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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は1月79.5時間です。
さて今回はですね、キャリアの山登りと川下り、どっちを進むというお話をしていきたいと思います。
皆さんはキャリアにおいて山登りをしていますか?それとも川下りをしていますか?
まあ、川下り、雨下りとか思われるかもしれないんですけど、雨下りではありません。
山登りっていうのはですね、山の頂上に向かって何か目標を決めて、その到達に向けて一つ一つプロセスをクリアしていく、そういうキャリアの歩み方を言うようなんですよね。
例えば何かの修行を目指す人なんかはそうだと思います。弁護士さん、会計士さんとかですよね。
まず資格を取るというところが第一ステップ。その上で顧客をより多く増やす。そして自分としてキャリアを歩んでいく。
その先に一流の弁護士さんなり会計士さんなりになれる。その一方道は決まっているっていうのはありますよね。
一方で川下り型のキャリアというのは目標を決めずに知的欲求に任せていろんな行動を歩んでいく中でスキルを磨いていく。
そして偶然の出会いを大切にしていってキャリアを歩んでいくという形になります。
近年はこの川下り型のキャリアっていうのが文化の時代を生き抜くのにはいいんだろうというふうに言われたりしていますよね。
皆さんは今山登り型ですか?それとも川下り型ですか?
僕はですね、どっちもやっていたなと思っています。
なぜならアスリートっていうのはまさに山登り型のキャリアだったなというふうに思うんですよね。
僕で言うとマラソンで結果を出したい、日の丸を背負いたいみたいなところがキャリアの到達する最上位のところにあったわけですから、
それに向けて今どうあるべきだとか今の状況はそのプロセスを進む中間地点には何があってっていうその一方道をひたすらに追い求めてきたキャリアだったなというふうに思っています。
引退とともにこれはアスリート特有だと思うんですけどそのキャリアが一旦全部なくなってしまうってことですね。
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そして今どういうふうにキャリアを歩んでいるかっていうとまさに川下り型のキャリアを歩んでいるなというふうに思っています。
それは直近で武将移動があったというところもそうですし、今はいろんなことに音声配信も含めてまずはチャレンジをしてみる、そして自分のスキルを養っていく期間なのかなというふうにも思っていますし、
まあそうですね川を下っていろんな波を乗り越えてその先に何かがあったらいいなぁと思っているところです。
でなんでこの話をしようかと思ったかなんですが、
これって山登りが良いのかあるいは川下りが良いのかというのはまあどっちがいいんですかっていうことで、
人によってタイプは違いますよね。だからあなたは今どっちを選んでるんですかっていうことを考えましょうってことでよく言われていたりするんですが、
よくよく考えてみるとそんなことはないなって僕は思ったんです。
つまりどっちを進むという問いがちょっと違うのかもしれないなっていうふうに思ったわけです。
まあどういうことかというと結論から言うとどっちも進んだらいいんじゃないかなとも思うし、
どっちも進まない人もいるよなっていうふうに思っているんです。
つまりですねアスリートということはちょっと一旦置いといてですね、
今活躍されている人、僕の周りで活躍されている人っていうのを見ると、
川下り型で知的欲求に基づいていろんなキャリアを展開していっているなっていうふうな印象を受けるんですけれども、
そういう人はですね着実に山も登っているんですよね。
それはどういうことかというとですね、
以前にボイシーのパーソナリティーである小石春さん、荒木裕之さん、高橋新平さん、トップ3に聞いている3人が僕のキャリアのロールモデルなのかもしれないっていうお話をさせていただいたんですが、
3人のキャリアを見てみてもやっぱり山登り的に何かこう自分のタグがついたキャリアを着実に歩んでいらっしゃるなっていうふうにも思えば、
川下り的にいろんな方面でそのご活躍の幅を広げている。
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それはご本人の知的欲求に基づいていろんな方向に進んでまわれているなというふうに思ったりもするんですよね。
なので両方やっていらっしゃるなっていうふうに思っているんですよね。
そしてお三方に共通して言えるのは、やっぱり山登りというのは自分についたタグを意識されて他者と差別化した上で戦略的に山を登られている。
そしてそれが社会にある程度認知されて誰かに頼りにされている。
という一方で川下りで自由にいろんなところを行き来している。そんな印象があります。
でここから先がまあ僕の考え方になるんですが、
それはやっぱり一人の人がどちらかに進まなければならないっていう固定概念を自分たちは持っているなというふうに思っていて、
そうじゃなくてやっぱり文人であり、
あれですねまずちゃんと聞くの本の中で紹介した多面性っていうことだと思っているんですよね。
要するに人には自分の核となる自分が何人もいて、それぞれに自分の肯定的な意図を持っているんだと。
その自分っていうのが何人もいてそのうちの一人が山を登っている。
そのうちの一人が川を下っている。でそのどちらにも肯定的な意図があるんだと。
そして僕がキャリアっていいなと思っているお三方はどちらにも自分らしく進まれているような感じを受けるんですよね。
まあそういうふうに考えるとですね、どちらにも進んでいない人っていうのもいると思うんですよね。
山を登るでもなく川を下るのでもなく、今この場に居続けたいなぁと思っている自分を優先してしまう。
なんか個人的に思うのは僕はアスリートとして山を登り続けるだけの人生だったなぁと思う。
反面やっぱりこう川を下っていくことをしたいなぁと思う自分がいるなぁってことに
アスリートの時から気づいてこのカフカのアカウントを始めたみたいな話もしましたけど
川を下っていってるんですよね。その文人であり多面性のある自分が。
その自分はやっぱり川を下りたいと思っている。
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ただ一方で今フツフツとアスリートとして世界を目指したい自分ではなく
やっぱり何かしらの山を登りたいなぁと思っている自分もいるんですよね。
それがもしかしたら何者ということなのかもしれないなぁって今話しながら思ったんですけれども
まあいずれにしても自分の中にいくつもの自分がいて
そのいくつもの自分が山を登りたいのか川を下りたいのかどう思っているのかっていうのは
まあ人によって違うんだろうなって思っています。
そして僕は川を下りつつもやっぱりまた山に登りたいと思っています。
まあそういう自分がいるんだということを思いながら
そうですね、登りたい山を見つけられたらいいなぁと思うし
そういうところにアンテナを張り続けていきたいなというふうにも思ったりしています。
というわけで今回はお聞き下さりありがとうございました。ではまた。