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2023-05-23 14:47

【詩吟ch】自己分析:吟じ終えた感触からわかる吟のクオリティ<後半:失題>

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失題 / 古荘嘉門
才子元来 多く事を誤る
議論畢竟 世に功無し
誰か知らん 黙黙 不言の裡
山は是れ青青 花は是れ紅なるを

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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。詩吟chのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、わかりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
今日、関東の方はですね、もう一気に気温が10℃以上下がって、もう本当に季節が相当戻った感じかなというところです。
まあ本当に体調崩さないように、最近僕病弱キャラなんでですね、体調崩さないようにしないとなというところです。
昨日もゲリラ豪雨くらって、なかなか大変でした。
あともう一つですね、正直詩吟と全然関係ないんですけど、嬉しいご報告がありまして。
僕はですね、オンライン上のちょっとした文章を書けるサービス、ノートというものがあるんですけれども、そこにですね、育休に関してどういう流れで育休を取得したのかという、どうやったら育休を長く取得できるのかというのは、父親目線でですね、かき殴った時があったんですけれども、
それがですね、ゼクシーリクルート社のゼクシーベイビーというところの担当者の目に留まってですね、雑誌に僕のエピソードがちゃんと記載されたんですよ、漫画付きで。
今月のかな、6、7月号のゼクシーベイビーの読者限定の雑誌があるんですけれど、そこに僕のやつが載ったんですよ。
なかなかそういう大手のやつに載ったことなんて今まで一度もなかったのでですね、いや嬉しいなというところでした。
というちょっと全然関係ない報告でした。
さて、今日の本題の方に移りたいと思います。
今日はですね、銀次終わった時の感覚で判断する資金のクオリティみたいな、そういうよくわからないテーマで話していきたいと思います。
これちょっとお風呂入っていながらですね、思いついたんで、このテーマ面白いかもしれないなということで、これ選んでみました。
これどういうことかというと、資金の大会、発表会、大事な舞台でですね、銀次ますと。
銀次終わった時、銀次終わった時に自分が、自分自身がどんな感覚だったのか。
どんな手応えを感じたのか、どういう状態になったのかですね。
その感じ取り方で、その銀の良し悪しというものがちょっと見えてきますよという、そういうお話です。
これなぜ話そうかと言うとですね、話そうかと思ったかというと、やっぱりだんだんと僕も成長してきたんです。
最初の頃はこういう風な感覚で銀次した方がいいよなとか、いろいろ思いながらやってたんですけれども。
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そこが銀歴が進むにつれて、いやもう1個レベルがあるなという、そういう学びがあったので、それを共有したいなということで今日はお話しします。
全部でですね、本当に大きく分けて3つのパターンがあります。銀次終わった時の感覚が3つあります。
それを順番にお話ししていきたいと思います。
まず一つ目、一つ目はですね、銀次終わった後に、これもできなかった、あれもできなかった、これもうまくできなかったかもしれないなという、もう気持ちが完全に自分の内側に向いていてですね、
かつ達成感もちょっと少ないような、そういう気持ちの状態です。
これはあの銀歴が浅い方に多いんじゃないかなと思うんですけれども、もう覚えるべきことが山ほどあって、
まず自分を本番でちゃんと間違えずに覚えてやるということも大変ですし、
説聴も音の動きがよく慣れていないとか、伴奏と合わせるのって難しいなとか、やっているうちに音程が少しずつずれていったとか、
ここ注意されたのになかなかできなかったとかですね、もう気をつけるべきことが5個10個いっぱいあって、その中の大会本番だと2つ3つぐらいしかできなかった、
こういう状態ですね。これは言うまでもなく、まだまだもっと頑張りましょうという、そういう銀のクオリティなんですけれども、
これが何で良くないのかというのはあまり明らかではあるんですが、まず本人に達成感がない、そして気持ちがとにかく内側に向いているという状態になります。
本当はやはり銀というものはお客さんがいて、その人に届けて、その人が良かったなぁと感じてもらえること、それもやはり欠かすことのできない大事な要素だと思うんですけれども、
その要素がもう全然持てない、持つ余裕がないままに、銀次を終わってしまったということですね。
あとは、市銀の大会本番に気をつけるべきことを5個10個あるというのは多すぎるんですね。そんなに気をつけることなんてできないですよ。
多くて3つ、1つとか2つに絞った方が良いのかなという状態なんですけれども、それ以外の問題はもう無意識的にできるようにしておくぐらいに鍛錬しておかないといけないんですね。
そういう状態に整えられなかった、かつ気持ちが内側に向いてしまっているというところなので、これからもっともっと頑張って無意識にできることを増やしていって、
集中することに注力して、かつお客さんのことも見えるようにした方がいいよねという、そういう状態になります。
ここから脱出するのなかなか大変かと思うんですけれども、そして2つ目ですね。
2つ目、次は振り切ってしまった状態です。
これ僕独特なのかもしれないんですけれども、やはり市銀というものは聞いてくれる人がなんぼのもので、聞いてくれる人が大事だよなぁということ。
あとは市銀の大会本番にあれこれ考えてもしょうがないから、自分が気持ちよく銀じれることが大事だよなぁという感じですね。
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なので銀じ終わった時に、よし!銀じ切った!みたいなそんな気持ちですね。やったぞ!気持ちよかった!ぐらいの。
そんな状態がレベル2ですね。レベル2。もう一個上があります。
この状態、一時期は僕はこれを目指して銀じていたんですね。
そんな状態になった方がきっと自分も楽しいし相手も聞いていていいだろうなというふうに思っていました。
ただですね、これもまたやはり良くないんですよ。良くないんですよ。
なんだかんだこれ自己満足の世界に近いんですよね。
自分はもう細かいことも考えずにとにかくスッキリすればいいという、そういう考え方になります。
いくら性格が大雑把だからといってですね、気にすべきことが一つもないなんてことはないんですよ。
これは銀歴を何年重ねようが何十年重ねようが、たぶんそういうことは将来、生涯来ることはないはずなんですね。
なのに、本番はもう気にしない。とにかく気持ちよく銀じるんだ。
お客さんに心地よくなってもらうというよりは、お客さんに自分のこの銀を聞けみたいなそんな感じになってしまうんですね。
なので完全にこれは一つの自己満足になってしまうので、これもまだあわおしいなという、そういう銀になります。
僕はこれ高校生ぐらいの時はこんな感じでしたね。
そして最後のレベル、3つ目なんですけれども、これはですね、なんて表現しようかな。
まず一つ目は、ふぅ疲れた。
疲れた。やった。やり切った。
ちゃんとちゃんとやった。やったけど疲れたな。
そんな感じですね。
このなんとも言えない渋いような感覚。これがいい銀をやった後の感じになるのかなと今は僕は思っております。
これはこれまで話してきたやつの集大成みたいになるんですけれども、
まずはですね、気をつけるべきことはやはりあるんですよ。
ただそれを一つ二つ、多くて三つですね、それに絞るんですね。
ただそれらのやるべきことというものは、本当に何度も練習してもなかなか自信がない。
本当の最後の最後の絞りかすみたいなところなので、苦手なことにちゃんと向き合っている状態なんですね。
向き合っている状態でアクセントとか音程とかですね、気をつけながらやるわけで、
やはりそこに意識はある程度逆ざるを得ないんですね。
その中で気をつけて気をつけて足を踏み外さないように平均で歩いているかのようにですね、
一個一個丁寧に歩いていくようなそんな感じ。
だから、銀字終わった後にですね、やった疲れた、そんな感じになります。
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そして、副式呼吸の話にもなるんですけども、やはり本番になると気持ちがどんどん上がっていて、
強式呼吸になりがちなんですね。
お腹にお腹に、下っ腹に下っ腹に、丹田に意識を常に持ったまま銀字切れるかどうか。
これもですね、やはり疲れるんですよ。本当に疲れるんですよ。
なので、そういった場面でも疲れる銀をできたかどうかということなんですね。
そこなんですよ。
かつ、ただそれだけだと自分の方ばっかり向いてしまうので、気をつけるべきことは3つ。
体力も使う。その上でお客さんにもちょっと届いてほしいな。
ちゃんと正確な銀を聞いてほしいなと。
それぐらいのバランス感覚ですね。
自分とお客さんがどれぐらいだろうな。
自分が7、お客さんが3とかそれぐらいの割合かもしれないんですけども、
そういう状態で、ふぅ疲れた。
これぐらいの感覚で銀字ることができたら結構良いクオリティーになるんじゃないかなというところです。
どうでした?どうだったでしょうか?
そうだねそうだねと思っていただければ嬉しいんですけれども、
全く違うわと思われたらごめんなさいという。
もう今回は完全に主観に近い話なんですけれども、
銀字終わった時にどういう風な心持ちになりたいのか。
それを目指して銀字るだけでもですね、またこれも銀のクオリティーに変わってくるかなと思いましたので、
今日は話してみました。
では後半ですね、さらっと一つ銀字で終わりたいと思います。
今日はこちら銀字でいきます。
これもあんまり銀字だこと少ないかもしれないですね。
古書家文作出題ですね。
これはもう幕末の生きた方のやつですね。
では詩文読んでいきます。
妻子願来、多く事を謝る。議論卑怯、世に功なし。
誰か知らん、黙々不言のうち。山はこれ、聖々。花はこれ、紅になりよ。
内容を読んでいきます。
妻子と言われる人がかえって間違いを起こしやすい。
賢ぶって議論をしてみても、言うだけでは世のために何の役にも立たないものである。
花はひとすれ知れずとも黙々として咲き。
そして塵。山もまた青葉に包まれるではないか。
幕末に多いこういう志の強い詩文なんですけれども。
今日は僕の中でですね、この誰か知らん黙々不言のうち。
これがちょっと僕に響きました。
僕もついついペラペラと喋ってですね。
銀字でやったぞーみたいなそんな発散する方に行っちゃうんですけど。
誰か知らん黙々不言のうち。
そうなんですよ。
ちゃんと黙っていることの方が大事だったりするんですね。
これを字形の意味も込めて銀字でみたいと思います。
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失礼。古書家文。
卑怯よにこなし。
誰か知らん黙々不言のうち。
山はこれ。
せいせい。
花はこれ。
紅なるわ。
喉がちょっとずつ元気になってきたんですね。
ついついこういう強めの銀をやっちゃいますね。
幕末の銀こういうの多くて好きなんですけれど。
あんまり黙々不言のうちを黙々と銀じれなかったっていう。
そういううちなんですが。
でもこの志があふれんばかりのこの幕末の詩結構好きなんですよね。
ということで今日はこんな感じですかね。
これからもまたこの後は仕事頑張らないといけないんでこの辺で終わりたいと思います。
ではではまだコメントなりリクエスト。
リクエスト最近だいぶ溜まってきたんでちょっと今止めとこうかな。
順番にやっていきたいと思います。
ご相談などいただければ嬉しいです。
詩銀の魅力を発信する詩銀チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。
14:47

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