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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます、こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私はこの休み中は、結構すごくお出かけしたり楽しんだなという感じです。
昨日は家族でさつまいも掘りに行ったんですけれども、
親も娘が自分の顔よりもでっかいさつまいもを掘ったりとか、
掘ったりというよりは多分親が必死に周りの土を掘ってるんですけど、
その周りに山になった土を娘が必死に掘ってるんで、
あまり何の意味もないんですけれども、
家族みんなで楽しんだな、秋を楽しんだなという感じです。
あとは今2歳、2歳、2、3ヶ月なんですけど、
最近面白いのが、寿司三昧ってCMがありますよね。
手を広げるやつ。
あんな感じで手を広げてガニ股になりながら、
メリークリスマスっていうのを最近はまってるらしくて、
どこで覚えたかわからないんですけど、
メリークリスマスって何回も言うんで、
可愛らしいから僕はずっと動画を撮ってるという、
そんな感じで休日を過ごしております。
ではでは、今週も頑張って収録していきたいと思います。
今日お話する内容はですね、
発音において僕が失敗してきたこと、
3戦か4戦くらいかな。
それを自戒を込めて参考になればと思い、
お話ししていきたいと思います。
詩吟の大事な骨組みである、
発音、発声、アクセント、音程がありますけれども、
発音ですね、あ、い、う、え、お、ん、
こういったあとはシーンとかいろいろありますけれども、
こういった発音の中でですね、
今でこそ比較的ハキハキ、こういう風に喋れていますし、
銀においてもそこそこは意識できているのかなと思うんですけれども、
過去その26年間でいろいろと壁があったなというか、
失敗してきたな、間違ってきたなというところがあったので、
それをご紹介するという内容になっております。
そうですね、まず一番最初の頃は、
発音なんて全く気にしていなかったというのが最初にありますね。
この音程と同じでですね、
音程もドレミファソラシドっていうのは、
自分が意識して声を出せばそういう音が出るという風に考えていたんですよ。
そんな音には細かい違いがあって、
それを精密に意識しないとダメだとかそんなことは考えていなかったのと同じでですね、
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発音も別に普段から喋っているからですね、
そんな気にしなくてもいいじゃないかという風に、
ある意味我流というか何も考えていないというか、
そういう時期が最初の頃ありました。
そうやっているとですね、
実力のある先生からすごく怒られるわけです。
全然口の形がなっていないという風に怒られるわけで、
とりわけ怒られたのがですね、
ウの発音だったんですよ。
今もまだ若干苦手ではあるんですけれども、
このウの発音がですね、本当に苦手でした。
どれだけ自分で意識しても意識してもですね、
うまくいかないんですよ。
ウってやっているのに、
この横に潰れるような形になっていたんですね。
ここで失敗というか反省になるんですけれども、
一つ目はですね、
とにかく口を無理やりすぼめていた。
力を込めてギュッとすぼめていたんですね。
ギュッとすぼめていたんですけれども、
これがそんなに正しいかというと、
ちょっと語弊があるんですよ。
意識をする上で口の形をギュッと力強くやるのは、
そこそこ大事なんですけれども、
これをやりすぎると、
まず間違いが一つあって、
一つはですね、
唇の形ばかり意識しても本来の発音にならないという、
結構難しい問題があるんですね。
これはウだけじゃなくて、
OとかAとかも一緒なんですけれども、
綺麗な発音をしようという目的の下、
唇をすぼめたりしていたら、
そういうのは良いんですけれども、
ただ唇をすぼめればウになるでしょう、
みたいな考えだとですね、
目的のない手段だけの話になっていて、
良い発音にならないんですよ。
そしてこのギュッとすぼめるということばかりに集中しているとですね、
口の周りの筋肉がこわばってしまって、
なんか響きが悪くなってしまうんですよね。
この2点があって、
今振り返れば、
そう言ってもらえれば分かるんですけれども、
いやもっと唇をすぼめるんだ、
いやいやあなた、
あなたの方はなんかは僕より口すぼめてないように思うんですけど、
って思うんですけど、
聞いてみたらですね、
やっぱ先生の方が綺麗なウになっているんですよ。
ちょっと鼻が詰まってきたんですが、
こんな感じでですね、
ウの発音がすごくトラウマ的な感じでした。
神宗という詩人があるんですけど、
これ自分見てみたら驚きますよ。
ウばっかりですからね。
良相たる、不学、先宗にそびゆ、各釈たる、
とかですね、
こんな感じで全部ウで終わるんですよ。
もう6でもなかったんですけど、
本当にこのウの発音ですね、
それが一番嫌だったかなというところですね。
で、あと、
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次、
もう2つぐらい、
2つ3つ言ったんですが、
その次はですね、
響かせ方。
ギャンギャン響けばいいという風に思っていたんですよ。
イとエですね。
イとエ。
これが、
イーッ!イーッ!
っていうような出し方とですね、
エーッ!エーッ!
こういう出し方、こういう発音、
発声も関わってくるんですが、
この発音とか発声も、
その場でいい声量がギャンギャン出ればですね、
それで良いと思っていたんですよ。
これも、
これも先生が褒めてくれるからですね、
つい調子に乗って、
そういう出し方をしてしまった嫌いがあります。
映画やっぱ特別、
特にですね、
エーッ!と、
こういうのは本当に小中学生ぐらいであればまだいいんですけれども、
そこからですね、
高校生とか、
まあ大人になっていくにつれて、
まあ若ければ若いほど別に直せばいいんですけど、
それこそ複式の発声ですね。
この響かせればいいというよりは、
本質的に厚みのある、
というか筋の、
芯の通った、
そういう声を出していかないとですね、
発音自体もすごく悪いものになってしまうということです。
ちょっと上手く言語化できていないんですけれども、
このイとエ、
これ勘違いしていたのは正直15年ぐらいありましたね。
だから昔の自分の議員を聞くとですね、
このイとエが、
当時は自信満々にやっていたんですけれども、
今振り返るとですね、
いやーこれはダメだなというふうにすごく思うわけです。
イとエですね。
大体こんなところになってくるかな。
あとは、
あとは発音、
そうですね、難しいのは、
今まだ解決していないところがですね、
アとンですね。
アとン。
で、ンについては、
前回話した内容になっています。
ンが正解などなかなか見つからなくて、
非常にややこしい話。
前後の言葉によってですね、
変幻自在に変わっていく、
正解が変わっていくという話をしたんですけれども、
まあそれの話をしています。
で、アに関してはですね、
これもまあエとイに似ているんですが、
アーアーアーアーとギャンギャン響かせればいいと思っていたんですが、
そうではないんですね。
これも同じように血を這うような、
しっかりした声を出さないといけないんですけれども、
こっちの方がなかなか癖が取れづらいところがあります。
あとは響きの位置もですね、
簡単に変わってしまうというのが嫌なところですね。
ついつい上あごに沿わせるように、
アーアーアーアーという風に出がちなんです。
アーアーアーアーとやっていきたいんですけれども、
吟じているうちにですね、だんだんと変わっていく。
しかもちゃんとアなのか、
およりのオーみたいな感じでアーってなるのか、
アーってなるのか、
そうどっちも行き過ぎちゃダメなんですね。
響きの位置と口の形、
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そして口の中の空洞、
この辺りのバランスの良さをですね、
見つけてちゃんとやらないと美しいアにならない。
そして吟じている時はですね、
なかなかにその口がしっかりと開かない。
意識しないと開かないというところもあって、
今はアとンですね。
この2つがだいぶ課題になっているなというところです。
アイウエオン、ただ6つの発音ですね。
正解出せばいいだけな話なんですけれども、
こんなに未だに悩んでいるということをご紹介させていただきました。
この発音のめんどくささ、ややこしさ、難しさ、
こういったところが伝われば幸いです。
では後半ですね。
今日も一つ吟じて終わりたいと思います。
最近はちゃんと何度も吟じたことのあるやつばかりやっていたので、
やったことのないやつですね。
主に吟題が長いやつとかがですね、
YouTubeのタイトルに書くのめんどくさかったりして
やってなかったりするんですけど、
あまり好き嫌いせずに色々やっていこうと思います。
今日やるのはですね、国部生涯という方が作られました。
畳山望雲の方ですね。
国部生涯作、紅葉間にて狂飲石場には蚊に伏す。
狂飲石場には蚊に伏すかな。
を吟じたいと思います。
では詩文から読んでいきますね。
七重の生涯、霜天に満つ、
君風面を吹いて蚊帘に昇る、
喜び見る天地生々の色、
花木新蔭少年に似たり。
ではどういった内容かですね。
私は弱い七重となり、
頭はすっかり白くなってしまったが、
今は誠に良い時節で青葉の上を吹く穏やかな初夏の風が
私の顔を撫でこの遠跡にまでやってきている。
今私は嬉しく眺めているのだ。
天地がすべて生き生きとしており、
新たな夏の木陰がまるで少年のような
ういういしさを漂わせているの。
70歳の方の吟じってなかなか多くはないですよね。
ちょっとアクセントがところどころ怪しい気がしなくもないんですが、
鼻詰まりにも気をつけて吟じていきたいと思います。
紅葉館にて狂音石像にわかに伏す
黒部青藍
七重の青藍
霜天に蜜クープ
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蓮を吹いて
花園に昇る
よろこび見る
天地生生の色
花墨
沁印
少年に
にたり
いかがでしたでしょうか。どうだったんでしょうかね。
鼻が詰まってくる一番最後に沁印少年に似たりとかですね。
めちゃくちゃ鼻がきつかったんですけれども。
とはいえこの高齢に70を過ぎて体は衰えつつもですね、
外を見ることによって外の美しい風景を見ることによって
なんか気持ちが充実してくるようなそんな感じはやっぱり
別にその年齢にはなっていないんですが、
そういうふうに外部から元気を得るような感じで
すごく軽い言葉が伝わってきていいなと思いました。
これから短い紅葉の季節になってくると思うんですけど、
紅葉を見るの好きなんですよね。
神馬さんとか高尾さんよりも一個神馬さんとかがすごく綺麗だった時があったりですね。
紅葉を子供とまた見てですね、
疲れ切った方をですね、気力を充実させたいなと思ったところです。
では今日はこんな感じですかね。
明日は限定配信になるかな。
なので明後日が通常配信になるかと思います。
引き続きコメントやリクエストいただけたらとっても嬉しいです。
志銀の魅力を発信する志銀チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ!