ここでもっと広げたいんですけれども、すでにのところで、もうすでに最初に聞かせどころを見せているので、前半で見せているので、こっちの方ではさらっとした方がバランスが取れるかなと思います。
ここ鮮やかですね、という話です。
後半に来ました。
もっとも喜ぶ。
ここも言葉が結構やりづらいですね。
もっとも、小さいつがすぐ入ってくる。
もっとも、もっとも。
とがちゃんと上がるかどうかですね。
とを上げるためには、小さいつから上げる意識を持たないといけないんですよ。
もっとも喜ぶ。もっとも。
で、喜ぶ。もっともと喜ぶ。
ここで同じ山の高さが2回来るので、この喜ぶも下がらないように気をつけないといけないですね。
もっとも喜ぶ。喜ぶ。
喜ぶあたりが僕は一番気をつけているところですね。
こぶー。
ここはもちろんリュウハによるんですけれども、
ハハトーという風にやる人もいれば、
ハハトー。
より難しい方を今回は選びました。
こっちの方がですね、なんか切ない感じが表現されるかなと思うんですけれども、
これ本当に音が落ちないか落下しないかを支えるのがめちゃくちゃ難しいですね。
で、ハハ。ハハですよ。
ただ読むだけでも難しいのに、
ここに転句のところで落ちやすい音程で支えながら支えながらやると。
ハハトー。
めっちゃここにたぶん一番お腹を使っているところですね。
ここがトップで、
もっとも喜ぶ。喜ぶでたぶんここがナンバー2のところになりますね。
ここでも気持ちをたっぷりたっぷり演じてくださいというところですね。
これが何よりも嬉しいんだという話ですから、
ここの気持ちが弱くなってしまったら一番伝えたいことが伝わらないことになってしまいます。
枕を共にし。
ここは転句を受けてそれに合わせたぐらいのそれなりのボリューム感でやっていいんじゃないかなと思います。
で、連夜幸運。
このあたりからは最後の着陸に向けていくところなんですけれども、
ここは特段めちゃくちゃ感情を込めるというわけではなく、
淡々とだけれども優しくそういう雰囲気がいいんじゃないかなと思います。
連夜。
連夜が続くと結構言葉、口を動かさないといけない。
連夜。
夜ですね。
幸運。
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幸運はこれは言うの難しいんですね。
幸運、本当はお幸の幸に、雲ですね。
幸をですね。
幸運。
まず幸でグイッと上げて、
幸運で雲を言い直すような感じでやらないといけないんですかね。
これは言葉としては母との次に難しい感じになりますかね。
温かき。
ここで言葉もまた多いので、ここはブレーキをかけつつ丁寧にというところですね。
温かきところに。
ここの長さはですね、この枕を共にしと悩むところなんですけれど、
枕の方はどっちかな。
枕は感情を込めた意味で長ったらしい感じに僕はしていて、
温かきところに。
ところにの方はですね、この時間がもう少し続いて欲しいな、むにゃむにゃみたいな。
そんな気持ちを込めて、ところに。
そんな気持ちを込めて伸ばしている。
伸ばす理由が違うみたいな感じかなと思います。
サクッとやってもいいかなと思いますけどね。
ここはサクッとやってもいい気がします。
眠る。
ここは優しくというところなので、
眠る。
ではなくて、眠る。
まっすぐ丁寧に伸ばして、キュッと優しく締める。
そんな終わり方がいいんじゃないかなと思います。
というところで色々解説してみましたけれども、いかがでしたでしょうか。
さてさて、ではですね、最後締めで。
やっぱ女性だと6本ぐらいがきっといいんじゃないかなと思って、
頑張ろうと思うんですけれども、
この夜更かしの喉でどこまでいけるか聞き苦しかったら申し訳ないんですけども、
まあ参考になればと思います。
ランザンにいけるかな、頑張ろうかな、頑張ってみます。
よし、今ちょうど上にヘリコプターが飛んでて、ちょっとうるさいかな。
ちょっとうるさいですね。
まあ仕方ないかな、仕方ないですね。
では、こちら現実でいきたいと思います。
母を放じてランザンに遊ぶ雷山王
ランザンに至らざること
すでに五年酒の下牧
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ますます千券
最も喜ぶ
母と
共にし
連夜
お
温かき
ところに
眠る
波音4分の1音下がりましたね。
まあ自分としてはよくやった方でしょう。
いや6本、6本はさすがに。
いやでもまあもうちょい調子が少しだけ良ければ多分大丈夫ですけど、
母、母とが本当に本当に難しいですね。
というところなんですけども、はい。
今日はこんな感じで解説してみました。
確か他にもリクエストいくつかあったようなので、
この一銀を徹底的に解説するというのも今後もやっていきたいと思います。
あとあの昨日はですね、YouTubeの
私銀教室の方、メンバーシップ限定の配信の方では
僕がこれからやろうとしていることの最新情報について
あまり大きさに全部言うわけではちょっと
良くないかなと思ったので、そこだけの限定公開で話させていただきました。
まあこういった感じで、そこでしか聞けない話も
これからもっとやっていこうと思いますし、
あとはもう直接のアドバイスですね。
それも過去の人のやつもたっぷり溜まっておりまして、
銀歴も本当に銀始めてまた数ヶ月ですという方から
もう10年20年の方ですという方もいらっしゃいますし、
男性女性も半々ぐらいいらっしゃって、
30代から70代までも均等にいるという形なので、
きっとですね、この人の私にちょうど参考になるわみたいなのが見つかると思います。
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なので、私銀をもっともっと勉強したいなという方は
良ければメンバーシップ、YouTube私銀教室の方を参加していただければ嬉しいです。
参加の仕方などについてはですね、この概要欄に貼っておきますけれど、
確か第214回と16回ですね、その辺りをご覧いただければ
入り方を丁寧に解説しております。
良ければお待ちしております。
ではでは、今日はこんな感じですね。
あと2日間仕事を頑張りたいと思います。
私銀の魅力を発信する私銀チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ!