小西 まずはコニーさん、自己紹介をお願いできますか。
コニー はい。生まれは横須賀なんですけれども、縁あって葉山に越してきて27年ぐらいになります。
子供がもう大きくなって自立したので、60を過ぎたら自分の好きなことをやりたいという思いから、ひょんなことでチョコバナナに行き着いた。
ざっくりですね。
小西 そのひょんなことでチョコバナナってところが唯一無二というか、他にはなかなかいなそうだなと思うんですけど、そのきっかけですとか、なんでチョコバナナだったのかってところをぜひ。
コニー えっと、ちっちゃい頃から、なんか人が喜ぶのを見てるのが好きな変な子だったんですね。それがそのまま大人になったんですけども。
小西 で、まあ越してきていろいろ子供関係のPTAだったり、保護社会だったり、サッカーのコーチだったり、今町内会の副会長でお祭り担当してるんですけど、なんかいつも子供たちが周りにいたような環境だったので、
コニー 子供たちが楽しい夏祭り、何かなと思ったときにチョコバナナが人気があると。あ、じゃあチョコバナナをやってみようかと思って始めたら、なかなかこれが情報がなくて。
小西 そうですよね。チョコバナナや成り方とか、もしGoogleで検索してもそんなに出てこなさそう。
コニー わたあめとかポップコーンってレンタルの機材とかあるんですけど、チョコバナナの機材って全くなくて。
小西 あ、そうなんですか。
コニー そう、何を使ったらいいのかから始まって、もともと毒学が好きなんで、懲りそうなんで、いろいろと研究していくうちにハマっていって、保健所の許可を取ったから、じゃあマルシェに出してみようかと思って、
他の全く知らないところのマルシェに出たら、みんな可愛い美味しいって喜んでくれて、それからもう沼ですね。
大平 葉山でお住まいの方とか、マ逗子ンの方とか鎌倉の方はもしかしたら葉山のイベントとかでマルシェに来たことがあったら、このコニーさんのチョコバナナ見たことあるかなと思うんですけど、
普通のチョコバナナじゃないんですよ、皆さん。お顔がついているものがあるんですが、これはコニーさんのお顔なのかな?
コニー そう。だんだんそうなってきたのか、どっちが似てきたのかはわからないんですけど。
大平 似てますね、確かに。
大平 ポテトチップスとかマシュマロとかボーロとか使ってチョコバナナの上にお顔をつけて、これはもう絶対子供喜びますね。
コニー そうですね。
大平 最初からこういう顔をつけるっていう。
コニー 最初はこういう顔だったんですけど、だんだんやっていくうちに変化してきて、チョコレート自体も色々試行錯誤しながら今の形になったっていう感じですね。
でも最初から顔をつけてやって、第1号もこんな感じの顔をつけてました。
大平 それはコニーさんオリジナルですね。
コニー そこはオリジナルですね。
大平 そうか、すごい。先ほどマルセに出てみたってことだったんですけど、出展してもし見えてくる街の良さとか子供たちの姿とかあったら教えていただけたらなと思ったんですが。
コニー そうですね。みんなね、キラキラした目でチョコバナナをまず見て、だいたい親御さんがご飯食べてからって言う。
それで今度ご飯食べ終わって子供たちが来て、やっと手に取るとまだ食べたらダメ、写真撮るからって。
大平 そうですね。写真撮りたくなっちゃう。
コニー 色々ね、子供たちのその時の表情がすごく面白くて、かわいいなと思いながら。
大平 すぐ食べられないですね。
コニー もう食べられないです。写真撮ってからっていう。親御さんもそうやって楽しんでもらえたらいいなと思って。
大平 確かになんか、親が結構嬉しいっていうか、写真やっぱり撮りたくなっちゃうかもしれないですね。
そうなんですね。子供だけじゃなくて大人とか、お年寄りとかでも買いに来られる方とかっていたりするんですか?
コニー やっぱりなかなかね、チョコバナナって中学生ぐらいまでかな、ちょっとお姉さんとかになっちゃうと、あまり顔がついてるチョコバナナ。
かわいいとは言うんだけど手に取らないので、今回新しくこの大人かわいい系チョコバナナっていうのを考えまして。
大平 常に追求探求されて。
コニー そうですね。
大平 この新しい方はちょっと言葉で説明するの難しいかもしれないですけど。
コニー これはストロベリーのチョコレートにドライフルーツのストロベリーがトッピングされてるんです。
大平 美味しそう。
コニー 味ももちろん美味しいですし、これも狙いは顔がついてるのは子供さんが買って、ママがこの大人かわいい系を。
コニー それで子供と一緒に写真を撮って、子供と一緒にチョコバナナを食べてくれるって笑顔になるっていうのが一応コンセプトで。
大平 いいですね。
コニー それでこれを開発して、みきちんにもいっぱい他の種類もあるんですけど。
大平 そうなんですね。確か大人になってチョコバナナって何十年食べてないだろうっていうぐらい食べてないので。
コニー それはもうちょっと今のスイーツ系にして、もうちょっと進化させてたらちょっとご褒美じゃないですけど、そんなに高くもないし、ちょっとプチ贅沢じゃないですけどね。
そういう変わったスイーツがあってもいいかなと思って、それで作ってみたんですけど。
大平 全然素人ですけど、この時期は寒いので溶けなくて大丈夫だろうなと思いますけど、チョコバナナ屋さんって夏場とかね、お祭りでよく見ますけど、すごい溶けちゃったりしないかなって苦労もありそうだなっていう気がしたんですが。
コニー そうですね。でもコーティングのチョコレートなんで、どろどろ食べてきちゃったりはしないんですけど、やっぱりちょっと柔らかくはなるんで、生チョコバナナって呼びのかえて。
大平 うまいですね。
コニー ちょっと生チョコなんでみたいな感じで、みんな笑ってますけど。まあ大丈夫は大丈夫ですね。
大平 60歳から自分がやりたいことをやろうと思ったっていうことですけど、それまでは全くチョコバナナと何か関係があるお仕事をされていたとか、ではないんですね。
コニー 普通に仕事をしてて、2年間かな、58歳くらいから、いや違う60歳からか、60歳から副業で始めたんですよね。
コニー 土日はマルシェとかイベントに出て、普通の日は仕事してるっていう生活を2年くらいして、それもちょっとこれでいこうと。
大平 チョコバナナでいこうと。
コニー これでいこうと。
大平 何がそんなにコニーさんはこのチョコバナナ屋さんというかチョコバナナに魅了してるんですかね。
コニー そうですね、いろいろなことをPTAだったり、町内会だったりっていうのもいろいろ経験したんですけど、やっぱり団体なんで、自分で思った通りにできなかったりするところもあったりして、
コニー 個人事業主になってこのチョコバナナ、副業でも始めたときに、自分で思ったことがどんどんできる。それがお客さんから評価がダイレクトに、いいも悪いももらえるっていうところにすごく生き甲斐じゃないんですけど、
コニー 初めて気持ちいいっていうのになって、どんどんどんどんそれがたまたまチョコバナナだったっていうところなんですかね。
コニー でもチョコバナナって結構いろんなアレンジがきくんですよね。
大平 そうなんですか。
コニー クリスマスになったらサンタの顔にしてみたりとか、自分の屋台もそんな風にデコレーションしたりとか、
コニー 趣味でチョークアートもやってるんで、そういうので自分のカラーを出せるっていうのがすごく気持ちいいなと思って。
大平 いいですね。大人になっててか60歳になってからまた新たな挑戦してるってめちゃめちゃかっこいい大人だなと。
コニー 最初はでもねチョコバナナみんな、なんでチョコバナナ?大丈夫なの?みたいな。
コニー 大丈夫かどうかわかんないけど、やってて楽しいから、まあいいかなっていう。
大平 やっぱ楽しい、自分が楽しいってことと、お客さんとか子どもが喜んでくれるみたいなのが何よりっていうことなんですね。
コニー そうですね。
大平 なんか今まで、これ今もう何年お店?
コニー 今2年、丸2年。
大平 やられて特に印象に残っているエピソードとか忘れられない思い出とかあったらぜひ教えてください。
コニー チョコバナナ最初の頃、説明するのがあれなんですけど、これがなかったんですね、当然。下の受けが。やっぱ落ちちゃうんですよ。
コニー で、子どもが楽しんで買ったのに悲しそうな顔して落ちちゃったってくる。
コニー それはもうどうも耐えられなくて、何とかこれを落ちないようにできないかと思って、
コニー こういう大きな競技の船みたいなやつで最初寝かせてあげてたんですよ。
大平 フランクフルトとかをこうやって寝かせてあげるようなやつですかね。
コニー タコ焼きとか乗ってるようなやつ。
コニー それである時マルシェで、お母さんとちっちゃい子供だったんですけど、
コニー あげた時にそのお母さんがその船にブスッと割り箸さして、この形にしたんですよ。
コニー それでこういう風にやって子供にあげてるのを見た時に、これだと思って。
大平 そのお母さんすごい。
コニー すごいんですよ。びっくりして。これだと思って、今この名前落ちない君って言うんですけど。
大平 今ね、インスタグラムとか寿司レコの見ていただいたらこの写真も載せたいなと思うんですけど、
大平 そのチョコバナナが割り箸に棒に刺さってて、その下に受け皿みたいなのね、落ちない君。
コニー 落ちない君。
大平 っていうのがついて。
コニー ついて。これがもう目から鱗っていう。
大平 いやー面白い。
コニー それでどんどんちっちゃくなって今のこの形になって落ち着いたんですけど。