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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル!
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
関東の方はですね、なんか思いのほか暖かい日が続いていて、
今日、昼前に洗濯物を干したんですけれど、
午後から曇り始めてですね、やばいぞというところになっております。
今日は娘とはですね、奥さんがちょっと運動しなきゃって言って、
任天堂スイッチのフィットボクシングってやつをですね、家にあるんで、
それでボクササイズを家でやってるんで、
僕も娘を抱えながらですね、一緒にそれを軽く運動しながら眺めたりとかですね、
まあ一緒に寝っ転がったりとか、
だいぶ今日はなんかののんびりした穏やかな日を過ごしたなというところです。
いやちょっと何のうちもなくてすみませんね。
さて、今日お話しする内容なんですけれども、
今日はですね、
そうどういうテーマかな、
死銀の本番で声が震えてしまう時の対策5選、
そういう内容でお話ししたいと思います。
こちらあの音声配信のスタンドAFMの方から質問をいただきました。
OTさんっていう方ですね、OとTですね。
OTさん、ご相談ですと、
人前で独銀するときに緊張して声が震えることがあり、どうしたらよいのでしょうかと。
習い始めの頃はあまり緊張しなかったのに、
段が上がっていくにつれてドキドキするということですね。
僕は前に緊張を受け入れて感謝するという話をしていたんですけれども、
そう思って銀ずればよいのでしょうか。
また他に何か有効なことはありますかということですね。
なのでこちらに回答する形で今日はお話ししたいかなと思います。
緊張の対策、緊張っていうのは資金においてだいぶ大きな問題かなと思うんですけれども、
言われてみれば僕は過去にたくさん配信してきたけれども、
一番大事だった緊張に感謝するということしか言ってこなかったなということがありましたので、
今回はですね、他にもそれも含めて合計5つ、
合計5つ、だから他に4つですね、
自分が実際に実践経験の中から有効だったなということをご紹介したいと思います。
では5つありますので順番にいっていきますね。
まず1つ目はこれ今までも言ってきた通り、緊張できることに感謝するという心持ちの話になります。
緊張というものはですね、必死に抑えようとするものではないんです。
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それを受け入れるしかないんですね。
ただ緊張するっていうのはそもそも普段ストレスのないようなところに生きてるんですけれども、
そのストレスを感じるような場所、つまり普段よりも日常生活よりも挑戦する、
挑戦できている場面に、挑戦するような場面に立っている、舞台に立っているからこそ緊張できるんですね。
つまりは緊張できているということは自分がそもそもすでに頑張っている証なので、
それを無理に抑えようとしないで、こんな自分でもとかこんな年齢になってもちゃんとそういう舞台に立てているんだなと自分を褒めてあげてですね、
受け入れてあげて緊張を抑え込もうとせずにありがたみを感じるというそういう心持ちが大事ですよと。
まあこれあの今までも何度か話したとてもとても僕にとってものすごく大事な話なのでこれは一つ目になります。
そして2つ目ですね、2つ目もちょっとあのこれ心持ちの話になるんですけれども、
これはあの詩吟の先生から僕も先生から教わったんですが、詩吟の本番ではですね、
実力の6割ぐらいしか出ないもんだとそういうふうに認識しておきなさいと言われました。
そしてまあ良くても8割だと。
だから習ったことをですね、完璧に出そうなんて思えば思うほど、
それはもうあの自分に過度なプレッシャーをかけてしまっていて、
余計に震えが止まらなくなってしまうと、で頭も回らなくなってしまうということがあります。
なので6割が普通、良くて8割、そういう認識を持ちましょうということ。
これが2つ目になります。
そして3つ目ですけれども、3つ目はですね、これ普段の稽古で意識しておいた方が良いんですけれども、
吟じ始めのリズムを大切にしましょうということです。
吟じ始めのリズム、これあのどういうことかというとですね、
もちろん詩吟の大会によるとは思うんですが、ステージの脇から番号を言われたら歩いていってマイクの前に立つと。
でマイクを調整してお辞儀して吟じ始める。
もしくは吟台作者を言って吟じ始めるというところがあります。
まああの伴奏がある場合もあると思うんですけれども、
その吟じ始めの前、どういうテンポでやっていくのかということをですね、
そこはきっちりと練習して身につけておいた方が良いです。
例えば吟台作者がある場合ですね、
富士山、石川定山、千角、こういうリズムです。
石川、まず富士山の言う言葉の速さも大事なんですけれど、
富士山、石川定山、1、2と、この1、2の間にちゃんと吸って溜めて出すということですね。
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石川定山、千角と、この吟じ始めるまでのこの流れですね。
まあこれがない場合は、伴奏がある場合は、
伴奏のどういったタイミングで息を吐き始めて、
どのタイミングから吸い始めて溜めるのか、
っていうことをあらかじめそこはですね、決めておくんですね。
行き当たりばったりで、舞台に立ってお辞儀を、
お辞儀をする場合もいいです。
お辞儀をして、立ち上がってから、
じゃあ何拍目で吟じ始めるのか、これを決めておくと。
本当に吟じ始めが8割、それで評価が決まるということもありますけれども、
その理由の一つとして吟じ始めを失敗するとですね、
それ以降の吟もボロボロになります。
なのでやはりちゃんと本番で吟じようと思ったらですね、
この吟じ始めをいかに安定させるかというところが肝になるわけです。
なのでここまでのこのルーティーンですね、
ここをできるだけ大切に練習して身につけておいた方が良いかなと思います。
ついつい本当に焦ってすぐに出てしまうんですね。
富士山、石川、上山、千石、こういうような吟じ方をする人が大会で本当にたくさんいるので、
この1、2の間を取れるかどうか、
ここは最初に合わせると手が震えて止まらなくなって悲惨な吟になりますので、
この吟じ始めのリズムを大切にするということが3つ目になります。
そして4つ目ですね。
これは別の先生から教わったアドバイスなんですけれども、
人によりますが、深呼吸を7回するというふうに言われました。
7回ですね。結構多いんですよ。
吸って、大体こんな感じですけど、別に深呼吸に定義があるわけじゃないです。
ただ、たっぷり吸って、たっぷり吐き切る。
急いでやったらだんだん酸欠になるので、本当に自然体でやってほしいのと、
これを7回やると、さすがにちょっと落ち着いてきますよ。
結構時間かかりますからね。
なので本番のそこそこ前ぐらいで、
焦ってというよりは体と対話するような気持ちで7回深呼吸すると、
そうするとそれなりに心が落ち着く場合もあります。
ただ緊張というものはなくなるものでもないし、なくすものでもないので、
こういうのも僕はやっていましたよと。
ひどい時はちょっとやってたことがありますね。
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そして5つ目です。
5つ目は体の重心なんですけれども、足の裏の、特にかかとに重心を意識するということ。
これを僕はやっておりました。
これは本当に人によるかもしれないんですけれども、緊張している時っていうのはですね、
体が前のみりになってつま先立ちになるんですよ。
だんだんバランスも不安定になるし、体のいろんなところに力が入ってきてですね、
このバランスを保とうとするのか、手足、そして顔の方も喉も力が入っていってプルプル震えてしまうと、
力が力めば力むほどそれは手が震えるんですね。
力をギューッと拳を握り込めば手が震えるのという道理と同じなんですけれども、
そうならないためにですね、その立った状態、立った状態でつま先に行くのではなくて、
足の裏のややかかと気味ですね、ちょっと後ろ気味に重心があると自然と胸も腫れますし、
血に足をついている、しっかりと立つことで余計な力を力む必要がなくなってくるというか、
安定します。体が安定する。体が安定するからそれに合わせて気持ちも安定するということ。
そして余計な力みも減って声が出やすくなって緊張が減ると、緩和されると、震えにくくなるという、
そういう寸法です。なので、焦っている時ほど本当につま先に力がかかるんですよ。
そうならないためにちょっとかかと気味にですね、ちょっと重心を置くということが、それも一つのコツになるかなと思います。
やりすぎるとですね、王兵な感じの銀になってしまうのでそれは良くないんですけれど、ぜひぜひ意識してみてください。
ということで、今日はこの市銀の大会の本番で声が震えてしまう時の対策5選お話ししました。
1つ目は緊張できることにまず感謝しましょう。2つ目は本番は実力の6割、良くて8割しか出せないということを知りましょう。
3つ目はギンジ始めのリズムを大切にしましょう。4つ目は深呼吸を7回やってみましょう。
そして5つ目は足の裏の、特にかかとよりに重心を意識しましょうということです。
もちろん人によりますし場面場面にもよりますけれども、参考になりましたならば幸いです。
よし、ではこんなところでですね、後半の方もギンジていきたいと思います。
今日もですね、僕の好きな五言絶句。
この眺望の良い観察楼から眺めると、夕日が遥か彼方の山陰に沈むのが見えます。
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黄河、海に行って流る。千里の目を極めんと欲して、さらに上る一層の楼。
この眺望の良い観察楼から眺めると、夕日が遥か彼方の山陰に沈むのが見え、黄河が遠く流れて海に入っているように見える。
雄大な眺めを千里の遠くまで極めようとして、さらに一層上に上ったのである。
本当にですね、情景が、作者がどんなふうな気持ちなのかというのがですね、結構ありありと見えて、でもあの幻想的なんですよね。
これは実情ではないみたいです。
というか、黄河がですね、海に入っていく様子が見えるなんてことはありえないんです。
ありえないほど、すごい距離の話をしているので、これはもう心の目、想像の話になるんですね。
なので、そこからさらに想像を膨らまして、千里の目を極めんと欲して、さらに上る一層の楼。
これは実際の楼を上ったとも考えられますし、
自分の気持ちとかですね、想像力とか、それから自分の視野、視座、そういったものをもっと広く遠くまで見渡してやろうとか、
そういう思想的なものも入ってくるんじゃないかなと思います。
本当に雄大な眺めを見て、自然と気持ちがなんか上に上がっていく、高まっていく。
高ぶるのとはちょっと違うんですよね。
気持ちが自然と高まっていく。
もっともっと上に遠くまで見たいなと、そういう気持ち。
これなんか吟じていて気持ちいいんですよ。
設置音もですね、五音絶句ならではのこの長い感じもですね、実にマッチするということです。
この白術、ただ最初からこの白術だけでしっかりと聞かせないと、この五音絶句は台無しになってしまうので、
この白術を本当に先生から何度も何度も教わった記憶があります。
ここをいかにやれるかですかね。
では、観察楼に昇る、吟じていきたいと思います。
観察楼に昇る。
おうしかん
白術
山によりて月
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河が海に行って流れ
千里の上をきわめんと走って
さらに昇れ
一層の楼
いかがでしたでしょうか。
大分吟じている最中にですね、むせると思いながら何度か押し殺して吟じてみました。
大会でもこういうことあるんですよね。あるんですけど、そういうのもですね、無理やり取り繕うというのもスキルの一つです。
とはいえ、高校問いっぽいところもですね、なんか今日はいい感じに出せたので、自分としては満足かなというところですね。
河が、河がをもっと
白術山によりて月
ここはですね、もっと幻想的なふわーっと、なんかもやにかかったような感じ、ふわーっとした感じを出しつつ、河がですね、若干地を這うような感じを対照的に出したかったんですよね。
ここはちょっと弱かったかなというところです。
よりて月
河が
河が
こんな感じをちょっとやりたかったけれど、あとここの上がり方もですね、ちょっと間延びしている感もなくはないんで、ここらへんはちょっと研究の余地があるなというところです。
いやーでもですね、本当にあのー、ゴゴンゼックのゆったりとした感じ、そして、言葉が少ないからこそ、情景がですね、なんていうかな、少ないからこそ、この表現したいものが逆に一層あふれ出てくるような、そんな感じがこの勘弱論に登るは入っていてですね、好きなんですよ。
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何回言ってるんだと、というところですけれども。
はい、こんな感じですね。
では、大体こんなところになります。
昨日、3つのコツシリーズ、とりあえず思いつきで始めたもんではあるんですけれども、早速ですね、いい企画ですというコメントをくださって本当に嬉しいですね。
こういうのをいただけると、よし次も頑張ろうという気持ちになりますんで。
おかげさまで、このシリーズは、まずはしばらくやってみようかなと思っております。
そんなところですね。
では、本当にいつもコメントしてくださっている方、ありがとうございます。
引き続きですね、ご相談、ご質問、リクエストいただければ、早々に回答、配信などで回答しようと思いますので、よろしくお願いします。
よし、では、シギンのミルクを発信するシギンチャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。