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2021-07-08 07:13

【詩吟ch】中級:アメリカに行ってみたい!!<磯浜望洋楼に登る>

磯浜望洋楼に登る / 三島中洲
夜登る 百尺海湾の楼
極目 何れの辺か是れ米洲
慨然忽ち発す 遠征の志
月は白し 東洋万里の秋

#詩吟 #漢詩
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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。詩吟chのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、一つ詩をですね、漢詩や俳句和歌などをご紹介して、吟じていくというスタイルで進めていきます。
今日はですね、ちょっとやる気が満ち満ちているので、それに合わせたような詩を選ばさせていただきました。
三島中州という方が作られた、磯浜望洋楼に登る、という漢詩をご紹介させていただきます。
どういった内容なのかですね、その勢いが伝わると思いますので、まず詩文から読ませていただきます。
月の志、月は白し、東洋万里の秋、夜昇る百尺海湾の楼、夜中に百尺もあろうかという高い高い浜辺にある楼、建物ですね、この高い楼に昇ってみると、
極目いずれの辺かこれ米州、もうじーっと見渡すんですね、極目いずれの辺かこれ米州、どこも大海原があるわけなんですけれども、一体どのあたりが、話に聞くですね、有名なのアメリカなのか、すごい外に興味を持っているということです。
外前たちまち発す遠征の志、そういうふうにじっと見ているとですね、心の底から突然とですね、やはりその海の向こうに渡ってみたい、行ってみたいという思いが湧き上がってくる。
月は白し、東洋万里の秋、折しもですね、この時の秋、秋の季節なんですね、月は白く冴えていて、果てしなく広がるこの東海の海、色白く照らしているのであるという内容になっております。
この三島中州という方、てっきりなんかものすごい熱い熱い若者かなと思ったんですけれども、ネットで調べてみると最終的にはですね、漢文学のすごく偉い学者さんだそうでですね、小三位だったかな、とても偉いくらいにも召さられているという方になっております。
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ただこの詩を見る限りはですね、まだまだもう永久に満ちているような感じが伝わってきます。
これをですね、まあ吟じていく際には、初心者にはちょっと難しいかもしれないですね、中級者向けとさせていただきます。
なぜそうなるかというとですね、この転句の部分、外然たちまち発す遠征の志。
ここがですね、通常よりもすごくすごくトゲトゲしい、激しいような吟じ方になっているんですね。
音の取り方はそんなに大きくは変わっていないんですけれども、ここの鋭さをいかに出すことができるか、ここはちょっと難しいところなので中級とさせていただきました。
あとは最後ですね、月は白し東洋万里の秋。
この外然のところからものすごく激しい激しい気持ちが来るんですけれども、場面は移り変わって月は白し、ここでしっかりと急ブレーキをかけられるか。
そして東洋万里の秋、ここですね、東洋とすごいたっぷりとですね、遠くまで行ってみたいなという気持ちが揺り上げの伏し回しに現れてくるわけです。
この後半の吟じ方、だいぶドラマチックで若々しい気持ちが溢れているので聞いてみてください。
ということで、これから吟じさせていただきます。
磯浜望陽楼に昇る三島中枢
夜昇る百尺
海岸の楼極目
いずれの変化
恒例
米洲
外然
たちまち発生
前世の志
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月は白し
東洋
万里の秋
いかがでしたでしょうか。後半ちょっと難しかったですね。僕もちょっと怪しいところがあったんですけれども、こんな感じで熱い熱い気持ちが伝わればいいかなと思います。
やはり外に出てみたい、遠くを見てみたい、世界を旅行してみたい、こういう熱い気持ちは常に持っていた方がいいのかなと思いました。
今日は以上となります。志銀の魅力を発信する志銀チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。
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