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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる詩吟という、とてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザクバラにお話ししていくチャンネルです。
今日は、かみかみですね。連日、睡眠時間を削って頑張っているから、ヘロヘロになっているような気がしなくもないんですけれども。
ただ、相変わらず2歳過ぎた娘はですね、元気に元気に育っております。
昨日は、奥さんと島二郎のですね、1、2ヶ月に1回は本が届くんですけど、今、11月号で落ち葉とかですね、秋の季節の絵本を読んでいるんですよ。
奥さんが夜にですね、娘が本読んでって言うから、それをちゃんと壁に寄りかかりながら一緒に読んでいて、ちゃんと言葉を一つ一つ教えている感じですね。
落ち葉って言ったら娘が落ち葉って言って、もみじって言ったらもみじって言って、松ぼっくりって言ったら松ぼっくりって言ってるんですね。
もうその光景自体が可愛らしくて仕方なくて、僕はこっそりじゃないですけど、ちゃんと動画に残しておきました。
これはこういうのがですね、僕の宝物になっていくんだろうなと。
いくら動画撮影しても止まらないんでですね、やっぱり容量大きめのiPhoneにしておいて良かったなとしみじみ思います。
では今日はですね、本当は限定配信の予定だったんですけど、ちょっと収録時間がそこまで足りていないところもあったんで、
サクッと一つテーマをお話ししていきたいと思います。
とはいえ、結構重たいテーマではあるんですが、
独りよがりの士銀にならないための3つのポイントということでお話ししていきます。
独りよがりの銀、どうですかね。あなたはしていますかね。
もしくは周りの他の人の銀を聞いて、この人なんか独りよがりな銀だなとかって思ったことはないですかね。
僕の印象だと、男性が独りよがりな銀をやっていることの方が割合的に多いかなという印象があります。
どうだ、みたいな感じですね。
どうだ、俺はこんだけやれるんだぞっていう、そういうただ見せて終わりみたいな、そんな感じ。
もしくはこっちを全く意識できていないような、そんな銀が独りよがりな銀になります。
これ自体はもちろん成長の過程で仕方ないところではあるんですけれども、だんだんと視野が広がっていって、視座が高まっていって、
そうなってより相手のところを想像できるようになっていって、より良い銀になっていくという、そういう話になります。
なのでそこに至るまでに、どういうところを抑えたら良いのかというのを今日は3つに絞ってお話ししていきます。
まず1つ目は、独りよがりにならないためには、分かりやすいものとして、自分で録音して聞き返す、もしくは人に聞いてもらえることを増やすですね。
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これが分かりやすい内容になります。
人に聞いてもらうというのもなかなか難しいので、身内の人とか仲の良い人に聞いてもらうことが気軽にできるのであれば、そういう場面は大事にしてもらいたいなという話です。
それが難しい場合の方が多いと思うんですけど、そういう時は録音して聞き返すというのは、
これですぐに独りよがりが治るというわけではないんですけど、これができていなくて、独りよがりが治るとも到底思えないんです。
この自分のギンを聞いて聞き返すというのは、客観的に聞ける力を少しずつ養っていくんですね。
自分で発しているギンというものは骨伝導で自分の耳に伝わっている状態です。内部から通って伝わっていることのが多いんですね。
一方で収録して聞き返したものは相手の耳にどういう風に伝わっているのかという空気伝導で伝わった音をもう一回聞き返すというので、
自分の声こんな声なんだとか思うことはあるんですけれども、そういう方で耳を鍛えていった方がより相手の耳になれるようになりますので、
うまくなる上でもここは大事になってきます。
そして2つ目です。2つ目はすごくわざわざ言うことではないんですけれども、
独りよがりにならないためにこそ骨組みを大事にするということです。
骨組み、発音、発声、アクセント、音程ですね。
ただすぐに一丁一石でなるものではないんですけれども、なぜこれが独りよがりのギンと繋がってくるかというとですね、
自分でがりゅうでなんとなくいいと思ったようにギンじる場合はですね、この骨組みにのっとっていないんですよ。
緩急強弱とか発音も雑であったりアクセントも適当であったり、音程は適当でいいからちゃんと取らないとかだったりして、
で発音もがりゅうであるという風にやっていくとですね、どれもが相手に伝わりにくくなっていくんですよ。
このテーマを今日話そうと思った時にですね、やっぱり骨組みの話になるんだなというのを自分でしみじみ感じています。
ギン詞はですね、まず詞文をより正確に伝えることが最低限の責務になります。
詞を伝えずにしてですね、詞言を伝えることはできないんです。
詞を伝える、ただこれを正確にアナウンサーのように読めば終わりかというと、そうは終わらないのが詞言なんですね。
なので、まず発音とアクセント、これを丁寧に大切に扱うということは、詞文を丁寧に扱うということであって、それがより相手に届きやすくなるんですね。
ちゃんと詞文はもう何百年とか千年以上練りに練られた立派なものばかりなので、それはちゃんと正しく届けるだけでも十分伝わる力が持っているんです。
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ただそれを読むだけだと詞言にはならないので、ギンとしてやっていく場合に音程や発声が効いてくるわけです。
音程がずれていると、すごく不協和音になって嫌だなとか思ったり、発音が悪かったりすると何を言っているのか分からないとか、発声も気持ち悪いと耳障りだなという風になってくるわけです。
なので、相手に届けるために、発音、発声、アクセント、音程、一つ一つをまず丁寧にやるということが大事になってくるんですね。
ただこれをばっかりやっていると、ここに集中するんだと言って近視眼的になる懸念もなくはないんですけれども、ここは必ず通るべき通路なんでルートなんですね。
ここを通らずして相手のことばっかり考えてもですね、基本がグラグラになっているから結局我流のギンになってくるんですよ。
まず優先すべきはこの詩文そのものが良いものですから、ダイヤなんでそれを丁寧に丁寧に磨いてそれを大切に相手に届けようとすることが大事になってくるんですね。
その手前のものを大事にせずにしてですね、どうやって放送したらいいか、包んだら相手がいいかなとかっていうその小手先の話ばっかりやっても意味ないんです。
まずはこの既に持っている素晴らしい品物をより美しく磨いてあげるというのが、これが骨組みを大事にするというところに効いてきます。
そして3つ目ですね、誰に届けたいか、このギンを届けてどうなってほしいかを想像するということ、想像しながらギンじるということですね。
この詩文のこの辺りが感動するポイントなんだとか、かっこいいポイントなんだ、だからこれを聞いて感動してほしいとか驚いてほしいとか迫力を感じてほしいとかですね。
そういうふうに相手にどうなってほしいかという視点でギンじるということです。
僕も大会の時にやっぱりよくそういう考えを持っています。
あの辺りの人に向かってこのギンのこういうところを伝えてやるぞというのを考えるんですよ。
そうすることで人がいればやっぱり一番それがわかりやすいんですけれども、そうじゃなくてもですね、
普段からこのギンはじゃあ前方10メートルぐらいに人がいると仮定してこういうふうになってほしいと思ってギンじようということですね。
この相手目線を考える。ただ今日言った話で順番に全部大事ですよ。
録音して客観的に聞く力を整えてそのもの自体を大事にするようにして、それをじゃあ相手を具体的に想像してどうなってほしいかも考えるという
この3ステップでいくとですね、大きな寄り道もせずにこの独りよがりのギンというものが少しずつ良くなっていくと思います。
これは経験的に踏まえても間違いないかなと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
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一丁いすぎではいかないですよ。一丁いけないですけど。
でも本当にそれがいけたらですね、とてもとても素晴らしいギンになります。
言語化は難しいんですけど相手に届くギンになるんですね。
ということでした。
ではちょっと時間がないんですね。さらさらっと後半行きたいと思います。
今日ギンじるのは光石という方が作られた序谷の作ですね。
もうあの一足早いんですけど序谷の。もう年末のギンにしてみました。
ではまず詩文を読んでいきます。
旅館の関東一人眠らず
確信何事ぞ謳たせいぜん
故郷今夜千里を思う
そうびん明朝また一年
旅先の宿の寂しい灯火の下で
ただ一人なかなか眠りにつけないでいる
旅人の心には何故かかくも寂しさが込み上げてくるのだろうか
ふるさとの肉親たちは大晦日の今夜
千里も離れたところにいる私のことを思っているだろう
白髪頭の好みも明朝元旦にはまた一つ年をとるのだ
ということでですね、もう11月一気に寒くなってきたんで
もう年末かなという心文字がフワッときたんで
今日はこれをやってみようと思います。
なかなかあれですね、漢詩作る人、夜になかなか眠りにつけない人が多そうですよね。
なんかいろいろやってるとそういう共通点が気づくようになってきました。
あとみんな白髪とかあったりしますよね。
頭いっぱい使ってるのかな。
では若干鼻詰まりが再現してきたんですけれども
こちら、そうですね、なんかこの年末の詫びしさ、寂しさが届くように吟じてみたいと思います。
序谷の柵、鉱石、旅館の関東
独り眠らず確信
何事ぞ唄たせいぜん
故郷今夜千里思う
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宿便
明朝
また一年
いかがでしたでしょうか。
故郷のところ、節聴がもうちょっと
故郷
こっちが多分正解ですね。
ちょっと間違えちゃった感じがあるんですけど。
まあまあ、鼻詰まりの中でこんな感じでしょう。
この鼻詰まりなんとかしてほしいですね。
とはいえ、本当にもう年末かな。
いやーまだまだまだできる。
まだ抗えるという気持ちで
年末までですね、もう少しできることを頑張っていきたいかなと思っております。
では引き続き体調に気をつけて頑張っていきましょう。
志銀のミルクを発信する志銀チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ