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2024-03-08 15:54

【詩吟ch】声を前に出すコツを色んな表現で言語化<後半:佳賓好主>

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佳賓好主 / 佐藤一斎
月は梅花を訪うて 好主と為し
梅は月影を迎えて 佳賓と作す
佳賓好主 両つながら双絶
管領す 黄昏 一刻の春

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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ちょっと間が空いてしまって申し訳なかったです。
やっぱり無意識的に疲れが出てたんでしょうね。
結局2日間ぐらいかな。丸2日収録も何もできなくてですね。
保育園に預けるときも朝いつもより1時間ちょい、僕と奥さんが寝坊したんですよ。
もうちょっと色々疲れが溜まってるなぁということで。
若干気分がまだ落ち込み気味かな。
きっともう少し数日耐えたら変わってくるんだろうなと思うんですけども。
こんな感じですね。コツコツと今日も頑張りたいかなと思っております。
では早速ですね、今日の本題に行きたいと思います。
前回の話の続きということで、ちょっと珍しい構成になっていると思うんですけど。
確か前回はですね、こういう声の出し方はダメだというお話をしました。
そのためにはですね、声を前に出すということですね。
声を前に出すという出し方が大切ですよという話でちょっと切ったかなと思うんですけど。
今日はそこですね、声を前に出すということ。
いわゆるこれはもう総括すると、お腹を使って声を出すということにだいぶほとんど同じになってくるんですけれども。
これをですね、今日は深掘りしたいかなと思います。
とはいえ結構あの重要な話になるので、もし仕事に行くまでのタイムアップになったらさらに次に続けたいと思うんですけれども。
早速いきますね。
この声を前に出すというのはどういうことかなんですけれども。
それはですね、僕の感覚で言えば本当にシンプルなんですよ。
普通何も意識しなければ口から声が出ているんですけれども、それがですね、口の先から出ているようなイメージですね。
アーアーではなくてアーアーと、この声の重心が前に出てるみたいな、そんなイメージになるんですけれども。
そういう出し方をしている時はですね、お腹が使えているんですよ。
ここまでを聞いてですね、なんかさっぱりわからんなと思うかもしれないので、多分当時の僕が聞いたらさっぱりわからんというと思うので。
今日はですね、もうとにもかくにもいろんな表現で言葉多くして話したいと思います。
いろんな表現をしたいと思いますので、この表現の仕方なら自分ならイメージしやすいなというのをぜひどれか一つですね、見つけていただくというのが一番いいかなと思います。
03:04
本当にですね、感覚のつかみ方は人それぞれなんですよ。
過去にも言ったことあるんですけど、声というものは目に見えないんですね。
お腹の使い方も目に見えないし、お腹の中なんて空気なんて目に見えないから、目に見えないものをすべて取り扱ってようやく声というものになるんですけれども、
だからこそですね、もうとにかくイメージ力というものが大事になってきます。
ですので、どんどんどんどん今日はですね、いろんな表現を出していくので、どれかな、自分に合うのどれかなという感覚で聞いていただければと思います。
ではもう今日はどんどんいきますね。
まず一つ目ですね、壁に突き刺すイメージですね。
声を壁に突き刺すイメージ。
言じているときに教室とかでやっていると思うんですけど、その前方ですね、広い教室であれば5メーター先とか10メーター先とかあるかもしれないし、
2、3メーター先かもしれませんが、そこの壁に向かって自分の声を突き刺すイメージですね。
こういうドキュンという鋭い突き刺すようなイメージで出す。
これは僕は最初の頃に先生に教えてもらったので、激しめなトレーニングですね。
声がバンバン出るぞという方は、それをただ突き刺す、突き刺す、貫通させるみたいなそんなイメージです。
そして2つ目は、突き刺すというよりはとにかく声をぶつけるんだ。前に前にどんどんぶつけていくんだと。
雪は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こういう点句のところとかですね、本当に前に前にぶつけていくというイメージ。
まあこれでもありかと思います。
そして僕がよく言っているのは、前に届けるというイメージですね。
先程よりもはちょっと優しい感じにはなるんですけども、ちゃんと声というですね、この贈り物というか、
振り物というか そんな鳥の羽みたいな可愛らしい
もんじゃなくてですね きっと1キロか2、3キロぐらいある
ような重厚なものをですね 重たいものをしっかりと前に
よっと置くような そんなイメージにしたら良いかな
と思います 声を前にぶつけるわけじゃない
けれど 前にしっかりと置くというイメージ
ですね そして次が同じなんですけれど
丁寧に置く 声を丁寧に置くということです
まあ同じですね ただずさんにですね
ヘイヘイお待ちって感じで ボンと出したら
やっぱりそれはちょっと 声の扱いが違うんです
丁寧にはいどうぞと お茶を置くような感じですね
よっとコトンというような そういう置き方をするイメージ
で声も出すと良いかなと思います もう1つが先ほど言ったようにですね
口より前から声を出すという イメージですね
口そのものから出てるんじゃなくて 唇よりも前方5センチ10センチぐらい
が そこが声の起点だと想像して
そこから声を出すイメージですね あーではなくて
あーあーと本当にそのイメージ を持つだけで
06:02
この声が前に行ってくるんですよ これも結構重要かなと思います
そして重心を前に置くという 言い方もしても良いですね
やはり声が後ろに引いてる方という のはですね
結構もう体の重心そのものが後ろ に行ってるような気がします
そして声に重心があるのか正直 よく分からないんですけれども
声に重心があるものと想像して ですね
今の自分の声の重心は口の中なの かなと
もしそういう風にイメージができ たのであれば
その重心をですね 口よりも前に出してあげるんですね
そういうこの重心を考えるということ です
あとはまだあるんですけどそうですね 前方に塗りたくるイメージですね
塗りたくるビターとその声が後ろ に引いてしまう人はですね
ちょんちょんと前に声を出しつつ も油断したらですね
すぐ後ろに引いてしまうんですよ そうならないためにですね
吟じている間は常に声というペンキ を前にビタビタビタビタと
絶対に後ろに引かないんですね 前にずっと塗りたくってるイメージ
そうするとですね多分お腹疲れ 続けて疲れてくるんですよ
なのでこの前方に塗りたくるという イメージも良いかなと思います
あとはですね響かせないで口から そのまま出すということですね
これはイメージとちょっと違うん ですけれど
ついついはーはーとこの上上あご とかに響かせようとする人がいるん
ですけれども ついついそっちに逃げてしまう
人はですね 響きなんてどうでもいいから
もう口の口の開けたこの口の穴 からですね
口からそのものからもうバズーカ を出すかのようにちゃんとそこから
ダイレクトにストレートにボン と出すイメージ
そうした方がですね下手に響かせる 方に逃げなくて済むので
そういうのもありかなと思います あとはこれどうかなと思うイメージ
なんですけど 口からですね太い帯を出すような
イメージですね その声をぶつけるとかってなる
とそれは本当にボールを一瞬ぶつける ようなイメージなんですけれども
吟じている最中はずっとなんですね 正直ずっとぶつけているような
イメージ なので突き刺すと言ったんですけど
レーザービームのような感じですね ずっと突き出力し続けてないと
いけないんですけど それをある意味口からですね
ひもかわうどんのような太い帯 がビターッとベロベロベローと
妖怪みたいな感じで出ていて その下の先をですね長い長い太い
下の先をコントロールするような イメージをするとですね
ちゃんと声を前方に意識するコントロール するということも繋がってくる
かなと思います 口から太い帯を出す
自分で何言ってんだと思うんですけど あとは最後はですね
最後まだあるかな 最後の最後まで置きに行くということ
です 武道において斬新っていう言葉
があると思うんですけど心を残す っていう意味ですね
本当に音の出ないところ一番最後 の止めた後の残りの間合いとかも
含めてですね そこまでちゃんと丁寧に置きに
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行くというふうにするとですね やはり銀の質というものが変わって
きますし 本当最後の最後までお腹を油断
せずに使えるかなと思います こんな感じでこういうイメージ
をすべて含めてですね きっと世の中の先生はお腹を使え
とかですね 声をお腹で支えろとか言うんですけど
お腹で支えるという意味はですね この丁寧に置くということの裏返し
になるんですね お腹で支えているから丁寧に
置けるんですけれども これは難しい話ですね
お腹を使いと言われてですね お腹をひたすらぎゅーっと固く
絞っていたからといってそういう 声の出方がするかというとそう
ではないんですよ 丁寧に声を置きましょうと言われた
時に丁寧に置こうとしたらもう 体としてそうせざるを得ないみたいな
そういう逆転現象なんですね 結果からこの原因の方に入って
くるようなそんな感覚なんですよ なのでひたすらぎゅーっとお腹
を意識するのもまあそれもきっと 王道的には間違いないかもしれないん
ですけれども 僕の体験から言うとそれだけやって
いても意外と到達しなくてですね お腹を使うという声を前に出す
というイメージがなかなか到達 しなくて逆算ですね
声を前に丁寧に置きたいからそういう イメージで声を出しているとあれ
よくよく見ると丹田の方も絞れて いるぞとお腹が固くなっている
こういう使われ方がいいのかな と思います
ただ絞っているというのは別に 目的なくお腹を固めているような
状態になるんですけどもちゃんと 目的というものを今日話したイメージ
ですねそういうイメージという 目的のために体をうまいこと使って
あげるという考えでやるとよいん じゃないかなと思います
どうでしょう今日僕自分で最初に 何話したかもう思い出せないぐらい
なんですけれども この声を前に出すというイメージ
を持つためにいろんな表現方法 とにかく出してみました
なかなかこういう話をしてくれる 先生はきっといないと僕は思って
いるんですけれどもぜひその中から このイメージであれば自分はつか
めやすいなというふうに感じ取って それで声を出していただくときっと
よいんじゃないかなと思います そのイメージをつかむかどうか
本当にそれが大事ですのでぜひ ぜひ今日の話でどれか宝探し的な
感じでつかんでいただけたらと思います では後半一つ吟じたいと思います
今日吟じるのは有名なやつなんですけ ども花瓶講習になります佐藤一
祭作ですではどういった詩文か 月は梅花を訪れて講習となり梅
は月営を迎えて花瓶となる 花瓶講習二つながら誠実
寒涼す黄金一刻の春ではどういった 内容か
檻から空に浮かんだ月は梅の花 に光を注いで良い客となり梅は
12:03
その月の光を迎えて良い主人となっている 良い客人である月の光と良い主人
である梅とは両方ともまことに 清らかそのものであり春の黄昏
の一時をすっかりと占領してしまった かのようであるという本当に美しい
詩文なんですねだから僕は好きな 詩文選んで大会出ていいよと先生
に言われた時にですねこの詩文 初めて見てなんて美しいんだこれ
やりたいって言ったらですねそれは ダメだみんなやるからダメだって
怒られましただからあんまりちゃんと やらせてもらってないんですけれども
もういいでしょということでこちら 吟じて終わりたいと思います
佳品孔子 佐藤一彩
月は梅花をとて
孔子となり
梅は決意を迎えて
佳品となす
佳品
孔子
二つながら
清雪
完了す
黄昏
一刻の
いかがでしたでしょうかちゃんと お腹使えてたかな
ところどころあの孔子となりなし どっちだっけなと思い出しながら
15:03
吟じていたんですけれどもちょっと 微妙に間違っていたらごめんなさい
本当にですねあのいろんなことを 意識し続けないといけないんですよ
それをやってやり続けていたら 無意識的にできるようになって
くるんですけれどもやはりですね そうならないうちは意識がちょっと
そのことに気を取られるとですね すぐにあのダメになってしまう
ということで難しいんですね だから見つけたイメージをですね
大事にしてそれをイメージし続けて 何とかものにできるように得得
していただければと思います では今日はこんな感じですね
次はもうあの金曜日今週少なかっ て申し訳ないんですけど次もまた
月曜日の配信になるかと思います 月曜火曜かなですかねということで
僕も体調に気を付けて頑張りたい と思います
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル どうもありがとうございました
ばいばい
15:54

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