1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 第4回:詩吟流の大きな声の出..
2020-08-27 08:04

第4回:詩吟流の大きな声の出し方、「田子の浦(和歌)」

詩吟の視点で、どうやって大きな声を出すのかについて話してみました!また、今回も一風変わって和歌の詩吟を吟じてます。聞いてみてください^^ #詩吟
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:01
おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。 この詩吟チャンネルは、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、
かつ全国大会も優勝経験のある私、heyheyが、 詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能ですけれども、
これを全く知らない人のために、その魅力をお伝えするチャンネルにしております。 ただ、この背景の音、雑音からも分かりますように、これは車の中から配信しております。
私の通勤時間を使っている感じですね。 ですので、途中、ウィンカーの音が入ったりしてしまいますけれども、
そういった雑音に負けないように、滑舌と肺活量ですね、そういったところで、 精良に気をつけながら、わかりやすく伝えていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
今回は4回目になります。いつもと同じような構成でですね、 前半が詩吟に関する話、後半が毎日違う吟を紹介する、吟じていくという構成でいきたいと思います。
今回はですね、詩吟はですね、とにかくでかい声を出すんですよ。 どうやって大きな声を出すのか、それを詩吟の視点からですね、話していきたいと、ポイントを絞って話していきたいと思います。
詩吟はですね、とにかくもう、舞台で基本的に自分一人しかいないです。 お客さんが100人いようと200人いようと300人いようと、何百人いようとですね、舞台に一人は立っていて、そこにスタンドマイクが一個あるだけというような舞台がもう全然、それがメジャーです。
まあもちろん他にも、舞いの人がいたり、琴を弾く人がいたりという場所もありますけれども、 基本的には自分は舞台に一人ということになります。
ですのでですね、一人でどれだけ場を演出できるか、 ある意味声量がですね、シンプルに言えば声量が結構ものを言うような世界になってくるわけです。
そこでですね、詩吟をやっていると、とにかくもっと声を出せ、腹から声を出せ、 それじゃ響かないという風に何度も何度も言われます。
そういう中でですね、やはり詩吟をやっている人は結構声量が大きくなると、 肺活量も鍛えられていくということになります。
特にどういったところを気をつけていけばですね、 肺活量が大きくなって声量がでかくなるのか、そういったところを説明していきます。
まずはですね、僕はとにかく経験上ですね、 外に出て声を出せと言いたいなと思っています。
室内でとかですね、お風呂の中でとか、 私声大きいかも、響いてるかもという風に感じていては、もうすごい勘違いなんですね。
やはり反射して大きく聞こえてしまうんで、 外に出て反射しないようなところですら、遠くの遠くの何かに反射されて自分の声が返ってくる。
それぐらいを目指したいと、それぐらいであって初めてマイクを通した声も、 またビリビリと相手に届くということになります。
そこでですね、外でできるだけ声を出すというのがあるんですけれども、 なかなかそういった場所ないよという方もいると思います。
カラオケとかで声を出すこともあると思うんですけれども、その時はですね、 まず自分の口先ではなくてですね、その10センチ先ぐらいから声が出始めているという風に意識してみてください。
03:12
口先だけで響いてるんじゃなくて、 自分の口はもうちょい先にあるんだよという風にするとですね、声に思考性が出てきます。
そしてですね、その出した声をですね、 まずは10メートルぐらい先の壁、部屋の中の壁にですね、思いっきしガツンとぶつけてやるような気持ちを持つんですね。
あーっと、おりゃーっと、どりゃーみたいな感じですね。 とにかく声をぶつけてやるという風にします。
これは意識の問題ですね。 初めての方はなかなか難しいと思うので、そういった場合はですね、結構わかりやすい方法を別の教条で聞いたことがあったので、それをご紹介したいと思います。
それはですね、10メートルぐらい離れた人にですね、「おい!」と声をかけるんですね。 こっちに振り向いてもらうように声をかけると。
そこのすぐ1メートル手前とかであれば、「おい!おい!おいおい!」っていう感じで声を出せば、それぐらいで響いちゃう、届いちゃうんですけれども、10メートル20メートル先の人に声をかけようとするとですね、「おい!おい!」と。
それがさらに50メーター100メーターってなると、「おい!」っていきますけど、こんな感じですね。 出し方が全然変わってくるので、自然とですねお腹が少し固くなってくるというような感覚がつかめてくると思います。
なのでまずはですね、10メーター先の人に声をかける、呼びかける。 多いと声をかける、そういったところを意識するとですね、だいぶ人に届く、鋭く届く、そういった
声が、声量の大きさが鍛えられるかと思います。 ただガンガンと声は大きくしてもですね、それうるさいだけなんですよね。
それよりも相手に鋭く刺さるような感じですとですね、まあ意外と心地よくなってくるというか、そういった声量の大きさになります。
ということでまあ、指輪でどういうふうに声を大きく出すか、そういったところで2つのポイントをご説明しました。
ではですね、後半、ちょっと厚く説明すぎたので後半に行きたいと思います。 今回はですね、昨日
俳句を紹介しましたので、次はですね、また違った指輪ということで和歌を紹介したいと思います。
山辺の赤人が作られた詩ですね。 田後の裏湯打ち入れてみれば真っ白にぞ、富士の高嶺に雪は降り切り。
これは百人酒でも出てくる有名な和歌だと思います。 とにかく、田後の裏湯打ち入れてみれば真っ白にぞ。
景色の良いところにですね、いざ出てみるとですね、真っ白にぞ、ああなんて真っ白なんだ。 富士の高嶺に雪は降り切り。
富士の高嶺にですね、雪が、白い雪が降り積もっていると。 まあそういった内容になります。
それではですね、和歌ならでもちょっと優しく吟じてみたいと思います。 ちょっと雨が降ってきましたね。
06:09
田後の裏、山辺の赤人。
田後の裏湯打ち入れてみれば
真っ白にぞ、富士の高嶺に雪は降り切る。
田後の裏湯打ち入れてみれば
真っ白にぞ、富士の高嶺に雪は降り切る。
いかがでしたでしょうか。途中ちょっと雨が降ってきて、ワイパーの音も入ってしまって、申し訳ないんですけれども、和歌。
いつもとちょっと違うような、思わしくない詩吟を聴いていただけたかと思います。 この詩吟チャンネルは平日毎日違った吟を紹介していきたいと思いますので、興味を持ったらチャンネル登録してフォローしていただけると嬉しいです。
本日はどうもありがとうございました。
08:04

コメント

スクロール