【初心者向け🔰完全ガイド】#3 いちばん簡単なポッドキャストのはじめかた
こんにちは、LISTENの山本です。
今回は、「とりあえずポッドキャストをはじめたい!」「まず一歩踏み出してみたい!」という方に向けて、ポッドキャストサービスを選ぶときの手がかりやいちばん簡単な始め方についてお届けします。
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ポッドキャスト・音声配信の主なサービスとその特徴
いざポッドキャストをはじめるぞ!となったら、まずどのサービスを利用するかを選ぶ必要があります。
主なポッドキャスト・音声配信プラットフォームの特徴をまとめましたので、どのサービスが自分に合うか、考えてみてくださいね。
ポッドキャストサービス
Spotify for Podcasters
音楽配信サービスとして世界中で利用されているSpotifyが運営するサービスを利用して、ポッドキャストを配信できます。
主な特徴
- 事前に収録した音声をアップロードするか、アプリ内で録音して音声ファイルを作成
- ジングルとして使用できる無料の素材が多数存在する
- 自動文字起こし機能(現在は一部のSpotify限定ポッドキャストでのみ利用可能)
LISTEN
2023年に始まった、国産のポッドキャスト配信サービスです。
主な特徴
- 事前に収録した音声をアップロードするか、ブラウザ上で録音して音声ファイルを作成
- ラウドネス、ノイズフィルタを使用できる
- AIによる文字起こし機能(公開範囲も設定可能)
音声配信サービス
Stand.fm
音声配信アプリとして知られるStand.fmでも、配信した音声をポッドキャストとしても利用できます。ただ、基本的にはStand.fm内で配信、聴取が完結する仕組みになっていますので、ポッドキャストとして他のサービスにも配信したい場合は、別途設定が必要です。
主な特徴
- 事前に収録した音声の配信(最大2時間まで)と、ライブ配信に対応
- 月額制のメンバーシップや、番組単位での有料販売など、収益化のための仕組みが整っている
Radiotalk
音声ライブ配信のイメージが強いRadiotalkでも、音声データをポッドキャストのように利用することができます。ただ、Stand.fmと同様、多くの機能はRadiotalk内で完結する仕組みになっていますので、他のサービスでも配信したい場合は、別途設定が必要です。
主な特徴
- 事前に収録した音声の配信と、ライブ配信に対応(1配信あたり30分まで)
- コインやギフト、メンバーシップ機能など、収益化のための仕組みが整っている
Voicy
音声配信プラットフォームであるVoicyは、基本的にVoicy内で完結したサービスです。
※音声データをポッドキャストのように、他のサービスに登録して利用することはできません。
主な特徴
- パーソナリティになるには審査が必要
- 月額課金機能や差し入れなど、収益化のための仕組みが整っている
以上が主なポッドキャスト・音声配信サービスです。
ポッドキャストは配信元だけでなく、さまざまなサービスに登録できることが大きな特徴のひとつ。
そのため、配信する自分自身が使いやすい、使いたい機能が備わっているサービスを選ぶのがおすすめです。
いちばん簡単なポッドキャストのはじめかた
配信するサービスを選んだら、いよいよポッドキャストのはじまりです…!
いちばん手軽で簡単なはじめかたは、ブラウザ、もしくはアプリ内で収録してアップロードする方法。
LISTENでは、ブラウザ上での録音が可能です。
録音中の一時停止や、収録した音声を聴きやすく整える2種類のフィルターをつけることもできます。
スマホのマイクを使って、ひとまず収録してみましょう!
どんなテーマで配信しよう…?
ブラウザ、アプリで収録、配信できるとはいえ、ポッドキャストをはじめるためには「何を話すか」を決める必要があります。
ひとりで話すのか、誰かと一緒にやってみるのか、どんな人に聴いてほしいのか、ということを考えるのも、テーマを決めるときの手がかりです。
なかなか決められない!という方は、以下のアイデアも参考にしてみてください。
- 好きなことについて語ってみる(本や映画、スポーツについて)
- 日常の出来事や、誰かと会った記録を残す(声日記、交友記録)
- 誰かと一緒に話してみる(雑談、インタビュー)
タイトルやカバーアートを決める
ポッドキャスト番組をつくるときには、タイトルやカバーアートを登録します。
番組タイトル
まずは、何といっても番組名を決めなければなりません。
いいアイデアが思い浮かばない…!という方は、「〇〇の声日記」のように、番組のテーマや内容をそのままタイトルにしてみたり、ChatGPTにアドバイスを求めてみるのもいいですね。
言いやすくて耳に馴染むキャッチーなタイトルや、略称があるものなどが親しみやすくておすすめです。
カバーアート
ポッドキャスト番組をつくるときは、レコードやCDジャケットのようなイメージの、正方形の画像が必要。
とはいえあまり深く考えすぎる必要はなく、スマホで撮ったお気に入りの写真や、プレーン画像に番組タイトルを載せただけのものでも十分です。写真やイラストが苦手な方は、絵が得意な友人やAIに依頼してみても◎
ただ、最近は「ジャケギキ」と呼ばれる、カバーアートがポッドキャストを聴くきっかけになる、といったケースも増えています。好みの雰囲気が伝わる画像にしておくと、自分と好みが似たリスナーとの出会いにつながるかもしれません。
話し方のコツ
テーマやタイトル、カバーアートも決まり、あとはいよいよ、本当に録音ボタンを押して話すだけ…!
そんな皆さまへ、ポッドキャストでの話し方のコツを簡単にご紹介しますね。
フィラー
「えーっと」「あの」など、意味を持たない間を埋めるための言葉をフィラーといいます。
はじめて録音した自分の声を聴いてみると、あまりのフィラーの多さに驚くことも…。
完全に無くさなければいけない!というものではないですが、少し意識しておくことで、自分のポッドキャストをより聴きやすくすることができます。
(ひとりで話して収録するときは、話す内容のメモや原稿を準備しておくと、かなりスムーズに話せるようになりますよ◎)
話す速度や間
収録中、うまく言葉が出てこず、聴いている人を退屈させないためにはやく話さなきゃ…!という焦りが生まれることがあります。
でもポッドキャストは、リスナーがそれぞれ自分の好みの速度に調節して聴くことができるため、話す速度や間については、あまり気にしなくても大丈夫です◎
エピソードの長さ
エピソードの尺に迷ったときは、毎日更新する声日記は少し短め、月に数回更新するインタビュー番組は少し長めなど、ポッドキャストのテーマや更新頻度に合わせて決めてみるのもおすすめです。
隙間時間にサクッと聴きたい方には10〜20分くらい、家事や運転中など手が離せない作業をしながら聴きたい方には長尺の番組が人気です。そのため、聴いてほしい相手を思い浮かべて調整するのもいいですね。
これであなたもポッドキャスター!🎙️
番組をつくって音声をアップしたら、とうとうポッドキャスターの仲間入りです。
「声」を記録するポッドキャストには、声色や口調にのってその人の気持ちが伝わってくる、という特徴があります。楽しそうに話している様子が聴きたい、というリスナーの存在も…!
ひとまず難しいことは後回しにして、好きなテーマで自由に楽しく話してみよう!と踏ん切りをつけることも、ときには大切です。
何よりもまず、自分が気楽に楽しくつづけられるよう、使いやすいサービスで無理のない番組づくりをすることからはじめてみましょう!
次回は、ポッドキャストを通したコミュニケーションについてお届けします。
交流を深めていくのに便利なLISTENの機能もご紹介する予定ですので、たのしみに待っていてくださると嬉しいです。
▼声で聴く🎧(文字起こしはこちらから)