1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 【詩吟ch】遠大な景色が目に浮..
2021-01-17 07:00

【詩吟ch】遠大な景色が目に浮かぶ「鸛鵲楼に登る」

久しぶりに詩吟の紹介と実演です😆
中国ならではの遠大で雄大な景色、それがありありと目に浮かぶ素敵な漢詩です。
一度見てみたいなあ!

#詩吟

---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:02
詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます、heyheyです。このチャンネルは、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる詩吟という、とてもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力をお伝えしていくチャンネルにしております。
今回はですね、一つ有名な漢詩を紹介して、実際に吟じていくということで、また一つ、こういう詩吟もあるんだと知ってもらえれば幸いです。
ということで、今回ご紹介する吟は、漢詩はですね、【鸛鵲楼に登る】王子観という方が作られた漢詩になります。
この鸛鵲楼、鸛鵲楼というのはですね、僕もネットで調べると、山西省の甲賀の岸に建てられた、めちゃくちゃでかい建物なんですね。
楼です。僕もこの漢詩をやった時に、三層の楼とかって書いてあるんで、3階建ての細長いやつかなと思ってネットで調べたらですね、全然そんなことなくて、めちゃくちゃごついし、
しかも、あれ実際は多分7階建てとか8階建てとか、そういうレベルのめちゃくちゃ立派な建物なんですね。
これなら遠くを見渡せるだろうと思えるほどの立派な建物なんですけれど、この王子観という方、この漢詩に登って、遠くまで見える景色に目を凝らしてですね、
光河も見えるな、海も見えるなと、そこまで遠くまで見たならば、さらに遠くもっともっと見てみたいなというふうに書いた詩になります。
僕はですね、これ結構、より高みを、より良い人生を目指していきたい時に、この漢詩すごく気持ちが乗りやすいなと思っております。
ということで、ちょっと先に内容バーッと言っちゃったんですけれども、どんな内容か読み下し文の方からご紹介したいと思います。
かんじゃくろうにのぼる 王子観
白日 山に寄ってすき
光が海に行って流る 千里の目を極めんと欲して
さらにのぼる 一層の楼
この眺めのいい、このかんじゃくろうからですね、遠くを見ると、この白日、まあ夕日のことですね、夕日が遥か彼方、山陰に沈むのが見えるということですね。
03:05
白日、山に寄って尽きる、尽きるって意味ですね、で光が海に行って流る、さらに光が遠くに流れて海に入っていくようにも見える、まあ実際にこれ多分見えてないんだとさすがに思いますけれども、そういう想像力ですね。
千里の目を極めんと欲して この雄大な眺めをですね、千里の遠くまで眺めようと、極めようとして、
さらにのぼる一層の楼、多分これ最初から一番上に登っているわけじゃないんですけれど、途中からでもよく見えたんですね。
いやもうもっと見たい、もっと見たいと思って、さらに上に登ったということです。
まあいろんな比喩に考えられるのかなと思いまして、僕もですね、まあ先ほども言った通り、遠くを、上をもっと目指したい時にこの
この詩、優しいんだけれども、雄大さを感じる、結構小さい頃にやって難しかったんですけれど、好きな漢詩になります。
これはゴゴンゼックですね、ゴゴンゼックと呼ばれるもので、結構漢字の数が少ないんですよ。
その分結構、詩文、節調とか伸ばすところですね、伸ばすところがだいぶたっぷりめに伸ばさざるを得ないんで、この吟の力が試されるということで、やや難しめな曲になっております。
それでは、患者苦労にのぼる、ぜひお聴きください。
患者苦労にのぼる
おう、死寒
白日
山に寄って月に
黄河
海に行って流れ
千里の芽を
極めんと
干して
06:01
さらに
のぼれ
一層の
いかがでしたでしょうか。この雄大な眺め、さらに自分のより遠くを目指したい、そんな気持ちが伝われば幸いです。
死吟の魅力を発信する死吟チャンネル、今回は以上となります。こんなマニアックなチャンネルを聴いてくださって、いつもいつも本当にありがとうございました。
それではまた!バイバイ!
07:00

コメント

スクロール